わたしはかもめ2011年鴎の便り(3月)

便

3月22日

内、開幕間に合わない見込み…ロッテ[報知]

ロッテの守護神候補だった内竜也投手(25)が開幕に間に合わない見通しであることが22日、分かった。昨年末に右足首の骨棘除去手術を受け2軍で調整を続けてきたが、いまだ実戦登板のめどは立たず。4月12日と当初より遅れた開幕にも、間に合わない見込みとなった。

西本2軍投手コーチは「(実戦は)まだじゃないかな。まだ軸足(故障した右足首)に体重が乗り切れていない。無理はさせられないからね」と説明。同じく抑え候補だったマクローリーは右肩検査のために帰国しており、薮田、伊藤らが抑え候補となる。

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1軍合流の今江「いい感じで動けた、怖さもない」[スポニチ]

左ふくらはぎ肉離れで2軍で調整を続けていたロッテ・今江が、ほっと神戸での全体練習に参加。チームに合流した21日は雨天により軽めの調整となったため、この日から本格合流となった。

フリー打撃、守備練習を精力的にこなし「ケガもよくなっていい感じで動けた。変な怖さもない。実戦感覚を戻していきたい」と力を込めた。23日の楽天との実戦形式の合同練習(ほっと神戸)にスタメンで出場予定で、西村監督は「足の状態は問題ないと思う。守備にもついてもらう」と話した。

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今江が本格合流、快音連発[ニッカン]

左ふくらはぎ肉離れのため2軍調整が続いていたロッテ今江敏晃内野手(27)が22日、ほっともっとフィールド神戸での全体練習に参加した。合流は21日だったが雨のため軽く体を動かした程度。この日が1軍での本格始動となった。「いい感じ。体力的には問題ないけど、実戦感覚から遠のいているのがどうか。もっとやっていかないといけない」。打撃練習では快音を連発。23日に行われる楽天との実戦形式の合同練習では先発出場する予定だ。

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セ開幕白紙も、蓮舫大臣らダメ出し[ニッカン]

セ・リーグが3月29日に延期した今季開幕日、および4月中の東京ドーム、神宮、横浜でのナイター開催について、再考する可能性が出てきた。日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー、労組プロ野球選手会の阪神新井貴浩内野手らが22日、都内に高木義明文部科学相、蓮舫節電啓発担当相らを訪ね、東京電力と東北電力管内でのナイター自粛を要請された。さらに選手会との協調も重ねて指導され、選手会が要望する4月12日のセ、パ同時開幕の可能性も出てきた。セは24日に緊急理事会を開き、対応を協議する。

セ・リーグが、19日に変更したばかりの今季公式戦日程を再びダメ出しされた。加藤コミッショナーとセ・リーグ理事長のヤクルト新純生常務取締役、パ・リーグ理事長の楽天井上智治オーナー代行、阪神新井の4人が文科省を訪ね、経営者側はセ、パそれぞれの節電計画を説明した。加藤コミッショナーは極度の緊張からか、顔をこわばらせて訴えたが、高木文科相からは「国民の理解を得られていない」とズバリ指摘された。

経済産業省の池田副大臣も含めた3要人から共通して要請されたのは、東京電力と東北電力の管内でのナイター開催自粛だった。セは4月5日以降、節電しながらのナイター開催を決めていたが、「多くの被災者、計画停電区域の人が厳しい状況にある。社会の理解を得てプロ野球を開催することが重要で、可能な限りナイターは自粛してもらいたい」と、高木文科相から強く要請された。

加藤コミッショナーは、26日にも臨時の12球団オーナー会議を開いて対応を協議すると伝えるのが精いっぱいだった。セの新理事長は「監督官庁から自粛要請があった以上、オーナー会議、セ理事会で協議するのが当然。最終的には監督官庁の強い要望に全面的に従っていくことになるだろう」と、4月中のナイター開催見直しを示唆した。オーナー会議の前の明日24日に緊急理事会を開き、対応を協議していくことになった。

蓮舫節電啓発担当相からも、ナイターと同等の電力を消費する東京ドームでは、デーゲームも開催を控えるよう要請された。さらに同相は開幕日について「セ・リーグが4日間延期することにどういう議論があって、どういう根拠があったのか?選手の意見をくみ取っていない。新井会長が言うことに全て賛同です」と一喝。選手会が主張する4月12日のセ、パ同時開幕案を支持した。

