ソフトバンクが連敗を2で止めた。0−1の3回2死三塁から内川、カブレラ、多村の適時打で3点を奪い、さらに松田が3ラン。5回にはカブレラが2ラン。7回2失点の攝津が2勝目。森福はプロ初セーブ。ロッテは3連勝ならず。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 6 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
ロッテは好調だった投手陣が崩れて連勝が2でストップした。先発の光原が3回に6失点。2死三塁から四球を挟んで3連続適時打を浴び、松田にはバックスクリーンに3ランを運ばれた。
オフにオリックスから移籍し、本拠地初先発だった右腕は「いつも以上に力んでしまった。バックが助けてくれていたのに…」と肩を落とした。ここ5試合で平均失点1.0と投手陣が安定していたが、この日は5回までに8失点。西村監督は「高く浮いたら打たれる。低めに制球していかないと」と険しい表情だった。
1日にQVCマリンフィールドで行われたロッテ−ソフトバンク5回戦の8回、悪天候のため照明が点灯された。この日は同球場での今季12戦目のデーゲームだったが、点灯は初めて。ロッテ・石川晃球団運営本部長は「半灯です。審判団と協議し、お客さんの安全と試合進行を考慮して決めました」と説明した。試合終了後の午後7時前には、節電対策のテストとして照明を8割に設定して再点灯。ノックを行うなどし、10日からのナイター(対西武)開催に問題がないことを確認した。
ロッテが4月24日(熊本)の対戦に続き、今季から先発に転向したソフトバンク摂津正投手(28)に2連敗した。8安打を浴びせながらも、摂津から奪った得点は2点止まり。セットアッパー当時よりも多彩になった投球パターンに的を絞りきれなかった。西村徳文監督(51)は「2度続けてやられているからね。次は対策を練りますよ」と巻き返しを誓った。
ロッテ荻野貴司内野手(25)が1回、三盗を決めた。盗塁は今季6個目だが、三盗は初めて。楽々と三塁を奪い「タイミングをみて自分の判断でいった。これからもチャンスがあれば(三盗を)狙っていきたい」と振り返った。続く井口がきっちりと犠飛を放ち1点を先制。荻野貴の足がチームの大きな戦力となっている。
ロッテ先発の光原逸裕投手(30)が3回6失点でマウンドを降りた。1、2回は走者を出しながらも無失点に切り抜けてきたが、3回に松田の5号3ランなど5本の長短打を集中され、この回限りで降板した。「QVCでの初登板だし、チームもいい流れできていたので、いつも以上に力んでしまった」と反省した。
ロッテは好調だった投手陣が崩れた。5回までに8点を失い、連勝が2で止まった。
先発の光原が1点リードの3回2死三塁から四球を挟んで3連続適時打。さらに松田に3ランを浴びて6点を失った。本拠地で初先発となった右腕は「いつも以上に力んでしまった」と唇をかんだ。また2番手の山本一も5回に2ランを許した。西村監督は「高く浮いたら打たれる。低めにコントロールしていかないと」と苦言を呈していた。
悪天候もあって、8回から照明灯の一部を点灯した。QVCマリンフィールドでは今季初点灯となった。石川球団運営本部長は「お客様の安全と、試合進行を考えて点灯した。審判と協議して決めました」と説明した。
ロッテは好調だった投手陣が崩れ5回までに8点を失い、連勝が2で止まった。先発の光原が1点リードの3回2死三塁から四球を挟んで3連続適時打。さらに松田に3ランを浴びて6点を失った。本拠地で初先発となった右腕は「いつも以上に力んでしまった」と下を向いた。また2番手の山本一も5回に2ランを許した。西村監督は「高く浮いたら打たれる。低めにコントロールしていかないと」と厳しかった。
元プロ野球ロッテの外野手で、今春から母校の智弁和歌山高の教諭を務める喜多隆志氏(31)が、日本学生野球協会の適性審査を受け、1日付で学生野球の指導者としての資格回復が認定された。
喜多氏は特別審査により、2009年2月に指導資格を得て朝日大の助教を務めながら野球部を指導してきた。同協会によると、元プロ選手が大学の専任教員として通算2年以上在職し、適性審査により指導者資格を認定された初めてのケースとなる。
喜多氏は智弁和歌山高で1997年に夏の甲子園大会で優勝。慶大へ進み、02年にドラフト1巡目でロッテに入団し、06年に現役を退いた。
元ロッテ外野手で、今春から母校・智弁和歌山の教諭を務める喜多隆志氏(31)が、日本学生野球協会の適性審査を受け、1日付で学生野球の指導者としての資格回復が認定された。
同氏は特別審査により、09年2月に指導資格を得て朝日大の助教を務めながら野球部を指導してきた。同協会によると、元プロ選手が大学の専任教員として通算2年以上在職し、適性審査により指導者資格を認定された初めてのケースとなる。同氏は智弁和歌山で97年夏の甲子園で優勝。慶大へ進み、02年ドラフト1巡目でロッテに入団。06年に現役を退いた。
プロ野球ロッテは1日、QVCマリンフィールドの照明を暗くした節電対策を実施した上で、コーチ陣などが打球の見え方を確認した。照明の2割を落としてテストを行い、石川晃球団運営本部長は「これで(試合を)やります」と語った。10日の西武戦が本拠地での今季初ナイターとなる。小雨が降る中で打球を追った山森雅文外野守備・走塁コーチは「雨の中でも見える。問題ない」と話した。
ゴールデンウイーク(GW)初日の29日、QVCマリンフィールドはファンでいっぱいだった。打席に入る時の登場曲をSEAMOの「My ANSWER」に変更した。
今、出来なくても焦らないで慌てないで
君のマイペースで自分信じてゆっくり行けばいい
「マイペースで」という言葉が好きで選んだ。前日まで3試合連続無安打。プロに入って初めての経験で、打率も2割1分4厘。気分転換したかった。
ヒットが出ない間も練習してきた打撃はできていたが、打球は野手の正面だった。「また打てへんかも、と思うこともそらあったけど、気持ちを切り替えて集中した」。1打席、1打席を大事に。金森栄治打撃コーチや先輩から「大丈夫や」と声を掛けてもらい、気持ちが楽になった。
第2打席で18打席ぶりのヒットが出た。ほっとした。次の打席で左中間に走者一掃の二塁打を放って逆転した。最近チャンスで打てなかったので何とかしたかった。嬉しかった。登場曲を変えた日に打てたのは、たまたまだと思うけど。
30日も福岡ソフトバンクホークスに連勝。今日も勝って、GWのたくさんの観客とみんなで喜びたい。(まとめ・荻野公一)