2月23日2月23日ロッテのドラフト3位小林敦投手（25＝七十七銀行）が、26日の日本ハムとのオープン戦で先発することになった。23日の紅白戦では2回8失点と乱れたが、対外試合の開幕投手に指名され「相手は関係ない。自分のことをやるだけ」と意気込んだ。日本ハム斎藤は中継ぎ登板の予定。重圧のかかる先発対決が回避できることに「よかった」。
ロッテは23日、2軍キャンプ地の鹿児島・薩摩川内市で、フリーエージェント（FA）で阪神に移籍した小林宏之投手（32）の人的補償について協議した。
先に野手1人と投手2人をリストアップ。これを投手2人に絞っていたが、石川球団運営本部長は「今江ら野手にけが人が多いため、再検討することにした」と説明。野手1人を候補に戻し、26、27日に高知で行われる阪神−オリックスのオープン戦に編成担当を派遣。再チェックすることを決めた。
ロッテが、阪神・小林宏投手（32）のフリーエージェント（FA）移籍に伴う補償について再検討する。左ふくらはぎ肉離れの回復が遅れている今江、左のリリーフとして期待していた服部ら故障者の状況を考慮し、人的補償の可能性を含めて模索する。
チーム編成の関係から早期に結論を出す方針だったが、2月下旬のオープン戦で補強ポイントに合致する戦力を洗い直す。球団関係者は23日、「ここにきて伸びている阪神の選手もいる。ケガ人のこともあるし、もう少し時間をかける」と投手、野手を含めて検討する。
ロッテのドラフト3位・小林敦投手（24）＝七十七銀行＝が23日、“佑ちゃんフィーバー”に便乗してのアピールに鼻息を荒くした。今季初の対外試合となる26日の日本ハム戦（名護）で“開幕投手”を務める右腕は「いいピッチングができればいいアピールになる」と不敵な笑みを浮かべた。
日本ハムは黄金ルーキー・斎藤が登板予定で、全国の話題になるのは確実。多数のファンが殺到するのも必至だ。「自分のやることをやるだけ。緊張しないようにやりたい」。プレッシャーに負けない強心臓も印象づけたいところだ。
そもそも斎藤は、昨秋のドラフトで競合の末に取り逃したかつての“恋人”だ。21日の紅白戦で2回8失点と大炎上した右腕はもちろん、チームにとっても“お返し”するチャンスとなる。
ロッテが、フリーエージェント（FA）権を行使して阪神に移籍した小林宏投手（32）の補償に関して人的補償を視野に再検討することが23日、分かった。
当初は金銭による補償を基本線としていたが、左足肉離れでキャンプ2軍スタートとなった今江の回復が遅れ、22日には左腕投手の服部が左肋間筋挫傷で緊急帰京。球団幹部は「故障者の状況を考慮して総合的に判断した。選手を獲れるならということになった」と方針転換したことを明かした。26、27日の阪神のオープン戦を視察し、プロテクトリストから外れた投手、内野手を洗い直して最終判断を下す。
西村監督は26日から始まる対外試合の先発投手を明らかにした。26日の日本ハムとのオープン戦初戦が新人の小林（七十七銀行）、27日の中日戦はオリックスから移籍してきた光原、3月1日のオリックスとの練習試合は大嶺となった。
紅白戦では投手陣が打ち込まれる場面が目立ち、指揮官は「若手中心の投手が投げる。この3試合は大事。早い段階でいいものを見せてくれないと、そうチャンスはない」と叱咤していた。
ロッテ西村徳文監督（51）が若手投手陣にサバイバル指令を出した。21日の紅白戦で若手中心の投手陣が26失点と崩壊。「若手にとってはここからの3試合が大事。今の（1軍投手）20人は、まだまだ人数が多い」と話し、26、27日のオープン戦、3月1日の練習試合3試合での逆襲を期待した。生き残りをかける3試合の先発は順に小林、光原、大嶺が予定されている。
ロッテ山本一徳投手（27＝日本ハム）が23日、ブルペンで93球を投げた。1球投げるごとに捕手の小池に球筋や勢いを入念に確認。「クイックを練習しているのですが、体重の乗り具合などが自分では分からない。確認しながらやってます」と説明した。
ロッテ大嶺祐太投手（22）が、直球の勢いに手応えを得た。23日はブルペンで56球を投げたが、うち50球が直球。「真っ直ぐで空振りやファウルを奪えるようになるのがキャンプの課題だった。今日はバランスよく投げられたと思う」と話した。