パ井上理事長は「12球団そろって行動するのが重要な時期。選手会が希望している同時開幕の希望を重く受け止めている」と発言。セの新理事長は「セ、パが一致するかどうか個人的にコメントできない」と前置きした上で、「(4月)12日も1つの選択肢だし、もっと延ばすというのもあるかもしれない。理事会で開幕についても話さないといけないでしょう」と話すなど、選手会の要望を受け入れる可能性もでてきた。開幕と定めた29日まであと6日。セが再び窮地に立たされた。

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滝鼻オーナー「お上が決めることかよ!?」[ニッカン]

巨人滝鼻卓雄オーナーは22日、都内で取材に応じ、3月29日開幕を変更する意向のないことを示した。文科省などの要請について「(閣僚は)そんなこと(3月29日開幕をやめろとは)言ってないでしょ。節電してくれってのは政府が言うことだろうけどさ、開幕を何日にしろってのは、お上が決めることかよ!?日程は我々自身が決める」と明言。今回の要請には、日程変更は含まれていないという認識だった。

本拠地・東京ドームでの4月中の開催に難色を示されたことに関連し、代替球場の検討についての質問には「まだそこまでやっていません。とりあえず、日々刻々いろんな事情が変わるのでね。球場をどうするのか考えていませんね」と、選択肢としての「東京ドーム開催」を捨ててはいない様子だった。

意味深発言もあった。「パ・リーグが先行して色んなことを決められているようですけど、そうはいかない」。パ・リーグが善玉、巨人=悪玉という構図にチクリ。「交流戦の日程だって、どうなるか分からないでしょ。最後は日本シリーズで締めくくりたいよね。同じ野球人として。そういうこともあるので、必ずしも同時開催になるのか、あるいは、セは29日を希望してるのかな、パ・リーグは4月12日ですか。それで交流戦ができるのかどうかね。交流戦はもういらないというなら、それなりの考えはあるんだろうけど、そのあたりを週末のオーナー会議で他球団の事情を聴いてみようと思う」。オーナー会議で主導権を握るためなのか、交流戦を持ち出した。

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東京ドーム開催で電力消費4000世帯分[ニッカン]

セ・リーグが3月29日に延期した今季開幕日、および4月中の東京ドーム、神宮、横浜でのナイター開催について、再考する可能性が出てきた。日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー、労組プロ野球選手会の阪神新井貴浩内野手らが22日、都内に高木義明文部科学相、蓮舫節電啓発担当相らを訪ね、東京電力と東北電力管内でのナイター自粛を要請された。

東京ドームの広報IR室は「(プロ野球開催の)自粛の声があるのは重々知っていますが、主催者である読売巨人軍さんと協力して、精いっぱい節電した中で、やらせていただきたい」とコメントした。現在、球場に隣接している遊園地が事故の影響で営業を自粛中。ドーム本体までもが野球開催できないとなると死活問題ともいえる。野球以外にも4月9日と10日に東方神起、少女時代らが出演するライブ「SMタウン」があり、11日には「東京リアル脱出ゲーム」、27日からはアニメ・ワンピースとコラボしたイベントが入っている。

東京ドームの消費電力量
ナイター開催日の消費電力量は、周辺のテナントなども含めると5万〜6万キロワット時になるという。一般家庭の使用量に換算すると、約4000世帯分の電力消費になる。19日に巨人と東京ドームは連名で、当面の独自の節電策を発表。試合開催時は約4万キロワット時の電力を使用していることを明かし、「節電によって使用量を現在より40%程度減らせる見通し」としていた。

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加藤コミッショナー「SMAPだって仕事」[ニッカン]

セ・リーグが3月29日に延期した今季開幕日、および4月中の東京ドーム、神宮、横浜でのナイター開催について、再考する可能性が出てきた。日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー、労組プロ野球選手会の阪神新井貴浩内野手らが22日、都内に高木義明文部科学相、蓮舫節電啓発担当相らを訪ね、東京電力と東北電力管内でのナイター自粛を要請された。さらに選手会との協調も重ねて指導され、選手会が要望する4月12日のセ、パ同時開幕の可能性も出てきた。セは明日24日に緊急理事会を開き、対応を協議する。

加藤コミッショナーが開き直った。3省庁を訪問後「国難の中で野球がどういう責任を果たすべきか。狭い利益ではなく、選手会を含めた野球世界全体として考えるべき」と話した。コミッショナーの責任について問われると「私は野球に誇りを持っている。今の時期に野球をやることは不謹慎だとは思わない。SMAPだって何だって、仕事をするんだと言っていた。野球が仕事なんだ」と頬を紅潮させた。

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昼もダメ!東京D蓮舫仕分け…見直し必至[サンスポ]

