左ふくらはぎ肉離れで2軍調整中のロッテ今江敏晃内野手(27)が、ぶっつけで3月25日の開幕戦に臨む可能性が出てきた。24日、石垣キャンプを打ち上げた西村監督が「いいところまできているが、完璧に治っていない。まずは100%回復して、下の試合に出てから」との見解を示した。1月25日の自主トレ中に発症。当初はキャンプ中に合流見込みだったが、回復が思わしくなく、現時点でも復帰のメドは立っていない。西村監督は「間に合わないようなら仕方ない」と日本シリーズMVPの開幕不在という最悪の事態も視野に入れる。当面は紅白戦で三塁を守った今岡や青野、細谷、根元らの起用で乗り切る方針だ。
新守護神候補ボブ・マクローリー投手(28=オリオールズ2A)の2軍降格も決まった。疲労による全身の張りでキャンプ終盤はノースロー調整が続いていた。27日まで1軍に帯同し、その後は2軍で調整する。
ロッテがFAで阪神に移籍した小林宏投手(32)の人的補償について、再検討をすることになった。当初は25日にも決定する予定だったが、今江ら故障者を抱えるチーム状況から方針を転換した。石川晃球団本部長は「ケガ人が多い状況なので、もう1度リストを洗い直すことになった。候補に挙がっているのは投手が2人と野手が数人です」と説明。26、27日に行われる阪神のオープン戦を視察し、最終的な判断をする。
10日に阪神からのプロテクトリストを受領後、ロッテは阪神の1、2軍キャンプにチーム関係者を派遣。投手2人と野手1人の調査を行っていた。その後、候補者を投手2人に絞ったが、チーム状況が変化した。金銭補償の選択も含めた最終結論について、同本部長は「3月頭になると思う」と話した。
24日に石垣キャンプを打ち上げたロッテのD1位・伊志嶺(東海大)は、「少しずつレベルアップできた。1番は打撃。打球の質も変わった」と手応えを口にした。西村監督も「早く(感覚を)つかんでくれた」と目を細めたが、一方で左ふくらはぎの肉離れで2軍スタートとなった今江が、1軍に合流することなくキャンプを終えた。指揮官は「ここで無理をすると再発する」と今江の開幕不在の可能性を口にした。
ロッテ抑え候補の新外国人・マクローリーの2軍降格が決まった。最速161キロ右腕は、全身の張りを訴えて調整が遅れており、沖縄・石垣島キャンプ打ち上げの24日も、投球練習を行わず体幹トレーニングなどを行った。
西村監督は「開幕に投げられるか分からない状態。違和感のあるところを治してもらって(1軍に)上げるタイミングを考えたい」。今後は26、27日のオープン戦までチームに同行し、帰京後の3月1日から2軍に合流する。
ポスト小林宏として期待されていた右腕だが、今キャンプはシート打撃、紅白戦に投手陣で唯一登板する機会がなかった。首脳陣にとっては大きな誤算で「弾丸ボブ」の異名を持つ右腕が、ベールを脱ぐことなく離脱する。
左ふくらはぎの肉離れで2軍調整中のロッテ・今江が、3月の開幕復帰が微妙な状況になってきた。当初はキャンプ中に1軍合流するものとみられていたが回復は遅れており、西村監督は「間に合わなかったらしようがない。1年間戦力になってもらわないと困る選手。ここで無理をすると再発する」。昇格時期は慎重に見極める方針を示した。
左ふくらはぎの肉離れで2軍調整中のロッテ今江敏晃内野手(27)について西村監督は24日、「(開幕に)間に合わなかったらしょうがない。ここで無理をすると再発する」と、開幕不在の可能性を口にした。1月25日の自主トレ中に負傷。当初はキャンプ中に合流するものとみられていたが、この日、打ち上げた石垣島キャンプには間に合わなかった。今後は完治後に2軍で何試合か出場してから1軍に復帰を目指す。
ロッテのドラフト3位小林敦投手(25=七十七銀行)が24日、ブルペンでキャンプ総仕上げとなる68球を投げ込んだ。「セットポジションでのコントロールや球の勢いが課題。体重移動や上下のバランスを意識して投げた」。この日が25歳の誕生日。各方面からの「おめでとう」の声に、新人らしく「ありがとうございます」と丁寧に頭を下げていた。
ロッテ西村徳文監督(51)が石垣キャンプを笑顔で総括した。「小さなケガ人は何人かいたが、充実したキャンプをすごせた。数字は出せないが、いい点をつけられると思う」。競争をテーマに掲げたキャンプで、遊撃や中堅の定位置を争う若手が成長。目標とするリーグ優勝からの日本一に向けて、手応えを得た様子だった。
ロッテが24日、石垣キャンプを打ち上げた。選手会長のサブロー外野手(34)が「(日本一になった)去年のことは忘れて、常勝軍団を作っていきましょう」と挨拶。一本締めで24日間のキャンプを締めくくった。チームは25日に那覇に移動。26日に名護で日本ハムとオープン戦を行う。
ロッテ春季キャンプ(24日、石垣島)左ふくらはぎの肉離れで2軍スタートとなった今江は、1軍に合流することなくキャンプを終えた。西村監督は「(開幕に)間に合わなかったらしょうがない。ここで無理をすると再発する」と今江の開幕不在の可能性を口にした。
軽症で、当初はキャンプ中に合流するものとみられていた。今後は完治後に、2軍で何試合か出場してから1軍に復帰する。また、右足首痛の内と、昨季に右手中指を疲労骨折していた小野も2軍で調整を続けている。
ロッテ春季キャンプ(24日、石垣島)キャンプを打ち上げ、新人の伊志嶺(東海大)は「少しずつレベルアップできた。1番は打撃。打球の質も変わった」と手応えを口にした。
金森打撃コーチの教えで、より球を引きつける打撃に変えた。当初は戸惑いが大きかったが、右手を腫らすまで打ち込んだ成果で徐々に理解を深めた。オープン戦に向け「開幕に先発で使ってもらえるようにアピールしたい」と力強い。中堅手争いをする新人に、西村監督は「早く(感覚を)つかんでくれた」と目を細めていた。