わたしはかもめ2011年鴎の便り(4月)

便

4月9日

パ6監督が開幕オーダー前日に発表[ニッカン]

開幕前夜の11日にパ・リーグ6球団の監督が、テレビ朝日系列のニュース番組「報道ステーション」(午後9時54分〜)に中継で生出演し、開幕戦オーダーを発表することが9日、分かった。阪神・淡路大震災が発生した95年にも予告オーダーを発表したことがあるが、テレビの生中継で指揮官たち自ら発表するのは初の試みだ。

00年まで「慣例」だったパ・リーグの予告オーダーが復活する。楽天やロッテの本拠地を含む東日本が大震災に遭い、リーグとして被災地域のファンを励まそうというのが発端。中継を通じ、6監督による開幕直前対談が実現することになった。この日はQVCマリンで練習を行った楽天星野監督も各球団が足並みをそろえる動きを歓迎し、「1番山崎、2番ルイーズで行く」と冗談交じりに言った。

16年前も、震災がきっかけとなった。当時は大震災の翌日にパ・リーグ監督会議が行われ、オリックス仰木監督(故人)が座長を務め、「復興」を合言葉に満場一致でファンサービスの実現が決まった経緯がある。前年に行われていた予告先発に加えて、打順も予告。ダイエー王、日本ハム上田、ロッテ・バレンタイン、西武東尾の4人が新監督というフレッシュな顔触れだったが、震災直後に画期的なアイデアが決まるという迅速さも話題になった。この年をきっかけに96、98〜00年まで開幕戦スターティングメンバーの予告は続いた。

今回は開幕日を遅らせ、東京電力、東北電力管内では4月中のナイターを自粛するという中でのシーズンスタートとなる。腹の探り合いというムードは捨て、ファンのために6球団が一致協力のタッグを組む。

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大嶺が開幕ローテへ休日返上[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(22)が9日、QVCマリンで休日返上練習を行った。練習試合では好投を続けており、開幕ローテ入りは決定的。「下半身を意識したフォームで投げることができている」と手応えを見せていた。

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ロッテ、千葉県内被災地の児童を招待[サンスポ]

ロッテ選手会長のサブローが9日、東日本大震災による千葉県内の被災地に住む児童を本拠地・QVCマリンへ招待する計画を明らかにした。対象は同県旭、浦安両市の小中学校計8校の生徒で、「落ち着いたら、QVCマリンに遊びに来てもらえたらいい」とサブロー。石川晃球団運営本部長は「すごくいいこと」と全面的な支援を約束した。

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復興の足がかりに…ロッテ、千葉県内の被災者招待[スポニチ]

ロッテは、東日本大震災で被害を受けた地元・千葉県内の子供達を本拠地公式戦に招待する。

前日、西村監督らナインは同県旭市と浦安市の小中学校計8校を訪問。選手会長のサブローは「シーズン中に子供達にマリンに遊びに来てもらえたら、と考えている」と話したのを受け、石川晃球団運営本部長は「凄くいいこと。球団としてもしっかり準備を進めていきたい」と協力を約束した。

日程などの調整は今後詰めていくが、招待した子供達を始球式に登板させる案も検討する。地震の被害を受けた本拠地のQVCマリンも12日の開幕戦へ向けて急ピッチで修復工事中。球団が一丸となって復興への足がかりをつくっていく。

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ロサ“間に合わす”韓国で就労ビザ取得へ[スポニチ]

ロッテの新外国人のロサが休日返上で練習。本拠地・QVCマリンのマウンドで初めて45球を投げ込んだが、特有の強風に「こんなにも強いとは思わなかった。投手コーチと相談していきたい」と対策に必死だった。

開幕1軍が決定的な守護神候補だが、10日に渡韓して11日には就労ビザを取得予定。再来日が12日、楽天との開幕戦(QVCマリン)試合前にずれ込む可能性もある強行日程だが「状態は良くなっている。日本の打者はコンタクトがうまいけど、時間があれば対応できる」と自信をのぞかせた。

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11日「報ステ」にパ6球団監督生出演!開幕オーダー発表!![報知]

パ・リーグ6球団の監督が開幕前夜となる11日に、テレビ朝日系の「報道ステーション」(午後9時54分〜)へそろって生出演し、開幕スタメンを発表することが9日、分かった。リーグが一丸となった史上初の試みで球界を盛り上げ、被災地を勇気づける。

全国ネットの電波に乗せた、前代未聞のサプライズ予告が行われる。開幕戦が行われる北海道(日本ハム・西武戦)、千葉(ロッテ・楽天戦)、大阪(オリックス・ソフトバンク戦)から、各地の2人ずつ計6人の指揮官が3元中継で出演し、開幕オーダーを予告する。この日、QVCマリンで全体練習に臨んだ楽天・星野監督は、「何かあるらしいな。ありがたいこと。ウチなんか、打線の変えようがないから分かっとるやろうけどな」とジョーク交じりに笑顔で話した。

東日本大震災の影響で、開幕日も3月25日から約2週間遅らせることになった。それでもパ・リーグは、被災地に明るい話題を届けようと、あらゆる手段を粘り強く模索していた。そして、超異例といえる前日のスタメン発表にたどり着いた。

6球団の監督はシーズンへの抱負を語ると同時に、被災者へ向けた熱いメッセージも発信する予定だ。パ・リーグが一枚岩となり、野球の底力を見せる。

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