5月12日5月12日ロッテが3日連続の雨天中止で、8月か9月に最大で13連戦を消化することになった。中止になった12日の予備日候補は8月22日、9月22日、26日。いずれの日を選択しても10連戦か13連戦を行う必要があり、西村徳文監督（51）も「乗り切っていくしかない」と硬い表情だった。過酷な連戦を避けるため、ギリギリまで中止の決断を延ばした。雨脚が強まる中、最終的には開門15分前の午後4時半に決定。石川球団本部長は「異例のことだが西武さんとも話をした。やりたかったが今後の天気予報が悪い」と恨めしそうに雨空を見上げた。
ロッテは92年に川崎から千葉に本拠地を移転してから初の3試合連続雨天中止となった。中止分は8月以降の予備日に組み込まれ、最大13連戦の可能性もある。
ローテーションの順番は変更せず、13日の楽天戦（QVCマリン）は成瀬、14日は唐川が先発。中9日での登板となる成瀬は「中途半端な状態でやるよりいいと前向きにとらえたい。相手はマー君（田中）だから先に点を取られないように」と気を引き締めた。
ロッテのドラフト1位ルーキー伊志嶺翔大外野手（23）が、雨天中止を悔しがった。この日が23歳の誕生日。「バースデーアーチを狙っていたのですが。やりたかったですね」と、ぼやいた。それでも5月に入ってスタメンに定着。つなぎの9番としてチームに貢献している。「思ったよりも早く（1軍）にいることができている。今後も自分の仕事をしっかりできるように、常に準備をしていきたい」と抱負を話した。
13日の楽天戦（QVCマリン）に先発するロッテ成瀬善久投手（25）が12日、楽天へのリベンジを宣言した。4月12日の開幕戦に登板したが、嶋に3ランを被弾。敗戦投手となっているだけに「嫌なイメージを残したくない。明日が返すチャンス」と意気込んだ。
本来なら10日の西武戦に先発予定だったが、雨で翌11日にスライド。その11日も中止となり、結果的に登板日が3日も延びることになった。「気持ちをオンにした状態でいるのが難しかったが、自分のベストを出すだけ」。交流戦前の最後の登板でエースの貫禄を見せつける。
3日連続の雨天中止という異例の事態となったが、ロッテ西村徳文監督（51）は「仕方ないですね。この天気ですからね。やりたかったけど、1番怖いのはケガですから」と、すぐに気持ちを切り替えた。夏場以降に13連戦を行う可能性が浮上してきたが「どこかで連戦になるかもしれないが、乗り越えていくしかない」と淡々と話した。
ロッテは本拠地・QVCマリンで3試合続けて雨天中止となった。球団関係者が「（本拠地が）千葉に移転して20年目だが、記憶にない」と話すほどの珍事。
13日は成瀬が先発。10、11日と先発予定が流れての登板にも「いつもより長く練習できたので問題ない」と自信を見せた。この日の試合は8、9月に組み込まれる予定で、連戦が予想される。西村監督は「雨で、1番怖いのはケガですから。（連戦は）乗り切っていくしかない」と前向きだった。
日本野球機構（NPB）は12日、昨年に戦力外通告を受けた選手と現役を引退した選手の合計103人の進路調査結果を発表し、58％の60人が選手やコーチなどでプロ野球の12球団内に残った。
60人の内訳は支配下選手が12人、育成選手17人、コーチ9人、職員・スタッフ22人。調査を始めた200７年から毎年、半数以上がNPBに残っている。NPBのセカンドキャリア担当者は「育成選手契約を結んだり、球団が行う野球教室のスタッフになる人が増えたからでは」と分析した。
野球解説者と独立リーグは各4人、海外のプロ野球と社会人野球は各2人。NPBを含めた野球関係への進路が7割以上を占める状況は07〜09年の3年と変わらなかった。
企業への就職、自営業への転身は18人だった。
戦力外選手数（日本人選手）＝103名
I．野球関係72名［70％］
| 内訳 | 人数 | （％） | |
|---|---|---|---|
| （A）NPB（60名） | （1）選手契約 | 12 | 58% |
| （2）育成選手契約 | 17 | ||
| （3）コーチ契約 | 9 | ||
| （4）職員・スタッフ | 22 | ||
| （B）その他野球関係（8名） | （1）四国アイランドリーグplus | 3 | 8% |
| （2）BCリーグ | 1 | ||
| （3）関西独立リーグ | 0 | ||
| （4）外国プロ野球選手 | 2 | ||
| （5）社会人野球 | 1 | ||
| （6）クラブチーム | 1 | ||
| （C）野球解説者他タレント等（4名） | （1）野球解説者 | 4 | 4% |
II．野球関係以外31名［30％］
| 内訳 | 人数 | （％） | |
|---|---|---|---|
| （A）一般会社就職等（18名） | 18 | 17% | |
| （B）異業種スポーツ界（0名） | 格闘技等 | 0 | 0% |
| （C）その他（0名） | （1）専門学校入学 | 0 | 0% |
| （2）大学・高校職員 | 0 | ||
| 未定・不明（13名） | 13 | 13% |