中日が2試合連続で今季3度目のサヨナラ勝ち。0−0の9回2死から、平田が右越えに2戦連続のサヨナラ本塁打を放った。8回を投げた川井ら4人が無失点でつなぎ、三瀬が3季ぶりの白星。ロッテは4番手の薮田が一発を浴びた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 1x |
ロッテはサヨナラ負けで5位に転落した。0−0の9回2死から薮田が平田にサヨナラ弾を被弾した。
高めに抜けた直球を右翼席まで運ばれ「本塁打を打たれてはいけない場面。1球で終わってしまい申し訳ない」と肩を落とした。7回2死二、三塁では、6回まで無失点の唐川に代打を送って勝負に出たが無得点。攻めの采配が実らずまさかの幕切れとなった西村監督は「何とか1点を取る選手起用をしたが…。最後はちょっと不用意だった」と険しい表情で話して自ら会見を切り上げた。
ロッテの唐川は「勝てれば良かったですけど…」とチームのサヨナラ負けに浮かない表情だったが、6回無失点の好投。防御率1.32でリーグトップに返り咲いた。
スライダーが低めに決まった。わずか2安打で、二塁すら踏ませなかった。6回まで96球と余力は十分だったものの、7回2死二、三塁で打順が回り、代打を送られた。右腕は「全体的に腕は振れていたが、抜け球や逆球が多かった。次回への反省点」と自らに厳しかった。
ロッテ打線が乗ってこない。この日は5安打で零敗。4日の横浜戦、土壇場の9回2死から金泰均の3ランで逆転勝ちした勢いは途切れた。
好機は何度かあった。7回は2死二、三塁で、好投していた唐川の打順で代打の今岡を送ったが三ゴロに倒れた。9回1死二塁も生かせず、その裏に薮田がサヨナラ本塁打を浴びた。攻めの采配が実らず、西村監督は「1点取れれば、という選手起用をした。7回に何とか1点取れば、勝てる試合だった」と険しい表情だった。
ロッテの守護神薮田安彦投手(37)が0−0のの9回、中日平田良介外野手(23)に痛恨のサヨナラ弾を浴びた。2ストライクからの3球目。真ん中高めに浮いた139キロの直球を右中間スタンドに運ばれた。試合後は厳しい表情で「1番、本塁打を打たれてはいけない場面。1球で終わってしまった。申し訳ない」とコメントした。
ロッテが今季2度目のサヨナラ負けを喫した。7回の先制機、好投の唐川侑己投手(21)に代打を送って勝負をかけたが実らず、9回まで無得点。最後は守護神薮田安彦投手(37)が、中日平田良介外野手(23)にサヨナラ弾を浴びた。試合後の西村徳文監督(51)は「相手の投手も良かったので、何とか1点を取る選手起用をしたが、最後はああいう形になってしまった」と、いつになく厳しい表情だった。
ロッテ先発の唐川侑己投手(21)が6回無失点でマウンドを降りた。中日打線に二塁を踏ませぬ力投を見せていたが、同点で迎えた7回の攻撃、2死二、三塁で打席が回り、代打を送られた。「先発としてゲームをつくり、最低限の仕事はできた。調子は悪くなかったが、逆球や抜け球が多かったのが次回への課題です」とコメントした。