5月11日5月11日イースタン、ウエスタン両リーグは11日、3・4月の月間MVPを発表し、イースタンはロッテの育成選手、角晃多内野手（20）が受賞した。支配下登録前の育成選手が受賞したのは両リーグ通じて初めて。3、4月は主に2番打者として8試合で複数安打をマークし、打率、安打ともにリーグ２位だった。ウエスタンは中日の松井佑介外野手（23）が受賞した。25試合に出場し9試合で複数安打を記録するなど主軸打者として活躍した。受賞選手には商品券5万円と記念品が贈られる。
ロッテの育成選手の角がイースタン・リーグの3、4月度月間MVPに選出された。23試合で打率.356、11打点。育成選手の受賞は初の快挙となった。
元巨人投手の盈男氏を父に持つ20歳は「監督、コーチに感謝したい。素直に嬉しいですが、1軍で活躍することが目標なので支配下登録されるよう頑張っていきたい」とコメントした。
17日はQVCマリンで行われる2軍戦を西村監督らが視察予定。支配下枠に昇格する好機で、石川晃球団運営部長は「投手を含めて何人か候補がいる。実際に見て現場、フロントで話し合う」とした。
2試合連続で雨天中止の中、12日の西武戦（QVCマリン）に先発するロッテ・唐川は2冠再奪取に意欲を見せた。
防御率1位の座は10日、ソフトバンク・和田に首位を譲った。「1点台を維持するのは難しいけど、ゲームをつくる意味では大事」。勝ちがつけば、自身4連勝で勝利数でも1位タイに浮上する。悪天候が予想されるが「集中力を切らさないこと。調子は悪くないのでもっと上げていきたい」と意気込んだ。
ロッテ唐川侑己投手（21）が日本ハム中田の本塁打を刺激に12日の西武戦のマウンドに上る。前夜、日本ハム対楽天の試合で、ダルビッシュと岩隈の投手戦に決着をつけた2ランは「ニュースで見ました」という。ここまで好成績を残している唐川が意識しているのは高校時代ビッグスリーと言われた中田とヤクルト由規。「刺激になります。今のところいい形でやれているので、もっと調子を上げてやっていけたらと思う」と、気合を入れ直していた。
ロッテは2試合続けて雨で中止となった。成瀬も2日連続で先発予定が流れ、西村監督は「2試合続けてスライドは厳しい」。12日は成瀬ではなく、唐川の先発となった。
中止がなければ、唐川は11日の先発予定だった。当初からは1日ずれるが「心配していない。自分のペースを変える必要もない」と自信を見せる。今季はヤクルトの由規、日本ハムの中田と同級生が活躍。自身も好調を維持しており「（同級生に）刺激を受けている。高いレベルで結果を残せていけたら」と意欲的に語った。