わたしはかもめ2011年鴎の便り(1月)

便

1月2日

ロッテ清田、後輩柏原刺激にフル出場目標[ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(24)が「全試合出場」の目標を掲げた。2日、千葉マリンスタジアムで初売りに参加。書き初めで「フル出場」と書き上げた。プロ1年目の昨季は左脇腹痛で出遅れて64試合止まり。チームでも144試合出場はツインズ入りした西岡だけだった。「剛さんの代わりになる人が出てこないといけない。剛さんみたいな活躍はできないけど、僕は僕なりにやっていきたい」と決意を示した。

この日の箱根駅伝で、母校の東洋大が往路3連覇を飾った。「山の神」柏原の5区での逆転劇に「注目される立場で結果を出すのがすごい。僕もそういう選手にならなければ」と勇気と刺激をもらった。昨季以上の注目を集める2年目。岡田、新人伊志嶺らとの中堅定位置争いは大激戦が予想されるが「僕の売りはバッティング。バッティングでは負けたくない」。日本シリーズで新人最多打点タイをマークした勝負強い打撃を武器に、開幕スタメンを奪取する。

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西岡魂継承!清田、全試合出場宣言![スポニチ]

ロッテの清田が、千葉マリンで新春初売りイベントに出演。昨年の日本シリーズで新人最多タイの6打点を挙げるなどブレークした主砲候補は、6500人のファンを前に「開幕スタメンから全試合出場を目指す」と宣言した。

昨季144試合フル出場はチームでは主将の西岡のみ。その西岡がツインズに移籍し「剛さんの代わりになる人が出てこないといけない」と全試合出場でチームを引っ張る覚悟だ。昨季後半からつかんだ中堅の座も譲らない。遊撃転向案がある荻野貴、3年目の岡田、ドラフト1位・伊志嶺(東海大)ら俊足タイプとの争いに「打撃では負けない」と打率3割を誓った。この日、箱根駅伝では母校の東洋大が往路3連覇。エース柏原での逆転劇に「注目されて結果を出すのは凄い。僕もそういう選手になりたい」と刺激を受けていた。

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三拍子そろった伊志嶺、ロッテのつなぎ野球にぴったり[スポニチ]

外野激戦区のロッテに即戦力ルーキー・伊志嶺翔大外野手(東海大)が殴り込みだ。

強肩俊足を生かした守備走塁はプロでも上位に入るレベルで、打撃も派手さこそないが、状況に応じたバッティングが出来る器用さとパンチ力をあわせ持つ実戦派。ただ、ロッテの外野陣は“つなぎの4番”サブロー、大松尚逸、新人の清田育宏と荻野貴司に、育成から這い上がった岡田幸文も控えているため、定位置獲得は容易ではない。

出場機会さえ得られれば結果を出せる可能性は高い。そんななか、米大リーグのツインズ入りした西岡剛内野手の穴を埋めるため、荻野が遊撃に挑戦するプランが浮上。このコンバートがうまくいき、伊志嶺がレギュラーをつかめば、ロッテのつなぎ野球にますます磨きがかかることは間違いない。

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「西岡2世」東海大甲府・高橋周平をマーク…ロッテ[報知]

ロッテが“西岡2世”の大物高校生に密着マークだ。来秋ドラフトの上位候補に、東海大甲府の高橋周平内野手(2年)をリストアップしていることが2日、分かった。高校通算45本塁打の大型遊撃手について球団幹部は、「いいショートですから、興味を持って見ている。当然、候補に入ってくる」と熱視線を送っている。

今季フルイニング出場で首位打者、最多安打を獲得した西岡が今オフ、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ・ツインズに移籍。将来性豊かな遊撃手の獲得は、球団の補強ポイントに合致する。球団幹部は「どこの球団にしたって、(リストに)入ってくるいい選手」と説明。昨年12月中旬にも、永野チーフスカウトが練習視察するほど高く評価している。

高橋は1年夏から4番で、甲子園出場こそないが、高校生の野手ではトップクラスの実力を誇る。東海大甲府・村中秀人監督(52)は「同じ時期で比べたら、森野(現中日)よりも上」と絶賛。東海大相模での監督時代の教え子を上回る素質に太鼓判を押すほどだ。

今季の正遊撃手の座は、外野から転向に意欲を見せる荻野貴、6年目の細谷らが争う見込みだ。石川球団運営本部長は「ショートは育ててつくっていかなくちゃいけないポジション」と若手の育成を重視しており、“金の卵”は魅力的な存在だ。可能性を秘めた逸材を追い求め、希望の進路を含めて調査を進めていく。

高橋周平(たかはし・しゅうへい)
1994年1月18日、神奈川・藤沢市生まれ。16歳。小学1年から善行野球スポーツ少年団で野球を始める。中学時代はボーイズリーグ・湘南クラブ所属。「4番・三塁」で出場した2年時に全国大会優勝。3年時は3位。東海大甲府では1年春に5番、夏以降は4番を務める。180センチ、83キロ。右投左打。

