わたしはかもめ2010年鴎の便り(11月)

便

11月10日

西岡ドジャース相思相愛?争奪戦も[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(26)が10日、ポスティングシステム(入札制度)を利用しての大リーグ移籍を正式に球団に申し入れた。都内のホテルで石川晃球団運営本部長(49)と会談。「夢を追わせてください」と伝えた。また、ロサンゼルス・タイムズ紙電子版が早速、西岡の希望球団はドジャースだと報じるほか、オリオールズも興味を持っていると伝えられるなど、米球界での注目度が極めて高いことが明らかになった。

西岡の表情は晴れやかで澄んでいた。この日、都内のホテルで石川球団運営本部長と会談し、入札制度でのメジャー移籍を正式に申し入れた。「わがままかもしれないけど、僕個人の夢を追わせてくださいと伝えました。今年は日本一を目指してやってきた。キャプテンとして一選手として実現できて、充実感はあった。優勝してなければそういう言葉も出なかったと思う」と心境を明かした。

「アメリカの野球ってすごいな。いつか、あーいうところでやってみたい」と、野球人としての道を思い描いていた。海外FA権取得は早くても13年オフ。30代になる前に挑戦したい気持ちが強かった。今季は全試合フルイニング出場に加え、首位打者などのタイトルを獲得。内野手、両打ち打者では初の200安打、日本新記録となる27度の猛打賞もマークした。日本一も達成し、チームとして、個人としての目標を達成し、けじめがついたと判断した。

米球界の注目度も高く、各メディアが早くも反応した。ロサンゼルス・タイムズ紙電子版では、ドジャース担当記者の署名入りで西岡の記事を大きく掲載。「西岡に非常に近い関係者の証言によれば、希望球団はドジャース。西岡は西海岸でのプレーを希望しており、ジャイアンツ、パドレス、ダイヤモンドバックスにも興味がある」と報じた。

同紙は「ドジャースも西岡のプレーをスカウト済み」と指摘。遊撃を守るファーカルは腰痛を抱え、二塁のセリオとは来季契約を見送ることも検討していると伝えるなど、ドジャースが入札に参加する可能性をほのめかした。また、オリオールズの地元スポーツ専門局MASN電子版は「オリオールズは興味を持つか?答えはイエスだ。岩隈のポスティングより興味を持つだろう」と報じた。

西岡本人は「球団を選べる訳ではないし、どの球団でもOK」とこだわりはないことを強調した。今季は松井稼や岩村ら、メジャーでプレーした日本人内野手が思うように結果が出なかった。「若い時に挑戦して日本人の価値を高めたい」との思いが強い。

入札制度利用については、重光オーナーと重光オーナー代行の了承を得なければならない。しかし、米球界は西岡に大きな注目を注いでおり、複数の球団が入札に動くのは確実だ。日韓クラブチャンピオンシップ(13日)を終え、20日前後に予定されているオーナーサイドへのシーズン終了報告を経てから、ポスティング申請に進み、「争奪戦」が開始されそうだ。

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小林宏FA米移籍へ、阪神、ソフトも興味[ニッカン]

今季海外FA権を取得したロッテ小林宏之投手(32)が、11日にもFA宣言し大リーグを目指すことになった。10日、千葉市内のホテルで石川球団運営本部長と会談を行い、メジャー挑戦の意向を伝えた。球団側は同投手の意思を尊重するとし、FA宣言した場合は残留を認めないことを伝えた。同投手はあくまでメジャー挑戦を優先させる考えだが、ソフトバンク、阪神も興味を示しており、日米で争奪戦が繰り広げられる可能性も出てきた。

ロッテの守護神として日本一に貢献した小林宏と球団側との交渉は、わずか10分で終了した。「自分の思いを伝えた。ずっと何年も言っていることですから」と話した。石川本部長から「FA残留」を認めないことを伝えられたが、「それくらい意思は強い」と、退路を断って挑戦する決意を示した。

まずはメジャー移籍を最優先で目指す。日米野球や06年WBC出場を通して興味が広がり、メジャー中継は欠かさず見ていた。07年オフの契約更改では、球団にポスティング(入札制度)を要望したが認められず、海外FA権を取得しての移籍を決意。昨年オフには国内移籍が可能なFA権を取得したが、1度行使すれば4シーズン在籍しなければならず、海外移籍を見据えて行使せずに残留した経緯がある。

今春から水面下で準備も進めていた。代理人はオクタゴン社のアラン・ニーロ氏と契約を結んだ。田口や岩村ら日本人選手を数多く担当しており、05年に城島(現阪神)がソフトバンクからマリナーズに移籍した際には、3年年総額1775万ドル(当時のレートで21億8500万円)の大型契約を結んだことでも知られる。

一方、国内球団については「そこまで考えていない。先のことは分からない」としたが、メジャー球団と条件が合わない場合は日本球界も視野に入れているようだ。その場合を想定し、ソフトバンクと阪神が獲得調査に乗り出すことも分かった。編成・育成部長であるソフトバンク小林至取締役(42)は、球団の最大補強ポイントを「右の先発投手」と明言。すでにFA申請手続きを終えた西武細川、横浜内川の調査も行っているが「(FAについては公示日の)17日にどの選手に興味があるのか話します。補強ポイント?第1に右の先発投手。次に捕手」とした。

また、阪神の球団首脳は「もしアメリカの球団がなければ、獲得を検討してもいい」ときっぱり。先発、リリーフどちらもできる右腕の獲得を想定し、本格調査に入ることを明言した。小林宏は早ければ11日にも正式発表し、FA権行使の手続きをとることになる。アメリカか、それとも国内か。今年のFA戦線の主役に名乗りを上げた。

◇複数年提示、里崎は残留

今季国内FA権を取得したロッテ里崎智也捕手(34)は、権利を行使せずに残留することになった。10日、石川球団本部長と千葉市内のホテルで会談。複数年契約を提示された模様で、「FA宣言はしないことを球団に伝えました。詳細は明日(11日)話します」と話した。同本部長は「若手も十分教育できるし、投手陣を引っ張っていって欲しいので。里崎からは『僕はロッテを愛しています。ここでやりたいことが、まだまだある』と言われました」と話した。 同じく国内FA権を持つ渡辺俊介投手(34)もこの日、同本部長と会談。「近いうちにもう1度話し合います」と態度を保留し、同本部長も「まだ彼とは話し合わないといけない」と話した。

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ロッテ・小林宏、11日にFA申請手続き[サンスポ]

