11月2日11月2日| 選手 | 年俸 | 前年比 |
|---|---|---|
| 細谷 | 700万円 | △11％ |
| 神戸 | 1210万円 | △14％ |
| 斉藤 | 1150万円 | △21％ |
| 田中 | 1500万円 | ▼9％ |
| 吉見 | 3300万円 | △14％ |
| 的場 | 1600万円 | △113％ |
| 大嶺 | 2100万円 | △5％ |
| 唐川 | 3450万円 | △8％ |
| 内 | 1750万円 | △17％ |
| 岡田 | 1000万円 | △127％ |
| 古谷 | 保留 | |
日本一査定だ。日本シリーズ最終戦で決勝三塁打を放ったロッテ岡田幸文外野手（26）が千葉市の球団事務所で契約更改交渉し、560万円増の1000万円（推定）でサインした。「あの三塁打が印象に残っていると言われた時は嬉しかった」と、1軍選手として初めての契約更改を喜んだ。
今年は足利市役所で働く妻と2人の娘とは離れての単身赴任で、育成選手からの夢をつかんだ。「ようやく奥さんの年収を超える？そうですね」と喜びながらも奢りはない。浦和の寮の近くに借りていたアパートを引き払う予定で、千葉マリンに近い葛西に物件を物色中だが、探しているのは家賃7万〜8万円のアパート。「1人暮らしだからそれで十分です。プロ野球選手が偉いとは思っていない。謙虚に生きたい」と庶民的だ。
来季はドラフト1位ルーキーの伊志嶺（東海大）も加入し、さらに厳しくなるロッテの外野手争いを勝ち抜くのが目標だ。「新しく入る外野手に負けないようにレギュラー争いがしたい。開幕1軍を勝ち取りたい」。個人の目標は打率2割5分、30盗塁。日本一に向けて、野球では貪欲に生き抜く。
ロッテ唐川侑己投手（21）が250万円増の3450万円でサインした。今季は右手の骨折やひじ痛に悩まされ、11試合の登板にとどまった。自己最多の6勝を挙げたものの「今までで1番悔しいシーズンだったと思う。球団から去年、来年は頼むと言われたのに、今年も、来年はって言われてしまった」と悔しがった。目標は「最低2ケタ」と10勝以上を掲げる。このオフに肩甲骨周りなどを鍛え体力強化に励み、1年間ローテーションを守れる体をつくって成し遂げる。
ポストシーズンで大車輪の活躍を見せたロッテ内竜也投手（25）が250万円増の1750万円でサインした。もう1敗もできなくなったシーズン最後の3連戦で2勝をマークした他、CSでも2勝。日本シリーズでは防御率0.00で、優秀選手に選ばれた。石川球団運営本部長は「内がいなければ日本一になれなかった。シーズンだけなら現状維持か100万増くらいでしょう」と、存在の大きさを評価した。来季の目標は守護神の座を勝ち取ること。「（小林宏が）いなくなったからというのではなく、チームが認めてくれる存在になりたい」と決意を新たにした。
5年ぶりに日本一となったロッテは19日、1軍選手との契約更改交渉をスタートさせた。日本シリーズ第7戦で決勝打を放った岡田幸文外野手（26）は、560万円増の1000万円でサイン。昨年3月まで育成選手で、妻と子供2人を栃木県内に残してのアパート暮らしが話題になったが、来季も初心を忘れず単身赴任を続けると表明した。
球団提示額に目を丸くした。支配下選手の最低年俸440万円から、一挙127％増の1000万円。もちろん判を押した。「大幅に、想像以上に上げてもらいました。正直嬉しいです。半分上がってくれればいいな、と思っていたので」。
岡田は昨年、全足利クラブから育成枠でロッテに入団。共稼ぎの妻と娘2人がいる子連れルーキーとして話題を集めた。今年6月、球団の育成選手として初の1軍デビュー。俊足の外野手として72試合に出場した。1軍登録日数が150日に満たず、最低年俸の1500万円はゲットできなかったが大満足だ。
ただ、妻子は栃木県足利市内に残したまま、単身赴任生活を続ける。さいたま市の寮近くから、千葉マリンスタジアムに近い東京・葛西に引っ越す予定だが、住むのは同じワンルームのアパートだという。「謙虚にいきたい。（新居の）家賃は月7、8万円程度。（単身赴任は）しようがないし逆に頑張れます。好きな野球をやって給料をもらえるのだから最高ですよ」。苦労人に“ぜいたく”は不要！？
