西武が引き分けを挟んでの連敗を6で止めた。1回に失策で1点を先制し、2回に浅村と銀仁朗、4回にフェルナンデスと計3本のソロ本塁打で加点。7回1失点の西口が今季初勝利を挙げた。ロッテは終盤の追い上げも及ばず。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 |
埼玉西武 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 5 |
天国から地獄だ。2日連続で「9番・左翼」で起用されたロッテD1位・伊志嶺(東海大)は、初スタメンで3安打を放った前日から一変。1回の守備で2死二塁から西武4番・中村の左直を落球し、先制点を許した。「真後ろに飛んだ打球。気付いたら(グラブから打球が)落ちてました」。西村監督は「1番大事なのは同じミスを繰り返さないこと」とかばっていた。
ロッテの「幕張リニア」こと岡田、荻野貴、伊志嶺の快足トリオが3人で1安打。4日に計4盗塁した機動力を生かせなかった。
岡田は西口の投球に「うまく散らされて変化球を振らされてしまった。ベテラン投手は簡単に打たせてくれない」。前日に続きプロ2度目の先発出場となった伊志嶺は、9回に右前打したが「その前のチャンスで1本出ていれば展開も変わっていた」と話した。
左翼守備でも初回に中村の強烈なライナーを落球。失点に結びついただけに「2度とああいうことがないように練習したい」と猛省した。
ロッテは5日、サブロー外野手(34)が立川市内の病院で精密検査を受け、右手薬指の剥離骨折の疑いがあると診断されたと発表した。6日に再度、精密検査を行う。
同選手は4日の西武戦(西武ドーム)で死球を受けた。アイシングと患部固定の処置を施されたサブローは「普通にしていれば痛みはない。ただ、バットを握っていないので分からない」。西村監督は「本人は痛みがないようだし、もう1度チェックして、ということ」と話すにとどめた。
ロッテは連勝が2で止まり、西武と今季6度目の対戦で初黒星を喫した。西村監督は「敵地で3連勝は難しい」とさばさばと話した。
前日4日に3安打を放った新人の伊志嶺が、この日も先発出場。ただ、1回の守備で中村の飛球を落とし、先制点を与えた。先発の渡辺俊も3本のソロ本塁打を許すなど、4回4失点と不安定だった。伊志嶺は「気付いたら(グラブから)落ちていた。2度とないようにしたい」と厳しい表情だった。
前日4日に3安打を放った新人の伊志嶺翔大外野手(22)が、この日も先発出場。ただ、1回の守備で中村の飛球を落とし、先制点を与えた。先発の渡辺俊も3本のソロ本塁打を許すなど、4回4失点と不安定だった。伊志嶺は「気付いたら(グラブから)落ちていた。2度とないようにしたい」と厳しい表情だった。
ロッテが今季2度目の同一カード3連勝を逃した。初回にルーキー伊志嶺翔大外野手(22)の失策で1点を献上。先発渡辺俊もソロ3被弾とピリッとせず、序盤のビハインドを巻き返せなかった。西村徳文監督(51)は「いつものように後半は粘りを見せてくれたが、敵の本拠地での3連勝は難しい。向こうも意地がある」と振り返った。
ロッテ清田育宏外野手(25)が今季2度目の猛打賞を記録した。2回の第1打席で西口のスライダーをバットを折りながらも中前に落とし、流れに乗った。第2打席は追撃の1点を挙げる左犠飛。3、4打席でも安打を放ち、打率も2割8分9厘まで上昇した。「目だけでなく、体でボールを追えている。勝ちたかったけど、しょうがないですね」。昨季の日本シリーズ優秀選手が、ようやく調子を取り戻してきた。
ロッテ先発の渡辺俊介投手(34)が4回4失点でマウンドを降りた。1回に味方の失策で先制点を許すと、2回には浅村、銀仁朗、4回フェルナンデスと、計3本のソロを浴びた。「カウントを悪くしてしまい、ピッチングが苦しくなった。本塁打は自分のミス。防げたと思う」とコメントした。
前日の試合で死球を受けて途中交代したロッテ・サブロー外野手(34)が5日、都内の病院で精密検査を受けた。右手第4指剥離骨折の疑いと診断され、6日にあらためて精密検査を行うことになった。