ロッテの小林宏投手(32)は10日、球団側と会談し、海外FA権を行使して米移籍を目指す意向を球団に伝えた。11日、FA権行使の申請手続きを行う運びだ。「素直に自分の気持ちを言いました。方向性は決まった?はい」と迷いなく言い切った小林宏。石川本部長も「残って欲しい選手だが、権利だから当然尊重したい」との方針を表明した。

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ロッテ・里崎、“チーム愛”で残留[サンスポ]

国内FA権を今季取得したロッテ・里崎智也捕手(34)は10日、球団と会談し「FA宣言しないことを伝えた」と明かした。正捕手の残留決定に石川本部長は「球団として必要な選手。助かる」と胸をなでおろした。

同本部長によると、里崎は「ロッテが好きなので逆指名して入団した。ここでプレーします」とチーム愛を強調していたという。同じく今季国内FA権を獲得した渡辺俊介投手(34)も球団と初交渉。結論は次回交渉に持ち越されたが、「僕は千葉が好きです」と残留を示唆した。

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ロッテ・西岡「日本人内野手の評価上げたい」[サンスポ]

ロッテ・西岡剛内野手(26)が10日、ポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を球団に申し入れた。結論は日韓クラブチャンピオンシップが行われる13日以降となったが、西岡は「日本人内野手の評価を上げたい」と意欲を見せた。また、海外フリーエージェント(FA)権での米球界移籍を希望している小林宏之投手(32)は、11日に権利行使を表明することになった。

日韓クラブチャンピオンシップ(東京ドーム)へ向け、千葉マリンスタジアムで練習を再開した西岡。新たな一歩を踏み出す決意を固めたきっかけは、5年ぶりに日本一を達成したことだった。「もし優勝していなかったら来年も同じユニホームで、と思っていました。チームとしての目標、(ロッテの)西岡としての目標だった優勝は果たせた。それで『わがままかもしれないが、僕個人の夢を追い掛けさせて欲しい』と、球団に気持ちを伝えました」。

海外FA資格を取得できるのは、早くても3年後の2013年オフ。29歳になっている。そのため「日本人内野手は(米球界では)しんどいという意見が多いが、若いうちに挑戦して日本人のイメージをくつがえしたい」と熱く語った。

交渉に当たった石川晃球団運営本部長は「球団として『はい、分かりました』とはいえない」と説明しつつも、「かなり強い意志で話してきた。意欲は尊重したい」と西岡の思いに心を揺さぶられた様子。今後は瀬戸山隆三球団社長らと協議を重ね、中心選手の米球界流失、という重いテーマに取り組んでいく。

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堀&小林雅、日本一“ロッテ勢”が存在感[サンスポ]

戦力外となった選手を対象とする「12球団合同トライアウト」が10日、西武ドームで行われ、33人が受験した。存在感をアピールしたのは、ここでも今季日本一に輝いた“ロッテ勢”。2005年の日本一メンバーである堀幸一内野手(41)=前ロッテ=、小林雅英投手(36)=前巨人=が実戦形式で好結果を残した。24日にはヤフードームで2回目のトライアウトが行われる。

“史上最大の下克上”の余韻も冷めぬ西武ドームで、前回のロッテ日本一戦士が輝きを放った。

まずバットで魅せたのが41歳の堀だ。第1打席で一塁線を破る安打を放つと、第2打席では佐藤(前ソフトバンク)から左翼席に本塁打。広角に打ち分ける技術、そしてパワーに衰えがないところを見せつけた。

5打数2安打に「結果ではないと思うけど、これだけやれるところを見せられたのはよかった」と、参加者最年長は笑顔を見せた。

今季は1軍出場がなく、球団からフロント入りを打診されたが、現役続行にこだわり退団の道を選んだ。日本シリーズ中もロッテの2軍施設で汗を流し、このトライアウトに賭けてきた。

現時点で他球団からのオファーはないが、「野球が大好き。やめるのは簡単だし、少しでも可能性があるのであれば続けたい」。ロッテ一筋23年。オリオンズ時代を知る最後の“川崎戦士”はじっと朗報を待つ。

そして“幕張の防波堤”と呼ばれた小林雅は、参加18投手の最速タイとなる145キロをマークし、打者5人を1四球無安打に抑えた。「現時点でできることは出せた。アウトを取るのが仕事なので」と納得の表情だ。

「メジャーとか日本一の経験は、いまの僕の戦力にならない。プライドがどうこうもない」とかつてのセーブ王はきっぱり。過去を捨て、新天地を探し求める。

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“日本一”西岡獲り“世界一”ジャイアンツ参戦[スポニチ]

今季206安打で最多安打と首位打者のタイトルを獲得したロッテの西岡剛内野手(26)が10日、今オフにポスティング・システム(入札制度)を利用しての大リーグ移籍を球団に申し入れた。チームを日本一に導いたリードオフマンに対し、56年ぶりにワールドシリーズを制覇したジャイアンツが入札への参加を意思決定。ジ軍入りとなれば、西岡は日本一から来季は世界一を懸けてプレーすることになる。

新たな夢に向かって踏み出した西岡は千葉マリンでの練習後、決意に満ちた表情で口を開いた。「わがままかもしれないけど、個人の夢を追いかけさせてくださいと(球団に)伝えました。ロッテの西岡としての夢は果たせたし、メジャーでプレーできるのが最大の夢。(海外)FA権を取る時は30歳手前。日本人内野手はしんどいという意見が多い中、若いうちに挑戦してイメージを覆したい」。

この日、午前中に都内のホテルで石川球団運営本部長と会談。入札制度を利用してのメジャー移籍を申し入れた。同本部長は即答こそ避けたものの、球団は本人の希望を尊重して移籍を容認する姿勢で、西岡が海を渡るのは確実だ。

そして、西岡獲得へ応札する決断を下したのが、今年56年ぶりに世界一に輝いたジャイアンツだ。ジ軍関係者は「彼については、コックス環太平洋スカウトがしっかりと調査を重ね、以前から高く評価してきた。ウチには遊撃手が必要」と語った。ジ軍の正遊撃手ウリベはFAで、残留交渉も難航が予想される。仮に残留したとしても、遊撃手専任ではなく、ワールドシリーズ同様に三塁との併用となる。同シリーズMVPのレンテリアに対しては来季の契約延長権を破棄したこともあり、遊撃のポジションは西岡のために空けてある。

また、同関係者は「1人のパワーヒッターに頼るのではなく、打線の中でチャンスがつくれて、得点ができる打線が理想。西岡は出塁率が高く、スピードもある」と話す。今季は各球団から戦力外となった選手をかき集めた「パッチワーク集団」で頂点に立ったが、連覇を目指す上で、課題の1つが今季は30球団中最下位の55盗塁に終わった機動力だ。さらに1番トーレス、2番F・サンチェスともに出塁率は3割4分台。今季.423の出塁率を誇る西岡は打線においても、不可欠なピースと考えられている。

