わたしはかもめ2011年鴎の便り(4月)

便

4月14日

千葉ロッテ5−2東北楽天(QVCマリン)

ロッテが開幕3連敗を免れ、今季初勝利。0−2の6回に福浦が2号同点2ラン。7回は無死満塁から井口の犠飛で勝ち越し、金泰均の2点適時打で加点した。ペンは直球に力があり、8回2失点。楽天は継投に失敗し、初黒星。

123456789R
東北楽天1010000002
千葉ロッテ00000230x5
西村監督
「1つ勝つのって難しい。選手達も、地元だし負けられない気持ちがあったと思う。福浦はきっちり打ってくれた。7回の攻撃は見事。伊志嶺も持ち味を発揮してくれた。金泰均も明日から楽になるでしょう。」

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ロッテ地の利生かした足攻で今季1勝[ニッカン]

ロッテが地の利を生かした足攻で今季初勝利を手にした。7回無死一塁で、打席の岡田幸文外野手(26)には送りバントのサイン。「岩村さんが前に出ていたので、投手との間を狙った」というバントは、柔らかい人工芝に包まれ止まる内野安打になった。続く荻野貴司内野手(25)も三塁線上へバント安打を決めた。

人工芝を張り替えたばかりのQVCのもう1つの特徴は、三塁線のゴロがファウルゾーンからフェアゾーンに戻ってくること。「それは頭に入ってました。ライン際を思い切って狙えますし、楽にバントできる。去年までだったらファウルだった」と荻野貴。無死満塁として勝利につなげた。

この球場での戦い方を考えさせられるプレーだった。楽天も3回に2つバントヒットを記録した。さばいた今江は「ここまで打球が死ぬのは他にない。西武ドームが似てるけど、新しい分こっちの方が死ぬ」と対応に苦慮した。上川内野守備走塁コーチも「打球が死ぬのとフェアに戻ってくるのは、今日、見ていた他球団のスコアラーもチェックしただろう。この特徴を味方にできるようにしないといけない」と、今後に生かしていく構えを見せた。

8月13、14日に球場内に鉄板を敷いて行われるロックフェスタが終われば、今は立ってる人工芝が寝てしまう可能性はある。だが、生かせる限りは、地の利を味方につけていく。

西村監督
「見事なバントだったし、よくセーフになってくれた。毛足が長くて、守る側はボールのところに速く行かなくてはいけないのと、ライン際から中に入ってくるのは、みんな頭に入っている。去年までとは違うんじゃないか。」(バント攻撃で開幕3連敗を阻止)

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ロッテ・ペン、8回2失点でチーム救った[サンスポ]

ペンが先発して8回を7安打2失点(自責点1)と好投。チームの連敗を「2」で止めた。「今季初の試合で序盤は力んだけど、4回以降はテンポよく投げることができた」。来日2年目の右腕は「チームにはいい人がいっぱいいて助け合っている。自分も『和』の中で違和感はないよ」と話した。

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快足発揮!ロッテ・伊志嶺、初打席三塁打[サンスポ]

D1位・伊志嶺(東海大)が、7回の守備で公式戦デビュー。左翼の守備につき、8回1死の初打席では右中間三塁打を放った。50メートル5秒7の快足を生かした長打に「逆方向にも打てたし、ホームランより嬉しい」。親交のある西武のD3位・秋山(八戸大)が、前日13日の日本ハム戦で3安打。「励みになっています」と声を弾ませた。

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西村采配ズバッ!ロッテ福浦弾で逆襲1勝[サンスポ]

5年ぶりの開幕連敗を喫していたロッテが14日、本拠地・QVCマリンで楽天に5−2で逆転勝ち。昨年の日本一チームが、今季3戦目で初勝利を飾った。8番から5番に昇格した福浦和也内野手(35)が6回に今季2号となる同点2ランを放つなど、西村徳文監督(51)の采配がズバリ的中。東日本大震災で被災した地元・千葉県民に希望を与える白星だ。

歓喜の『和』だ。昨年日本一に輝いたロッテが、開幕3戦目にして初勝利をつかんだ。「難しいですね、勝つのは。開幕から3つ負ける訳にはいかなかった。選手もしっかりやってくれましたよ」。