5年ぶりに日本一となったロッテは19日、1軍選手との契約更改交渉をスタートさせた。今季先発陣の一角として期待されながら、ケガなどで6勝にとどまった3年目の唐川は、250万円増の3450万円でサイン。「1年を通して投げることはできなかった。来季は最低2ケタ勝たないと」と誓った。1軍に定着して中継ぎで58試合に登板した古谷は、査定方法を球団側に確認しているうちに時間切れとなり、保留第1号に。「次？サインは間違いない」と話した。
ロッテの内もポストシーズン査定で250万円増を勝ち取った。1750万円でサインし「金額は満足。ポストシーズンがあって本当に良かった」。レギュラーシーズンは右肩痛もあって15試合で2勝0敗、防御率4.50も、CS、日本シリーズでは12回1/3連続無失点など中継ぎの切り札となった。来季はFA宣言した小林宏に代わる守護神が目標。「抑えをやりたい。今年最後にできたパフォーマンスを来年は1年通したい」と話した。
ロッテの唐川は250万円増の年俸3450万円でサイン。3年目の今季は最多6勝を挙げたが右ひじ痛などで1年通して働けず「1番悔しいシーズン。来季こそ最低2ケタ勝たないと」。今季3勝に終わった大嶺は100万円増の年俸2100万円で更改し「ダウン覚悟でした。来季は死ぬ気で頑張りたい」と巻き返しを誓った。また、中継ぎで58試合に登板した古谷は交渉時間が足りなかったため保留。チームでは2年ぶりの保留者となった。
ロッテ1軍選手の契約更改交渉が千葉マリンで始まり、育成選手出身の2年目・岡田幸文外野手（26）が560万円増の年俸1000万円で一発サインした。
7日の日本シリーズ第7戦（ナゴヤドーム）の延長12回、日本一を決めた決勝三塁打などポストシーズンでの活躍が加味されて127％アップ。26歳の苦労人は「大幅に、想像以上に上げてもらいました。奥さんの給料を超えましたね」と笑った。
栃木県足利市に由美子夫人（37）と2女を残して08年育成ドラフト6位で入団。今季は初の1軍昇格を果たすと50メートル走5秒6の快足を生かして72試合に出場した。レギュラーシーズンは打率.176だったが、日本シリーズは負傷した大松の代役として全7試合に出場し打率.320をマークした。
足利市役所に勤務する由美子夫人にはシリーズ後に銀座で高級バッグを購入してプレゼント。入団時240万円だった年俸は4倍以上になり「支えてもらったし、また何かプレゼントします」。お互いの仕事を尊重し同居はしばらく先。夫人は子育てと仕事の両立が大変なため、食洗機を贈ることを検討している。
自身はさいたま市内のアパートから、今月中に千葉マリンに近い東京都・江戸川区内のアパートへ引っ越しする。給料が上がっても家賃7万円前後のワンルームを選択。「1人で住むし、安くていい。好きな野球をやって、お金をもらえるのは最高」。初心を忘れず、野球だけに没頭する庶民派プロの日々は変わらない。
大リーグ移籍を目指してロッテからFA宣言した小林宏之投手（32）に対し、ダイヤモンドバックスが獲得へ動いていることが分かった。18日（日本時間19日）、ダ軍のケビン・タワーズGM（49）が日本人投手獲得へ強い関心を示し、小林宏には複数年契約を用意して本格調査を進めている。
ダイヤモンドバックスが下克上ロッテの守護神・小林宏に熱い視線を注いでいる。9月下旬に就任したタワーズGMは「我々は日本の投手に強い関心を持っている。市場を見定めて、小林宏らメジャーを目指す日本人投手がチームにフィットすると判断すれば獲得に動く」と話した。言い回しは慎重だが、すでに総額300万ドル（約2億5000万円）前後とみられる2年契約も用意。2年連続地区最下位からの巻き返しのキーマン候補に挙げている。
今季、ダ軍の救援投手のチーム防御率は30球団ワーストの5.74。29位のカブスは4.72と、1点以上離されている惨状だ。守護神のグティエレス以外は総入れ替えも検討中で、タワーズGMは「うちにはかなり空きがある。新たに3〜5人は必要」とブルペン再編の重要性を強調した。
