セントラル・リーグ | 守備位置 | パシフィック・リーグ | ||||
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選手名 | 球団 | 得票数 | 投手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
前田健太 | 広 | 238 | 和田毅 | ソ | 59 | |
浅尾拓也 | 中 | 6 | 金子千尋 | オ | 56 | |
久保康友 | 神 | 1 | ダルビッシュ有 | 日 | 50 | |
館山昌平 | ヤ | 1 | 杉内俊哉 | ソ | 36 | |
ファルケンボーグ | ソ | 1 | ||||
成瀬善久 | ロ | 1 | ||||
選手名 | 球団 | 得票数 | 捕手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
阿部慎之助 | 巨 | 148 | 嶋基宏 | 楽 | 191 | |
城島健司 | 神 | 83 | 細川亨 | 西 | 3 | |
谷繁元信 | 中 | 14 | 里崎智也 | ロ | 3 | |
相川亮二 | ヤ | 1 | 鶴岡慎也 | 日 | 3 | |
田上秀則 | ソ | 1 | ||||
上本達之 | 西 | 1 | ||||
的場直樹 | ロ | 1 | ||||
選手名 | 球団 | 得票数 | 一塁手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
ブラゼル | 神 | 212 | カブレラ | オ | 128 | |
小笠原道大 | 巨 | 21 | 小久保裕紀 | ソ | 50 | |
内川聖一 | 横 | 5 | 金泰均 | ロ | 15 | |
ブランコ | 中 | 4 | T−岡田 | オ | 8 | |
栗原健太 | 広 | 2 | 福浦和也 | ロ | 1 | |
森野将彦 | 中 | 1 | 小谷野栄一 | 日 | 1 | |
ホワイトセル | ヤ | 1 | ||||
選手名 | 球団 | 得票数 | 二塁手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
平野恵一 | 神 | 221 | 田中賢介 | 日 | 125 | |
田中浩康 | ヤ | 19 | 本多雄一 | ソ | 42 | |
堂上直倫 | 中 | 3 | 井口資仁 | ロ | 21 | |
井端弘和 | 中 | 1 | 片岡易之 | 西 | 13 | |
東出輝裕 | 広 | 1 | 後藤光尊 | オ | 2 | |
カスティーヨ | 横 | 1 | ||||
選手名 | 球団 | 得票数 | 三塁手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
森野将彦 | 中 | 171 | 小谷野栄一 | 日 | 146 | |
小笠原道大 | 巨 | 54 | 今江敏晃 | ロ | 56 | |
新井貴浩 | 神 | 19 | 中村剛也 | 西 | 1 | |
宮本慎也 | ヤ | 2 | ||||
選手名 | 球団 | 得票数 | 遊撃手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
鳥谷敬 | 神 | 139 | 西岡剛 | ロ | 191 | |
坂本勇人 | 巨 | 50 | 川崎宗則 | ソ | 6 | |
梵英心 | 広 | 47 | 中島裕之 | 西 | 6 | |
荒木雅博 | 中 | 8 | ||||
石川雄洋 | 横 | 2 | ||||
選手名 | 球団 | 得票数 | 外野手 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
マートン | 神 | 212 | 多村仁志 | ソ | 195 | |
青木宣親 | ヤ | 187 | T−岡田 | オ | 157 | |