喜びをかみしめる西村監督。采配が当たった。開幕2試合計8打席で“音なし”だった5番・大松と、開幕アーチを放つなど好調の8番・福浦の打順を入れ替え。その福浦が0−2の6回1死二塁から、楽天先発・青山の138キロ高め直球を右翼席にほうり込んだ。今季2号となる同点2ラン。「何とかホームで勝ててよかった。東北の方がすごいですけど、(同じ震災被災地の)千葉県旭市のファンのためにも、全国のプロ野球ファンのためにも、ふざけたプレーはできない」。

千葉出身の福浦は力強く語った。続く7回、無死満塁で勝ち越しの中犠飛を決めた井口も、「日本一のフラッグのもとで戦っている。それに恥じないゲームをしたい」と気合。ナインは“王者”の意地と今後の巻き返しを誓った。

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千葉も被災地、希望の今季初勝利…ロッテ[報知]

言葉に力がこもった。今季初勝利を本拠地で飾った西村監督は「ここで開幕から3つ続けて負ける訳にはいかない。選手がよくやってくれました」と大きく息を吐いた。震災で津波や液状化現象の被害があった地元・千葉のファンへ、希望の白星を輝かせた。

地の利を生かした。同点の7回無死一塁から、岡田と荻野貴の俊足コンビが連続でバントヒットを決めて満塁の絶好機を演出。QVCの人工芝は開幕前に張り替えたばかりで「この人工芝は(打球の勢いが)死ぬので、僕らにとっては最高ですね」と岡田。三塁線ギリギリに転がした荻野貴も「去年までだったらファウルになってた」としてやったりの表情で、井口の中犠飛など待望の勝ち越し点を呼び込んだ。

指揮官のタクトもさえた。開幕戦で本塁打を放つなど好調だった福浦を、前日(13日)までの8番から5番に打順を上げて起用。期待を背負ったベテランは、6回に右越え2号同点2ランを放つ勝負強さを発揮。「福浦の調子が良かったので、そこだけ入れ替えた。よく打ってくれた」とニンマリの逆転勝ちだった。

開幕3連戦では連日、選手が試合前の練習後に募金活動に参加した。この日も登板予定のない大嶺と唐川が募金箱を持ち、ファンの善意を受け取った。西村監督も開幕前の8日に津波被害のあった旭市の小学校を慰問。「絶対に優勝して、みんなにたくさんの希望を与えたい」と勝ち進む。

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井口V犠飛!逆転で今季初勝利…ロッテ[報知]

ロッテが開幕3連敗を免れ、今季初勝利。0−2の6回に福浦が2号同点2ラン。7回は無死満塁から井口の犠飛で勝ち越し、金泰均の2点適時打で加点した。ペンは直球に力があり、8回2失点。楽天は継投に失敗し、初黒星。

福浦が一振りで試合を振り出しに戻した。0−2の6回に2ランを放ち「後ろにつなごうとした結果。勝てて良かった」と喜んだ。「詰まり気味で、ライトフライと思った」と振り返ったが、内角高めを強振した打球は右翼席に飛び込んだ。

調子の上がらない大松に代わって、この日は8番から5番に打順が上がっていた。「8番でも5番でも、自分のスイングができるようにボールに集中するだけ」とベテランは自然体だった。

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ペン、尻上がり8回2失点!マリン初勝利[スポニチ]

ロッテ・ペンが尻上がりに調子を上げ8回2失点。粘りの投球がチームの今季初勝利を呼んだ。初回は暴投、3回は味方の失策で失点したが、4回以降は140キロ台後半の直球と大きく縦に割れるカーブを軸に安定した投球。シーズン途中で入団した昨季は1勝止まりだった右腕は、本拠地での自身初勝利を挙げ「みんなで1つになって勝とうと全力でプレーした結果だと思う」と話した。

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5番昇格ベテラン福浦、指揮官に“一発解答”[スポニチ]

ロッテ・福浦が一振りで試合を振り出しに戻した。6回1死二塁から高めの直球を右翼席へ。流れを引き寄せる一撃に「少し詰まったので右飛かと思ったけど、うまく押し込むことができて打球が伸びてくれた」とうなずいた。開幕は8番で迎えたが、打撃好調でこの試合から5番昇格。西村監督の期待に応えたベテランは「開幕2連敗したけどホームで勝てて良かった」と笑みを浮かべていた。

伊志嶺
「かなり興奮した。打った方向が右中間なのは自分らしい。」(ドラフト1位ルーキーが8回の初打席で右中間三塁打)

