ソフトバンクがシーズン3度目のサヨナラ勝ちで今季初3連勝。4−4とされた直後の9回に1死からの連打で一、二塁とし、2死後に小久保が中越え安打を放って試合を決めた。ロッテは9回に馬原を攻略したが及ばなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
福岡ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1x | 5x |
4連勝こそ逃したがロッテが昨年の日本一らしい粘りを見せた。9回、相手守護神の馬原から2点を奪い、一時は同点に追いついた。悔しいサヨナラ負けにも、西村徳文監督(51)は「攻撃はよく粘ってくれた」と前を向いた。
敗戦の中に光が見えた。不振だった7番金泰均が今季初の猛打賞で、2度の得点に絡んだ。9回無死一、二塁では1点差に追い上げる右前適時打。「ずっと姿勢が高かったが、いい時のビデオを見て、フォームを取り戻した」。開幕から6試合で2安打と苦しんでいたが、4番を外れたここ4試合で7安打。西村監督も「気持ちの問題。早く調子を戻し、クリーンアップを打ってくれないと困るからね」と一安心の表情だ。
ご当地・鹿児島での敗戦で勝率は5割に戻ったが、西村監督は「明日勝ちましょう。気持ちを切り替えていかないと」と悔しさをかみ殺した。
98年以来13年ぶりの鹿児島での公式戦で今季初のサヨナラ負け。社会人時代を鹿児島で過ごした西村監督は凱旋勝利を逃した。
2点差の9回に相手守護神・馬原を攻略して同点も、直後の9回2死一、二塁から新外国人のロサが小久保に中越えサヨナラ打を浴びた。開幕直前に加入した右腕は、地方球場の低いマウンドが合わず制球に苦しんだ。「いつもやっているところと違っていた。こういうのに慣れないといけない」。自身4試合目での初失点に力なく話した。指揮官は「任せて投げさせているのでロサに責任はない。勝ちたかったけどしようがない」と悔しさを押し殺した。
打撃不振のロッテ・金泰均が、今季初の猛打賞と復調の兆しを見せた。
5回に今季初長打となる左翼線二塁打。7回に右前打、9回は右前適時打と気を吐いた。4番で開幕を迎えたが、一時は打率1割を切って下位に降格。「状態の良いときの映像を見て姿勢を低く構えるようにした。徐々に良くなっている」と手応えを口にした。西村監督は「9回はいいところで安打が出た。早く本来の調子を取り戻してもらわないと」と期待した。
ロッテは2−4の9回に打線が粘りを見せた。馬原から連打で無死一、二塁とし、金泰均が右前に運んで1点差。さらに、一、三塁から里崎の犠飛で追い付いた。不調で7番を打つ右金泰均は「好調時のVTRを見て、(打撃フォームの)姿勢を低くした。自分のフォームを取り戻した」と手応えを口にした。
ロサが打ち込まれサヨナラ負けし、連勝が3で止まっても西村監督は「攻撃はあそこまでよく粘ってくれた」と評価した。
ロッテがサヨナラ負けで4連勝を逃した。9回、相手守護神の馬原から連打で無死一、二塁とし、金泰均が右前に運んで1点差。さらに、一、三塁から里崎の犠飛で追い付いた。開幕は4番で迎えたが、不振で下位に回る金泰均は「好調時のVTRを見て、(打撃フォームの)姿勢を低くした。自分のフォームを取り戻した」と手応えを口にした。西村徳文監督(51)は「攻撃陣はあそこまでよく粘ってくれた」と話した。
しかし、その裏、新外国人カルロス・ロサ投手(26)が小久保にサヨナラ打を喫した。地方球場の低いマウンドに苦しみ、ロサは「マウンドに早く慣れていかないといけない」と振り返ったが、西村監督は「米国から来たばかりでマウンドも微妙に違う。責任は任せた自分にある」と、かばった。
9回に登板したロッテの新外国人ロサが初黒星を喫した。地方球場の低いマウンドに苦しみ「(日本の)マウンドに慣れていかないといけない」と力なく話した。
1死から連打を許し、一、二塁。2死後に小久保に直球を中越えに運ばれ、4試合目で初失点を喫した。変化球の制球に苦しみ、ほぼ直球のみの配球だった。救援陣の一角を担う右腕は「勝つ時もあれば、負ける時もある」と気持ちを切り替えていた。
ロッテはサヨナラ負けで連勝が3で止まった。ただ、打線は2−4の9回に同点とし、西村監督は「攻撃はあそこまでよく粘ってくれた」と話した。
馬原から連打で無死一、二塁とし、金泰均が右前に運んで1点差。さらに、一、三塁から里崎の犠飛で追い付いた。開幕は4番で迎えたが、不振で下位に回っている金泰均は「好調時のVTRを見て、(打撃フォームの)姿勢を低くした。自分のフォームを取り戻した」と手応えを口にした。
ロッテのサブロー外野手(34)が1点を追う5回、杉内から左中間への同点弾を放った。真ん中に入ってきた甘い変化球を見逃さず、バットを振り抜いた。10試合目で飛び出した今季1号に「詰まっていたが、よく伸びてくれた。いい流れをつくる1発になってよかった」とコメントした。
ロッテの先発ビル・マーフィー投手(29)が6回3失点でマウンドを降りた。1回に先制点を許した後は粘りの投球を繰り広げていたが、中盤の5回と6回に先頭打者を出し、そこから失点。「逆転をしてもらった後に踏ん張れなかったのが悔しい」と反省した。