1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
オリックスからトレード移籍したロッテ・光原が開幕ローテ入りへ猛アピールした。3回を三者凡退とするなど、5回5安打ながら2失点の粘投。「シュートが良かったので続けていきたい。こうやってずっと1軍にいることは少なかった。感謝です。一生懸命頑張りたい」と必死さがうかがえた。
ロッテが開幕ストッパーを緊急補強する。「ポスト小林宏」としてダイヤモンドバックスの最速153キロ右腕、カルロス・ロサ投手(26)の獲得を目指していることが26日、分かった。交渉は順調に進んでおり、週明けにも合意に達する見込み。契約が決まり次第、正式発表され、4月12日の楽天との開幕戦(QVCマリン)までに来日する運びだ。
最大の懸案事項だった「ポスト小林宏」がようやく決まった。ロサは常時150キロを計測する直球が武器。スライダーとチェンジアップを交える巧みな投球術で、08年にメジャー初昇格を果たした。09年には初セーブを記録。メジャー3年間で主に中継ぎで31試合に登板している。今春のオープン戦も中継ぎ10試合で0勝0敗0セーブながら、防御率3.00と安定した投球を見せてきた。
関係者は交渉が大詰めを迎えていることを認め「球威は十分にあるし、変化球もいい。制球もまとまっていて抑えを任せられる」と高く評価。東日本大震災の影響で一時帰国する外国人選手が多い中、液状化現象など大きな被害を受けた千葉が本拠地のロッテに入団することへの不安は見せず、プレーで千葉を含めた日本の野球ファンを元気づけようと前向きな姿勢を示しているという。
大震災で開幕が4月12日までずれ込んだが、チームは当初の開幕予定日だった今月25日を過ぎても抑え不在に悩まされていた。昨年の守護神・小林宏が阪神にFA移籍。代役に期待された内は右足首の手術明けで1軍復帰のメドが立たず、今季加入したマクローリーは右肩違和感で帰国したまま再来日の予定すら決まっていない。そんな中、球団は2月下旬から新外国人投手の獲得調査を続け、26歳の快速右腕に白羽の矢を立てた。
ロサはこの日もメジャーのオープン戦に登板したように順調に調整が進んでいるという。合意は間近で、正式契約後は開幕戦までの来日を目指して手続きに入る。これでチームの支配下選手登録は上限いっぱいの70人。まさに最後のピースをロサが埋め、2年連続日本一に向けた戦闘態勢が整った。
ロッテの本拠地・QVCマリンで検討していた仮設トイレ設置を断念した。東日本大震災の影響で球場の下水管が破損。開幕に復旧が間に合わない場合を想定して仮設トイレ250個を確保していたが、被災地の現状に配慮して取りやめた。石川晃球団運営本部長は「被災地にトイレが足りていない。マリンは他の方法を考える」と説明。今後の対応については地元自治体と協議する。
ロッテの石川晃球団運営本部長は26日、東日本大震災の影響で本拠地・QVCマリン(千葉市)の下水管の一部が破損したことを受けて確保していた仮設トイレを、実際には設置しないことを明らかにした。「仮設トイレは被災地の方が足りないということなので、やめることにしました」。4月12日の楽天との開幕戦までに下水管が復旧しない場合の対策については「(千葉)県と市に任せます」としている。
プロ野球の臨時オーナー会議が26日、都内で開かれ、日本シリーズを2週間遅らせて11月12日に始めることを決めた。東日本大震災の影響で、セ、パ開幕戦が当初より18日遅れの4月12日に延期することを受けての措置。クライマックスシリーズ(CS)も約2週間遅らせて10月29日をメドに開始する。被災地の復興支援策として4月2、3日に12試合のチャリティーマッチを開催することや、12球団統一のロゴマークを作成することも決まった。
プロ球界が前を向いて動き始めた。12球団オーナー会議で開幕延期に伴うCS、日本シリーズの延期が決まった。議長を務めた楽天島田亨オーナーは「開幕が約2週間遅れるので、日本シリーズを2週間先延ばしで公式戦の日程組みを行う」と説明した。近日中に営業担当者会議を開き、4月4日に新たな日程を発表する予定だ。
