5月31日5月31日ヤクルトが連敗を2で止め、首位に返り咲いた。0−1の6回2死一、二塁から畠山の2点二塁打で逆転し、9回に相川の適時打で加点。館山は低めに変化球が決まり、8回1失点で4勝目。ロッテはプロ初先発の大谷を援護できず。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 3 |
| 千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテは打線の不振が続き、プロ初先発の大谷を援護できなかった。再び交流戦最下位に沈んだ。西村監督は「ただ我慢、我慢です」。自らに言い聞かせるように、大きな声で繰り返した。
1回に先制したものの、その後は無得点。9回1死一、二塁など好機は何度かあったが、適時打が出ない。指揮官は「いいところまで行くが、勝たないと意味がない。同じような展開が続いている」と表情を曇らせた。
報徳学園高から早大、トヨタ自動車を経てプロ2年目にして初先発のロッテ・大谷は、6回2死一、二塁から畠山に左中間に逆転2点二塁打を許し黒星。「スライダーが抜けて真ん中に入った。悔いの残る1球です」。5回2/3、3安打2失点（自責点0）。2死走者なしから高浜の一塁悪送球から広がったピンチだが、「僕が抑えないと。力不足です」と自分を責めた。
ロッテは5月31日、QVCマリン敷地内に総工費約5億円をかけて新設する室内練習場の地鎮祭を行った。12月末に完成予定で、年明けからは、球場から約5キロ離れた稲毛室内練習場を利用する不便さから解消される。
室内練習場には太陽光発電システムを導入し、全消費電力の12〜15％をまかなう仕組みで、同システムを今後、球場にも採り入れていく。
また、瀬戸山隆三球団社長は7月から3ヶ月間、球場に発電機を設置すると正式発表。夏場のピーク時の消費電力2300キロワット（1時間当たり）のうち、600キロワットを補えるという。
プロ初先発したロッテ2年目右腕・大谷が痛恨の1球に泣いた。
5回まで無失点。だが6回2死から遊撃・高浜の失策で一、二塁のピンチを招き、畠山に逆転2点二塁打を浴びた。初球のスライダーが甘く入り「ボールでもいいと思ったのが抜けてしまった。悔いの残る1球です。まだまだ未熟」と悔やんだ。打線も「スミ1」で援護できず、西村監督は「ずっと同じ展開。ただただ我慢」と話した。
QVCマリンの隣接区域に12月に完成する室内練習場に、太陽光発電システムを導入することになった。
サンテックパワージャパン社製で、同社とのスポンサーシップ契約締結（12年から2年間）も発表。年間の日照量に基づくと、使用電力の12〜15％をまかなえるという。この日地鎮祭が行われ、瀬戸山隆三球団社長は「深刻なエネルギー問題の中で、サンテックさんと一緒に研究していきたい」と、球場にも太陽光発電の導入を検討したい意向だ。また同代表は、7月以降の本拠地での試合で節電対策のために自家発電を導入すると明かした。
ロッテが逆転負けで、交流戦最下位に転落した。1回に1点を先制したが、守備のミスから逆転を許し、攻撃陣も好機をモノにできなかった。試合後の西村徳文監督（51）は「ずっと同じような展開が続いている。ただただ我慢です」と厳しい表情だった。
プロ初先発のロッテ大谷智久投手（26）が6回途中2失点（自責点0）で降板した。6回2死、完全に打ち取った田中の遊ゴロを高浜が一塁悪送球。ホワイトセルに四球を与えて迎えた一、二塁のピンチで、畠山に左中間を破る逆転二塁打を許した。「スライダーが甘く入ってしまった。失投をなくさないと勝てない。これからの課題」。リリーフでの好調が認められ、プロ2年目で初めて先発マウンドに立ったが、惜しくも白星にはつながらなかった。
前日は3番の井口が5度出塁しながら、なかなか得点に結び付けられなかったロッテが1回、4番福浦の犠飛で先制した。
このところ、得点源の井口が勝負を避けられる場面が目立ってきた。西村監督は「（井口の）あとの打者が調子を取り戻してくれれば」と期待していた。1回は1死一塁で井口が右前打を放ち一、三塁と好機を広げる。続く福浦は館山の外角の直球を左に運び、犠飛とした。4番打者が最低限の仕事をした。
ロッテが5月31日、QVCマリン敷地内に新設される室内練習場に「サンテックパワージャパン」社製の太陽光発電システムを導入することを発表した。練習場で年間使用する電力の12〜15％をカバーできる見込みで、将来的には球場本体にも太陽光発電を導入するプランがある。瀬戸山球団社長は「環境問題やエネルギー問題が深刻な問題となっている。QVCマリンについても一緒になって研究していければ」と話した。