入札制度だけに球団は選べないが、西岡の代理人はジ軍のエース右腕リンスカムを顧客に持つリック・サーマン氏。ジ軍であれば、交渉はスムーズに進むと予想される。

「野球を始めた少年もメジャーに憧れが出てくると思う。少年達のためにも日本人内野手の評価を上げたい。簡単じゃないのは承知の上。挑戦したい」。日本一のロッテから世界一のジャイアンツへ。西岡が再び最高峰を目指す道は開けている。

◇球団は移籍容認の方向

ロッテの石川球団運営本部長は「(西岡は)かなり強い意志で話してきた。要望が来たので話を上げます」とし、今後はロッテ本社を含めて意見をまとめていく。同本部長は結論が出るのは、日韓クラブチャンピオンシップ(東京ドーム)が行われる13日以降とした。ただ西岡の3年契約も今季で終了することもあり、球団内では移籍容認の方向で調整を進める。また、西村監督は「その件は球団に任せてあるので、僕の方からは一切コメントはありません」と話すにとどまった。

◇応札予想はナ西地区4球団

西岡に応札が予想される球団として、ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は9日、ジャイアンツのほか、ドジャース、パドレス、ダイヤモンドバックスのナ・リーグ西地区4球団の名前を挙げた。西岡が西海岸でのプレーを希望していることを、関係者の話として伝えた。各球団ともに、二塁手、遊撃手が補強ポイントとなっており「西海岸争奪戦」の様相を呈している。最高応札額も1000万ドル(約8億1000万円)程度と予想され、オリオールズ、タイガース、ツインズなど10球団前後が参加する可能性もある。

◇ジ軍に足りない機動力、俊足&巧打の西岡は“不可欠なピース”

ポスティング・システム(入札制度)を利用しての大リーグ移籍を希望しているロッテ・西岡獲得へ、応札する決断を下したジャイアンツ。同チームの関係者は「1人のパワーヒッターに頼るのではなく、打線の中でチャンスがつくれて、得点ができる打線が理想。西岡は出塁率が高く、スピードもある」と話す。今季は各球団から戦力外となった選手をかき集めた「パッチワーク集団」で頂点に立ったが、連覇を目指す上で、課題の1つが今季は30球団中最下位の55盗塁に終わった機動力だ。さらに1番トーレス、2番F・サンチェスともに出塁率は3割4分台。今季.423の出塁率を誇る西岡は打線においても、不可欠なピースと考えられている。

サンフランシスコ・ジャイアンツ
1883年にニューヨーク・ゴサムズとしてナ・リーグに参加、86年からジャイアンツに。1958年にサンフランシスコに移転した。ワールドシリーズ制覇はニューヨーク時代に5度あり、今年は移転後初の世界一。ウィリー・メイズら名選手のほか、64、65年には日本人初の大リーガー村上雅則が在籍。シーズン73本、通算762本の本塁打記録を持つバリー・ボンズが2007年までプレーし、新庄剛志、藪恵壹も在籍した。本拠地はAT&Tパーク(収容4万1915人)。

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西岡「メジャーでできれば、どこでもいい」[スポニチ]

◇[西岡と一問一答]

≫大リーグへの思いは強かったのか。
西岡
「野球を3歳から始めて、メジャーは野茂さんが行った時から見ている。アメリカの野球って凄いなと思っていた。いつかやってみたいと少年時代から追い掛けていた夢でした。ただ、今はロッテの西岡として、まずは日韓クラブチャンピオンシップを戦い抜くのが仕事。」
≫球団には気持ちは伝わったか。
西岡
「日本一を果たして充実感もある。僕の気持ちは伝わったと思う。答えがイエスでもノーでも、来年は野球ができる喜びをかみしめながらやっていきたい。どういう返事が来るか分からないけど、いい返事が来れば、もちろん喜ぶでしょう。」
≫希望球団は?
西岡
「特にないです。FAじゃないですし、ポスティングなので球団を選べない。メジャーでできれば、どこでもいい。どこか取ってくれる球団があれば、そこで一生懸命やるだけです。」

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米メディアは西岡に辛口…「イチローではない」[スポニチ]

米スポーツ専門局「ESPN」はメジャー移籍を目指すロッテ・西岡の実力について検証し「西岡は92マイル(約148キロ)より速い球は苦手だし、遊撃を守るのは厳しい」と辛口の評価。さらに「イチローのようなスイングをするが、スピードはイチローほどではない」とした。また、ヤフースポーツのメジャーリーグサイトも「過去に故障があるのも気になる。イチローのような選手はイチローだけということ」と報じた。

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小林宏、11日にもFA宣言「前々からの夢」[スポニチ]

今季取得した海外FA権を行使してのメジャー挑戦を決断していたロッテ・小林宏投手(32)が、11日にも正式宣言する。

千葉県浦安市内のホテルで石川球団運営本部長と会談した同投手は「自分の思いを素直に球団に伝えました。(方向性は)決まっています」と明言。石川本部長も「すぐに結論は出るでしょう。残って欲しいけどFAは選手の権利だし尊重したい」とし、FA宣言後の残留は認めない方針も伝えたと明かした。メジャー球団との交渉が不調に終われば国内移籍に切り替える可能性も残るが、07年オフから球団にポスティング移籍を訴えてきた小林宏は「(メジャーは)前々からの夢なので」と強い意志を持って宣言する。

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里崎「愛していますから」、渡辺俊は態度保留[スポニチ]

今季国内FA権を取得したロッテの里崎が10日、千葉市内のホテルで石川球団運営本部長と会談。球団を通じて「FA宣言しないことを球団に伝えました」とコメントした。

同本部長は「ロッテが好きで逆指名で入団したし、ロッテを愛していますからと言われた。フロントとしては助かりました」。また、同じく今季国内FA権を取得した渡辺俊、吉見も会談を行い、渡辺俊は「千葉が好き」としながらも「これから考えます」と態度を保留した。

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日韓対決へ再始動!西村監督「全力で戦う」[スポニチ]

ロッテは13日にSKと対戦する日韓クラブチャンピオンシップ(東京ドーム)に向けて10日、千葉マリンで全体練習を再開した。日本一を達成した7日までの激闘後は2日間休養。スタメンについては言葉を濁した西村監督だが「疲れが抜けたかどうかは分からないけど、もう1試合ある訳だから、全力で戦うしかないでしょう」。若手中心のメンバーで臨む可能性がある中、唐川は「投げる準備はしています」と話し、大嶺も「いい形で終われるように頑張ります」と意気込んだ。