和田一浩 | 中 | 170 | 栗山巧 | 西 | 111 | |
ラミレス | 巨 | 158 | 糸井嘉男 | 日 | 52 | |
廣瀬純 | 広 | 9 | 鉄平 | 楽 | 50 | |
赤松真人 | 広 | 1 | 坂口智隆 | オ | 15 | |
内川聖一 | 横 | 1 | 稲葉篤紀 | 日 | 9 | |
オーティズ | ソ | 8 | ||||
サブロー | ロ | 6 | ||||
聖澤諒 | 楽 | 2 | ||||
松中信彦 | ソ | 1 | ||||
高山久 | 西 | 1 | ||||
荻野貴司 | ロ | 1 | ||||
森本稀哲 | 日 | 1 | ||||
指名打者 | 選手名 | 球団 | 得票数 | |||
福浦和也 | ロ | 75 | ||||
山崎武司 | 楽 | 59 | ||||
カブレラ | オ | 36 | ||||
ブラウン | 西 | 15 | ||||
オーティズ | ソ | 4 | ||||
中村剛也 | 西 | 4 | ||||
T−岡田 | オ | 4 | ||||
稲葉篤紀 | 日 | 2 | ||||
小久保裕紀 | ソ | 1 | ||||
ペタジーニ | ソ | 1 | ||||
二岡智宏 | 日 | 1 | ||||
北川博敏 | オ | 1 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||||||
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選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 | 選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 |
和田一浩 | 中 | 131 | 75 | 16 | 896 | 和田毅 | ソ | 76 | 62 | 19 | 585 |
浅尾拓也 | 中 | 66 | 82 | 24 | 600 | 杉内俊哉 | ソ | 59 | 54 | 23 | 480 |
マートン | 神 | 22 | 29 | 73 | 270 | 西岡剛 | ロ | 44 | 25 | 36 | 331 |
前田健太 | 広 | 18 | 20 | 31 | 181 | 多村仁志 | ソ | 14 | 20 | 37 | 167 |
ラミレス | 巨 | 6 | 15 | 22 | 97 | ダルビッシュ有 | 日 | 4 | 9 | 19 | 66 |
森野将彦 | 中 | 5 | 11 | 30 | 88 | 金子千尋 | オ | 6 | 8 | 11 | 65 |
岩瀬仁紀 | 中 | 4 | 5 | 13 | 48 | ファルケンボーグ | ソ | 3 | 11 | 11 | 59 |
チェン | 中 | 3 | 7 | 9 | 45 | 攝津正 | ソ | 5 | 7 | 11 | 57 |
青木宣親 | ヤ | 0 | 4 | 7 | 19 | 小久保裕紀 | ソ | 3 | 2 | 3 | 24 |
阿部慎之助 | 巨 | 0 | 2 | 0 | 6 | 川崎宗則 | ソ | 1 | 3 | 9 | 23 |
高橋聡文 | 中 | 0 | 0 | 4 | 4 | 馬原孝浩 | ソ | 0 | 6 | 3 | 21 |
吉見一起 | 中 | 0 | 0 | 1 | 1 | T−岡田 | オ | 1 | 0 | 6 | 11 |
久保康友 | 神 | 0 | 0 | 1 | 1 | 成瀬善久 | ロ | 1 | 0 | 1 | 6 |
城島健司 | 神 | 0 | 0 | 1 | 1 | 本多雄一 | ソ | 0 | 1 | 2 | 5 |
ブラゼル | 神 | 0 | 0 | 1 | 1 | 中島裕之 | 西 | 0 | 1 | 2 | 5 |
久保裕也 | 巨 | 0 | 0 | 1 | 1 | 稲葉篤紀 | 日 | 0 | 1 | 0 | 3 |