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スピードスターコンビ全開!ロッテ今季初勝利[スポニチ]

負けっ放しではいられない。開幕連敗スタートとなったロッテは14日、楽天戦の同点で迎えた7回に岡田幸文外野手(26)、荻野貴司内野手(25)の1、2番が連続バント安打、さらに果敢な走塁で3点の勝ち越しを演出。西岡剛内野手(26)がツインズに移籍した今季に、1番を打つ岡田、2番で遊撃を守る荻野貴。50メートル5秒6の快足を誇る「M(マッハ)・O(岡田)・O(荻野貴)」がチームに今季初勝利をもたらした。

新生QVCマリンでの今季初勝利。ようやく地の利を生かした。小技に足を絡めたロッテらしい攻撃を仕掛けたのは、50メートル5秒6の快足を誇る岡田、荻野貴の1、2番コンビだった。

「3月に入ってから、ずっと確認してきた。僕らにとって、打球が死ぬここの芝は最高です」。そう話したのは育成ドラフト出身選手としてリーグ史上初の開幕スタメンを勝ち取った岡田。同点の7回だ。無死一塁から送りバント。打球は投手・片山と三塁・岩村との間へ転がり内野安打に。続く荻野貴も三塁線へ絶妙な送りバント。ライン上を転がった球はファウルゾーンへ切れず、2者連続のバント安打となった。

決して偶然でも幸運でもない。緻密な計算があった。QVCマリンは昨オフに人工芝が張り替えられ、芝の長さは従来より2ミリ伸びて32ミリの「アストロステージMJ」が採用された。2ミリ伸びた分、芝は起きたままで、打球の勢いは殺され、特にライン上の打球はファウルゾーンからフェアゾーンに戻される特性が生まれた。荻野貴も「あのバントは去年だったらファウルになっていた。三塁手に捕らせればいい、と楽な気持ちでできる」と証言した。

そして、次には自慢の足を披露した。無死満塁から井口が中堅に勝ち越し犠飛を打ち上げた。この飛球で一塁走者の荻野貴は「相手が余裕を持って投げたら、いこうと思った」と一瞬の隙を突いて二進。トリプルタッチアップを完成させた。1死二、三塁となり、併殺打の可能性がなくなったことで、楽天は前進守備を敷くしか選択肢がなくなった。これで4番・金泰均(キムテギュン)は「楽に打てた。ありがたい」と、ボールを強く叩きつける打撃を意識。ワンバウンドした打球が遊撃手の頭上を越える2点適時打となった。

開幕3連敗を逃れ、昨季日本一チームとして一矢を報いた西村監督は「3つ続けて負ける訳にはいかなかった。あそこ(7回)は2人とも見事だった」と称えた。昨季「1番・遊撃」で全試合出場した西岡がツインズに移籍した中で、2人が競うように輝きを見せた。1番打者として岡田が「たとえ安打が出なくても、足を使った攻撃ができれば相手に重圧をかけられる」と言えば、遊撃にコンバートされた荻野貴は「守備では脱力。力んで構えては、1歩目が動かない」。胸を張る2人の横で、井口は「2人とも簡単にバント安打するし、負けていられない」と笑った。連続日本一へ向け、歩を止めていたロッテがようやく動き始めた。

楽天・岩村
「相手のバントがパーフェクトだった。(荻野貴のバントは)三塁線が切れないのは練習で試して分かっていたから捕りにいった。」

◇不名誉記録は免れた

昨年日本一のロッテが今季初勝利。前年のシリーズ覇者が翌年開幕3連敗は57年西鉄4連敗、99年横浜6連敗とあるだけ。3チーム目の不名誉は免れた。この日は7回岡田、荻野貴が連続バント安打で逆転のお膳立て。昨年ロッテのバント安打3傑は(1)荻野貴6(2)岡田3(3)西岡、今江2。荻野貴は46試合、岡田は72試合の出場ながら俊足ぶりをアピールした。また盗塁も12日にそろってマーク。昨年荻野貴はチーム最多の25盗塁、岡田は15盗塁を決めている。同一チームの30盗塁コンビは昨年ソフトバンクの本多(59個)、川崎(30個)があるがロッテでは前身球団を含め皆無。2人にとって決して高いハードルではないだろう。