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まだできる!41歳・堀、広角打法で一発も[スポニチ]

41歳最年長参加の堀(前ロッテ)が一発を含む2安打と気を吐いた。1打席目で一塁線を破る安打を放つと、次打席では左翼席へ本塁打を放った。持ち前の広角打法をアピールしての5打数2安打に「自分でできるだけのことを見せられた」と安心した表情。ロッテからはフロント入りを打診されたが、現役続行を希望。2000安打まで残り173本としているだけに「悔いはない。後は(連絡を)待つだけ」と話した。

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西岡、ポスティング直訴「日本人内野手のイメージ覆したい」…ロッテ[報知]

ロッテの西岡剛内野手(26)と小林宏之投手(32)が10日、メジャー挑戦の意思を表明した。2人は都内のホテルなどで、石川晃球団運営本部長とそれぞれ会談。西岡はポスティングシステム(入札制度)による移籍を直訴し、小林宏は海外FA権行使の意向を明らかにした。西岡は「日本人の内野手はしんどいというイメージを覆したい」と決意を語った。球団は入札に関して態度を保留も、基本的には移籍を容認する方針とみられる。

幕張のスピードスターが、米国に新天地を求める。西岡は日韓クラブチャンピオンシップ(13日・東京D)へ向けて再開した練習後に会見し、一字一句かみしめるように話した。「わがままかもしれないが、個人の夢を追いかけさせて欲しい、とお願いした」。

物心ついたときから大リーグが頭の片隅にあったという。「野茂さんがメジャーで活躍しているのを見て、アメリカはすごいというイメージだった。いつかはやってみたいという夢があった」。主将として、リーグ3位からの日本一という史上初の快挙を達成。その「いつか」がついに来た、とロッテの主将は感じた。

年齢的なことを考え、あえてポスティングを選択した。海外FA権で海を渡ろうとすれば、早くとも13年オフになる。そのときには29歳だ。「日本人の内野手が大成功したのは聞いたことがない。もちろん、簡単じゃないのは承知の上。しんどいという意見が多くなっているし、若いうちに挑戦して、イメージを覆したい」。

チームメートの井口を含め、日本人のメジャー内野手は過去4人いるが、日本球界と同レベルの成績を残せていないのが現状。近年は評価も下がりつつある。26歳での挑戦は最年少。遊撃も二塁もこなせるが、何より全盛期に行くことに意味がある。「メジャーにあこがれる少年のためにも、(日本人の)価値を高めたい」と語気を強めた。

石川本部長はこの日、即答は避けたものの「かなり強い意志で来ているので、邪険にできない」と話した。瀬戸山球団社長らの意向を確認した上で、13日に韓国シリーズ王者SKと対戦後にも、再び西岡と会談を持つ予定。しかし、最終的に球団サイドは本人の意思を尊重する方針だ。206安打と打率3割4分6厘でダブルタイトルを手にした西岡は「いい返事が返ってくればいいと思う」と期待。気持ちはすでに海の向こうに向いている。

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西岡に聞く「メジャーでのプレーが最大の夢」[報知]

ロッテの西岡剛内野手(26)が10日、メジャー挑戦の意思を表明した。

≫決断した理由は?
西岡
「1番は日本一になったこと。今年は優勝だけを目標にやってきた。チームとしての目標、西岡の目標を果たせた。充実感があった。優勝しなかったら、また来年もここのユニホームを着ていた。」
≫球団には何と?
西岡
「わがままかもしれないが、個人の夢を追いかけさせて欲しいとお願いした。気持ちは伝えたので、答えがYESでもNOでも、野球できる喜びをかみしめながらプレーできれば。」
≫希望の球団はあるか?
西岡
「特にない。FAじゃなく、ポスティングなので。メジャーでのプレーが最大の夢であって、どこのチームだろうが、獲ってくれるところがあれば一生懸命やるだけです。簡単ではないと思うが、それを承知で挑戦したいと思う。」

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41歳・堀「稼ぎゼロでも野球やりたい」…トライアウト[報知]

戦力外となった選手を対象にした12球団合同トライアウトが10日、西武Dで行われ、投手18人、野手15人の計33人が参加した。参加選手中、最年長となった前ロッテの堀幸一内野手(41)は、独立リーグも視野に現役続行を熱望。シート打撃で左越え本塁打を放つなど、視察に訪れた約100人の球界関係者に猛アピールした。第2回は24日にヤフーDで行われる。

緊迫した空気が漂う西武Dに、乾いた音が響き渡った。堀が佐藤誠(前ソフトバンク)のスライダーをとらえると、打球は無人の左翼席へ。1打席目の右翼線安打と合わせ、計5打数2安打。「体が動くこともアピールできたし、自分が今できることをやったつもりでいる」。二塁、三塁の守備も無難にこなし、晴れやかな表情を浮かべた。

衰え知らずの情熱だ。ロッテ一筋23年。現役では、川崎球場を本拠地としていたオリオンズ時代を知る最後の選手だ。今年で41歳。西岡の成長、井口の加入などで今季は1軍昇格がなかった。9月に戦力外通告を受け、フロント入りを打診されたが、「野球が大好き。やめるのは簡単だけど、少しでも可能性があれば続けたい」。トライアウト受験の道を選んだ。

仲間から刺激を受けた。1人での練習に心が折れかかっていた時、ロッテが日本一を達成した。「嬉しい反面、自分がそこにいなかったのが寂しかった」。自らを奮い立たせ、しっかりとこの日にピークを合わせた。

現実は厳しい。41歳のベテラン獲得に動く球団が出てくる可能性は低いが、独立リーグでのプレーも視野に入れている。「自分1人では決められないけど、野球が続けたいなら『稼ぎがゼロになるけど、野球をやらせてくれ』となるかもしれない」。家族の協力も得ながら最後まで現役にこだわり続ける。

堀幸一(ほり・こういち)
1969年4月2日、長崎市生まれ。41歳。長崎・海星高から、87年ドラフト3位でロッテ入団。89年から1軍定着、98年に全打順本塁打を達成。日本一になった05年にベストナインを獲得。今季の1軍出場はなく、通算2064試合出場、打率2割6分9厘、183本塁打、810打点。182センチ、85キロ。右投右打。家族は妻と3男1女。

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小林宏、FA行使しメジャー挑戦…ロッテ[報知]

ロッテの西岡剛内野手(26)と小林宏之投手(32)が10日、メジャー挑戦の意思を表明した。2人は都内のホテルなどで、石川晃球団運営本部長とそれぞれ会談。西岡はポスティングシステム(入札制度)による移籍を直訴し、小林宏は海外FA権行使の意向を明らかにした。