タワーズGMがパドレスGM時代の03年オフに獲得した大塚は、セットアッパーとして05年の地区優勝に貢献。日本人投手の印象はいい。小林宏についてもフォークで三振を奪える点とともにユーティリティー性を買っており、球団関係者は「元々は先発投手だからロングリリーフもできるし、中継ぎや今季のように9回を任せられる。監督にとって使いやすい」と分析した。メジャーでは「スイングマン」と呼ばれる万能型。今季はメッツで高橋がこの役割で10勝6敗8セーブ、防御率3.61の好成績を残しており、同様の活躍が期待される。
小林宏には、守護神ソリアーノらがFAでブルペンが手薄となるレイズの参戦も有力。複数球団による争奪戦の様相だが、さらなる調査を経て、ダ軍はウインターミーティング前にもオファーを出す準備を進める。
今季のダイヤモンドバックスの救援陣は、軒並み防御率4〜5点台。シーズン前半に抑えを務めていたクオルズは43試合で防御率8.29の大不振により、7月末のトレードでレイズへ放出された。また、チーム最多の70試合に登板したハイルマンはFAとなり退団が濃厚。上位浮上のためには、抜本的な立て直しが求められている。
ダイヤモンドバックスは、ポスティング・システムでメジャーを目指す西岡の獲得にも興味を示している。3年連続で200三振を超えた三塁手レイノルズを筆頭にチーム三振数は両リーグ最多の1529個。タワーズGMは「今欲しいのは、パワーがなくても確実に打ち返せる打者」と、アベレージヒッターの補強を目指している。今季26本塁打の二塁手ジョンソン、同15本塁打の遊撃手ドルーのどちらかの放出も検討中。日本一戦士の両獲りとなる可能性も浮上している。
ロッテの秋季練習が19日、終了した。西村監督は不在だったが、若手中心の1軍メンバーが千葉市の稲毛室内練習場で汗を流した。新人の清田は「最後、いい結果で終われた。でも、今季は今日で終わり。また一からやっていきたい」と気を引き締めた。同じく新人の荻野貴は、右ひざの故障から今オフに完全復活を目指す。「100パーセントに近づけるようにやりたい」と力を込めた。
日本一になったロッテの1軍選手の契約更改が19日から始まった。日本シリーズ優秀選手の内竜也投手（25）は250万円増の1750万円でサイン。第7戦で決勝打を放った岡田幸文外野手（26）は560万円増の1000万円（金額はいずれも推定）でサインした。石川球団運営本部長は「シーズンの方がウエートは重いけど、CS、日本シリーズの分の査定もちゃんとある。内はポストシーズンの分で上がった。岡田は日本シリーズの三塁打もあるけど、全体を評価した。練習もコツコツとやって、若手なんだけどチームを引っ張った」と、日本一の立役者となった2人の評価について話した。また古谷拓哉投手（29）が倍増の提示を保留。球団として2年ぶりの保留となったが「説明をしてもらっていたら時間切れになってしまった」と、次回はサインする予定だ。
日本シリーズ第7戦で決勝打を放ったロッテの岡田が19日、560万円増の年俸1000万円で契約を更改した。内は250万円増の1750万円、唐川も250万円増の3450万円でサイン。
昨年3月まで育成選手だった岡田は、入団時から妻、子供2人と離れて暮らしている。年俸は上がったが、単身での生活を続けるそうで「（今季は）自信になった。満足することなく、いい形でつなげたい」と話した。終盤に中継ぎでフル回転した内は「来季は最後にマウンドにいたい」と抑えを狙う。
的場は1600万円、大嶺は2100万円、吉見は3300万円でサインした。（金額は推定）
日本野球機構（NPB）と12球団の年金担当者は19日、都内で選手年金のOB説明会について打ち合わせを行った。
選手年金は18日のオーナー会議で一時金を分配して解散する方向で合意。これを受けて受給者、待機者を合わせ約800人のOBへの説明会は東京、大阪を中心に各球団の本拠地で20回以上開催し、OBは出席できる会場を選べるという。3分の2以上の賛同を得ることが目的で、NPBは職員を総動員して対応し、年内にもOB全員への説明を終える予定。来春キャンプ中に現役選手からも賛同を得て、3月に開かれる年金運営委員会で解散を承認したい考えだ。