プロ野球の加藤良三コミッショナー(69)らは22日、都内で高木義明文部科学相(65)、蓮舫節電啓発担当相(43)を訪問。4月中の東京・東北電力管内でのナイター自粛を改めて要請された。蓮舫氏からは東京ドームでのデーゲーム自粛も指示され、プロ野球界は24日にセの理事会、26日に12球団によるオーナー会議を開き、対応を協議することになった。だが早くも巨人・滝鼻卓雄オーナー(71)が“3・29開幕”を主張するなど、事態はますます混迷しそうだ。

政治は、プロ野球に「ノー」を突きつけた。加藤コミッショナー、セ理事長のヤクルト・新(あたらし)球団常務、パ理事長の楽天・井上オーナー代行、日本プロ野球選手会の新井会長(阪神)ら一行の訪問は当初、1時間程度で落ち着くはずだった。

だが“報告”は、いきなり文科省で約40分の足止めを食った。「いつ一斉停電が起きてもおかしくない状況で、ナイターは国民の理解を得られない。慣例を飛び越えて、セが千葉ロッテの球場を使うとか、再考をお願いしたい」。高木文科相は、セが4月5日から実施を希望する“減灯ナイター案”を差し戻した。

経産省でも同じ見解を受けた後、蓮舫氏が待つ大臣室へ。蓮舫氏は、セの1カード、4日間だけの開幕延期案を“仕分け”した。「なぜ4日間だけの延期か、とうかがったら『ドームを使わないで済む』というお答えでした。これでは(ナイターを)実施する根拠にならない。こだわるのであれば、科学的根拠を示して欲しい」。

さらに東京ドームでのデーゲームにも「基本的にナイターの時間帯に需要が高まるといえ、ナイターと類似の電力使用があれば控えていただきたい」と要請した。セの節電策は19日、同じ民主党の笠浩史文科政務官と協議して決めたものだったが、まさかの全否定だ。

想定外の結末。この日、オーナー会議議長の楽天・島田オーナーが26日の臨時会議招集を通知した。本来、日程問題は解決済みとして震災対応を協議するはずだったが、政府への対応を協議せざるをえなくなった。

加藤コミッショナーは「野球をお見せするのが“早いほどいい”という気持ちは揺るがないし、不謹慎とは思わない」としつつ、「野球をめぐる状況が異なる以上、狭い利害の範囲で判断すべきではない」と現実的に話した。

パ同様にセも、大幅な日程の見直しは避けられない情勢だ。24日に理事会を招集するが、ヤクルト、横浜はデーゲームへの変更、代替球場などの検討を始めた。この日夜、巨人・滝鼻オーナーは「29日は動いていない」として予定通り開幕する意向を示した。東京ドームでのデーゲーム開催さえ否定された巨人の決断が注目される。

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選手会の主張に蓮舫大臣も「賛同」[サンスポ]

日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34)=阪神=は22日、機構、球団側代表者らと文部科学省などを訪問。セ・パ同時開幕を求める選手会の意向を伝えた。セ・リーグ提案には強硬だった蓮舫節電啓発担当相(43)からも「新井選手会長の発言に賛同する」と支持を受け、「必ず変わると信じてます」と語気を強めていた。

思いは通じた。両リーグ同時開幕を訴え続ける新井会長が、強力な援軍を取りつけた。「同時開幕でプロ野球が一体となって、この難局に立ち向かいたい、という話をした。各大臣、副大臣の方が『選手会の声はファンの声だ』といってくれた。選手会の思いを理解してくれて、感動しました」。

午前中から文科省、経産省、内閣府を加藤コミッショナーらと訪問。行く先々で支持を受け、励ましの声をかけられた。

一方で、その横で3月29日のセ・リーグ単独開幕を報告する加藤コミッショナーへの不信感が募った。「正直、聞いていて分からなかった。分かりやすいように発言して欲しいとお願いしました」。さらに「コミッショナーは『理想と実態は違う』といわれていたが、実態の部分が分からない。それに、どうして批判を受けてまで(野球を)やる必要があるのかも分からない」と身ぶりを交じえて続けた。「(日程が)必ず、変わると信じてます。これで変わらなければ、この先プロ野球はどうなっていくんだろうと。このままじゃ、プロ野球がダメになる。祈るように、英断を待ちたいと思っています」。

選手会は、要望が認められなくてもストライキなどは行わない方針。さらに、公式戦全日程を消化するため、ダブルヘッダーやシーズン延長も受け入れると約束している。この誠意、球団経営者には分からなくても、ファンには伝わっていると信じている。

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巨人・滝鼻オーナー、開幕29日強行姿勢[サンスポ]