守護神・小林宏も、メジャー挑戦の夢を追う。この日、浦安市内で石川本部長に海外FA権行使の意向を伝えた。11日にもFAを申請し、その後改めて会見を開く予定だ。

「自分の思いは伝えました。メジャーへの憧れは強い?そうですね。前々から思っていたことがあったので、素直に自分の気持ちを言っただけです」。07年オフから、ポスティング移籍を要求してきたが、球団の強い慰留にあって実現しなかった。日本一で一区切りつき、やっと手にした権利を使うことにためらいはなかった。

球団は宣言残留を認めない方針で、14年間在籍したロッテとは決別する。国内でも興味を持つ球団が現れる可能性があるが「今のところはまだ考えていない」。メジャーのマウンドに立つという大きな目標で、頭の中はいっぱいのようだった。

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里崎&吉見は残留、俊介は保留…ロッテ[報知]

ロッテの里崎智也捕手(34)が、国内FA権を行使せず残留することが10日、決まった。この日、千葉市内で石川球団運営本部長に意向を伝えた。里崎は「FA宣言せずに残留することを決めました。詳しいことは明日球場で話します」と球団広報を通じてコメントした。

里崎は今季、背筋痛などでレギュラーシーズン78試合出場にとどまったが、ポストシーズンでは勝負強い打撃を見せ、史上初のリーグ3位からの日本一に大きく貢献。石川本部長は「僕はロッテを愛していますから、と言っていた。チームとしてもフロントとしても助かる」と安どの表情だった。

また、同じく国内FA権を持つ渡辺俊介投手(34)、吉見祐治投手(32)も交渉を行い、渡辺は態度を保留。吉見は権利を行使せずに残留することを決めた。

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ロッテ・根本と日本ハム・山本がトレード[報知]

ロッテの根本朋久投手(24)と、日本ハムの山本一徳投手(27)の交換トレードが両チーム間で調整されていることが10日、分かった。左のセットアッパーを求めるロッテと、将来性ある左腕を求めた日本ハムの思惑が一致した模様。今後、複数選手によるトレードに発展する可能性もある。

リーグ3位から5年ぶりの日本一に駆け上がったロッテが、早くも戦力補強に動きだした。今季、中継ぎ左腕は古谷だけと台所事情は苦しく、29セーブを挙げた小林宏が海外FA権を行使してメジャー挑戦を表明。連続日本一を目指す来季へ向け、救援陣の立て直しは急務だった。

ロッテが獲得を狙う山本は変則のスリークオーターから繰り出す140キロ台後半の直球が武器。185センチ、94キロの巨体も魅力で、左のワンポイントとして期待される。

日本ハムが白羽の矢を立てた根本は、140キロ台後半の直球にスライダー、チェンジアップを決め球とする変則左腕。先発左腕は今季14勝の武田勝だけと苦しく、新天地では先発で起用される見込みだ。

根本朋久(ねもと・ともひさ)
1986年3月21日、福島県生まれ。24歳。帝京安積高から横浜商大を経て07年大学・社会人ドラフト3巡目で入団。昨季は4試合登板も、今季は10試合で防御率1.84と復調。プロ3年間で通算39試合、1勝3敗、防御率4.54。178センチ、76キロ。左投左打。
山本一徳(やまもと・かずのり)
1983年6月13日、島根県生まれ。27歳。安来高から1浪して早大に入学。06年大学・社会人ドラフト5巡目で日本ハム入団。07年に12試合登板も、課題の制球が安定せず2年目は登板なし。プロ4年間で通算21試合、0勝1敗、防御率6.42。185センチ、94キロ。左投左打。

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ロッテ・里崎が残留明言!渡辺俊は残留示唆[スポニチ]

国内フリーエージェント(FA)権を今季取得したロッテの里崎智也捕手(34)が10日、権利を行使せずに残留することを明言した。里崎と会談した石川晃球団運営本部長は「ロッテを愛しているから、FAをしませんという話をもらった」との会談内容を明かした。

里崎と同様に今季、国内FA権を取得した渡辺俊介投手(34)も球団と初交渉。態度は明確にしなかったが「僕は千葉が好き。ここで投げるのも好きです」と残留を示唆した。もう1度、交渉の場を持つ予定。

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ロッテが練習を再開、主力もほぼ参加[スポニチ]

日本一に輝いたロッテが10日、日韓クラブチャンピオンシップ(13日・東京ドーム)に向けて、千葉マリンスタジアムで練習を再開した。井口、西岡ら主力を含む1軍のほぼ全員が顔をそろえ、フリー打撃などで汗を流した。西村監督は「(雰囲気は)いつもと変わらない。(先発メンバーは)まだまとまっていません」と話した。

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ロッテ・小林宏はFA権を行使、MLB挑戦へ[スポニチ]

今季、海外フリーエージェント(FA)権を取得したロッテの小林宏投手(32)が10日、球団側と会談した後、「自分の思いを伝えた。ずっと何年も言っていること。意思は固い?はい」と語った。以前から希望する米大リーグ入りを目指し、早ければ11日にもFA権を行使するための手続きを取るとみられる。石川晃球団運営本部長は「残ってくれ、という話はした。ただ、当然、彼の意思は尊重する」と話した。

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[西岡トーク]「子供の頃からの夢」[サンスポ]

今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を希望する西岡は、きっぱりとした口調でその思いを語った。

≫ポスティングでの大リーグ挑戦を決めたのはいつか。
西岡
「日本一になるまではこういう気持ちにならなかった。その前に(一部の)報道で出たのは球団、選手、ファンに迷惑を掛けた。そういう意味では申し訳ない。」
≫メジャーに憧れたのは。
西岡
「野茂さんが米国でやられていて、米国の野球はすごいなと。いつかはやってみたい。それが子供の頃からの夢だった。」
≫球団の対応待ちになるが。
西岡
「結果がイエスであれノーであれ、(来季も)野球ができる喜びをかみしめてやっていきたい。いい返事が来れば、もちろん喜ぶ。」
≫希望球団は。
西岡
「ないです。FAじゃないので、選べない。メジャーでできれば、どこでもいいです。取ってくれる球団があれば、一生懸命やるだけです。」
≫若い年齢での挑戦となる。
西岡
「日本人が内野手で行って、大成功したことがない。もちろん、簡単じゃないのは承知の上。若いうちに挑戦して、日本人に対するイメージを覆したい。」

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小林宏が決断!大リーグ挑戦[ニッカン]