白票 | 0 | 5 | 21 | 36 | 片岡易之 | 西 | 0 | 0 | 2 | 2 | |
岩隈久志 | 楽 | 0 | 0 | 2 | 2 | ||||||
小谷野栄一 | 日 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||||||
白票 | 0 | 7 | 19 | 40 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
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選手名 | 球団 | 得票数 | 選手名 | 球団 | 得票数 |
長野久義 | 巨 | 233 | 榊原諒 | 日 | 84 |
堂上直倫 | 中 | 5 | 甲藤啓介 | ソ | 50 |
秋山拓巳 | 神 | 5 | 森福允彦 | ソ | 15 |
加賀繁 | 横 | 3 | 荻野貴司 | ロ | 10 |
中澤雅人 | ヤ | 2 | 中田翔 | 日 | 6 |
西村憲 | 神 | 1 | 清田育宏 | ロ | 4 |
岩本貴裕 | 広 | 1 | 該当者なし | 48 | |
該当者なし | 5 |
大リーグ機構は17日、ロッテ西岡剛内野手(26)をポスティングシステム(入札制度)による獲得可能選手として全30球団に公示した。入札は米東部時間23日午後5時(日本時間24日午前7時)に締め切られる。正式手続き後、すでに獲得意思表示していたツインズのビル・スミスGM(52)は「現時点で遊撃手を最優先としているし、スピード、俊敏性、守備力とも申し分ない」と、あらためてラブコール。有力候補の1つでもあるドジャースのコレッティGMは、「うちの内野は決まっている」としながらも、情報収集済みであることをにおわせた。このほか、パドレス、レッドソックス、オリオールズなども興味を示している。
米大リーグは、ポスティングシステム(入札制度)による獲得可能選手としてロッテ・西岡剛内野手(26)を公示。同地で開かれているゼネラルマネジャー(GM)会議では、ツインズが入札への意欲を示した。
主力内野手がフリーエージェントとなっているツ軍のスミスGMは、西岡について「基本的には遊撃手で考えているが今後、改めて考えていきたい。うちは球場が広いので身体能力が高く、スピードのある選手を求めている。そして守備力のある選手だ」と話した。
そのほか、ジャイアンツのセビーンGMは沈黙、ドジャースのコレッティGMも「コメントできない」と口を閉ざしたほか、レッドソックスのエプスタインGMも「西岡のことは知っている。興味?それは分からない」とけむに巻いた。
プロ野球の表彰選手が18日、東京都内で開かれたコンベンションで発表され、パ・リーグのベストナインに選ばれたロッテの西岡剛内野手(26)が、球団からポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を認められて以降、初めて公の場に姿を現した。
ツインズなどが興味を示していると報じられているが「どの球団でも行く。チームが決まってなく、わくわくしているし、不安な気持ちもある」と心境を語った。
オーナー会議に出席した重光オーナー代行が「本人とは今週末に会う。選手として、もう1回、戻ってきてくれることをお願いしたい」と話したことを伝え聞いた西岡は「辛い決断をしてくれたことに、心から感謝したい。いつか分からないが、ロッテのユニホームをまた着たい」と話した。
ロッテ・西村監督があらためて正力賞受賞の喜びを口にした。「日本プロ野球界の最高峰の賞をもらえてありがたい。チーム一丸となって戦った結果。選手に感謝したい」。初のリーグ3位からの日本一を成し遂げ「史上最大の下克上」と称えられたが満足していない。「来年、もう1度優勝に向かって全力で戦いたい」。来年はリーグ優勝からの連続日本一が目標になる。