巨人・滝鼻卓雄オーナー(71)は22日、“3・29開幕案”を強行したい考えを示した。さらに、開幕日だけでなく延長戦の扱いなど、今季の試合方式でセと異なるパ・リーグにも、交流戦を休止する可能性をほのめかして牽制。26日のオーナー会議で、持論を展開するつもりだ。

“内政干渉”は認めない。都内で取材に応じた滝鼻オーナーは、29日のセ・リーグ単独開幕にこだわる姿勢を強調した。「それ(29日開幕)は動いていないのではないか。開幕は政府が決めることですか?節電してくれというのは政府が言うことだろうが、開幕を何日にしろというのはお上が決めることか。日程は我々が決めること」。

3月25日の当初開幕を、29日に延期しただけでも大変だった。その新日程も“お上”の意向で変わろうとしている気配をオーナーは感じ取った。 「こういう重大な時期だし、国難という言葉も使われる。それをしっかりと受け止めて週末(26日)の会議で議論する」とした上で、あくまでもセの29日開幕は譲らない考えを示した。

また開幕を4月12日に延期したパ・リーグにも言及。「パが先行して色々なことを決めているようですが、そうはいかないと思います。交流戦の日程もどうなるか分からない。交流戦はもういらない、と(パが)言うならば、それはそれなりの考え方があるだろう」と、交流戦中止の可能性をほのめかしながら、パを牽制した。

東京ドームでのデーゲーム開催も困難な状況に追い込まれているが、代替球場などに関しては「まだそこまではやっていない」。問題山積も強気の態度は崩さず、26日のオーナー会議に出席する。

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セに蓮舫大臣ダメ出し!パと「4・12」同時開幕も[スポニチ]

セ・リーグのナイター開催が政府のダメ出しを受けた。プロ野球の加藤良三コミッショナー(69)とセ、パ両リーグ理事長らは22日、都内で監督官庁の文部科学省などを訪ね、開幕へ向けたセ、パの節電対策を報告。理解を求めたが、セの3月29日開幕と「減灯ナイター」が蓮舫節電啓発担当相(43)ら閣僚に差し戻しを食らった。セはさらなる開幕延期を余儀なくされ、4月12日のセ、パ同時開幕の可能性も出てきた。26日には12球団によるオーナー会議が開催される。

球界首脳の一行が最後に訪れた合同庁舎の4号館。節電のため薄暗い大臣室で、防災服姿の蓮舫大臣は開口一番「セ・リーグ理事長はどなたですか?」と切り出し、矢継ぎ早に攻め立てた。

「開幕25日を29日に延期したのはどうしてですか?納得できる理由を説明してください」。それは仕分けで見せた切れ味そのものだ。4月5日から東京電力管内で「減灯ナイター」を始めることにも「その時に日本の状況が変わってると思っているのですか?(ナイターに)こだわるなら科学的な根拠を示していただきたい」。電力量40%ダウンなどの大節電策にも首をかしげたという。

蓮舫大臣によると、セの新純生理事長(ヤクルト球団常務)は4日間の開幕延期の理由を「ドームのナイターが入ってたので先延ばしにした」と説明。これにも「それでは電気の供給量が見込めず、十分な答えにはなっていない。デーゲームでも類似の電力需要があるのならば控えていただきたい」。東京ドームはデーゲームでも電力消費が多いとし、東京電力・東北電力管内ではナイターを一切取りやめるように要請。会談の途中で起こった地震にも切れ味は鈍らなかった。

蓮舫大臣は4月12日のセ、パ同時開幕を主張する選手会に賛同。球界首脳らに協調を求めた。難局を乗り切るために必要なのは球界一丸で節電に取り組む姿勢。政府からお墨付きをもらったパとの4・12同時開幕を切望した。監督官庁の文科省といえども、法令違反した訳でもない日本野球機構(NPB)に対して強制力はない。それでも東日本大震災の影響による厳しい電力事情の下でナイター開催は見逃せない。文科省はナイターの自粛期間を「少なくとも4月中」と指定。これはパが決めたナイター自粛期間と同じだった。

19日の理事会の際、セは文科省幹部とすり合わせながら6項目の節電策を作った。当然、了解を得られると思っていた節電策が差し戻されたことで、セは24日に臨時理事会を招集。新理事長は「十分に協議し、監督官庁の要望に最終的に全面的に従っていく」と苦渋の表情を見せた。26日には島田亨議長(楽天オーナー)の呼びかけで12球団臨時オーナー会議も開かれる。セが迫られる4月中の東京電力・東北電力管内のナイター中止とさらなる開幕延期。4・12セ、パ同時開幕が現実味を帯びてきた。

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文科省「理解得られない」経産省「徹底的な省エネを」[スポニチ]

