わたしはかもめ2011年鴎の便り(5月)

便

5月26日

阪神1−4千葉ロッテ(甲子園)

ロッテが6カードぶりに勝ち越した。1回は2失策で無死一、二塁とし、井口が先制3ラン。8回はアウトカウントを間違える阪神のミスで貴重な1点を加えた。成瀬は8回1失点で4勝目。阪神は20敗目。今季最多の借金7で最下位。

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成瀬苦しみながらも8回1失点で4勝目[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が、苦しみながらもエースの仕事を果たした。試合前には小雨だったが、雨粒は回を追うごと大きくなっていった。「途中から本降りになった。抜けた球もあったけど、粘りの投球ができた」。悪コンディションの中でも丹念に低めを突き、5月3日以来の4勝目。8回1失点に納得の表情だった。

6回、38イニングぶりに四球を出すなど、この日だけで2四球。雨の影響もあったが、決して出来はよくなかった。「コントロールが悪かった。(四球が)2つで済んでよかったです」。制球に苦慮する中、効果的だったのがチェンジアップだった。

ともに走者を置いた3回と6回、主砲の新井貴を打ち取ったのは外角低めへのチェンジアップだった。成本投手コーチは「中盤から球が低めに集まり出した。チェンジアップもよかった」と振り返る。今季の生命線であるスライダーをカウント球に使い、勝負は落ちる球。頭を使ったピッチングで阪神打線をかわした。

必死の投球で試合をつくった成瀬に、西村監督も「打席に入ったり慣れないことをする中で、1点で踏ん張ってくれた」と改めて最敬礼。エースの勝利と共に、ロッテが再び連勝モードに入った。

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今江珍プレー知らず走塁「何があった?」[ニッカン]

阪神マートンがボーンヘッドを犯した。8回表1死二塁で飛球をキャッチし、そのままスタンドへボールを投げ入れた。アウトカウントを間違った大チョンボ。二塁走者のロッテ今江敏晃内野手(27)を生還させ、致命的な4点目を献上してしまった。

二塁から生還した今江は照れくさそうに振り返った。「何があったのか分からなかった。分かったのはベンチに戻ってからだった」。三塁まで走ったところで、三塁ベースコーチの上川内野守備走塁コーチから「ホームへ行け」と指示された。マートンがボールをスタンドに投げたシーンを見ていない。「アウトになったらボーンヘッド」と自重しかけたが、球審が本塁方向を指さすジェスチャーが見えた。半信半疑のまま、走りだした。マートンの動きをはっきりと見ていた上川内野守備走塁コーチでさえ、「一瞬、何が起こったのか分からなかった」と振り返っていた。

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ロッテ・井口、生涯初の“聖地”弾![サンスポ]

ロッテ・井口が1回無死一、二塁から左越えに先制の4号3ラン。甲子園での初アーチに「高校(国学院久我山)時代も打っていないから」と喜んだ。これで14試合連続安打とし、32打点はリーグ1位。打率.353はリーグ2位と絶好調で、「大振りをしていない。これを最後まで続けられたらいいね」と早くもタイトルをにらんだ。

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ロッテ・成瀬、1失点4勝「嬉しい」[サンスポ]

ロッテのエース成瀬は、横浜高時代の2003年センバツ準決勝(○5−3●徳島商高)以来となる甲子園の先発マウンド。8回5安打1失点で4勝目(2敗)を手にし、「プロに入って8年目。懐かしいし、ファンがたくさんいる中で勝てて嬉しいです」と喜びをかみしめていた。

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井口、甲子園初アーチで自己最長14戦連続安打[スポニチ]

ミスで浮き足立つ相手を、ロッテ・井口が一発で黙らせた。相手の2失策でもらった初回、無死一、二塁。131キロスライダーを左翼席へ運んだ。36歳のベテランが野球人生初の甲子園アーチ。国学院久我山で出場した91年夏の甲子園でも打てなかった聖地での感触を井口らしい表現でかみしめた。「高校時代にも打てなかったからね。先制点につながる本塁打を打てて良かった。ただ、自分はホームランバッターではない。ヒットを3本打つ方がうれしいよね」。

両リーグ最多32打点。07年にホワイトソックスで記録した自身の連続試合安打も自己最長の14に更新した。好調の要因を「四球でも塁に出ようと心がけている。今日は結果的に本塁打になったけど、大振りしないで打っている」と分析する。

チームはサブロー、金泰均ら主軸に故障者が続出。日替わりオーダーを組む中、井口だけは不動の3番・二塁でポイントゲッターとして君臨している。西村監督は「相手のミスでもらったチャンスを井口が決めてくれた」とうなずいた。チームは6連敗の後、敵地で2連勝。「昨年は甲子園で2つ負けているからね。いい試合でチームに勢いがつけばいい」と井口。昨年日本一チームの主砲が反攻を宣言した。

◇今季4発は全て走者を置いて…

井口が初回に先制の4号3ラン。今季の4本は4月17日日本ハム戦2ラン、5月3日西武戦満塁、3ランと全て走者を置いての一発。うち1号先制、2号逆転、この日と3本までが殊勲アーチだ。5日西武戦から自己最多の14試連続安打を継続中だが、安打、四死球による連続試合出塁も4月13日楽天戦から32試合に。連続試合出塁のプロ野球記録は94年イチロー(オ)の69試合。球団記録は東京時代の66年榎本がマークした49試合となっているが井口はどこまで伸ばすか。