岡田幸文(おかだ・よしふみ)
1984年(昭59)7月6日、栃木県生まれの26歳。作新学院では甲子園出場なし。左肘故障で日大中退後、足利ガスの契約社員として働きながら全足利クラブで主将としてプレー。全足利クラブ引退後は足利ガスで正社員の予定も、08年育成ドラフト6位でロッテ入団。翌09年3月30日に支配下選手登録され、昨季1軍初出場。日本シリーズ第7戦で日本一を決める決勝三塁打を放った。家族は妻と2女。1メートル77、70キロ。左投げ左打ち。
荻野貴司(おぎの・たかし)
1985年(昭60)10月21日、奈良県生まれの25歳。奈良郡山から関学大に進み、関西学生野球リーグでベストナイン5度。4年春にリーグ新の17盗塁をマーク。トヨタ自動車では09年の都市対抗で準優勝、優秀選手にも選ばれた。同年ドラフト1位で入団。昨季は開幕から46試合で打率.326、25盗塁も右膝半月板損傷で離脱、手術を受けそのままシーズンを終えた。今季は外野手から遊撃にコンバート。1メートル72、75キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ、“優等生”助っ人で今季初勝利[スポニチ]

ロッテのペンは8回7安打2失点に抑え、今季初勝利。自身初となる本拠地での白星となった。

開幕3連敗を免れ「タフな試合が続いていたが、本当にチームが勝って嬉しい」。昨季は7月に途中入団し1勝止まりだったが、今季はローテーションの中心として期待できる助っ人に。「任された試合はしっかり投げて、チームに勝ちがつくようなピッチングができれば。全力を尽くしたい」と、投球だけでなく発言も“優等生”ぶりをみせた。

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快足飛ばして、ロッテ、ドラ1伊志嶺がプロ初安打[スポニチ]

ロッテのドラフト1位ルーキー、伊志嶺がプロ初出場。初安打となる三塁打を放った。7回から守備固めで登場し、8回1死走者無しで初打席を迎えると、カウント2−2から外角の直球を右中間へ。快足を飛ばし一気に三塁まで到達。持ち味の外野を抜く打球と俊足を早くもアピールした。

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今季は本塁打量産?早くも2号の福浦「ホームランはたまたま」[スポニチ]

6回に貴重な同点弾を放った福浦は「開幕2連敗してしまって、何とかホームで勝てて良かったと思います」とお立ち台でホッとした表情を見せた。

やや外寄りの高めに来た球を引っ張ってスタンドイン。「打ったのはストレート。高目のボール球を強引に打ち、少し詰まっていたので正直ライトフライかと思ったよ。しかし、上手く押し込む事ができていたから、打球が伸びてくれた」と自画自賛した。

ライナー性の打球が持ち味で、これまでシーズン本塁打は2003年の21本が最高だが、今季は開幕3連戦で早くも2発。量産を期待されると「ホームランは本当にたまたまだと思います」と謙遜した。

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ロッテ今季初勝利!3戦目で打線つながる[サンスポ]

昨季の日本一チーム、ロッテが逆転勝ちで開幕3連敗を逃れた。3試合目にしてようやく打線がつながり6、7回に5点を奪った。先発のペンは8回を7安打2失点と好投し、今季初勝利を挙げた。

ロッテは2点を追う6回、井口が二塁打で出塁すると1死後に福浦が2ランを放ち同点。7回には里崎が四球を選ぶと岡田、荻野貴の連打で満塁となる。井口の犠飛で勝ち越すと、開幕2試合で無安打だった4番・金泰均が2点適時打を放って突き放した。7回からの守備で途中出場した新人の伊志嶺は、8回のプロ初打席で三塁打を放った。

先発のペンは1回に暴投で失点すると、3回には今江の悪送球で1点を奪われた。しかし中盤から立ち直り、打たせて取る投球で勝ち星を引き寄せた。

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福浦が青山から同点2ラン[ニッカン]

ロッテ福浦が、2点を追う6回に貴重な同点2ランを放った。楽天青山の高め直球を強引に打ち返し、ロッテファンで埋まった右翼席へ押し込んだ。「前の打席のチャンスで打てなかったので、この打席は何とかしたかった。今日は絶対に勝ちたい」と力が入った。4回2死三塁の場面で、同じような高め直球で中飛に打ち取られていた。ミスを取り返し反撃ムードをつくった。

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