NPBの監督官庁である文科省は高木義明大臣が対応。「まさに国難という中でナイター開催は国民の理解を得られない」と苦言を呈し「これまでの慣例を乗り越えて、例えばセ・リーグも千葉ロッテの球場(QVCマリン)を使えないか」とも話した。

経産省では加藤コミッショナーと旧知の間柄という池田元久副大臣が対応。東京電力・東北電力管内でのナイター開催に疑問を呈し「まずは省エネ。従来の省エネではなく、徹底的な省エネをお願いしたい」と力を込めていた。

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パは“合格点”蓮舫大臣「相当考えていただいた」[スポニチ]

開幕を4月12日に延期したパ・リーグは閣僚らから一定の評価を受けた。井上智治理事長(楽天オーナー代行)は「今の時点ではパの回答については特に指摘はなかった。ご理解いただいたと思う」と説明。

パは21日に臨時オーナー会議を開き、4月中の東京電力・東北電力管内でのナイターを取りやめ、9回完了の上で試合時間3時間30分を超えて新しいイニングに入らない、との節電策を発表した。わずか4日間の延期で、節電には減灯ナイターで対応しようとしたセとは一線を画した内容に、蓮舫大臣も「パ・リーグは相当考えていただいたと思っている」と評価した。

24日にはセと同調して臨時理事会を行う予定で、26日の12球団臨時オーナー会議に向け、井上理事長は「12球団がそろって、国難の中でどう行動すべきかを議論したい」と話していた。

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耳を傾け球界一丸を!新井「変わると信じる」[スポニチ]

新井は、選手会は信じて待つ!日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34=阪神)は、文部科学省などへの訪問後、報道陣に「12球団一丸で難局に向かっていかないと。このままじゃプロ野球界は駄目になる」と強い口調で訴えた。あくまで求めるのはセ、パ両リーグの同時開幕。未曽有の災害に見舞われているからこそ、「一丸姿勢」の必要性を強調した。

その主張が正しいことが認められた。関係者によると、文科省はセ・パ同時開幕について選手会の要望に配慮して協議を進めるよう、両リーグに求めたという。蓮舫節電啓発担当相も「新井選手会長の発言に全て賛同する」と述べるなど、2人の大臣と副大臣から選手会の立場を最大限に尊重された。もちろんファンの支持もある。新井会長にとって、これ以上心強いことはなかった。「(各大臣らから)選手会の声はファンの声だと言っていただいた。主張、心情、気持ちを理解していただいて感動しました。頑張れ、とも言っていただいて勇気づけられた。このことを選手に伝えたい」。

大切なことは、今回の震災に対してプロ野球界が何ができるか、一丸となって考えること。現状の分離開幕案については「強く反発しています」としながらも、新井会長はストライキという強硬手段に訴えることはあらためて否定した。「国が大変な時に、プロ野球界がいがみ合っている時ではない。そういう声が(選手から)多数あった」。だからこそ、選手会の意見には加藤良三コミッショナーらに耳を傾けて欲しい。

「コミッショナーは“批判を受けいれる”と言うが、どうして批判を受けてまでやるのか。(セの開幕が)25日から29日へ、この4日間は何のためなのか。理由を説明してもらっていない」。強い不満を口にする一方で「あとは祈る気持ちで英断を待ちたい。必ず変わると信じている。これで変われなかったらこの先、プロ野球はどうなっていくのだろうと感じている」と言葉に力を込めた。

阪神・鳥谷
「阪神がというよりも関東の球団も大変ということがもっとある。こういう意見があると新井さんを通じて伝えてもらっている。あとはどうなるか。」
中日・森野
「選手の中でも色んな意見があるだろうし、はっきり決まるまで言いようがない。もうどう言えばいいか分かりません。」
ヤクルト・石川
「ヤクルト選手会の意見は新井会長にも伝えているし、新井会長と同じ方向を向いている。しかし準備だけは怠らないようにして、その意向にそえるようにやっていきたい。」

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松原事務局長、閣僚からの指摘は「一体感の欠如」[スポニチ]

日本プロ野球選手会の松原徹事務局長は閣僚らとの会談後、各省で12球団が一丸となっていない点を指摘されたことを明かした。「開幕を同時にというより、球界一体となっていないと感じさせちゃ駄目という指摘です。プロ野球の威厳を損失させることを怖がっているように感じた」。

夏場は昼間に電力使用がピークとなる場合もあるだけに、状況に応じてのナイター開催に理解を示す一方で「(選手会は)終始一貫している。セとパが一緒になってやるのが大事」と繰り返した。

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滝鼻オーナー、開幕再延期なら交流戦開催再考も[スポニチ]