千葉県の森田健作知事が記者会見で、日本一になったロッテ球団に知事特別賞、西村監督に知事特別感謝状をそれぞれ贈ると発表。21日の優勝報告会で授与されることになった。森田知事は「決して諦めずに戦い抜く姿は大きな感動を与えてくれた。西村監督はチームスローガンの“和”の言葉どおり、卓越した指導力でチームをまとめ日本一に導いた」と説明した。
ロッテ・重光オーナー代行がオーナー会議出席後、メジャー挑戦する西岡について言及。引き留めできなかったことに「残念ですけど、本人の意思が固かったので」とし「何年か勉強したらまた戻ってきてくれたらいい。引退後じゃなく、選手として日本球界に戻ってきて欲しい。できればロッテに」と数年後の復帰に期待していた。
ロッテのドラフト1位、東海大・伊志嶺は敗戦にも充実感をにじませた。初回に右前打も5回の2死二塁で三ゴロなど残る打席は無安打。「あともう1本出したかったけど、精いっぱいやれた。早大の方が強かった」と潔かった。斎藤、大石と同じパ・リーグとあって「やるからには負けたくない。同世代で盛り上げたい」と再戦に闘志をみなぎらせていた。
大リーグ機構は17日(日本時間18日)、ポスティング・システム(入札制度)で大リーグ移籍を目指すロッテ・西岡を獲得可能選手として全30球団に公示した。
応札期間は米東部時間23日午後5時(同24日午前7時)に締め切られる。ロッテは金額にかかわらず受諾する方針で、最高額で応札した球団に30日間の独占交渉権が与えられる。ツインズ、ジャイアンツ、オリオールズなど6球団前後の争奪戦となるもよう。一方でドジャース、カージナルスの両GMは応札参加に否定的な考えを示した。
ロッテの西岡はこの日、都内で開かれたコンベンションに出席。球団がメジャー移籍を容認してから初めて公の場に登場し「夢をかなえさせてくれて球団には本当に感謝したい。入札期間はワクワクしながら待ちたい」と話した。
また、ロッテ・重光オーナー代行がオーナー会議後に「何年か勉強したら、選手として戻ってきて欲しい」と発言したことを伝え聞くと「どういう形か分からないけど、いつかまたロッテのユニホームを着たい」と語った。
プロ野球のオーナー会議(議長=巨人・滝鼻卓雄オーナー)が18日、都内ホテルで開かれ、選手年金制度を12年3月末をもち、一時金を支払って解散する方向で12球団のオーナーが合意した。
滝鼻議長は「現行制度の続行は事実上できない。関係組織、12球団の担当者が検討した結果、解散に向かうことで意見が一致した」と説明。今後、選手には12月2日の選手会総会で、受給者、待機者を合わせた829人のOBには説明会を開くなどして3分の2以上の賛同を得る作業に入る。
選手年金の形態である適格退職年金制度は12年3月末で終了。拠出金が優遇措置を受けられなくなるため、新たな制度への移行を検討していた。OBへの現状説明は球団別に行ってきたが、今後は日本野球機構(NPB)が行っていくことも確認された。また、来年の議長は楽天・島田亨オーナーが務めることが決まった。
滝鼻議長は、今年の日本シリーズで地上波の全国中継が3試合なかったことについて問題提起した。「今までにない事態。推薦権の慣習もあるので各球団は結びつきを密にし、NPBももう少し貪欲に交渉して欲しい」と指摘。シリーズ放映は出場球団が放送局を推薦するが、全国中継がなかった第1、2戦は中日が推薦権をNPBに返上していた。デーゲーム開催という意見も出たが、中日・白井オーナーは「デーゲームは視聴率も放送権料も下がる。放送権の交渉はNPBがやればいい。来年は地デジ化に対応したやり方も必要」と話していた。
NPBの財政改善策で浮上した来季オールスター戦の試合増(3試合制)について、12球団代表者会議で実現への可能性を探った。阪神の沼沢専務は「期間が限られ、屋根なし球場で雨天中止もある。問題点を出し合った」と話した。報告を受けたオーナー会議では中日・白井オーナーが「来年(3試合)やると聞いた」、オリックス・宮内オーナーは「1試合で価値を高めるべき」と語るなど、混乱もあり、慎重に論議を重ねる。