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センバツ準Vから8年…成瀬“甲子園初勝利”[スポニチ]

ロッテ・成瀬がプロ入り後、初めて甲子園で勝った。雨でぬかるむマウンドで制球に苦しむ中、6回には上本に四球を与えて連続無四球が37イニングで途切れたが、8回1失点。4勝目を手にした。

横浜高で03年センバツ準V左腕も、甲子園はプロでは09年に中継ぎで2イニング登板しただけで初先発。「高校を卒業して8年目で甲子園で勝てた。ファンが多くて懐かしい気持ち。勝てて良かった」と笑顔だった。

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成瀬「懐かしい」甲子園で初勝利…ロッテ[報知]

激しさを増す雨にも、成瀬の集中力は途切れなかった。8回2死一塁。新井貴を141キロの直球で空振り三振に取ると、グラブを叩きベンチへ戻った。「一発もなかったし1点に抑えられてよかった」。8回を5安打1失点。121球の粘投で今季4勝目を挙げた。

不安定な足元に、最大の武器を奪われた。「下が滑ったりしてコントロールが悪かった」。6回、先頭の上本に38イニングぶり今季2つ目の四球を与えると、味方の失策も絡み失点。それでも、中盤以降は低めを意識することで修正し、最少失点で切り抜けた。

苦しい状況でも、いつものスタイルを信じた。頼ったのは右打者の外角スライダー。「曲がる系はいい変化をする」。統一球が追い風となり、昨季までより精度も上がった。「困ったときはスライダーでストライクを取りにいきました」。進化した宝刀が支えとなった。

09年に中継ぎ登板はあるが、プロでは甲子園初先発初勝利。「プロ8年目で勝って、懐かしいし嬉しい」と笑った。チームは連勝で借金も1。エースの踏ん張りが、チームを再び勢いに乗せていく。

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井口4号3ラン!成瀬は8回1失点で4勝目…ロッテ[報知]

ロッテが6カードぶりに勝ち越した。1回は2失策で無死一、二塁とし、井口が先制の4号3ラン。8回はアウトカウントを間違える阪神のミスで貴重な1点を加えた。成瀬は8回1失点で4勝目。

流れを引き寄せる一発を放った井口は「相手にもらった好機で、併殺打でも打ったら流れが途切れる。追い込まれていたし、コンパクトに打ち返すつもりだった」。両リーグトップの打点は、早くも32に。連続安打も自己最長の14試合と絶好調だ。

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成瀬、甲子園で横浜高時代以来の勝ち星に「嬉しい」[スポニチ]

ロッテの成瀬は「粘れたんじゃないかと思う」と言う通りの8回1失点。3日以来の白星となる4勝目を挙げた。

序盤は球が浮いたが、中盤以降、低めを強く意識。雨でマウンドがぬかるむ中、阪神打線を丁寧に打ち取っていった。甲子園では中継ぎでの登板はあるが、先発は初めて。横浜高時代以来の勝ち星に「プロに入って8年目での1勝。懐かしいし、嬉しい」と笑顔だった。

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井口3ランでロッテ先制!「大事な試合だからね」[スポニチ]

前夜、交流戦初勝利を挙げたロッテ。26日の阪神戦も初回から先制した。先頭の岡田が一塁失策で出塁、高浜が送るとこれも阪神・岩田がエラー。相手からもらった無死一、二塁のチャンスで井口が、ロッテファンの待つ左翼席に3ランを叩き込んだ。「打ったのはスライダー。昨日(25日)連敗を止めたが、大事なのは今日の試合。その試合で先制ホームランを打つことができて良かった」と喜んだ。そして「昨年は甲子園で2つ負けているからね。今日もいい試合でチームに勢いがつけばいいね」と、さらなる活躍を誓っていた。

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成瀬4勝!雨の中「粘れた」[ニッカン]

ロッテのエース成瀬善久投手(25)が、苦しみながらも4勝目をつかんだ。降りしきる雨の中で38イニングぶりに四球を出すなど「今日はコントロールが悪かった」と反省したが、要所を締めて8回1失点でマウンドを降りた。「抜けたボールもあったが、粘れたと思う」。最後は納得の表情で球場を後にした。

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珍プレー生還の今江「何が…」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(27)が8回、阪神マートンの珍プレーでだめ押しのホームを踏んだ。8回1死二塁。清田の右飛で三塁にタッチアップ。三塁まで走ったところで、三塁ベースコーチの上川内野守備走塁コーチから「ホームへ行け」と指示された。アウトカウントを間違えたマートンがボールをスタンドに投げ入れたためだが、今江はこのシーンを見ていない。「何があったのか分からなかった。分かったのはベンチに戻ってから」。主審が本塁方向を指さすジェスチャーが見えたというが、実は半信半疑のままの本塁生還だった。

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井口が打点王独走の先制3ラン[ニッカン]

ロッテが初回、井口資仁内野手(36)の3ランで先制点を挙げた。岩田のスライダーをジャストミートした打球は逆風を突いて左翼席へ。「昨日の試合で連敗を止めたが、大事なのは今日。その試合で先制点につながる本塁打を打ててよかった」。これが今季32打点目。打点王を独走するベテランの一振りで、貴重な先制点を挙げた。

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