わたしはかもめ2011年鴎の便り(4月)

便

4月12日

千葉ロッテ4−6東北楽天(QVCマリン)

楽天の嶋が1−1の7回に勝ち越しの3ランを放った。2死からの連打で得た一、三塁、初球を左翼席へ運んだ。8回にも2点を加えた。岩隈は9回に3ランを浴びたが、コースを突く丁寧な投球。ロッテは好投の成瀬が一発に泣いた。

123456789R
東北楽天0000013206
千葉ロッテ0001000034
西村監督
「成瀬は2アウトからの失点がもったいなかったね次はやってくれるでしょう。また明日です。平日デーゲームなのにスゴイ人でしたね。」

◇福浦、追撃3ランも

福浦が岩隈から意地の1発を放った。5点を追う9回1死一、二塁。内角に甘く入ったスライダーを、右翼ポール際へと運んだ。「今季初ヒットがホームランになったのは嬉しいが、4回のチャンスに打ちたかった。あそこで打っていたら、展開も変わっていた」。4回は2死満塁で三塁ゴロに凡退。プロ入り18年目で初の開幕戦本塁打にも、表情は固かった。

岡田
「思ったより緊張しなかった。足が求められているから、明日もチャンスをものにして次につなげたい。」(パ初の育成選手出身で開幕スタメンを果たし2安打1盗塁)
西村監督
「成瀬は開幕戦ということもあったのだろう。それでも次はやってくれると思う。攻撃ではチャンスでもう1本出ていればという面もあるが、9回に明日につながる1発も出た。明日ですよ。」
重光昭夫オーナー代行
「今日はご覧の通り。明日、頑張ってもらいたいですね。QVCが開幕戦に何とか間に合ってよかった。」

ページトップ

成瀬「あの1球でゲーム壊してしまった」[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が唯一の失投で、痛恨の一打を食らった。2年連続で開幕の晴れ舞台に立ったエースは「あの1球でゲームを壊してしまった」と天を仰いだ。同点の7回。嶋へ投じた104球目、137キロのストレートが、真ん中やや外よりの高めに浮いた。勝ち越しを許す3ランを被弾し「悔しいです」と肩を落とした。

マリンの強風が、思わぬ敵となった。8メートル前後の風速で左翼から本塁方向に吹き、スタンドに当たって再び左翼に跳ね返る。「今日の風だとカーブをすくわれて、(左翼方向へ)運ばれる危険がある」。昨季のCSから解禁し、練習試合でも切り札的に投じてきた。110キロ台のカーブがないことで、打者は130キロ台の直球か、120キロ台のチェンジアップとスライダーに的を絞れる。「嶋さんには1、2、3で狙われた。あそこは注意深くいかないと…」と唇をかんだ。

それでもエースの称号に恥じないピッチングだ。5回まで楽天打線に許したのは2本の内野安打のみ。4点を失ったが、9個の三振を奪った。「色々な思いを込めて上がった開幕戦のマウンドだった。野球ができる喜び、久しぶりに大観衆の中でのゲーム…。ファンの前で野球ができて楽しかった」。様々な思いが交錯したスタジアムで、成瀬が存在感を見せた事実は変わりない。

西村監督
「成瀬は開幕戦ということもあったのだろう。それでも次はやってくれると思う。攻撃ではチャンスでもう1本出ていればという面もあるが、9回に明日につながる1発も出た。明日ですよ。」

ページトップ

ロッテ・成瀬2年連続開幕黒星…1球に泣く[サンスポ]

ロッテのエース成瀬が1球の失投を悔やんだ。1−1の7回、嶋に高め直球を左翼席に運ばれ、7回6安打4失点で降板。「たくさんのファンの前で投げることができて、楽しめたことは楽しめた。あの1球以外は…」。毎回の計9奪三振をマークしたが、開幕投手としては昨年の西武戦(西武ドーム)に続き2年連続で黒星を喫した。

ページトップ

ロッテ、マリンでできた!でも開幕戦6連敗[サンスポ]

ロッテは本拠地での開幕戦。QVCマリンには2万2525人の観衆が詰めかけ、飲食店や屋台には行列もできるなど、球春到来を祝うムードに包まれた。東日本大震災の被災地、7年ぶりの開幕戦勝利こそならなかったが、西村監督は敗戦の中に希望も見いだした。「平日のデーゲームなのに、これだけのお客さんが来てくれてありがたいですね。声援(を聞くの)は久しぶりです」。

液状化現象が起きたため一般駐車場が使用できないなど、大震災の爪痕は生々しく残っている。だが、1−6の9回1死一、二塁から千葉県出身の福浦が右越え3ラン。相手エース岩隈をマウンドからひきずりおろし、意地を見せた。

福浦にとって、開幕アーチはプロ18年目で初めて。「9回はみんなの諦めない気持ちが出た。このホームランが明日(13日)につながってくれればいいね」。チーム“復興”の芽は、もう出ている。

ページトップ

成瀬“悔幕”7回4失点!嶋に痛恨被弾…ロッテ[報知]