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清田「お雑煮は餅1つだけ」[ニッカン]

プロ2年目のシーズンを迎えたロッテ清田育宏外野手(24)が2日、千葉マリンスタジアムでのトークショーに出演した。初めてのオフの過ごし方を質問され「太りやすい体質なので、食事には気を使っています。お雑煮にも、お餅は1つしか入れていませんよ」と返答。現在もシーズン中とほどんど変わらない同じ90キロの体重を維持しているという。外野手定位置争いはかなりの激戦が予想されるが「レギュラー争いに負けたくない」と決意表明。ファンから大きな拍手を浴びた。

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ロッテ、西村監督と12年まで2年契約結ぶ[スポニチ]

ロッテが西村徳文監督(50)と12年までの2年契約を結んだ。

年俸は1000万円増の6000万円。西村監督は就任1年目の昨季、リーグ3位ながらCSを勝ち抜き、5年ぶりの日本一を達成。生え抜き監督としてチームスローガンに「和」を掲げ、2年連続Bクラスのチームを立て直した。今年が2年契約の最終年だったが、任期を待たずに契約を延長した石川球団本部長は「指導力、判断力だけじゃなく選手を育成する力も評価した」と説明。その上で「できる限り長くやってもらいたい」とし、今季の結果次第で再び契約を延長する可能性を示唆した。

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2012年まで西村監督!契約延長…ロッテ[報知]

ロッテの西村徳文監督(50)が、新たに球団と2年契約を結び直したことが2日までに分かった。今年が2年契約の2年目だったが、昨季にレギュラーシーズン3位から5年ぶりの日本一に導いた手腕が評価され、2012年シーズンまで指揮を執ることになった。

就任1年目の昨季は清田、荻野貴ら若手の育成に力を注ぎ、対話重視の選手起用でチームを09年の5位から立て直した。石川球団運営本部長は、「指導力や判断力もあり、叩き上げの人だから育成力がある。選手からの信頼も厚い」と高評価を説明した。

年俸は6000万円で昨季から1000万円増。同本部長は「契約は2年だが、方向性としては長くやってもらいたい。フロントとしては、チームの編成と育成を考えた上で、長い視点でやっていきたい」と長期政権に発展する可能性を示した。

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プロ野球、今季から“飛ばないボール”に統一[サンスポ]

日本のプロ野球で今季から1軍公式戦使用球がミズノ社製のいわゆる「飛ばないボール」に統一される。昨季までは球団ごとで複数メーカーのボールが使われていただけに、球界にとっては大きなターニングポイント。本塁打数の減少が予想され、フェンス際の打球が増え、外野の守備力が問われることにもなり、各チームの戦略にも影響が出てきそうだ。

昨季までは各球団が任意でメーカーを選んでいたため、ミズノ、ゼット、アシックス、久保田の4社のボールが使用されていた。だが、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で使用された米大リーグ(MLB)の球が「滑りやすい」との声が上がり、国際大会での違和感を減らすため、加藤良三コミッショナーが国内でボールを統一することを提案。日本のボールは「よく飛ぶ」との指摘もあったため、これを機会に反発力を抑えることになった。

新しい統一球は、中心にあるコルク芯を覆うゴム材を、衝撃を吸収しやすい素材に変更して反発係数をこれまでより低く抑えた。糸の縫い目も幅が1ミリ広く、高さも0.2ミリ低くなり、MLB使用球により近いものになった。

ボールの統一により目に見える変化としてあらわれるのが本塁打数だ。ミズノは平成17年にも1度、低反発球を開発し、10球団近くが採用したが、その年は12球団の本塁打総数が前年の1994本から247本減って1747本。今回のボールでは、球速144キロ、スイング速度126キロ、飛び出し角度27度の条件下での飛距離が従来の約110.4メートルから1メートル短い約109.4メートルになるデータが出た。東京ドームの左中間、右中間までの距離が110メートルのため、本塁打になるかどうかの瀬戸際の数字だ。

昨年12球団最多の226本塁打を放った巨人に最も影響が出そう。原辰徳監督は「きちんとしたスイングをしていれば本塁打になる」と話すが、前回の低反発球導入では、16年は255本放った本塁打が、17年は186本に激減。順位も3位から5位に落ちているだけに、気が気ではない。

また、ミズノの開発担当者は「当初は外野手が守備の感覚に戸惑うかもしれない」と目に見えない変化を指摘する。飛距離が抑えられることで、フェンス際の打球が増えることが予想されるほか、クッションボールの跳ね返り方も変わってくる。阪神の真弓明信監督も「まずは守備がしっかりしていて、そこから打撃が良くなればレギュラーを取れる」と強調する。オープン戦で本塁打の減少が明らかになれば、各球団とも守備力をより重視した布陣を敷くことも予想される。

すでに多くの球団が昨年の秋季キャンプから新しいボールで練習を始めているが、主力が参加していないチームも多かったため、本格的な対策は春季キャンプから。いち早くボールに慣れることがペナントを制する近道になりそうだ。

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