3月11日3月11日ロッテの唐川が6回1失点。切れのいい直球に落差のあるカーブを交え、4回までは1人の走者も出さない投球だった。荻野貴は3安打2打点で遊撃の定位置へ前進した。楽天は青山が細かい制球に課題を残し、打線も振るわなかった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 5 | |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 1 |
東北地方太平洋沖地震の影響により、12日にQVCマリンで行われる予定だったロッテ−西武のオープン戦の中止が早々と決まった。ロッテ石川球団本部長は「緊急事態。西武も姫路で試合をしているし、東京まで移動できるかどうか分からない。まずは家族などの安否確認が大事ですからね」と説明した。12日の試合は「QVCマリンフィールド」としてのオープニングゲームで、昨季限りで引退した堀幸一氏の引退試合も予定されていたが、地震の規模や被害状況を考慮して中止を即決した。
チームは明石での楽天戦の打ち切り後、神戸市内の宿舎へ移動した。試合後のベンチ裏では携帯電話で家族に連絡を取る選手、コーチらの姿が見られた。久々に投打がかみ合った試合となったが、西村監督も「いい試合だったが、試合よりもそちら（地震）が心配です」と厳しい表情でバスへ乗り込んだ。当初はこの日の試合後に帰京予定だったが「選手には移動しないように通達した。神戸で待機する」（同本部長）とし、12日に帰京する。なお、翌日の試合に備えて早めに帰京した薮田、マーフィー、ペン、矢島通訳の4人は移動中に地震に遭い、名古屋で宿泊することになった。
本拠地のQVCマリンは千葉市の海岸線に位置し被害が心配されたが、球場自体に目立った被害は見られないもようだ。ただ、球場横の駐車場で液状化現象が起こっており、地震発生時に千葉市内の球団事務所にいた職員は「事務所は荷物が落ちた程度だったが、地震の後からは停電している。埋め立て地で地盤が弱い場所なので、隣の駐車場から水があふれている。球場の周囲は救急車が走っているし、空にはヘリも飛んでいる」と状況を説明した。
楽天対ロッテとのオープン戦（明石）が11日、東北・関東大地震の影響を受け、8回表終了時で打ち切られた。楽天ナインが震源地近くの仙台にいる家族や関係者の安否を一刻も早く確認するためで、ベンチ裏は一瞬にして緊迫ムードとなった。
ロッテは11日、地震のため打ち切りとなった楽天戦（明石）後、神戸市内の宿舎に足止めされた。帰京予定だったが、選手、首脳陣らに移動しないよう通達。12日の西武戦（QVC）の中止を決め、12日に帰京する予定だ。西村監督も「私もこれから連絡しないと」と話した。すでに移動中だった薮田、マーフィー、ペンと通訳の4人は、足止めされた名古屋で宿泊する。
本拠地QVCの駐車場など球場周辺で停電が続く中、職員は午後5時ごろ帰路についたという。電話で取材に応じた球団関係者は「救急車が走ってるし、ヘリが飛んでいる。空が（火事で）赤いです」と異様な状況を説明していた。
ロッテの唐川が開幕カードの相手、楽天に6回を投げて2安打1失点と好投した。5回以外は1人の走者も出さず「調子が良かった。今開幕しても、という感じ」と満足感を漂わせた。この日は高めの球を多めにし、低めに決まるカーブとの高低をつける練習をしたと言う。「しっかりと高めに投げられてカウントも取れていた」と自信を深めた様子だった。
ロッテ・西村監督は「心配ですよね」と慌ただしく試合後の会見を終えた。帰京予定だったチームは神戸市内のホテルに戻り、全ナインが家族の安否を確認できたという。
だが昨季限りで現役を退いた堀幸一氏（野球解説者）の引退試合を兼ねていた12日の西武とのオープン戦（QVCマリン）は中止。石川晃球団運営本部長は「緊急事態なので中止にした。今後は球場は使える。引退試合は再検討します」とした。また、QVCマリンや隣接する球団事務所に大きな被害はなかったというが、球団関係者は「周辺のあちこちで液状化現象が起きている。周りは救急車が走っていて、ヘリが飛んでいて、火災の影響か空は赤かった」と振り返った。
震度7の東北・関東大地震に見舞われた宮城・仙台に本拠地を置く楽天は11日、兵庫・明石でロッテとオープン戦に臨んだ。午後2時46分の発生時点は、試合途中だったが、主催者の楽天球団と審判団の協議の結果、8回表終了時点で試合は打ち切り。仙台市内にいる選手の家族や関係者の安否確認を優先してコールドゲームとなった。
午後3時16分、楽天−ロッテ戦が行われていた明石球場に突然、球場DJから緊急のアナウンスが流れた。「先ほど、宮城県を中心として大きな地震がありました。選手の家族、および関係者の安否確認のため、8回表終了をもちまして、コールドゲームとします。5対1でロッテの勝利です」。3149人の観客はざわめき、一斉に楽天、ロッテのナインはグラウンドから引き揚げた。
