6月3日6月3日横浜が連敗を4で止めた。1−1の8回2死二塁から渡辺が左越えに勝ち越しの二塁打を放ち、さらに失策で1点を加えた。加賀は8回1失点で2勝目、先発では初白星。山口が11セーブ目。ロッテは1分けを挟んで4連敗。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 横浜 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | x | 3 |
千葉ロッテの里崎が5回に5月3日以来、約1ヶ月ぶりのの本塁打となる2号ソロを放った。同点弾に「点を取られた後の先頭打者だったから、いい打撃、いい仕事ができた」と振り返った。
成瀬は8回7安打3失点で3敗目（4勝）。8回2失点ながら黒星を喫した前回の横浜戦（5月20日、QVCマリン）と同様、味方打線の援護に恵まれなかった。これでチームの借金は今季最多の5。「チームの悪い流れを断ち切れなかったのは、悔いが残ります」と、エースは敗戦の責任を背負い込んでいた。
1日のヤクルト戦（QVCマリン）で右手に死球を受け、人差し指末節骨を骨折したロッテ・清田育宏外野手（25）が、千葉市内の病院で整復手術を受け、無事成功した。患部固定に6−8週間を要する見込み。
ロッテ頼みのエース成瀬が、1−1の8回に2失点。
2死二塁から渡辺にシュート回転した甘い直球を決勝左越え二塁打された。勝負どころで甘くなった制球に「勝ち越し点を取られてはいけない場面。あの1球ですね」と反省しきり。投手陣は7試合連続3点以内に抑えているが、この日も援護は里崎のソロだけで2度目の4連敗で今季最多の借金5。エースは「悪い流れを断ち切れなくて悔いが残る。今は我慢のとき」と自らに言い聞かせた。
右手首捻挫が癒えたロッテの金泰均が、「4番・一塁」で復帰した。4回には左前打も6、8回の走者を置いた打席では凡退。「悔しい」と厳しい表情を浮かべた。5戦で6得点と上向く兆しが見えない打線に西村監督は「ズルズル行く訳にはいかない」と奮起を促した。
得点は里崎のソロの1点のみでロッテは引き分けを挟んで4連敗。5試合連続の2得点以下と貧打は深刻だ。この日は、右手首捻挫から復帰した金泰均が4番に座った。4回に左前打を放ったが、8回に2死一塁の打席で遊ゴロに倒れ「本塁打が出ていれば試合展開は変わったかもしれない」と悔しがった。西村監督は「最後の打席は中途半端。4番を任せているのだから思いっきり打って欲しい」と注文をつけた。
ロッテの成瀬善久投手（25）が、同点の8回に痛恨の勝ち越し点を奪われた。2死二塁で打者は横浜渡辺。フライを狙った高めの直球が甘くなり、左越えの適時二塁打を浴びた。チームの連敗ストップに失敗し、エースは「勝ち越し点を取られてはいけない場面であの結果。負けがついて悔しいです」と唇をかんだ。
右手首痛で5月19日に出場選手登録を外れたロッテの金泰均内野手（29）が4番・一塁手で復帰し、4回には左前打を放った。
守備中に痛めた右手首の状態は「9割以上、回復している。守備も大丈夫」と言う。チームはサブロー外野手（35）や荻野貴司内野手（26）、清田育宏（25）ら故障者が多い。苦しい戦いが続き、交流戦で下位に沈んでいる。主砲は「早くチームが元の位置に戻れるように貢献したい」と巻き返しを誓った。
ロッテ里崎智也捕手（35）が5回、同点の2号ソロを放った。横浜加賀の投じたスライダーを、狙い澄ました右打ちで右翼ポール際に放り込んだ。見逃していればボール球。「追い込まれていたから、ボールに食らいついた。上手に体重を乗せることができたから、よく伸びてくれた」と振り返った。4回に相手に先制点を許した直後の同点弾で、チームは再び息を吹き返した。
ロッテは3日、清田が右手人差し指骨折の整復手術を受けたと発表。6〜8週間は患部を固定する、その後リハビリを開始し復帰は早くても8月となる。清田は1日のヤクルト戦で投球を受け「右手人差し指末節骨の骨折」と診断されていた。