巨人・滝鼻卓雄オーナーが、開幕が再延期となった場合、交流戦開催を再考する可能性に言及した。午後6時半すぎ。球団事務所を去る際、セ・リーグの3・29開幕が政府により差し戻しを食らったことに話が及ぶと、語気を強めた。

「節電してくれってことは政府が言うことだろうけどさ、開幕を何日にしろなんてのはお上が決めることかね」。さらにセパ同時開幕への動きもけん制。「パ・リーグが先行して色んなことを決めているようですけど、そうはいかない。交流戦の日程だってどうなるか分からない訳でしょ」と自ら交流戦の話題を持ち出した。

開幕戦を再延期した場合は試合数、開催時期など交流戦開催再考も辞さないとし「それをすっ飛ばすっていうなら、色んな組み合わせができるかもしれない」とも発言。「やめるって言っている訳じゃない」としながらも26日のオーナー会議で議題とする意向だ。

◇阪神「4・12」譲歩へ、巨人説得にも乗り出す

阪神は文科省などからのダメ出しを受けて素早く対応。大阪・野田の電鉄本社で協議し、開幕日をパと同じ4月12日まで延期するなど大幅譲歩の球団案を固めた。強行姿勢だった巨人にも譲歩を促し、24日のセ理事会、26日の12球団オーナー会議で主張する。

会議後、南信男球団社長は「西でできる所からどんどん(試合を)やるという考えだったが、東を放ってやる訳にはいかない」と方針転換。文科省が示したのは「少なくとも4月中」で、電力事情次第では5月以降も東京電力管内のナイター開催は不透明だ。南社長は「セもパもない。長いスパンで考えないといけない」として3・29開幕の延期を主張。ある球団幹部はパと同時開幕を求め、球団は他球団と連絡を取り合って巨人に譲歩の必要性を訴えた。

阪神は19日のセ理事会では29日までの短期延期に同意したが、今後は譲歩姿勢を鮮明にして、坂井信也オーナー(63=本社社長)も臨時オーナー会議では明確に意見を述べる構えだという。

◇燕も虎に足並みそろえ、堀オーナー26日会議出席へ

阪神に歩調を合わせるのがヤクルトだ。学生野球に優先権がある神宮が本拠地のためデーゲーム開催は困難。セ理事長でもある新球団常務は閣僚らとの会談から球団事務所へ戻ると、すぐに鈴木正球団社長らとヤクルト本社へ直行して堀澄也オーナーに報告した。

新常務は経産省で池田副大臣から地方球場で開催可能か聞かれたそうで、鈴木社長も「地方に持って行くのも1つ」と代替球場を地方へ求める考えを示唆。球団はこれまで一貫して4・12同時開幕を主張しており、26日は普段は代理を立てる堀オーナーが自ら出席して球団の主張を訴えるという。

迷走を続けるセの開幕日は、神ヤの協調で風向きが変わってきた。

中日・白井文吾オーナー
「東京がフランチャイズのチームについては、東京以外の地域で試合することを検討すべきではないか。電力事情が悪く、一般の人が苦しんでいる。そういうところでナイターをやってたくさん電力を消費するのは、市民感情とマッチしない。各球団がどう考えているかはわからないが、1番困っているのは巨人だろう。」
横浜・笹川博史取締役連盟担当
「従わざるを得ない部分もある。球団としては、明日までに方向性を出さないと。(デーゲームが増えると収益が減るが)本当に難しい問題。夏になっても電力の問題などでダブルヘッターも難しいだろうし、試合数が減ることになるかもしれない。」
広島・鈴木清明球団本部長
「ウチとしてはスタンスは変わらない。(試合を)できないところでは無理だが、できるところからやっていけばいいと思う。各球団がどんな考えか聞いてみたい。」

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加藤コミッショナー「野球を超える問題」[スポニチ]

加藤コミッショナーは、セの節電策が政府のダメ出しを受けたことに「国難に遭遇し、野球を超える問題になっている。どうすればいいかを総合的に考える責務がある」。

文科省から始まった官庁行脚。セとパの節電策を提出して説明したが、セは理解を得られなかった。それでも「野球に誇りを持ってるし、今野球するのが不謹慎とは思わない。野球全体を前に進めようという基本姿勢は変わらない」と強調。26日の臨時オーナー会議には「承ったことを含めて検討する。周到な準備が必要」と話した。

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セ・リーグの開幕プランまた“差し戻し”、蓮舫節電大臣「4月ナイター控えて」[報知]