今季、海外フリーエージェント(FA)権を取得したロッテの小林宏投手(32)が10日、球団側と会談した後、「自分の思いを伝えた。ずっと何年も言っていること。意思は固い?はい」と語った。早ければ11日にもFA権を行使するための手続きを取るとみられる。石川晃球団運営本部長は「残ってくれ、という話はした。ただ、当然、彼の意思は尊重する」と話した。

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里崎はFA権行使せず残留[ニッカン]

国内フリーエージェント(FA)権を今季取得したロッテの里崎智也捕手(34)が10日、権利を行使せずに残留することを明言した。里崎と会談した石川晃球団運営本部長は「ロッテを愛しているから、FAをしませんという話をもらった」との会談内容を明かした。

里崎と同様に今季、国内FA権を取得した渡辺俊介投手(34)も球団と初交渉。態度は明確にしなかったが「僕は千葉が好き。ここで投げるのも好きです」と残留を示唆した。もう1度、交渉の場を持つ予定。

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大嶺が快投締め誓う[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(22)が、韓国王者SKとの日韓クラブチャンピオンシップ(13日・東京ドーム)で快投締めを誓った。クライマックスシリーズから1軍に帯同していたものの、日本シリーズでは登板なし。チームの勝利に貢献はできなかったが、今季ラスト登板を諦めてはいない。練習を再開した10日は、走り込みで調整し「特に何も言われてはいないけど、投げる機会があったら、いい形で終われるように頑張りたい」と意欲をみせていた。

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西岡が大リーグ移籍申し入れ[ニッカン]

ロッテの西岡剛内野手(26)が10日、今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を球団に申し入れた。西岡は「わがままかもしれないが、個人の夢をかなえさせてくださいとお願いした」と話した。

主将としてチームを引っ張り、日本一に貢献した西岡は「優勝していなかったら(来季も)同じユニホーム、と思っていた。優勝した充実感があった」と語った。

交渉に当たった石川晃球団運営本部長は「かなり強い意思で話してきた。要望が来たので話を上げます」とし、今後はロッテ本社を含め、球団として意見をまとめていく。

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ロッテ・西岡、球団に大リーグ移籍を申し入れ[サンスポ]

プロ野球ロッテの西岡剛内野手(26)が10日、今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ移籍を球団に申し入れた。西岡は「わがままかもしれないが、個人の夢をかなえさせてください、とお願いした」と話した。

西岡は今季、主将としてチームを引っ張り、日本一に貢献した。「優勝していなかったら(来季も)同じユニホーム、と思っていた。優勝した充実感があった」と語った。海外フリーエージェント(FA)権を取得して移籍できるのは、早くて2013年オフ。「若いうちに挑戦して、日本人内野手の評価を上げたい気持ちが強い」と入札制度を希望した理由を説明した。

石川晃球団運営本部長は「かなり強い意思で話してきた。要望が来たので話を上げます」とし、今後はロッテ本社を含め、球団として意見をまとめていく。結論が出るのは、日韓クラブチャンピオンシップが行われる13日以降とした。

今季の西岡はパ・リーグではオリックス時代のイチロー(マリナーズ)以来のシーズン200安打を達成し、206安打で最多安打と首位打者のタイトルを獲得した。

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ロッテ・堀、トライアウトで広角打法アピール[サンスポ]

戦力外となった選手を対象とした12球団合同トライアウト(入団テスト)が10日、埼玉県所沢市の西武ドームで行われた。

ロッテ一筋23年の堀は、最初の打席で一塁線を破る安打を放つと、次打席では左へ本塁打を放った。持ち前の広角打法を存分にアピールしての5打数2安打に「今できることをやったつもり。悔いはない。後は(連絡を)待つだけ」とすがすがしい表情で話した。

9月11日に戦力外通告を受け、その後は1人で練習を続けてきた。41歳のベテランは「考える時間が多かったのでもやもやしたが、もう1度トップの中でやりたい」と、現役へのこだわりを示した。

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41歳堀はスッキリ/トライアウト[ニッカン]

前ロッテの堀幸一内野手(41)は豪快なアピール弾を放った。シート打撃で前ソフトバンクの佐藤誠から左翼席へ1発。右翼線への安打も放つなど健在ぶりを見せつけた。「(合否の基準は)結果ではないと思うんで。でも普通に動けていたんで、良かったんじゃないかなと思う。野球が好きなんで少しでも好きな野球を続けたい」とスッキリした表情だった。

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スカウトら50人以上/トライアウト速報[ニッカン]

日本プロ野球12球団トライアウトが午前10時より開催された。

午前10時5分
アップ及びキャッチボール開始。スタンドにはプロ球団のスカウトら50人以上が詰め掛けた。
午前10時25分
キャッチボール終了。野手陣がシートノックの準備に入った。
午前10時30分
11時からのシート打撃へ向けて体を温めるノックが続行中だが、スカウトの目がギラギラ。ファウルゾーンでは多田野が入念にキャッチボールを行っていた。
午前10時40分
シートノック終了。
午前10時45分
シート打撃へ向け、山中と佐藤がブルペンで投球練習を開始。
午前11時
シート打撃開始。マウンドは山中。打者は荒川。3球目のカーブを投ゴロ。
午前11時3分
打席に41歳の堀が立ち、客席のファンから拍手。3球目の外角直球を右翼線へ安打。
午前11時5分
川口憲史は左飛。続く下窪は二ゴロ。
午前11時13分
投手は佐藤誠に交代。荒川を投ゴロに仕留めるが、続く堀に左翼への本塁打を浴びる。堀は勝負強さ健在を見せつける2打数2安打。さらに川口は右前打。下窪は三ゴロ。
午前11時25分
投手は木下に交代。杉本に四球を与えるが、北川、吉川、辻を3者連続三振。2回目の対戦となった杉本も中飛に抑え、マウンドを降りた。
午前11時30分
多田野がマウンドに上がるとファンから大きな拍手。いきなり最初の打者、杉本のバットを折り、投ゴロに仕留める。北川は三直、吉川は空振り三振、辻は三ゴロと完璧に抑えた。
午前11時35分
前西武松坂が意地を見せる。本柳から右中間へ豪快な1発を放った。また前阪神庄田も右前打。
午前11時40分
小林雅がマウンドに上がった。西川を一ゴロ、庄田は二ゴロとバットを折った二直に抑える。松坂には最初の対戦で四球を出すが、2度目はこの日最速の145キロ直球でカウントを奪い、最後は変化球で空振り三振に仕留めた。
午前11時53分
前横浜の大西が魅せる。前ヤクルト萩原から一塁線を破る安打を放つと、二盗にも成功。また萩原は野口を右飛、沢井を二ゴロ、大城を四球、二ゴロと好投した。
午後12時5分
大西が今度は元横浜三橋から右前打を放ち、2打数2安打。
午後12時7分
元オリックス前川がマウンドに上がり、4人の打者を抑えた。
午後12時18分
前横浜吉原は4人の打者を相手に無安打の好投でマウンドを降りた。
午後12時25分
前横浜北川が前ヤクルト西崎から右翼右への二塁打を放つ。西崎は他の3打者は抑えた。
午後12時27分
前巨人深田がマウンドに上がるも、4四球など制球に苦しんだ。
午後12時39分
前ヤクルト山田弘喜がマウンドに上がった。
午後12時40分
前日本ハム多田野が帰途に就く。「ストライクを取るのが第1目標で、それは達成できた。現役にこだわってやっていきたい」と話した。
午後12時47分
前巨人村田透が登板。庄田、大西に安打を浴びるなどし、マウンドを降りた。
午後12時54分
前ヤクルトのアンダースロー塚本が好投。大西を空振り三振に仕留めるなど、4人の打者に安打を許さなかった。
午後1時
元ロッテ小林憲が登板。野口、沢井に安打を許し、大城は中飛。だが好調・大西には右中間へ、この日4安打目となる二塁打。
午後1時14分
元ロッテ藤井が登板。堀、川口から空振り三振をうばなど好投を見せた。
午後1時20分
シート打撃最終組、元ヤクルト片山が登板。
午後1時26分
シート打撃終了。トライアウト終了が場内に告げられた。