痛恨の失投で決勝弾を許した成瀬は、ぼう然とマウンドに立ちつくした。「あの1球だけかなと思う。勝負にいった球が甘くいってしまった」。2年連続2度目の開幕投手で連敗。昨季の日本一チームは、05年から1分けを挟んで球団史上2度目のワースト記録となる開幕戦6連敗となった。

同点の7回2死から連打で一、三塁のピンチを背負い、外角を狙った嶋への初球が内寄りに入った。「後半は思ったよりきつく、スタミナがちょっと無かった」。この回限りで降板して、7回を6安打4失点。前半はスライダーとチェンジアップがさえて、9奪三振と好調だった。

東日本大震災は千葉にも甚大な被害をもたらし、津波を受けた旭市や液状化現象が起きた浦安市は深刻なダメージを受けた。震災直後は「野球をやっていていいのか」と自問自答するほど悩んだ。

開幕直前の8日、浦安市内の中学校を選手数人で慰問した。つらい経験をした子供達とふれ合い、「『頑張ろう』という言葉がかけづらい自分がいた。それよりもプレーで元気づけるしかない」と心に決めて臨んだマウンドで、結果を残せなかった。

ページトップ

ロッテの快足1、2番コンビ、早速持ち味発揮[スポニチ]

ともに50メートル5秒6を誇るロッテの快足1、2番コンビが機能した。外野から遊撃に転向した2年目の荻野貴は右膝を負傷した昨年5月21日のヤクルト戦(千葉マリン)以来の公式戦となったが、4回に中前打を放つとすかさず二盗。続く井口の左飛で果敢に三塁へタッチアップし、金泰均(キムテギュン)の三塁への打球で本塁突入し先制点を奪った。

「安打が出て、1個盗塁できて良かった」と安どした。3年目の岡田は、育成ドラフト出身選手としてリーグ史上初の開幕スタメン。2安打、1盗塁と結果を出し「足でかき回すのが仕事。去年以上に走る姿勢を見せたい」と意気込んだ。

ページトップ

成瀬一発病治らず、ロッテ開幕戦6連敗[スポニチ]

ロッテは逆転負けを喫し、05年から引き分けを挟んで球団ワーストタイの開幕戦6連敗となった。2年連続の開幕投手となった成瀬が5回まで内野安打2本に抑える好投も、6回に同点とされ、7回に嶋に3ラン。昨季両リーグ最多29本塁打を浴びている左腕は「(嶋には)1、2の3で打たれた。コースも高さも中途半端。もっと注意深く投げないと」と悔やんだ。

東日本大震災では千葉県も被害を受けた。QVCマリンのオープン戦は全て中止となり、観客が入ったのは今季初めてだった。試合前には選手が募金活動を行うなど、何としても勝ちたい一戦だった。9回に3点を奪う粘りに、指揮官は「明日につながると思う。どう切り替えるか」。地元・千葉を勇気づけるため決して下を向かない。

ページトップ

「QVCマリンフィールド」ようやくお披露目[スポニチ]

3月1日から新名称「QVCマリンフィールド」に変更。震災の影響でオープン戦が全て中止となったため、1ヶ月遅れて、球場正面にある看板の除幕式が行われた。

始球式は通信販売業「QVCジャパン」の佐々木迅(はやし)社長が務めた。いまだに球場周辺には液状化現象が見られ、下水管が一部破損。一時は開催が危ぶまれたが、開幕戦で目立った混乱は見られず、瀬戸山隆三球団社長は「スムーズに試合ができて良かった」と安どした。また、重光昭夫オーナー代行が「早くナイターができればいい。5月中旬くらいに発電機の手配ができれば」と自家発電を導入する意向を明らかにした。

ページトップ

ロッテ、自家発電を検討「早くナイターを」[サンスポ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行は12日、QVCマリンフィールドで「早くナイターができればいい。5月中旬くらいに発電機の手配ができれば」と話し、自家発電を導入する考えを明らかにした。

球場を所有するのは千葉市で、瀬戸山隆三球団社長は「まだ話を(市側と)詰めている段階。クリアしないといけない問題があり(導入の)めどはまだ立っていない」と説明した。4月中はナイターを自粛しており、5月10日の西武戦からQVCマリンでナイターを開催する予定。

ページトップ

ロッテ−楽天戦、地震で2分間中断[サンスポ]

楽天はエース・岩隈が9回に1発を浴びて2点差に詰め寄られたが、新外国人のスパイアーが後続を抑えて開幕戦に勝利した。

試合は4回に地震で2分間中断した。福島県や茨城県で震度6弱を記録し、球場周辺でも揺れを感じた。球場内では「耐震構造になっている」とアナウンスし、観客の不安を和らげていた。

マウンドにいた楽天の岩隈は「影響ありませんでした」と言い、捕手の嶋は「野球に集中していたので(気にならなかった)」と話した。大きな揺れに備え、ロッテの瀬戸山球団社長は「職員にも避難誘導の訓練をしている」と説明した。