午後2時46分の地震発生時は、7回表のロッテの攻撃終了直後。情報を確認した楽天・米田球団代表が、まず審判団に選手の家族や関係者の安否確認をするために、ベンチ裏での携帯電話の使用を求めた。すぐに許可が下り、試合に出ていない選手や交代した選手が、心配そうな顔で関係者に連絡を取りだした。
そして、8回表のロッテ攻撃前に再度、米田代表と審判団が協議。ロッテの攻撃終了時点での打ち切りが決定した。
6回の守備から交代した岩村は、2月下旬に仙台市内のマンションに引っ越したばかり。電話回線が混み合い、不通状態が続いていたが、何度もかけ直した結果、夫人の美幸貴さんと連絡が通じた。「大丈夫か？落ち着け」と励まし、3歳の長男の無事も確認した。
チームは当初、12日の横浜戦のために、ロッテ戦終了後に芦屋市内の宿舎に戻り、身支度をして新神戸発の新幹線で横浜へ移動するはずだったが、横浜球団と協議した結果、試合の中止が決定。大事をとって、11日の夜は芦屋市内のホテルに延泊することに。星野監督も「心配だ。選手も気が気じゃないだろう。なかなか連絡が取れないみたいだ」と話した。
球団はチームとは離れ、仙台にリハビリのために残留していた選手12人、コーチ3人、球団職員60人の全員無事を確認。さらに午後7時50分に球団は選手とその家族の全員無事が確認できたことを発表した。今はただ、大きな被害を受けた本拠地・仙台、被災者が早く立ち直ることを祈るしかない。
東北地方などで起きた大地震の影響で12日にQVCマリンで行われる予定だったロッテ−西武のオープン戦の中止が決まった。ロッテの石川球団本部長は「緊急事態だし、西武も移動できるかどうか分からない。まずは安否確認が大事ですからね」と説明した。
兵庫・明石で行われていた楽天対ロッテの試合は、地震の影響で8回表終了で打ち切りとなった。場内には「宮城県で大きな地震が発生したため、選手の家族、関係者の安否確認のため試合を中止します」とアナウンスがあった。宮城で震度7の地震が発生した午後2時50分の段階では7回裏、楽天の攻撃に入るところだった。試合の行われた明石では、まったく揺れを感じなかったが、直後から、許可を得て楽天ベンチ裏で、家族の安否確認がはじまった。審判団との協議の上、試合どころではないと判断し、中止となった。
東北地方で発生した地震の影響で試合は8回表で打ち切りとなった。先発唐川が6回1失点と好投し、打線もつながりをみせて5得点と投打がかみ合った好ゲームとなったが、地震の被害状況を聞いた西村徳文監督（51）は「いい試合だったが、試合よりもそちら（地震）が心配」と厳しい表情で球場を後にした。
ロッテ唐川侑己投手（21）が開幕カードの相手、楽天に6回を投げて2安打1失点と好投した。5回以外は1人の走者も出さず「調子が良かった。今開幕しても、という感じ」と満足感を漂わせた。この日は高めの球を多めにし、低めに決まるカーブとの高低をつける練習をしたと言う。「しっかりと高めに投げられてカウントも取れていた」と自信を深めたようだった。
ロッテは先発の唐川が6回を投げ、7三振を奪い1失点の好投を披露。試合は5−1でロッテがリードしていたが、宮城県北部で起きた大地震の影響により8回表で終了した。
ロッテは3回表、清田、荻野貴の連続適時打で2点を先制。荻野貴は5回表にも適時三塁打を放つなど3安打2打点の活躍を見せた。また、FA権を行使し阪神入りした小林宏の補償選手として移籍した高浜は「9番・三塁」で先発出場したが、1打数無安打に終わった。
投げては、先発の唐川が4回までパーフェクト投球。5回裏に1点を失ったが、6回を投げて被安打2、7奪三振で楽天打線を1点に抑えた。
楽天は11日、三陸沖で地震が発生したため、選手の家族及び関係者の安否確認が必要なため、兵庫県明石市で行われていたロッテとのオープン戦を8回表終了時点で打ち切った。
ロッテの唐川が開幕カードの相手、楽天に6回を投げて2安打1失点と好投した。5回以外は1人の走者も出さず「調子が良かった。今開幕しても、という感じ」と満足感を漂わせた。荻野貴は3安打2打点で遊撃の定位置へ前進した。楽天は青山が細かい制球に課題を残し、打線も振るわなかった。
ロッテの唐川が開幕カードの相手、楽天に6回を投げて2安打1失点と好投した。5回以外は1人の走者も出さず「調子が良かった。今開幕しても、という感じ」と満足感を漂わせた。この日は高めの球を多めにし、低めに決まるカーブとの高低をつける練習をしたと言う。「しっかりと高めに投げられてカウントも取れていた」と自信を深めたようだった。