両チームとも決め手を欠き、引き分けた。横浜は6回に村田が唐川から同点 2ランを放った。4連敗中のロッテは4回に清田、5回に福浦の適時打で先手をとったが追加点がなく、延長12回1死一、二塁の好機も生かせなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
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横浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
ロッテ投手陣が連日の1発に泣いた。2点リードで迎えた6回、2死一塁で唐川侑己投手(21)が村田に2試合連続の6号同点2ランを浴びた。2ボールとカウントを悪くし、ストライクを取りにいったスライダーが外角高めに浮いた。「2球のうち1球でストライクを取っておかないと…。慎重になりすぎて、後手後手になった」。この回を0点で抑えれば防御率は0点台に突入するはずだった。ハーラートップに並ぶ5勝目もお預け。手痛い失投となった。
4連勝中の唐川が6回、村田に痛恨の同点2ランを浴びた。これが今季初被弾。前日20日は成瀬が村田に決勝2ランを許しており「2ボールからストライクを欲しがって(スライダーが)甘く入った。一発で追いつかれて、野手に申し訳ない」。7回2失点で防御率は1.36となり、ソフトバンク・杉内に1位の座を奪われ2位に転落した。
ロッテ・唐川にとって悔やまれる今季初被弾だった。2点リードの6回2死一塁で、村田に2ボールから高めに浮いたスライダーを右中間へ運ばれた。「ストライクを欲しがって甘くなってしまった。リードを守れずに悔しいし、野手に申し訳ない」と唇をかんだ。
試合前までリーグ1位の防御率1.14。村田を抑えていれば防御率0点台突入の場面だったが、この一発で1位の座をソフトバンク・杉内に譲った。打線は11安打を放ちながら2点止まり。引き分けに終わり、12球団で唯一交流戦白星なしとなった。西村監督は「数多くチャンスをつくっている。今日は勝たないとダメ」と厳しい表情だった。
延長11回終了時が試合開始から3時間28分。時間切れ引き分けまであと2分という状況でギリギリ12回へ突入できたが、ロッテは2番から始まる攻撃を生かせず、今季2度目の引き分けだ。最後はあと1本が出ずに終わり、西村監督は「今日は勝たなきゃダメ」とため息だ。
今季は3時間半を超えて新しいイニングに入らない特別ルール。11回の最後の打者だった岡田は「とにかく次につなげようと思っていた」。ベンチから“早打ち”などの指示はなかったが、結果的に約6分で終わった11回の攻撃が、12回に作った1死一、二塁のサヨナラ機につながった。
青山総合コーチは「同点の7回ぐらいから、時間のことは考えていた。指示は出していないけど、(12回は)向こうが下位で、こっちは上位打線。面白い展開だったけど」と惜しいドローを悔やんだ。
ロッテの唐川には悔やまれる1球だった。2−0の6回2死一塁で村田に2ボールからの3球目を右中間席に運ばれ「ストライクを欲しがって、甘くなってしまった」と自らを責めた。
5回までは2安打に抑え、快調だった。6回は2死からスレッジに左前打を許し、続く村田に痛打された。7回2失点と先発としての仕事は十分に果たしたが「リードを守れずに悔しいし、野手の人に申し訳ない」と反省のコメントを並べた。
4連敗中のロッテは打線がつながりを欠き、引き分けに終わった。西村監督は「今日は勝たないと駄目です」と悔しさをにじませた。
延長12回の1死一、二塁で今江が二ゴロ併殺打に倒れるなど、11安打を放ちながらもなかなか得点に結び付けられなかった。故障者が多く、若手が入る8、9番はここ3試合で計23打数無安打。指揮官は「すぐに(結果が)出ない時もある。辛抱強く使わないと」と自らに言い聞かせるように話した。
4連敗中のロッテは打線がつながりを欠き、引き分けに終わった。西村徳文監督(51)は「今日は勝たないと駄目です」と悔しさをにじませた。
延長12回の1死一、二塁で今江敏晃内野手(27)が二ゴロ併殺打に倒れるなど、11安打を放ちながらもなかなか得点に結び付けられなかった。故障者が多く、若手が入る8、9番はここ3試合で計23打数無安打。指揮官は「すぐに(結果が)出ない時もある。辛抱強く使わないと」と自らに言い聞かせるように話した。
ロッテ唐川侑己投手(21)が、痛恨の1発を食らった。2点リードの6回2死一塁で、村田に同点2ランを浴びた。2ボールとカウント悪くして、ストライクを取りにいったスライダーが外角高めの失投に。「慎重になりすぎて、後手後手になった」と悔しがった。
この回を0点で抑えれば防御率は0点台に突入するはずだった。ハーラートップに並ぶ5勝目もお預け。4連敗中のチームにとっても、自身にとっても痛い被弾となった。
ロッテが5回、福浦和也内野手(35)の右前適時打で1点を追加し、リードを広げた。「昨日の成瀬、今日の唐川と投手陣は頑張ってくれているから何とかしたかった。その気持ちだけで打った」と福浦。前日の試合では6回1死満塁の先制機で無念の併殺打。前夜の悔しさを晴らす一打となった。
ロッテが4回、清田育宏外野手(25)の適時打で先制点を挙げた。前の打者の里崎が敬遠気味に歩かされての2死一、二塁。高崎のスライダーをコンパクトに振り抜き、三遊間を破った。「サトさん(里崎)がああいう形だったので、絶対にヒットを打ちたいと思って打席に入った。いいところで打ててよかった」。深刻な得点力不足に陥っているチームにとっては、実に21イニングぶりの得点。好投の唐川を援護した。
14日の楽天戦。今季2度目の完封勝ちで4勝目(1敗)を挙げることができました。ここまで5試合に先発し、防御率は1点台をキープしています。ただ、過去3年間はシーズン序盤は調子がいいのに、後半はスタミナ切れや故障で結果を出せなくなっていたので、ここからが勝負です。昨年も優勝争いをしている大事な時期に右ひじの張りで離脱した。日本シリーズは第4戦に先発させてもらったけど、そういう登板の仕方では、チームにもファンにも納得してもらえません。
昨年12月の球団納会で、選手会長のサブローさんから、「チームが苦しい時にいなくて、日本シリーズのいいところだけおりやがって」と厳しいことを言われた。冗談半分だったようですが、僕は悔し泣きをしてしまいました。サブローさんが「あいつの涙を見て、今年はやると思った」と言ってくれたのを後日、知り、今年こそは、と改めて気が引き締まりました。
信頼される投手になるためには「泰然自若」とすることが重要だと思っています。「何事にも動じない」という意味。高校1年の時、父(義明さん)から教わり、僕が理想とする投手像とぴったりだと思ったのです。それ以来、僕の座右の銘で、このコラムのタイトルにもしました。グラブにも刺繍してあります。
「マウンドでは若者らしからぬ落ち着きがある」などと新聞に書かれることがあるのは、ピンチになった時こそ「泰然自若」を意識しているのが、立ち振る舞いに表れているからかもしれません。エースは下を向いちゃいけない。相手に弱みを見せちゃいけない。グラウンドの真ん中にいる人間はおどおどしてちゃいけない。高校時代から心がけてきました。普段は堂々としてなんかいないんですけどね。結構人見知りもしますし。チームメートには、全てばれていると思います(笑)。