わたしはかもめ2011年鴎の便り(4月)

便

4月27日

千葉ロッテ12−1オリックス(QVCマリン)

ロッテが快勝。2回2死一、二塁から3連続適時打で4点を先制。3回にサブローのソロで加点し、終盤にも7点を加えて突き放した。唐川は自己最多の12三振を奪い、8回1失点で2勝目。オリックスは4月の負け越しが決まった。

123456789R
オリックス0010000001
千葉ロッテ04100052x12

◇清田、13打席目で快音

千葉ロッテの清田が今季初安打となる2点二塁打を放った。8回に代打で登場すると、初球をはじき返した打球は左中間を真っ二つ。「正直苦しかった。本当に良かった」と、今季13打席目で飛び出した快音に安堵した。

ページトップ

ロッテ最大13mの強風味方に大量12得点[ニッカン]

ロッテの「つなぎの打線」が真価を発揮した。オリックス投手陣から11安打を放ち大量12点を奪取し連勝。昨季の日本一を勝ち取ったお得意の集中打で、安打を打った4イニングは全て得点が入るという効率の良さだった。打っては打線が今季初の2ケタ得点、投げては先発唐川侑己投手(21)が自己最多の12三振を奪う力投で、チームも4試合ぶりの貯金生活に入った。

11安打の全てが12得点につながった。ロッテが安打を放ったのは2、3、7、8回だけ。その全てで得点が記録された。残りのイニングは牽制死もあり3人で攻撃を終了。驚くほどの効率?で、13試合目にして今季初の2ケタ得点を記録した。「今季初といっても、まだ10試合が終わったぐらい。色々なことがありますよ」。試合後の西村徳文監督(51)は控えめに言葉を選びながらも、頬は緩みっぱなしだった。

2回の先制点は2死から大松が出塁。里崎の四球を挟んで、神戸、今江、岡田が3本の安打を連ね、4点を奪った。「2死から得点できたのが大きかった」(西村監督)。試合の流れをつかんだ4安打は、いずれもセンターから逆方向への打球。先制打の神戸は高めの直球を強振せず、センターにはじき返した。2点適時三塁打の今江も「ギュウ(神戸)がつないだので、僕もつなげようと思った。食らいついた」と、外角低めに落ちるフォークを右中間に運んだ。

日本一になった昨季を思い出させる「つなぎの野球」は、強風が呼んだ。QVCマリンには今年1番の強風が吹き荒れた。センターからバックネット方向に最大13メートル。バックネット裏のスタンドで跳ね返る構造だが、低い打球を放たない限り打者にとっては完全な逆風になる。

3回、右中間に本拠地での今季1号を放ったサブローは、ある工夫をした。いつもは親指2本分を余してバットを握るが、2.5本に広げた。「風の影響で打席でもバランスが崩れる。投手の球も動く。コンパクトに振ることで、まずバットにボールを当てないと始まらない」。強振は強風の敵。サブローだけではなく、全ての打者に共通した認識があったからこそ、逆方向の安打が多かった。

「無駄打ちなし」の勝利で、チームは4試合ぶりの貯金を取り戻した。「つながりが出てきたね」とサブローは満足そうに言った。勢いに乗った打線は簡単には止まらない。

上川内野守備走塁コーチ
「ウチは慣れてるけど、それでも大変な風だった。シートノックでもいつもよりも多めに確認した。」(最大13メートルの強風について)
神戸
「打ったのはストレート。いつもは打ちたいという気持ちが強いのだけど、今日は何も考えずに打席に入れた。1球目の変化球でボールになったので、2球目は真っ直ぐだと思って待っていた。」(今季初打席で先制打)
清田
「開幕からなかなかヒットが出なかったので、正直苦しかった。このヒットをきっかけに自分自身が乗っていかないといけない。次が大事。」(8回1死一、三塁で今季初安打となる2点適時打)

◇マリンと風

19三振
95年4月21日、野田(オリックス)が日本記録の1試合19奪三振をマークした。風速8メートルを超える強風でフォークボールの切れが増した。風で「邪飛」のはずだった飛球をイチローと藤井が落球。ファウルとなった2打者はいずれも三振となり、記録更新をアシスト。
中止
95年4月23日のロッテ−オリックスなど3試合が強風のため中止。パ・リーグで強風理由で中止となったのはQVCだけ。
風の魔術師
強風を得意とするのは渡辺俊(ロッテ)。風速7メートルだった09年6月2日巨人戦は8回を無失点。風速10メートルだった10年5月18日中日戦では「風の特徴をつかめた」と7回途中2失点で勝利投手になっている。

