1月10日1月10日後輩を連れてきます−。ロッテの新人合同自主トレが10日、さいたま市のロッテ浦和球場でスタート。ドラフト1位、伊志嶺翔大外野手（22）は、東海大の1年後輩で今年のドラフトの超目玉右腕、菅野智之投手（21）＝東海大相模高＝に対し「しっかり（ロッテを）推しておきました」と、“スカウト役”を買って出ていたことを明かした。
“すごすぎる後輩”へのラブコール。伊志嶺は昨秋のドラフト直後、菅野に直接会ってロッテ入団を勧めていた。「菅野は今年、1番注目されている投手でしょう。しっかり（ロッテを）推しておきました」。
新人合同自主トレ初日。伊志嶺は育成組を含む他の８選手とともに、キャッチボールや30分間走などのメニューをこなした。そんな晴れの日に、菅野に対し“スカウト役”を務めていたことを明かしたのにはワケがあった。
自主トレの舞台、ロッテ浦和球場の付属施設ではこの日、球団が今年の第1回スカウト会議を開催。菅野と東洋大の左腕・藤岡、明大の右腕・野村の3人を中心とした候補選手200人をリストアップした。永野チーフスカウトは、菅野が1位候補の1人であることについて「もちろんそうです」と明言した。
巨人・原監督の甥にあたる菅野は、最速157キロの快速球に140キロ台の高速カットボールなどを操る大学ナンバーワン右腕。すでに巨人が昨年12月、今秋のドラフトで1位指名することを公表したが、ロッテがそこへ割り込んでいく。
伊志嶺はその使者としてうってつけだ。なにしろ菅野とは東海大で昨年、それぞれ主将と3年生エースとして、全国大学選手権と明治神宮大会の準優勝に貢献するなどともに汗を流した仲だ。
ただ「チームメートになりたい」という一方で「勝負したい気持ちもある」とスラッガーとしての本音も…。伊志嶺がグラウンド内外で大役をこなしていく！？
ロッテ浦和でロッテ新人合同自主トレがスタート。3勤1休で予定が組まれる中、南カリフォルニア大在学中のドラフト6位・藤谷は無休となることを明かした。統計学の卒論免除代わりに外国人の居住調査を行う日を、自主トレ休養日に設定。「次の休み（13日）は、この近くですね」とさいたま市役所などを訪れる。卒業予定の6月まで学生とプロの二足のわらじを履くが、キャンプ前までに調査を終えて野球に集中するつもりだ。
ロッテが10日、さいたま市内で今年初のスカウト会議を開き、約200人をリストアップ。今秋ドラフトの超目玉、東海大・菅野智之投手（21）を上位候補として確認した。
力強い援軍となるのが昨秋ドラフト1位で入団した同じ東海大出身の伊志嶺だ。この日、ロッテ浦和で新人合同自主トレをスタート。「菅野は今年（ドラフトで）1番注目されますよね。ロッテのことをしっかり推しておきました」と既に広報活動を行っていたことを明かした。先輩として仲のいい後輩の進路は気になって当然。今後も助言することはある。仮に1位競合でロッテが交渉権を獲得した場合、球団にいいイメージがあれば交渉もスムーズに運ぶ。「次は自分がプロに行きます」と言ってきた菅野に、ロッテをアピールするのは自然の流れだ。
「（菅野と）勝負したい気持ちもあるし、チームメートとしてやりたい気持ちもある」と伊志嶺。2年連続で東海大から1位入団となる可能性は十分ある。
ロッテが10日、さいたま市内で今年初のスカウト会議を開き、約200人をリストアップ。今秋ドラフトの超目玉、東海大・菅野智之投手（21）を上位候補として確認した。
東洋大・藤岡、明大・野村とのビッグ3。永野チーフスカウトは「その3人は担当スカウトがしっかり見て報告するということ。菅野ももちろん候補の1人です」と明言した。
157キロ右腕の菅野には巨人が早々と1位指名を表明。ロッテは9球団が集結した７日の始動日は昨秋ドラフト1位で入団した同じ東海大出身の伊志嶺の入寮が重なったため、担当の井辺スカウトが挨拶に行けなかった。だが、球団関係者が「原監督の甥だから巨人に気を使って指名しないということはない」というように、一歩も引かない姿勢を示す。
ロッテのドラフト6位・藤谷周平投手（23）＝南カリフォルニア大＝が、文武両道でプロ生活の土台を築く。ロッテ浦和球場で始まった新人合同自主トレ初日の10日、野球一筋に集中できる環境を目指して、大学の卒業課題を自主トレ中に片付ける目標を立てた。
1年目シーズンへの体づくりをしながら、練習休日は首都圏の市役所を行脚して外国人の人口に関する資料を集める。「集めたデータをまとめてリポートを書きます。2月のキャンプ前までに終わらせたい」。初休日の13日は近くのさいたま市役所に出向くつもりだ。
父親の仕事で7歳から米国で育った右腕は、日本で野球をするのはもちろん、練習も初めて。「ランニングをみんなでやるとかなかったし、全てが新鮮でした」と、日米の違いを説明していた。
ロッテのドラフト6位藤谷周平投手（23＝南カリフォルニア大）が10日、「日本流」の練習を初体験した。さいたま・浦和球場での新人合同自主トレに参加。父親の仕事の関係で7歳で渡米。個人のペースで練習をする環境で野球に接してきただけに、集団での練習に「楽しかったです。ダッシュとかを3列で同時スタートするのは初めて。全てが新鮮でした」と笑顔を見せていた。