これにより、日本、韓国、中国、台湾の4ヶ国・地域が参加して11月11日に開幕するアジアシリーズ(台湾)については、見直しを迫られる。島田オーナーは「セ、パだけで調整できない。CS、日本シリーズの日程によりアジアシリーズにしわ寄せがくる」。これまで出場していた日本一チームは派遣不可能となることから、日程やメンバーなど4日の実行委員会で協議していく。
12球団が一体となって復興支援を行うことも確認した。まずは4月2、3日の2日間で、セ、パ合わせて12試合のチャリティーマッチを開催。経費を除いた収益を義援金とし、試合前に選手が募金活動を行う。12球団統一のロゴマークなども近日中に発表する。
日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナーは「セ、パ各球団それぞれ事情がある。具体的な姿になるまで時間がかかった。しかし、選手会の確約を得て4月12日に開幕することは前進であったと思っている」と、一連の騒動が終結し、落ち着きを取り戻していた。
プロ野球の臨時オーナー会議が26日、都内で開かれ、日本シリーズを2週間遅らせて11月12日に始めることを決めた。東日本大震災の影響で、セ、パ開幕戦が当初より18日遅れの4月12日に延期することを受けての措置。クライマックスシリーズ(CS)も約2週間遅らせて10月29日をメドに開始する。被災地の復興支援策として4月2、3日に12試合のチャリティーマッチを開催することや、12球団統一のロゴマークを作成することも決まった。
プロ野球の臨時オーナー会議が26日、実行委員会との合同会議として都内で開かれ、東日本大震災の影響を考慮してセ・パ両リーグ理事会が決めた4月12日への開幕延期を正式承認した。ポストシーズンは2週間遅らせ、クライマックスシリーズ(CS)を10月29日ごろに開始、日本シリーズは11月12日に開幕することを決めた。日本シリーズの11月開幕は史上3度目。長い長いシーズンとなる。
全日程をやりぬくには、こうするしかない。臨時オーナー会議で、シーズンの最後を飾る日本シリーズの開幕日を当初の10月29日から2週間遅らせて、11月12日とすることが決まった。東日本大震災の影響でシーズンの開幕が18日延びて4月12日になったため、日程が過密になることを考慮したものだ。
「この状況下でどうやって世論の賛同、理解を得ながら144試合、クライマックスシリーズ、日本シリーズをこなしていくかを議論した。選手会からも日程を遂行すべく最大限努力すると、一体となって進む姿勢が確認されている」。議長を務めた楽天・島田オーナーが説明した。交流戦、オールスター戦の日程は変更できないため、すでに日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)でもシーズン延長を受け入れることを表明している。
過去の日本シリーズで最も遅い日程で行われたのは、毎日が4勝2敗で松竹を破った1950年の第1回(11月22日開幕、28日終了)だが、当時は交通事情が悪かったため移動日が多く、シーズン日程がはじめから長く組まれていた。今季は61年ぶりに11月中旬まで日本シリーズが行われることになる。
会議の冒頭では全出席者が黙とうを捧げた。政府からの要請を受けて開幕日程が二転三転したこともあり、重い雰囲気に包まれた。その中で、4月中は東京電力・東北電力管内でのナイターやドーム球場開催を自粛する、延長戦は3時間30分を超えて新しいイニングに入らない−の節電対策も承認した。
今後も、夏場に電力供給不足による大規模停電が予想され、日程消化に不安を残す。CS、日本シリーズを本拠地球場で開催できない球団が出る可能性もある。そのため東京電力・東北電力管内の6球団に、管外の6球団も日程の変更や球場の提供などで協力することで合意した。
ようやく球界が足並みをそろえた。だが、会議後の各オーナーの表情は硬いままで、発言は島田議長、加藤コミッショナーに一任し、ほとんどの出席者がノーコメント。12球団オーナーそろっての被災者へ向けたアピールもなかった。“非常時開幕”を受け入れた各球団の緊張感だけが強調される会議だった。