ページトップ

ロッテ開幕戦6連敗「注意深く投げないと」[サンスポ]

ロッテは2005年から引き分けを挟んで開幕戦6連敗となった。7回に3ランを浴びた成瀬は「悔しい」と繰り返した。

2年連続の開幕投手となった左腕は快調に飛ばし、5回までは内野安打2本に抑えていた。1−0の6回に同点とされ、7回には嶋に失投を本塁打された。「コースも高さも中途半端。もっと注意深く投げないと」と自らを責めた。

打線も前半の好機で岩隈を攻めきれず、西村監督は「もう1本が出なかった」と渋い表情だった。

ページトップ

成瀬、終盤に痛恨被弾…ロッテ開幕戦黒星[サンスポ]

復興Vへ第一歩−。ロッテは先発の成瀬が楽天・嶋に3点本塁打を浴びるなど7回4失点。5点差の最終回に福浦の一発で詰め寄ったが反撃及ばず、開幕戦を落とした。

ロッテは昨年13勝のエース成瀬が昨年に続いて開幕投手。6回まで毎回の8奪三振の好投で1点に抑えてきたが、7回表に岩村、ルイーズに連打を許し、続く嶋に痛恨のスリーランを浴びた。

育成ドラフト出身選手としてパ・リーグ史上初の開幕スタメンとなった岡田は「1番・中堅」で出場し、第1打席に右前打を放つなど、5打数2安打と活躍。監督の起用に見事に応えた。しかし、打線は楽天・岩隈の前に8回まで4安打と沈黙。最終回に福浦がスリーランを放ち2点差まで追い上げたが、あと一歩届かなかった。

ロッテは2004年を最後に開幕戦で白星がなく、これで引き分けを挟んで開幕戦は6連敗となった。

岡田
「(育成ドラフトの選手ではパ・リーグ初の開幕先発出場。2安打1盗塁で)思ったより緊張しなかった。足を使った攻撃を求められている。塁に出たら、走るのが理想。」
福浦
「(9回に3ラン。プロ18年目で初の開幕戦本塁打し)本塁打はたまたま。安打の延長です。明日につながる1本になればいい。」

ページトップ

福浦が意地の岩隈KO弾[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(35)が岩隈から今季1号3ランを放った。5点を追う9回1死一、二塁。内角に甘く入ったスライダーを、右翼ポール際へと運んだ。「今季初ヒットがホームランになったのはうれしいが、4回のチャンスに打ちたかった。あそこで打っていたら、展開も変わっていた」。4回は2死満塁で三ゴロに凡退。プロ入り18年目で初の開幕戦本塁打にも、反省を口にした。

ページトップ

西村監督、ファンに感謝[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(51)が開幕戦に詰めかけた2万2525人のファンに感謝した。開幕が延期となり観客動員が心配されたが、右翼の応援席は満員。「平日のデーゲームにこれだけのお客さんがきてくれて、本当にありがたい。これだけのファンの声援は久しぶりだった。また、明日です」。チームは惜しくも開幕戦に敗れたが、ファンの声援に巻き返しを約束した。

ページトップ

成瀬が7回に痛恨の被弾[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が、唯一の失投で、敗戦投手となった。同点で迎えた7回。嶋へ投じた104球目、137キロのストレートが、真ん中やや外よりの高めに浮き、勝ち越しを許す3ランを被弾した。2年連続で開幕のマウンドに立ったが、今年も勝利の女神はほほえまなかった。「あの1球でゲームを壊してしまった。悔しいです」と肩を落とした。

ページトップ

地震で2分間中断、混乱なし[ニッカン]

4回裏ロッテ攻撃中の午後2時7分に、福島浜通りを震源とするマグニチュード6.3の地震が発生し、同8分から試合が中断した。中断中はセンターのスクリーンに地震発生を知らせる案内が流れたが、場内に大きな混乱はなく、2分後に再開された。球場のある千葉市美浜区の震度は3だった。

ページトップ

QVC社長が緊張の始球式[ニッカン]

今年から球場のネーミングライツを獲得したQVCジャパンの佐々木社長が、始球式を務めた。ワンバウンドながら、里崎のミットに収まり安堵の表情。「緊張しますね。普段は子供とキャッチボールをするくらいだから」と話した。今年から10年間の長期契約を結んだ。「同じ千葉のコミュニティーの一員として、震災のことも一緒に乗り越えていきたい」と話した。

ページトップ

清田、伊志嶺が募金活動[ニッカン]

午前11時の開門に合わせて、清田育宏外野手(25)と伊志嶺翔大外野手(22)が、内野の入場ゲートで募金活動を行った。途切れることのない列に、清田は「平日なのにこんなにたくさんの人がきてくれている。野球をやらせてもらっているという感謝の気持ちでいます」と話した。ルーキーの伊志嶺も「頑張ってくださいと言われて、逆に頑張ろうという気持ちになりました。よかったです」とあらためて開幕に臨む気持ちを強くした。

ページトップ