2月25日2月25日ドラフト1位のロッテ伊志嶺翔大外野手（22＝東海大）が「9番右翼」で、今日のオープン戦にスタメン出場することが決まった。同期のライバル斎藤は中継ぎで1回だけの登板予定。対戦は打順の巡り合わせ次第だが「対戦することがあったら、負けたくない。打ちたいです」とライバル心をのぞかせた。石垣では連日の早出で打力向上に取り組んだ。「1番レベルアップしたのはバッティング」。斎藤打ちでキャンプの成果を証明する。
ロッテのドラフト１位・伊志嶺（東海大）が、日本ハムとのオープン戦（名護）に「9番・右翼」で先発する。
チームは25日、キャンプ地の沖縄・石垣島から那覇へ移動。ルーキーの先発を明かした西村監督は「お客さんがたくさん入る中でプレーできることはやりがいがある。若い選手には名前を売るチャンス」と話した。ロッテは昨年ドラフトで斎藤を1位指名。交渉権を得られず、外れ1位で伊志嶺を指名している。因縁の相手との対戦に伊志嶺は「対戦するからには負けたくない。打ちたい。スピードのある野球をやりたい」と気合十分。地元出身の快足ルーキーが、斎藤を打って主役の座を狙う。
ドラフト1位ルーキー・伊志嶺翔大外野手（22）＝東海大＝が、日本ハム・斎藤との同世代対決で“佑キラー”の襲名を狙う。チームが沖縄・石垣島から那覇へ移動した25日、今季初対外試合となる26日の日本ハムとのオープン戦（名護）で「9番・右翼」で先発出場が決定。「対戦するからには負けたくない。打ちたいと思います」と目をぎらつかせた。
サバイバルを勝ち抜くチャンスだ。話題の黄金ルーキーが登板するため、当日はファンが大挙して押し寄せそうだ。西村監督は「お客さんもたくさん入るだろうから、若い選手にはいいこと。僕らも名前を売れ、とよく言われた」と、現役時代の経験を踏まえて激しいアピールを期待している。
中堅手のレギュラーを清田、岡田と争っており、斎藤攻略は株を上げる大きな材料だ。チームにとっても、昨秋のドラフトで競合の末に取り逃がしたかつての“恋人”に、開幕前から苦手意識を植えつける機会にもなる。「スピード感のある野球をやりたい。塁に出たら、次の塁を積極的に狙いたい」と、注目の舞台で主役の座を横取りする。
ロッテは25日、成瀬善久投手（25）が企画する観戦招待の名称を『家族団らんシート』とすることを発表。今季の主催試合のうちQVCマリンフィールドで行われる70試合を対象に、毎試合1組4人を一塁側内野指定席Sに招待する。希望者は球団ホームページからメールで応募する。
ロッテが25日、成瀬善久投手（25）が企画した試合観戦企画「家族だんらんシート」の要項を発表した。主催試合のうち70試合で、毎試合1組4人を内野S指定席に招待する。詳細や応募方法はロッテ公式ホームページ（http://www.marines.co.jp/）まで。
成瀬は昨季「ビギナーズシート」と銘打った招待企画を実施。今季は家族で野球を楽しんでもらいたいという思いから、だんらんシートを実施する。成瀬は「子供の時から家族だんらんでの野球観戦に憧れていた。ファンに皆さまには、ぜひ家族で忘れられない楽しい時間をすごしてもらいたい」と話した。
ロッテが25日、キャンプ地の石垣島から那覇に移動した。26日から始まるオープン戦を前に、西村徳文監督（51）は「最初は若手中心のメンバーになるが、緊張感を持って試合をしてもらいたい」と話した。
ロッテは25日、キャンプ地の沖縄県石垣市から那覇市に移動した。26日の日本ハムとのオープン戦初戦は、ルーキー斎藤佑樹投手（早大）が登板予定。西村監督は「お客さんがたくさん入って、その中でできるのはやりがいがある。若手は名前を売るチャンス」と話した。
「9番・右翼」で先発予定の新人、伊志嶺翔大外野手（東海大）は「（斎藤に）負けたくない。打ちたい。スピードのある野球をしたい」と表情を引き締めた。
ミスターマリーンズ・堀幸一氏（41）の引退試合及び引退セレモニーが、3月12日（土）午後1時からの西武とのオープン戦（QVCマリンフィールドにて。同1日に千葉マリンスタジアムから改称予定）で開かれる。ロッテ一筋。酸いも甘いも、この球団の歴史を見てきた男がファンの前でユニホームを脱ぐ。
「23年間の現役生活で放つことの出来た1827本のヒットの全てを忘れません。当日、どういう形での出場になるかは分かりませんが、ファンの皆様に喜んでもらえるように頑張りたい。私も楽しみにしています」。引退試合が決定した際、堀氏はファンに向けて、そのようにコメントを出した。誰よりもロッテを愛し、誰よりもこのチームのことを考えていた。2005年に31年ぶりの優勝を達成した際の喜びようは、今でも鮮明に私の脳裏に浮かぶ。
「弱いチームから入って、優勝をするということを口にも出来ないようなチームだったのですが、05年にソフトバンクとの試合で31年ぶりの優勝を決められたというあの試合はやっぱり一生忘れることは出来ないと思います」。堀氏が現役時代で最も印象深い出来事に挙げた05年の日本一。弱小といわれた時代、屈辱の18連敗を知るからこそ31年ぶりの優勝に対する喜びもひとしおだったに違いない。同じくチームを支え続けたベテランの小宮山悟氏（09年引退）、初芝清氏（05年引退）と抱き合って涙した。それまでチームを支え続けた男達の意地とプライドが報われた瞬間だった。
堀氏の引退試合の試合前には、グラウンドで新入団選手紹介も行われる。背番号「5」で一時代を築いた堀氏。そしてその番号を受け継ぐ新人の伊志嶺翔大外野手（22）＝東海大。同じグラウンドにこの日だけ、2人の背番号「5」がそろうことになる。
「偉大な背番号を引き継げることを非常に光栄に思っています。この番号に恥じない選手にならなくてはならないと思っています。堀さんのようにファンに感動を与えられるような選手になりたいと思う」。充実した石垣島キャンプを終えた伊志嶺は、大先輩のことを思いながら、強い決意を語った。
3月12日の西武戦を皮切りに、千葉でのオープン戦は全5試合。西村マリーンズの2011年が始まる。惜しまれながらユニホームを脱ぐ人がいれば、未来を渇望されながら新しくプロの門をたたく者もいる。別れを惜しむ寂しさと新たな期待が交錯する。そして今年もまた球春が到来するのだ。ワクワクする季節はすぐそこまで来ている。
（千葉ロッテマリーンズチケット部 梶原紀章）