日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナー(69)、セ・パ両リーグ理事長、日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34=阪神)は22日、所管の文部科学省など3省庁を訪問し、「4月中はナイター自粛を」などの要請を受けた。東日本大震災を考慮に入れた今季の公式戦開催プランに、各大臣から「なぜ(セは)29日開幕なのか?」といった疑問が相次いだ。今後は日程の変更について、24日に両リーグが緊急理事会、26日に12球団オーナー会議を開催して対応を協議する。

出はなをくじかれた。加藤コミッショナーら球界首脳は文科省、経済産業省、蓮舫節電啓発担当相の順に各省庁を回り、21日までに決めた両リーグの運営方針への理解を求めるはずだった。それが最初の文科省で「差し戻し」を食らった。

高木文科相は「東京電力、東北電力管内では、いつ一斉の停電が起きてもおかしくない状況。やはり(両管内で)ナイターを行うことは、国民の理解を得られていないと思う」と厳しく指摘。さらに、「デーゲームを含めてプロ野球をやるな、と言っている訳では決してない。ただ、ナイターについてはいかがなものか」と付け加えた。

その後、蓮舫大臣から「ナイター戦はすべて電力の需要が高まるので控えてもらいたい。昼の試合も(ドーム球場など)電力の需要があるなら控えてもらいたい」と注文がついた。さらに同大臣からはセ・リーグに対して「なぜ4日間なのか」と、公式戦開幕を25日から29日へ延ばした根拠を今後、示すように求められた。

セパ一体で この日の各省庁からの要請をまとめると、以下の3点に集約できる。

(1)
4月中は東京・東北電力管内でのナイターを控えて欲しい。
(2)
開幕日や代替球場の確保などセ・パの枠組みを超えた対応を望む。
(3)
日本プロ野球選手会との十分な協議を求める。

すでにパ・リーグは4月中のナイター自粛を決めている。よって(1)はセ・リーグへ向けた要請といえる。(2〉(3)については12球団一体となって対応していくしかない。

巨人は4月中に本拠地・東京ドームで9試合を予定しているが、デーゲームでも照明が必要だ。昼間に大学野球(東都、東京六大学)が行われる神宮球場も、薄暮ゲームで照明点灯を強いられる可能性がある。セ・リーグの新理事長(ヤクルト)はこうした球場個別のケースについて、「そういうことは今後、文科省に問い合わせていきたい」と話すにとどまった。

政府から再検討を求められた加藤コミッショナーも、危機感を募らせた。「(セの)29日開幕(の是非)は、私の口からは言えない。野球をやることが不謹慎だとは思わない。SMAPだって何だって、仕事だということで『自分達でやるんだ』と、昨日(のテレビ番組で)言ってた。今は野球を超える問題になっている。セだけでなく、パも含めた問題だと思っている」と球界全体の結束を呼びかけた。

23日はスケジュール調整がつかなかったため、24日にセ・パ両リーグが緊急理事会を開催。12球団オーナー会議を26日に開いて対応を協議していく。

阪神・南信男球団社長
「政府の意向として受け止めて考えないといけない。当初は関西など、ゲームをやれるところで消化していくことができればと考えていたが、東の情勢はかなり深刻。全体的な状況も踏まえて、12球団で協議していきたい。」
中日・西脇紀人球団代表
「文科省からそういう要請があったということであれば、従わざるを得ない。東京ドームではデーゲームも難しいということにもなってくる。代替地も含めて難しい問題だが、検討する必要があるのではないか。」
広島・鈴木清明球団本部長
「具体的なことを聞いていないのでコメントできない。(パは)何の根拠で4月12日なのか、聞いてみないと分からない。」
横浜・笹川取締役
「閣議で出た以上、(開幕日やナイターなど)全て再検討になるだろう。電力の問題は夏場まで続くだろうし、夏にダブルヘッダーも難しい。試合数も減らすことになるかも分からない。今日、明日で球団の方向性を出す。」

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新井選手会長、過密日程は覚悟の上「12月でも日本シリーズやる」[報知]

日本プロ野球選手会・新井貴浩会長(34=阪神)が22日、NPBの加藤コミッショナーらと文科省、経済産業省、蓮舫節電啓発担当相を訪問し、改めてセ・パ同時開幕を訴えた。「選手会の声は、ファンの声だと、皆さんに言っていただいた、感動している。(日程が)必ず変わるものと思っている。これで変わらなかったら、この先、プロ野球がどうなってしまうのかと思っている」。

前日(21日)にボイコットを行わないことを表明。開幕が延期された場合でもシーズン144試合、クライマックスシリーズ、日本シリーズをすべて戦う姿勢を明言した。「12月に日本シリーズがあっても、ダブルヘッダーでもやりますと最初から言っている」。統一契約書では参稼報酬を伴う労働契約期間が2月1日〜11月30日と決まっているが、オフとなる12月にもプレーするという、選手会としての覚悟を示した。