◇内ピシャリ復帰

右足首痛から復帰したうちが、今季初登板で完璧な投球を見せた。大量リードの9回に2番手として登板。140キロ台後半の直球と鋭く落ちる変化球で、クリーンアップを3者凡退に抑えた。キャンプから地道なリハビリに耐え、1軍に戻ってきた右腕は「今日は1軍で投げられたことが最大の収穫。抑えられて良かった」とホッとした様子だった。

◇5月のナイター照明80%で実施

ロッテがQVCマリンで行われる5月のナイターは節電対策の一環として「減灯ナイター」で実施する予定だ。「夏場の節電要請に応えるため、5月に色々とテストをしておく。まずは通常の80%の照明で試合をやってみます」と石川球団本部長。すでに25日に照明テストを行い、80%でも試合や観戦に支障がないことを確認した。同本部長は「(使用電力の)15%カットは達成できる」と話した。

ページトップ

ロッテ・唐川2勝目!自己最多12K[サンスポ]

先発した唐川が8回3安打1失点の好投で2勝目を挙げた。強風に帽子を何度も飛ばされながらも「直球が抜けて高めに浮いてしまうので、角度をつけて低めをついた。(風で曲がりすぎる変化球は)いつもと狙うところを変えた」と投球への対策はバッチリ。最速は140キロと物足りなかったが、自己最多となる12奪三振に「遅い球でも三振は取れるということです」と笑った。

ページトップ

ロッテ・サブロー、マリン名物味方に2号弾[サンスポ]

またも風を味方につけた!!ロッテは27日、オリックス2回戦(QVCマリン)で今季初の2けた得点となる12−1で大勝。最大で秒速13メートルを記録した強風に相手内野陣が3失策と翻弄される中、サブロー外野手(34)が3回、2号ソロを放つなど強風を味方につけた。一方、オリックスは強風にあおられた上、7回には春の珍事?のような投手交代での伝達ミスも犯した。

中堅方向からバックネット方向に吹き続けた風は、秒速で常時11メートル以上。最大で13メートルを記録したが、ロッテにとっては本拠地。強風をてなづけてみせたお手本が、選手会長のサブローだ。

4−1と3点差に詰め寄られた直後の3回2死。寺原の4球目、142キロ直球を右翼席にはじき返す今季2号ソロを見舞った。

「この風だとライト方向に打球が伸びる。風のおかげですよ」。中堅からの風はネット裏スタンドで跳ね返り、打球には追い風となる。サブローはしっかり強風対策を立てていた。

「風が強いときはバランスが取りづらいし当てるのも難しいので、バットを短く持つんです。(グリップは)いつも指2本分空けてますが、2.5本分にしました」と胸を張った。

同じ打席の2球目、強風に乗った一邪飛を李承ヨプが追い切れず(記録はファウル)、打ち直した結果がアーチ。相手内野陣はその後、同じように強風にあおられた邪飛に対し3失策と、明暗を分けた。

サブローの一発は本拠地では今季初でファンにも朗報だった。今月19日から球場内のロッテリアで限定発売されている『サブローバーガー(和牛メンチカツ)』は、サブローが本拠地で本塁打を打つと、通常より220円安い360円で販売される。一発が出た直後は20人前後が、店頭に殺到した。

結局、強風で勢いに乗った打線は計11安打、12得点。初の2けた得点もマークした。西村監督は「まだこれから」と語ったが、通算7勝6敗で貯金1。グラウンドもスタンドも笑顔がいっぱい。QVCマリンが、一足早く“ゴールデンウイーク”に突入だァ!?

ページトップ

遅球ハマった!唐川、強風味方に12K2勝目[スポニチ]

最大風速14メートル。ロッテ・唐川が初回、坂口へ1球目を投げ込むと同時に帽子が吹き飛ばされた。強い海風は珍しくないQVCマリンでも今季1番の強風。だが、悪条件も利用できる術が4年目右腕にはあった。「初回からストライクが入って良かった。三振の数は気にしていない。遅い球でも三振が取れるなというぐらい。風のおかげです」。

最速は140キロが1球あっただけ。あとは徹底して制球を重視した。バックネットではね返った風は、投手にとって向かい風として戻ってきて球に変化を与える。2回先頭のT−岡田を99キロカーブで空振り三振。5回も坂口のバットを99キロカーブで空を切らせた。ブレーキがかかった遅球は、ドロップのような落差の大きな軌道で本塁上を通過した。本来はスライダーが決め球の唐川が、この日は追い込んでから変化の大きいカーブを多投した。球に角度を付けることを意識して低めに集めた。曲がりが大きくなることを予測し、普段と違う場所を狙った。「ブレーキがかかってくれた。真ん中あたりでも、見逃しや空振りが取れた」。8回を3安打1失点。自己最多の12奪三振で2勝目をマークして、してやったりの表情だ。