12球団の臨時オーナー会議(島田亨議長=楽天オーナー)と実行委員会の合同会議が26日、都内で開かれ、4月12日セ、パ同時開幕に伴ってクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズを2週間延期し、12球団で東日本大震災の被災地の復興支援活動を行うことなどを決定。12球団が一体となって国難とも言える事態に取り組んでいく姿勢をアピールした。
オーナー会議に実行委メンバーが入るのが異例なら、会議後の対応も異例だった。会見に臨んだ島田議長、加藤良三コミッショナー以外は全員が沈黙。徹底した緘口令が敷かれた。広島・松田元オーナーは「一切喋らん。男の約束は守る」と一言。会議後に予定された巨人・滝鼻卓雄オーナーの取材も急遽中止された。個々に異なる意見が出ては一体感を損なうためだった。
政府からの要請まで受け、セとパ、そして選手会と足並みの乱れが目立った開幕延期問題。球界首脳が集まるこの日は球界一体を示す絶好の機会だった。島田議長は「どう世論の賛同を得て試合をやり遂げるか。支援活動は12球団が選手会と一致団結して取り組む」と結んだ。プロ野球全体で復興支援する姿勢を表すスローガンは「がんばろう!日本」で調整中。これはセンバツや社会人野球と同じで、日本野球界はプロ・アマ一体で支援活動を行っていく。
臨時オーナー会議での主な承認事項と決定事項は次の通り。
日本シリーズが11月に開幕するのは、1950年、2008年に続き史上3度目となる。日本シリーズ初開催だった50年は11月22日に始まり、毎日が4勝2敗で松竹を制して初代のチャンピオンに輝いた。08年は11月1日にスタートし、西武が巨人に4勝3敗。11月開幕のシリーズはともにパ・リーグの球団が優勝している。
CS、日本シリーズの延期について島田議長は「セ、パの開幕延期で公式戦全日程を消化するのは極めて困難。2週間先延ばしにして日程を組み直したい」と説明した。
今後はセ、パ両リーグで調整を進めて4月4日の実行委までに発表する方向。また、慈善試合計12試合(4月2、3日)は当初からチャリティーマッチを予定していたパにセが同調し、当日は選手が募金活動を行う。入場料は後日発表される。
加藤コミッショナーはセ、パの開幕日程問題で球界が混乱したことについて「(対応は)私なりに熟慮して判断してきた。批判を甘んじて受けるのが私の責務」と説明。4月12日同時開幕の決定、発表までに時間を要したことには「セ、パ、各球団に事情がある。野球を前に進めることでは一致していたが、セとパが具体的な姿になるまでにこれだけ経過が必要だった」と話した。
日本シリーズの延期で日程が重なるアジアシリーズ(台湾、11月11〜15日)について実行委で解決策を協議することになった。3年ぶりに復活開催されるアジアシリーズには、日本は参加を既に約束している。また、当初は日本シリーズ開幕2日前の10月27日に開催予定だったドラフト会議、戦力外通告の日程などについても選手会と検討していく。
プロ野球12球団は26日、都内のホテルで臨時オーナー会議を開き、東日本大震災を受けてセ・パ両リーグが打ち出した4月12日の同時開幕など、新たな日程を正式に承認した。また、日本シリーズの開幕日を11月12日へ2週間延期することを決定。クライマックスシリーズ(CS)も、当初予定されていたセ10月15日、パ同14日の開幕をそれぞれ遅らせ、10月29日前後にスタートすることで調整に入るなど、6項目の方針を打ち出した。
会議では冒頭、東日本大震災の犠牲者へ黙祷がささげられた。約2時間の話し合いを終えて、会場を後にするオーナーのほとんどが、報道陣に対して一切コメントを発しなかった。関係者によると、議長を務めた楽天・島田亨オーナーを中心に打ち出した方針だという。球団ごとの思惑が先行するのを防ぎ、球界一体で難局に取り組む姿勢をアピールする狙いとみられる。