ロッテの新人合同自主トレが10日、さいたま市のロッテ浦和球場でスタートした。初日はキャッチボールや30分走など軽めのメニューで終了。ドラフト1位の伊志嶺翔大外野手（22＝東海大）は「スタートラインに無事に立てました。これからが勝負だと思って、今日はやりました。キャンプに向かってしっかり体をつくっていきたい」と晴れやかな表情で話した。
ロッテの新人合同練習が10日、さいたま市のロッテ浦和球場で始まり、ドラフト1位の伊志嶺翔大外野手（東海大）らが守備練習などで体を動かした。
午前中はグラウンドで汗を流し、午後は室内で筋力トレーニング。即戦力として期待を集める伊志嶺は「ここからが勝負だと思って、練習した。キャンプでアピールできるように、しっかりと体をつくりたい」と気を引き締めた。
7歳で渡米したドラフト6位の藤谷周平投手（南カリフォルニア大）は、日本式の練習メニューを初めて体験。「各自が走るスピードを合わせてアップをしたり、米国ではなかった。新鮮で楽しかった」と笑顔を見せていた。
ロッテは10日、さいたま市の球団施設で今年初のスカウト会議を行った。菅野（東海大）、藤岡（東洋大）や野村（明大）ら、約200人をリストアップした。即戦力の投手を狙っていく方針のロッテの松本編成統括は「誰が1位とかではなく、今日は上位候補選手の確認を行っただけ」と説明した。
コバヒロさんは打ってもすごい！阪神久保康友投手（30）が10日、鹿児島県種子島でロッテ渡辺俊らとの合同自主トレを公開。ロッテからFA宣言し、阪神が獲得の意向を示している小林宏之投手（32）の能力に太鼓判を押した。05年からの4年間はロッテの同僚として先輩の活躍を身近でチェック。投手としてだけでなく「バッティングもピカ一」と力を込めた。
小林宏の魅力は投球だけではなかった。ロッテ時代に同僚だった久保は、何度もうならされたという。その打力に、だ。メジャーが第1希望ということは承知しており「来るか来ないか分からない選手に期待をかけてはいけない」と前置き。その上で、鮮明な記憶をよみがえらせた。
虎党にとっては、嬉しい驚きだろう。投手小林宏のイメージは強烈だ。阪神戦は日本シリーズを含めて6戦を無傷の5勝、防御率2.06。虎キラーの名をほしいままにしてきたが、実は打ってもすごい。久保は05年から4年間のロッテ在籍時、先輩小林宏の打力を目の当たりにしてきた。今まで見てきた投手の中でも屈指の打力−。説得力は十分だ。
FA右腕の交流戦打撃成績は通算25打数6安打、打率2割4分。交流戦初年度の05年は10打数3安打、打率3割と野手顔負けの結果を残した。しかも、この3安打は全て二塁打。このシーズンは4試合で打席に立ち、3試合で1打点ずつの計3打点を記録している。虎はセットアッパーとして獲得を目指しているが、打席に立たせたくなるほどの打撃技術を持つ。
投手としての実績は言うまでもない。ロッテでは先発に中継ぎ、リリーフとフル回転。2ケタ勝利を4度記録し、74勝29セーブをマーク。06年にはWBC日本代表、07年は北京五輪アジア予選日本代表にも選ばれ、第一線で結果を出し続けている。
阪神は小林宏がメジャー移籍を断念した場合、すぐに交渉準備を進める構え。昨季14勝の久保が舌を巻くほどの能力を持つ。虎の恋人は確かな実力者だ。
ロッテから海外FA権を行使し、米大リーグ移籍を目指している小林宏投手は10日、「焦りはないが、そろそろ決めないと。今月中には何とかしたい」と話した。小林宏は大リーグ入りを希望しているが、交渉は難航。国内では阪神が獲得に乗り出す意向を示している。
現状では交渉に大きな進展はなく、米球団の提示がマイナー契約の場合は国内に残ることを明言している。招待選手として大リーグのキャンプに参加することにも「厳しい。メジャー契約がベスト」と話した。
ロッテからFA宣言してメジャー移籍を目指す小林宏が千葉マリンで調整し、今月中に結論を出す考えを示した。当初は2月中旬までメジャーからのオファーを待つ姿勢を見せていたが「今月中には何とか、ですね。焦りがないといっても、そろそろじゃないですかね」と発言。マイナー契約の場合、キャンプは招待選手としての参加になるだけに「厳しいかも」と否定的で、メジャー契約にこだわる考えをあらためて示した。また、獲得に乗り出すことを表明している阪神は、小林宏の代理人事務所の担当者が来日する15日に連絡を取り合うことを両者の間で確認済みで、速やかに入団交渉を開始する意向だ。
ロッテからFA宣言し、メジャー移籍を目指す小林宏之投手（32）が10日、移籍先について今月中に結論を出す考えを明かした。千葉マリンでの自主トレ後、「（自分で）焦りがないとは言ってても、そろそろじゃないですか。今月中には何とか（決めたい）ですね」と話した。
現時点では満足できるメジャー契約のオファーはない模様だが、「複数年を希望？もちろん。でもメジャー契約があれば、ベストなんで」と単年契約も視野に入れ始めている。獲得意思を示している阪神・真弓監督が起用法にまで言及していることには、「そんなことを僕に言われても、分かりません」と戸惑いの表情をみせた。