成長はイニング間のキャッチボールにも見て取れた。昨季まではベンチ横のカメラマン席の前で行っていたが、今年は撮影の妨げにならないようベンチ前で行う。周囲に目を配る余裕ができたことは、マウンドでの冷静な投球にもつながる。強風でオリックス各打者が集中力を欠いていたのを察知。制球を重視して早めに追い込むことで、精神的にも優位に立った。

前日に成瀬が2試合連続完封したのもモチベーションになった。「成瀬さんがいつもいい投球をするので。今のところ続けているので良かった」。若き右腕は、エースと競うように白星を伸ばしていく。

ページトップ

特性熟知…サブロー、風に乗せて右へ一発[スポニチ]

強風でオリックス打線が集中力を欠いた中、ロッテ・サブローは冷静だった。3回に右越え2号ソロ。外寄りの直球をバットの芯で捉えると、高く上がった打球は風にも乗ってスタンドへと吸い込まれた。

「風が吹いたときはあの方向の打球は伸びます。風のおかげですよ」。打者は強い風の中の打席では2つの苦難に悩まされる。

(1)
バランスが取りづらく、フォームが崩れがちになる。
(2)
風によって球は微妙な変化を起こして芯で捉えづらい。

対処法としては、コンパクトなフォームで球を捉えること。通常でも指2本分余らせてバットを短く持つサブローはこの試合、指2.5本分といつもよりさらに微妙に短く持った。バットコントロールに重点を置いて、動く球に対処した。

ロッテナインは右翼方向への打球が伸びることを経験上知っている。サブローは4打席全て、井口ら他の打者も右方向を意識した打球が目立った。結果、安打につながった1本が効果的な一発となったサブローは「右中間を意識しているからこういうの(本塁打)もある」とうなずいていた。

ページトップ

サブロー一発で値引き、360円バーガーに行列[スポニチ]

ロッテ・サブローがQVCマリンで今季初本塁打。19日から球場内のロッテリア限定で発売されている「サブローバーガー(和牛メンチカツ)」(580円)は、サブローが一発を放つと360円に値引きされるとあって、本塁打直後は約60人の行列ができた。 試合後のお立ち台では唐川にハンバーガーを食べさせて笑顔のサブローは「ファンが喜んでくれる本塁打が打てて嬉しい。ハンバーガーが安くなるように頑張る」と量産を宣言した。

今江
「打線で引っ張っていくのが本来の形。投打がかみ合っている。」(3安打2打点。6試合連続安打)
清田
「安打が出ていなかったので正直苦しかった。ベンチのみんな、ファンの皆さんの声援が嬉しかった。本当に良かった。」(8回に左中間への2点二塁打が今季初安打)
「抑えられて良かった。(球自体は)まだまだだと思います。1軍で投げられたのが収穫です。」(右足首手術から復帰して今季初登板。9回を3者凡退)

ページトップ

唐川、自己最多12Kでオリックス戦初勝利!…ロッテ[報知]

格別な勝利の味が口中に広がった。自己最多の1試合12奪三振で2勝目を挙げた唐川は、一緒にお立ち台に上がったサブローからマリン新名物の「サブローバーガー」を口に突っ込まれた。先輩の手荒い祝福を受け、「めっちゃおいしかったです。全部食べちゃいました」と笑顔がはじけた。

おなじみの“マリン風”が好投に導いた。開始時の風速計は12メートルを表示。常時10メートルを上回り、マウンドで帽子が何度も吹き飛ぶほどだった。「三振の数はそんなに気にしてませんでしたけど、風のおかげで変化球がよく曲がった。バッターがいつもと違う感じで曲がって、打ちづらかったと思う」。自慢のスライダーやブレーキの利いたカーブで翻弄し、8回を3安打1失点で三振の山を築き上げた。

今季初の完封勝利をマークした20日の西武戦(QVC)に続き、8回まで129球。しかし、直球は140キロを1球出しただけだった。「8回もテンポ良く3つアウトを取れたので、いこうと思えば9回もいけました」。大震災の影響で当初の予定より開幕が2週間延びたが、その間に意欲的に走り込むなどスタミナを十分に蓄えた。

前日(26日)に2試合連続完封をマークしたエース・成瀬に負けない好投だった。チームは2連勝で貯金1、本拠地QVCでの連勝を6に伸ばした。プロ4年目でオリックス戦初勝利を挙げた右腕は、「(勝ってないことを)ちらっと言ったら、結構成瀬さんにしつこく言われたので勝ててよかった。成瀬さんのいいピッチングに続けた」といたずらっぽく笑った。

ページトップ

今季初の2ケタ得点で貯金[ニッカン]