横浜の若林オーナーが、各球団オーナーらに今オフ浮上した球団売却騒動を謝罪した。「会議前に個々に会話をして頭を下げた。質問は出なかった」と同オーナー。横浜の親会社、TBSホールディングスは将来的な球団売却を否定していないが、若林オーナーは「やるべきことをやるだけ」と来季へ向け球団の赤字体質改善などに努める意向を示した。
プロ野球セ、パ両リーグの最優秀選手(MVP)、最優秀新人、ベストナインの表彰を行う「2010プロ野球コンベンション」が18日都内で行われた。
ロッテの西岡が球団からポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を認められて以降、初めて公の場に姿を現した。ツインズなどが興味を示していると報じられているが「どの球団でも行く。チームが決まってなく、わくわくしているし、不安な気持ちもある」と心境を語った。
オーナー会議に出席した重光オーナー代行が「本人とは今週末に会う。選手として、もう1回、戻ってきてくれることをお願いしたい」と話した。そのことを伝え聞いた西岡は「辛い決断をしてくれたことに、心から感謝したい。いつか分からないが、ロッテのユニホームをまた着たい」と応えていた。
ロッテ高橋慶彦2軍監督(53)が、「2010プロ野球コンベンション表彰式」でイースタン・リーグ優勝球団の代表として表彰を受けた。就任1年目で結果を残し、ファーム選手権も制して日本一に輝いた。壇上での優勝監督挨拶では「チームがくれたようなもの。みんなのものです。裏方、スタッフまでみんな1つになってくれて本当に感謝しています」と笑顔で話した。
ロッテ岡田幸文外野手(26)が、「2010プロ野球コンベンション表彰式」でイースタン優秀選手賞に選ばれた。4、5月に41試合出場で打率は2割8分7厘、14盗塁をマークした。記念のメダルと10万円の賞金をもらうと「何でもらえたのか不思議です。(高橋2軍)監督に使ってもらって試合に出させてもらっていただけ。何もしてませんよ」と目を丸くしていた。
来年のプロ野球オールスターゲームを1試合増やし、3試合とする案が18日、オーナー会議と12球団代表者会議で検討された。
赤字決算が続く日本野球機構の財務体質改善が目的。来年は7月22日に第1戦(ナゴヤドーム)、23日に第2戦(千葉)を行う日程が固まっているが、第2戦を東京ドームで開催し、千葉での試合を24日に第3戦として行う案が示された。
一部のオーナーからは「値打ちが下がる」と反対意見も出たが、すでに実行委員会では具体的な入場料収入の試算も行われている。横浜の笹川博史取締役は「3つやれば、年金の財源にもなりうる。12月の実行委までには筋が見えてくるのでは」と話した。
プロ野球のオーナー会議が18日、東京都内で開かれ、選手年金制度を解散する方向で一致した。
現行制度の税制優遇が2012年3月で終了するほか、年5.5%に設定する保証利回りが実際は大きく下回っている問題を抱えていた。解散する際にOB、選手らに分配する一時金の算出方法を承認したもよう。日本野球機構(NPB)は年明けにもOB約800人に方針を説明し、3分の2以上の賛同を得る作業に入る。
また、今年の日本シリーズ3試合に地上波での全国中継が付かなかった問題も検討された。議長を務めた巨人の滝鼻卓雄オーナーは「来年は全試合を地上波でやってもらいたい。NPB事務局ももう少し貪欲にテレビ局と交渉を重ねてもらいたい」と要望。現在のナイターから、デーゲームでの開催も話題に上った。
日本一に輝いたロッテが激震に見舞われた。西本聖投手兼バッテリーチーフコーチ(54)が就任1年目の今季限りで退団する可能性が17日、浮上した。球団に2軍コーチへの異動を打診され、返答を保留。15日に始まった秋季練習は1、2軍どちらも欠席していることが分かった。契約期間は来年まで残っているが、最悪の場合、退団に発展する可能性も出てきた。20日から始まるコーチ陣の契約更改の行方が注目される。