参加選手は下記。

投手
山中達也(前広島)、本柳和也(前オリックス)、木下達生(前日本ハム)、多田野数人(前日本ハム)、吉原道臣(前横浜)、三橋直樹(元横浜)、佐藤誠(前ソフトバンク)、西崎聡(前ヤクルト)、萩原淳(前ヤクルト)、山田弘喜(前ヤクルト)、塚本浩二(前ヤクルト)、片山文男(元ヤクルト)、前川勝彦(元オリックス)、村田透(前巨人)、深田拓也(前巨人)、小林雅英(前巨人)、小林憲幸(元ロッテ)、藤井宏海(元ロッテ)
捕手
野口寿浩(前横浜)、杉本昌都(前横浜)、荒川雄太(前ソフトバンク)
内野手
大城祐二(前阪神)、北川隼行(前横浜)、西川明(前中日)、沢井道久(前中日)、堀幸一(前ロッテ)
外野手
庄田隆弘(前阪神)、下窪陽介(前横浜)、大西宏明(前横浜)、川口憲史(前楽天)、吉川元浩(前ソフトバンク)、辻武史(前ソフトバンク)、松坂健太(前西武)

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[検証:ロッテ下克上日本一]ロッテVの原動力は編成「そこが弱いとチームは強くならない」[スポニチ]

日本一はスカウティングの勝利でもあった。開幕ダッシュの原動力はドラフト1位の荻野貴であり、ポストシーズンではドラフト4位の清田が活躍。新人2人がレギュラーを張るケースは極めて珍しく、育成出身の2年目・岡田も日本一を決める決勝打。編成トップの石川運営球団本部長による改革が奏功した。

「球団の核は編成なんです。そこが弱いとチームは強くならない。今年清田と荻野貴を獲れたのもスカウトのおかげ。スカウトに最終的な決定権を委ねてましたから」と同本部長。バレンタイン前監督は編成も兼ねる全権監督だった。新人から外国人まで全ての戦力補強を自らが決定。だが現場で采配を振る立場では、実際に足を運んで選手を見るにも限界がある。成績によるデータを重視し、渉外担当から送られたビデオを見るだけで判断。その結果、1軍で活躍する若手や外国人が減少していった。

他球団で20年のスカウト歴を持つ石川本部長は08年12月にロッテに招聘されると、スカウトにアマだけでなく、トレードなどのプロ部門、外国人まで編成部門全てを任せた。プレーのみならず、野球に取り組む姿勢や性格まで把握させて1軍レベルで通用するかを判断。同本部長は「選手を見ることが1番大事。そしてプロもアマも外国人も総合的に見てもらうことでバランス感覚が養われる」と説明した。

新人の活躍に限らず、12勝を挙げたマーフィーら外国人投手が活躍。さらに横浜からトレードで獲得した吉見も6勝を挙げ、他球団から戦力外通告された今岡、的場、川越らも大きな戦力になった。

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FA、里崎の手のひら返しにア然ボー然[日刊ゲンダイ]

「エッ、マジで!?」。10日、千葉マリンに集まっていた報道陣が一斉に驚いた。ロッテの正捕手・里崎(34)の突然の豹変ぶりにである。

里崎は今年6月に国内FA権を取得。本人は日本シリーズ開幕前から、「シリーズが終わってからゆっくり考える。色んな話を聞いてみたい」とFA移籍をほのめかす発言を繰り返していた。水面下では、「FA宣言して獲得に手を挙げる球団があるのか、ないのか。他球団の感触を探っていた」(関係者)だけに、チーム内でも退団が既定路線とみる人間が少なくなかった。

◇「君なら欲しい球団があるぞ」

ところが…。この日、千葉市内で行われた球団の石川運営本部長との話し合いで、席に着くなり「ロッテ残留」を表明。ビックリしたのは石川本部長で、思わず「君なら欲しい球団はたくさんあると思うよ」と聞き返すと、「FA宣言はしません。ボクはロッテを愛しています」と断言したというのだから、人騒がせな男である。

「自己中心的といわれる里崎は、『和』をスローガンに掲げる西村監督と折り合いが良くないといわれ、今季も故障があったとはいえ、公式戦出場は78試合(打率.263、10本塁打、29打点)にとどまった。本人が他球団で勝負してみたいと考えていたのは事実。が、一時は獲得に興味を示していたオリックスが、西武からFA宣言した細川に方針転換。楽天の藤井もFA宣言し、オリックス正捕手の日高のトレードのウワサも絶えない。1億3000万円の高額年俸もネックになる里崎は、FA宣言しても引き取り手がないと踏んだんだと思う」。

とは、里崎を知るマスコミ関係者。この日、球団広報を通じて「FA宣言せず、残留することを球団に伝えました。詳しくは明日話します」とコメントを残した里崎に、石川本部長は「周りからは(実際の性格とは)違うような人間と見られているようだけど、真面目な人間。情にも厚い。若手の教育もできる」と言った。移籍を諦めた里崎、ロッテの幹部候補生に狙いを変えたようだ。

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川崎球場を知る最後のロッテ戦士・堀幸一がトライアウトで訴えたもの[リアルライブ]

11月10日、『2010年トライアウト』が開催された。今年は33名の選手が挑戦したが、視察に訪れた各球団の反応はあまり芳しくなかった…。

「『これは!』というピッチャーがいればいいんだけどね…。キャッチャーをチェックしにきた球団もあるみたいですよ」(在京球団職員の1人)