ロッテの「つなぎの打線」が真価を発揮した。オリックス投手陣から11安打で12点を奪取。昨季の日本一を勝ち取ったお得意の集中打で、安打を打った4イニングは全て得点が入るという効率の良さを見せた。今季初の2ケタ得点でチームも4試合ぶりの貯金生活。西村徳文監督(51)は「2回は2死から得点ができたことが大きいね。初スタメンの神戸も期待に応えてくれた」と上機嫌に振り返った。

ページトップ

成瀬さんどーよ!唐川12K連勝[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)が8回3安打1失点。自己最多12奪三振の好投で2勝目を挙げた。試合前から吹き荒れた強風に「ストライクが入るか不安だった」と言うが、味方が2回に先制してくれたこともあり、落ち着いた投球ができた。オリックス戦は、これが初勝利。「チラッと話したら、成瀬さんにしつこく言われたので勝てて良かった」と、先輩のちゃちゃにも負けなかったことを披露した。

ページトップ

ロッテ12点で大勝!先発・唐川は8回1失点[サンスポ]

ロッテは打線がつながり、7回裏に一挙5点を奪うなど寺原らオリックス投手陣を打ち崩した。投げては先発・唐川が、オリックス打線相手に8回3安打1失点。ロッテは2連勝で貯金を「1」とした。

ロッテは2回、オリックス先発の寺原を攻め立て、2死一、二塁のチャンスで8番・神戸が適時打。あっさり先制すると、続く今江、岡田の連打で序盤から4−0とゲームの主導権を握った。

5点リードで迎えた7回には無死満塁で、岡田の押し出し四球と井口、福浦のタイムリーで計5点を追加した。

唐川は3回無死一、三塁で森山の内野ゴロの間に1点を失い、完封こそならなかったものの、堂々の8回1失点。相手打線を圧倒し、前日5割に復帰したチームを“貯金生活”に導いた。

ページトップ

出た!「サブローバーガー」弾[ニッカン]

やっと出た。ロッテ・サブロー外野手(34)が、本拠地で待望の本塁打を放った。1点返された直後の効果的な一発だった。今季、サブローがQVCで本塁打を放つと、ロッテリアの限定商品「サブローバーガー」がセットで360円になるという特典がある。それだけに「やっと出ましたね。サブローバーガーホームラン。本塁打打者ではないので、そんなに打てないが、お客さんが喜んでくれる本塁打を打てて嬉しい」とファンのために喜んだ。

ページトップ

神戸先制打、今江、岡田続いた[ニッカン]

ロッテの神戸牛こと神戸拓光外野手(26)が、今季初スタメンで先制打を放った。2回2死一、二塁の場面。寺原の直球を中前へはじき返した。「初スタメン、初打席だったけど、緊張することもなく打席に入れました。無欲で、何も考えないで打つことができました。今までは緊張して変な力みが出ていたんですけど、今日は落ち着いて入れました。ベンチのスタメン起用に応えられて良かった」と喜んだ。

続く今江は三塁打で2点を追加し「ギュウがいい形でつないでくれたので、ギュウの適時打を無駄にしないためにも、いい追加点が取れた」と話した。その後に左前適時打を放った岡田も「ギュウと今江さんが適時打でつないでくれたので、自分も適時打でつなげて良かった」。神戸の活躍に奮起し打線がつながった。

ページトップ

勢いそのままのロッテ、初ものづくし“ギュウ”の1本効いた[スポニチ]

ロッテが前日の勢いをそのまま試合に持ち込んだ。2回に先制の中前適時打を放ったのが、今季初安打、初打点の神戸。「今季初スタメン、初打席だったが、緊張することなく打席に入れた。今までは緊張して変な力みが出ていたが、今日は落ち着いて打席に入れた」と初めてづくしは無欲の結果だったことを強調。

それに刺激された今江が追加点となる2点三塁打。「ギュウ(神戸)がいい形でつないでくれたので、自分もいい形でつなぎたかった。ギュウの先制タイムリーを無駄にしないためにも、いい追加点を取ることができた」と神戸の活躍を自分のことのように喜んだ。

ページトップ

小野が初合流「どこかで使う」[ニッカン]

ロッテ小野晋吾投手(36)が27日、1軍に初合流した。右中指の疲労骨折などでキャンプから2軍調整が続いていたが、QVCマリンでの試合前練習に参加。ブルペンで約50球を投げ込み「状態は悪くないと思う。下で一生懸命やってきたからね」と好調をアピールした。頼りになるベテランの合流に西村監督も上機嫌。「どこかで使いますよ。次の相手はどこだっけ?」と29日からのソフトバンク3連戦で先発を示唆した。

ページトップ