ヤクルト・石川雅規選手会長
「ヤクルト選手会の意見は新井会長にも伝えているし、新井会長と同じ方向を向いている。しかし、準備だけは怠らないようにして、その意向にそえるようにやっていきたい」
阪神・真弓明信監督
「開幕が不透明になった?こればっかりはね。決まったことに対応していくしかない。(東京電力と東北電力管内での)ナイターはやめた方がいい?そうやろうな。」

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文科相のナイター自粛要請でセ協議へ[ニッカン]

高木義明文部科学相は22日、プロ野球セ・リーグに対し、東京電力と東北電力管内での4月中のナイター開催を自粛するよう要請した。関係者によると、文科省は3月29日に決まったセの開幕を延期し、4月12日のパ・リーグと同時開幕することについても、選手会の要望に配慮して協議を進めるよう、求めた。

これを受け、セは24日に緊急の理事会を開き、ナイター自粛やパとの同時開幕などについて協議することを決めた。26日には12球団によるオーナー会議を開く。

22日はプロ野球の加藤良三コミッショナーとセ、パ両リーグの理事長、日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)が文科省などを訪問した。会談で高木文科相はセが両管内での4月5日以降の開催を決めたナイターについて「国民の理解は得られないと思っている」と語った。

報道陣に加藤コミッショナーは「野球を超える問題になっている。どうすればいいか総合的に考える責務がある」と述べ、新井会長は「各大臣、副大臣の方が全員、選手会の意見がファンの声と言っていた。必ず(セの開幕日が)変わると思っている」と期待した。

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新井選手会長「一丸で」セ、パ同時開幕を[ニッカン]

日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(34=阪神)は22日、文部科学省などへの訪問後、報道陣に「選手会は一貫している。12球団一丸で難局に向かっていかないと。このままじゃプロ野球界は駄目になる」と話し、セ、パ両リーグの同時開幕にこだわる姿勢を強調した。

関係者によると、文科省は同時開幕について、選手会の要望に配慮して協議を進めるよう両リーグに求めた。蓮舫節電啓発担当相も「新井選手会長の発言に全て賛同する」と述べるなど、各大臣、副大臣が選手会の立場を尊重している。

新井選手会長は「コミッショナーは『批判を受けいれる』と言うが、どうして批判を受けてまでやるのか。理由を説明してもらっていない」と不満を口にして「英断を待ちたい。必ず変わると信じている」と話した。

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文科相がセに要請、ナイター当面自粛を[サンスポ]

高木義明文部科学相は22日、プロ野球セ・リーグが、東京電力と東北電力の管内で4月5日以降に開催すると決めたナイターについて「国民の理解を得られないと思っている」と当面自粛するよう求めた。文科省で要請を受けたプロ野球の加藤良三コミッショナーは、近日中に臨時オーナー会議を開いて対応を協議すると伝えた。

高木文科相は「ナイターについては慣例を飛び越えて、例えばセ・リーグが(パ・リーグの)千葉ロッテの球場を使えないのかとか、そういうことを含めて再考をお願いしたい」と日程の再編をあらためて要請した。

蓮舫節電啓発担当相も加藤コミッショナーらと面会し、終了後記者団に「ドームでの試合などについて慎重に検討してほしいと求めた。ボールは加藤氏に渡した」と述べた。

セ・リーグは19日に、開幕を25日から29日に延期することや、節電策を講じた「減灯ナイター」を行うことなどを発表していた。

加藤良三プロ野球コミッショナー
「野球全体を前に進めて欲しいという点では意見の不一致はない。オーナー会議では、今日承ったことを含めて検討する。」
日本プロ野球選手会・新井貴浩会長(阪神)
「(コミッショナーらとともに面談した)各大臣、副大臣の方が全員、選手会の意見がファンの声と言っていただいた。必ず(セの開幕日が)変わると思っている。これで変わらなかったら、この先、プロ野球界はどうなっていくのだろう、というのが正直な気持ちです。」

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加藤コミッショナー「意見の不一致ない」[ニッカン]

高木義明文部科学相は22日、プロ野球セ・リーグが、東京電力と東北電力の管内で4月5日以降に開催すると決めたナイターについて「国民の理解を得られないと思っている」と当面自粛するよう求めた。文科省を訪問した日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーらに要請した。

加藤コミッショナー
「野球全体を前に進めて欲しいという点では意見の不一致はない。オーナー会議では、今日承ったことを含めて検討する。」

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