その島田議長は会見で「会議では、経営環境の厳しさといった話は出ていない。この状況下で、世論の理解や賛同を得ながらどうやって(公式戦の)144試合をこなすかを議論した」と強調。日程の再編成や復興支援策などを発表した。
4月12日のセ・パ同時開幕を正式に承認。続いてポストシーズン(PS)試合の日程を再考した。開幕延期したことで未消化となった14〜15試合をシーズン終盤などに振り替え、それでも全144試合を消化するにはPSの延期が不可避と判断。クライマックスシリーズを2週間ほど遅らせて、10月29日ごろスタートさせる方向性を打ち出した。
これにより、10月29日に開幕予定だった日本シリーズも、11月12日開幕へと延期し、こちらは正式決定とした。第7戦までもつれ込んだ場合、11月20日までずれ込むことになる。一部の球場ではすでに予定が入っていたり、屋外球場の寒さ対策などの課題は残るが、10月下旬まで公式戦を組み込める形にはなった。「日本生命セ・パ交流戦」や「マツダオールスター」の日程に変更はなく、どんなに過密スケジュールになっても全日程を消化することに賛同した労組日本プロ野球選手会の協力もあって実現した。
日本シリーズの延期が決まったことで、日程が重複する3年ぶりの開催となるはずだったアジアシリーズ(11月11日開幕・台湾)への対応も、今後、実行委員会で協議していく。日本一チームを派遣できなくなったからには、セ・パどちらかのCS最終ステージ敗退チームを派遣するか、選抜チームを結成するか、対応が迫られることになる。
会見には加藤良三コミッショナーも同席した。「セ・リーグ、パ・リーグ、選手会が一体となって進むことが重要。(原発問題など)不確定要素は残っているが、頻繁に意思疎通を図ることで認識は一致している」と強調。セ・パの足並みがそろうまで時間を要したことの責任を追及する質問も出たが「批判は甘んじて受ける。具体的に進むためにこれだけの経過はあった。選手会の協力もあって4月12日から進められるようになったのは前進」と話した。
開幕日より一足早く、球界は救済に乗り出す。4月2、3日、12球団が各地の球場でチャリティー計12試合を開催。収益などを東日本大震災の義援金にまわす予定だ。「復興支援への姿勢を示すため、目に見えるシンボルとなるロゴマーク」(島田議長)も作って、震災復興のサポートに全力を尽くす。
日本シリーズの11月12日への延期が26日に決まり、アジアシリーズとの日程が重なることになったため、実行委員会で解決策を協議することになった。3年ぶりの開催となるアジアシリーズは11月11日から、台湾で行われる。日本、韓国、台湾などのプロリーグの優勝チームが出場するアジアシリーズは2008年を最後に休止している。
プロ野球の臨時オーナー会議が26日、都内で開かれ、東日本大震災の影響を考慮してセ、パ両リーグの公式戦開幕日を4月12日に延期することを承認し、日本シリーズは2週間遅らせて11月12日に始めることを決めた。両リーグで足並みがそろい、12球団が開幕に備える。
両リーグとも公式戦全144試合を消化するため、クライマックスシリーズの開始も2週間遅らせて10月29日ごろとなる。被災地の復興支援策として4月2、3日に12球団が慈善試合を行う。
4月中は東北電力、東京電力両管内でのナイター開催を自粛し、シーズンを通して3時間半を超えて新しい延長回に入らない、との節電策も承認した。12球団は日程消化の全面協力で一致。両管内の6球団は停電対策、観客の安全対策を作る。
セは当初、25日に予定通り開幕することを決めたが、文部科学省からナイター自粛を要請され、29日に延期。しかし高木義明文科相らから再度、東北電力と東京電力管内での4月中のナイター自粛などを強く求められた。日本プロ野球選手会の要望もあり、24日の緊急理事会でセ、パ同時開幕を決定した。
プロ野球12球団は26日、東日本大震災の被災者を支援する目的の慈善試合計12試合を4月2、3日に開催することを決めた。当初から慈善試合を予定していたパに、セも同調した。当日は選手が募金活動を行う。入場料は後日、発表する。
両日のカードと開催球場、開始時間は次の通り。