両先発投手が好投して延長12回の末に引き分けた。ロッテは成瀬が9回1失点、楽天も田中が10回1失点と譲らなかった。ロッテが7回に金泰均の適時二塁打で先制したが、9回に成瀬が山崎に4号ソロを浴びて同点とされた。
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東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテの本拠地、QVCマリンでの今季初ナイターとなった。節電対策のため、2割の電灯をつけずに開催した。
ロッテ成瀬善久投手(25)が1球に泣いて今季3度目の完封勝利を逃した。1−0で迎えた9回。1死から楽天山崎に痛恨の同点ソロを浴びた。長打だけは避けなければいけない場面で、初球の外角直球をバックスクリーンに運ばれ「1発のある打者なので、もう少し注意深く入らなければいけない。今日の反省点であり、次回への課題」と悔やんだ。
ロッテ−楽天5回戦(QVCマリン)は13日、3時間34分に及ぶ延長12回の末1−1引き分けに終わった。楽天・田中将大投手(22)が6回まで無安打無失点なら、ロッテ・成瀬善久投手(25)も一歩も引かず、両軍エースの行き詰まる投手戦を展開。壮絶な死闘となった同球場の今季初ナイターに、スタンドも最後まで酔いしれた。
今季3度目となるはずだった成瀬の完封勝利は、寸前でその手から滑り落ちた。 1−0の9回1死。山崎に高めに入った直球をとらえられ、バックスクリーンへ運ばれた。痛恨の同点ソロ。「一発のある打者だったので、もう少し注意深く入らないといけなかった。いい投球ができていたので、本当に悔やまれる1球です」。
4月12日、楽天との開幕戦(QVCマリン)では1−1の7回、嶋に左越え決勝3ランを浴びた球もやはり高めの直球。「借りを返すチャンス」と臨んだ一戦だったが、リベンジは果たせなかった。
それでも9回を7安打1失点、11奪三振。西村監督は「あの1球はもったいなかったが、よく踏ん張ってくれた」とエースをかばっていた。
ロッテ・成瀬が完封を目前にして一発を浴びた。1−0の9回1死から山崎に中越えソロ。「最後は一発のある打者だったので、もう少し注意深く入らないといけない。今日の反省点であり、次回への課題」と悔やんだ。
昨年11月の日本シリーズ以来のナイター登板。しかも、3試合連続雨天中止で登板予定も変更となった。調整の難しさから序盤は制球の乱れもあったが、投手戦に持ち込んでみせた。この日の引き分けで交流戦前のAクラスが確定。西村監督は「成瀬がよく踏ん張ってくれた。投手陣がよく締めて負けなかったということ」と話した。
東京電力管内のQVCマリンで、今季初のナイターが開催された。節電策として通常の80%の照度で実施。明るさを確保するため、約700個の照明の掃除を行うなど準備を進めてきた。石川晃球団運営本部長は「予定通り80%で行った。節電のために運営に支障がない範囲で、球場内の通路の照明を落とせるところは落とした」と説明した。
ロッテは完封目前の成瀬が1−0の9回、山崎にソロ本塁打を浴び追い付かれた。そのまま引き分けたが、西村監督は「よく要所を抑えてくれた」と、救援を含めた投手陣の踏ん張りをたたえていた。
成瀬は雨天中止で登板予定が二転三転し、この日の先発。序盤は制球の乱れもあったが、修正していった。それだけに、山崎に浴びた一発を「もう少し注意深く入らないといけなかった。自分の投球はできていた。悔やまれる1球」と残念がった。
ロッテは9回に同点に追いつかれてドローに終わった。西村徳文監督(51)は「(同点ソロを浴びた)あの1球はもったいなかったが、成瀬はよく踏ん張ったと思う。リリーフもしっかり抑えてくれた。負けなかったことが1番です」と、延長12回まで粘り強く戦った投手陣を評価した。
ロッテ成瀬善久投手(25)があと1歩のところで今季3度目の完封勝利を逃した。8回まで6安打無失点の好投も、1−0で迎えた9回、山崎に痛恨の同点ソロを浴び、この回を投げ終えて降板した。
「序盤はコントロールが少しばらついてしまったが、うまく修正ができました。自分のピッチングはできたと思います。最後は1発のあるバッターだったので、もう少し注意深く入らなくてはいけない。今日の反省点であり、次回への課題」と、コメントした。
ロッテの本拠地、QVCマリンフィールドでの今季初ナイターとなった。節電対策のため、2割の電灯をつけずに開催した。本来は10日が初ナイターの予定だったが、12日まで3日続けて雨天中止。13日までずれ込んだ。空調設備を使用しないなどし、球場全体で20%の節電を目標としている。先発の成瀬も「やっとナイターでできる。より野球をやっている感じがする」と心待ちにして臨んだ。