5月10日5月10日ロッテの育成選手、角晃多内野手（20）が支配下選手登録されることが濃厚となった。17日にQVCで行われる親子ゲームで西村徳文監督（51）が直接見て、最終的な判断を下す予定。竹原をオリックスに金銭トレードしたことで生まれた支配下枠を有効に使う。石川晃球団運営本部長は「育成から支配下に上げる選手は、何人か候補がいる」としながらも、角について「井口の後釜として将来を期待している。一緒に練習して井口から学んでほしい」と高く評価した。
角は今季が育成として3年目。区切りのシーズンの中、ここまでイースタン・リーグで29試合に出場し、打率3割5分2厘の首位打者と、必死のアピールを続けていた。元々打撃が買われての入団だったが、今季は二塁手として試合に出続けることで、守備面でも経験を積めている。
父は巨人でストッパーとして活躍した角盈男氏。入団会見も親子そろって行い、2軍戦の球場にも応援に駆けつける姿がよく見られる。恵比寿でバーを経営しており、店の名前「m−129」はマリーンズのmと角の背番号から付けられた。角の活躍が、店の注目度をアップさせる。育成から支配下となれば背番号も変わる。盈男氏は「初心という意味もあるので、この店の名前は変えない」と言い、新しい背番号は2号店の店名になりそう。角のさらなる活躍が期待される。
先発予定だったロッテのエース成瀬は雨天中止を受け、ブルペンで25球投球。「いいイメージで投げることができました」と、11日へのスライド登板に備えた。これまで中6日で登板。11日の後は中5日で17日の交流戦初戦（対中日、QVCマリン）に先発することが判明したが、エースは「その後も中5日でしっかり投げたい」とフル回転を誓っていた。
西武戦（QVCマリン）が雨天中止となり、先発予定だった成瀬のスライド登板を決めた西村監督は「次の登板のことを考えて」として、中5日で17日、中日との交流戦開幕戦（QVCマリン）登板を見据えていた。開幕から中6日で回ってきた成瀬だが、交流戦は基本的に中5日の間隔で6試合に登板予定だ。中6日だと5試合しか投げられないためで、首脳陣のエースに寄せる期待は大きい。成瀬本人も望むところで「交流戦の1発目に投げられるのは幸せなこと。（中5日は）体力的にも問題はない」と力強かった。
10日の西武戦に先発予定だったロッテ・成瀬は雨で中止となり、11日にスライド登板することになった。「中途半端にやるぐらいなら、中止の方が良かった」と前向きだった。
ブルペンで打者を立たせ、2５球を投げた。試合を意識し、コーナーに投げ分けたという左腕は「いい感じで投げられた。いいイメージを持っていけたら」と明るかった。
11日の次は、17日の交流戦初戦で先発する。この日の中止の影響で、中5日となるが「体力的にも気にならない」と強気だった。