今回、トライアウトに臨んだ捕手は3人。ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜を渡り歩いた39歳のベテラン・野口寿浩、横浜育成枠にいた杉本昌都(21)、福岡ソフトバンクホークスの荒川雄太(23)である。一部報道によれば、FA権の行使で正捕手を失う埼玉西武が荒川に興味を示しているという。1人でも多くの受験選手に『再起の場』を勝ち取ってもらいたいものだが、同日、西武ドームに駆け付けたファンからもっとも熱い声援を送られていたのが、堀幸一内野手(41=千葉ロッテ)だった。

堀選手はトライアウト後、囲み取材に応じてくれた。

≫シート打撃5打席で、本塁打を含む2安打。いいアピールができたのではないか?
「やるべきことはやった。結果が出せたことは嬉しい。まだ身体が動くところを見せたかったし、実際に動けたので良かったと思う。」
≫チームはクライマックスシリーズ(以下=CS)、日本シリーズに勝利したが…。
「一緒にやってきた仲間だから、勝ったことは素直に嬉しい。でも、その反面、寂しいとも思った。」
≫トライアウトの当日まで、どう過ごしてきたか?
「1人で練習してきました。時間にして?2時間ぐらいかな。怪我をしても仕方ないし、いつも通り、いつもの練習をして…。」
≫今日を迎えるまでの心境を…。
「正直、もう(野球は)いいと思ったときもありました。でも、やっぱり野球がしたいとも思いましたか。その両方でした。」
≫家族は何と言っている?
「ここまで(現役を)頑張ったんだからと応援してくれました。子供も続けて欲しい、と…。いい報告ができそう?今日が終わりではないので、結果が出るまで頑張っていきたい。」
≫新天地について、何か希望は?
「ユニフォームが着られるのなら、12球団どこでもOK。独立リーグ?そのとき(オファーが実際に来たら)、考えます。決めなきゃいけないときになったら、続けるかどうか、考えます。野球をやりたいとは思うが、(これから先、野球を)やるか、やらないかはお金ではない。もちろん、野球ができればどこでもいい。たた、ファンが多い球場でとは思う。ああいう、緊張感を味わいたい。少しでも、(現役続行の)可能性があるのならば…。」
≫日本一に輝いたチームメイトに一言…。
「日本シリーズは正直に言うと、見てないんです。CSでの勝利、日本一は本当に嬉しい。おめでとうと伝えたい。その場にいられなかった寂しさもあるし…、1人でみんなと離れて2軍にいて、考える時間がたくさんあったんで…。」

複雑な心境を垣間見ることができた。CS、日本シリーズを勝利した古巣に対し、祝福を伝えると同時に、「テレビ中継は見ていない」と言ったこと…。同僚達の奮闘を直視できなかったのだろう。今季、若手にも出場機会を奪われ、2軍暮らしによって「考える時間がたくさんあった」とも吐露している。

現役を続けたいとしながらも、引き際も意識したと話す気持ちの揺れ。我々取材陣は必死に練習する様子を聞こうと、練習時間まで聞いてしまったが、ベテランは自分の身体の鍛え方を知っている。「2時間」は確かに再起を目指す者の練習時間としては少ないかもしれないが、どういう練習を集中的にやればいいのか、それは身体が覚えている。経験に裏打ちされたキャリアであると同時に、ここまで現役を続けてきた歳月がいかに充実したものであったかを証明するコメントでもあった。

千葉ロッテは中核選手の西岡剛内野手(26)のポスティングによるメジャー挑戦を認める方向だという。近い将来、西岡に匹敵する内野手が出現するかもしれないが、ベテランが練習する姿は「生きた教材」でもある。この日、やはりトライアウト会場に姿を見せたもう1人のベテラン、野口捕手にインタビューしたことがある。彼は低迷するベイスターズを見て、「例えば、佐伯(貴弘)さんが何故、こんな練習をしているのかを考えるだけでも」と、若手に訴えていた。プロ野球チームが世代交代を進めるのは当然だが、経験の浅い若手を牽引できるベテランの必要性を再認識させられた。堀、野口、佐藤誠投手(35=ソフトバンク)、萩原淳投手(37=ヤクルト)、本柳和也投手(34=オリックス)、小林雅英(36=巨人)、前川勝彦(32=元オリックス)、北川隼行(32=横浜)、澤井道久(31=中日)…。33人の受験者のうち、30歳以上は17人だった。「良い働き場所を」−。彼らにエールを送りたい。

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[日本一の下克上−3]「西岡主将」で得点アップ[ニッカン]

西武との開幕戦、プレーボール直前のことだった。コーチ、裏方も含めて全員で輪になったところで、西岡はこう呼び掛けた。「勝ったときはみんなで喜びましょう。負けたときはみんなで悔しがろう」。ソフトバンクとのCSファイナルステージの第6戦でも試合前に円陣を組み、「西村監督を男にしよう」と、全員を鼓舞した。

昨年、西村監督就任と同時に主将に選ばれた。同年9月26日にフロント批判を、掲げたファンの横断幕に対し、西岡がお立ち台を降りて抗議。当時ヘッドコーチだった同監督はそれを見て決断した。「剛ならしっかりと誰に対しても意見が言える」。絶対的な信頼を置き、チームリーダーの役割を委ねた。

主将就任を機に、西岡は変わった。2月のキャンプ前にはトレードマークだった茶髪、長髪をやめ、黒髪、短髪にした。入団して間もない頃、2軍時代から指導を受けた西村監督を胴上げしたい思いで、野球としっかり向き合うことにした。オフの日も野球のことを考え、体のケアなども欠かさなかった。

その結果が144試合、ポストシーズンを含めて159試合、全試合フルイニング出場だ。打率3割4分6厘で初の首位打者を獲得。球団新記録の121得点、四球数79も3位、出塁率4割2分3厘は2位。金森打撃コーチも「剛の出塁は大きいよ。四球が増えれば得点も自然と上がるでしょう」と絶賛する。西岡の出塁が、リーグトップのチーム得点数708をたたき出した。昨季から比べると88得点増加。得点力は格段にアップした。

ミーティングも率先して行い、投手が苦しいときにはマウンドへ頻繁に駆け寄った。1歳年上の今江は「ほんとに素晴らしい。やればできる。チームを引っ張ってくれて感謝です」と話した。「チームメートがキャプテン像をつくってくれた。みんなのおかげ、先輩達のおかげです」と謙遜する西岡だた、間違いなく、チームを日本一に導いた立役者だった。

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