日本一の興奮冷めやらぬ中、ロッテに火種が持ち上がった。西本投手コーチがユニホームを脱ぐ可能性が出てきたのだ。チームは15日から千葉マリンと鴨川で、それぞれ1軍と2軍の秋季練習を開始したが、西本コーチは欠席しているという。千葉マリンでの投手陣練習の指揮は、井上ブルペンコーチが執るなどカバーしているが、チーム内部でも「そういえば、西本さんがいないのは不自然だ」との声が広がっている。
西本コーチは中日を下した日本シリーズ終了後に、2軍への異動を打診された。球団は小林宏がFAでメジャー挑戦するなど投手陣の戦力ダウンが否めない状況で、若手の底上げが急務と判断。厳しさと、卓越した理論を併せ持つ西本コーチに育成部門を預けることが最適と判断した。
この配置転換に対し、西本コーチは態度を保留した。秋季練習には当然、西村監督を含め全ての首脳陣が参加している。欠席してまで熟考していることから、最悪の場合、退団に発展する可能性が出てきた。
西本コーチは昨オフ、ロッテ再建の重要な役割を担い、投手コーチに迎えられた。2月の石垣島キャンプでは若手に厳しい投げ込みを課すなど、現役時代さながらの“雑草魂”で、投手陣の整備に力を注いできた。努力が実り、大嶺、唐川らが一皮むけ、シーズン3位に貢献。クライマックスシリーズ、日本シリーズでも内、伊藤らの若い救援陣が活躍し、3位からの日本一という、史上初の下克上Vを完結させた。
一方で、シーズン中には投手の起用法を巡って西村監督とも意見が衝突したこともあったという。また、チーム防御率4.10はリーグ5位に低迷し、投手戦略より指導力を生かした方が、能力を発揮できるという見方が、球団内にはあったようだ。
契約期間は来年までの2年。20日から首脳陣の契約更改も始まり、球団フロントの対応、西本コーチの主張が注目される。近日中に結論は出さなければいけないが、2軍への異動を不服とするケースは十分にあり得る。03年にも、阪神をリーグ優勝に導きながら、勇退した星野監督とともに退団している。球団にとっては、予断を許さない状況が続く。
千葉県の森田健作知事は18日の記者会見で、日本一になったプロ野球千葉ロッテマリーンズに知事特別賞、西村徳文監督に知事特別感謝状をそれぞれ贈ると発表した。球団主催の21日の優勝報告会で授与する。森田知事は「決してあきらめずに戦い抜く姿は大きな感動を与えてくれた。西村監督はチームスローガンの『和』の言葉通り、卓越した指導力でチームをまとめ日本一に導いた」と説明した。
米大リーグ機構は17日、大リーグ移籍を目指すロッテの西岡剛内野手(26)を、ポスティングシステム(入札制度)による獲得可能選手として全30球団に公示した。獲得希望球団による入札は、米東部時間23日午後5時(日本時間24日午前7時)に締め切られる。球団名や金額は公表されない。
入札後、最高額が日本側に通知されるが、ロッテは金額にかかわらず受諾する方針。最高額を入札した球団には30日間の独占交渉権が与えられる。今オフ、ポスティング制度を利用するのは、アスレチックスが独占交渉権を得た楽天の岩隈久志投手に続いて2人目。
西岡は今季、206安打で最多安打、打率3割4分6厘で首位打者のタイトルを獲得。全試合にフルイニング出場を果たし、主将としても5年ぶりの日本一に貢献した。
米メディアによると、西岡には今季ワールドシリーズを制したジャイアンツや、ア・リーグ中地区のツインズなどが獲得に興味を示している。
米大リーグでポスティングシステム(入札制度)による獲得可能選手として公示されたロッテの西岡剛内野手について、ゼネラルマネジャー(GM)会議が開かれているフロリダ州オーランドで17日、各GMから様々な評価が聞かれた。
主力内野手がフリーエージェントとなっているツインズのスミスGMは「情報を集めている。スピードのある選手が欲しいから、その点で補強ポイントに合う」と前向き。ジャイアンツのセビーンGMは沈黙を守り、ドジャースのコレッティGMも「コメントできない」と口を閉ざしたほか、レッドソックスのエプスタインGMも「西岡のことは知っている。興味?それは分からない」とけむに巻いた。
一方、カージナルスのモゼリアクGMは「スカウトによると遊撃よりも二塁の適性が高い。今のところ入札に参加する予定はない」と話した。