わたしはかもめ2011年鴎の便り(6月)

便

6月12日

千葉ロッテ5−2広島(QVCマリン)

ロッテが2連勝。2−2の7回1死一、三塁で、新人の伊志嶺がプロ1号となる勝ち越し3ランを左越えに運んだ。序盤は制球が甘かった唐川は中盤以降立ち直り、7回2失点。5勝目を挙げた。広島は福井が5失点で3敗目。

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広島0011000002
千葉ロッテ10010030x5

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ロッテ伊志嶺1号決勝3ラン、家族に雄姿[ニッカン]

ロッテ伊志嶺翔大外野手(23)は、振ると決めていた。同点の7回、1死一、三塁。ボールが3球続いた。満塁で次打者の3番井口の快音を期待するファンの歓声が高まる中、4球目に勝負をかけた。「次は井口さんで、僕を歩かせたくないはず。必ず甘い球が来ると思い、直球一本に絞ってました」。シュート回転して真ん中に入ってきた138キロの直球を完璧にとらえた。プロ初本塁打となる決勝の3ランが左中間席へ吸い込まれた。

伊志嶺はしびれるような場面でも決してマイナス思考にならず、持ち味の積極性を貫けるタイプ。この長所を引き出す采配も光った。打率2割3分の新人に「待て」ではなく「打て」のサインを出した西村監督は「あそこで本塁打なんて誰も思わなかったんじゃないですか?」とおどけた後で「本当に思い切りの良いスイングをしてくれました」と、目を細めた。

大学時代からのライバル、広島福井との“ドラ1対決”にも勝った伊志嶺は「去年の神宮大会で負けて悔しい思いをしてるんで良かったです」。この日は故郷の沖縄・宮古島から両親も駆けつけ「(初アーチのボールは)両親にあげます。いいプレゼントになりました」と、満面に笑みを浮かべた。

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ロッテ・唐川7回2失点、1ヶ月ぶり5勝目[サンスポ]

ロッテ・唐川は序盤は制球に苦しんだが、7回を7安打2失点にまとめ5月14日以来の5勝目。「(序盤は)あんまり覚えてないです。(内容が)グダグダすぎて」。千葉・成田高卒のプロ4年目。同世代で千葉経大付高卒の丸については「同じ千葉で対戦もしました。あまりいいイメージはないです」といいながら、3打数無安打(1四球)に抑えた。

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ロッテ・伊志嶺、両親感激!「持ってる」[サンスポ]

ロッテは12日、広島4回戦(QVCマリン)に5−2で逆転勝ち。2連勝でパ・リーグ5位の楽天にゲーム差なしと迫った。2−2の7回にドラフト1位・伊志嶺翔大外野手(23)=東海大=が、同じD1位の広島・福井優也投手(23)=早大=からプロ初アーチとなる決勝3ランを放った。

沖縄・宮古島から球場に駆けつけた伊志嶺の両親は、試合後に一塁側観客席でファンから盛大な拍手を受けた。孝行息子と握手した父・秀行さん(53)=宮古工高校長=は声を詰まらせながら「“持ってる”のかなと思います。1週早い父の日(6月19日)のプレゼントに感謝します」と感激の表情。その隣では母・史子(ふみこ)さん(54)が嬉し涙を流していた。

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ロッテ・伊志嶺、ドラ1対決で1号V弾![サンスポ]

ロッテは12日、広島4回戦に5−2で逆転勝ち。2連勝でパ・リーグ5位の楽天にゲーム差なしと迫った。2−2の7回にドラフト1位・伊志嶺翔大外野手(23)=東海大=が、同じD1位の広島・福井優也投手(23)=早大=からプロ初アーチとなる決勝3ランを放った。

“ドラ1”対決で今季の新人第1号だ!!2−2の7回1死一、三塁。伊志嶺は3ボールから福井の直球を左翼席へ運ぶと、無心でダイヤモンドを回った。プロ初アーチは、チームを連勝に導く決勝3ランとなった。「直球だけ狙っていました。(ベンチからは)普通に打っていいという指示で、全然迷いはなかったです。手応えは完璧でしたね」。

因縁の相手だった。昨年11月18日の明治神宮大会決勝(神宮)。東海大主将の伊志嶺は早大先発の福井から右前打の後、空振り三振と三ゴロに倒れ、優勝もさらわれた。リベンジを果たす一発に「悔しいと思っていた。最高のホームランです」と満足そう。西村監督からは「思い切りのいいスイングをしてくれた。積極性が1番大事です」とたたえられた。

二塁打2本に1盗塁を決めた前日11日に続く大活躍。チームは交流戦同率11位だった広島との直接対決を制し、最下位を脱出した。

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伊志嶺プロ1号V弾「まだ興奮」ドラ1対決福井討ち![スポニチ]

待望のプロ1号で試合を決めた。ロッテ・ドラフト1位の伊志嶺が、2−2の7回1死一、三塁から決勝3ラン。ベンチで手荒い祝福を受けてもその感触は両手に残っていた。「まだ興奮しています。積極的に行く気持ちと、つなぐ気持ちで打席に入った。手応えは完璧。行ったと思いました」。

12球団のルーキー1号は、同学年の広島・福井からだった。カウント3ボールからの4球目。ベンチの「打て」のサインに迷いはなかった。こまのような軸回転でフルスイング。138キロ直球を完璧に捉え、左中間席へ運んだ。昨秋の明治神宮大会決勝。東海大の主将として頂点を狙ったが、早大の斎藤、大石、福井の「ドラ1トリオ」に敗れた。先発の福井には3打数1安打で「個人的にもヒット1本の後は打てなかったので。本当に嬉しい」と声を弾ませた。

50メートル5秒7の俊足で走塁、守備は一級品。だが、打撃で試行錯誤が続いていた。交流戦に入り34インチ、910グラムのバットを「振り負けないようにするため。重すぎるとコントロールも利かない」と33.5インチ、900グラムに軽量化した。打席ではバットを指1本分短く持ち、その分、テークバックをやや大きくした。殊勲の一打に、西村監督は「あそこで本塁打を打つとは思わないでしょう?思い切りの良いスイングをしてくれた」と称賛した。

この日は、両親が沖縄・宮古島から観戦に訪れた。「ホームランボールは両親に贈ります。いいプレゼントになった」。これ以上ない親孝行を果たして笑顔だった。

◇3−0からプロ1号は香川(南海)以来

新人の伊志嶺(ロ)が7回勝ち越しの1号3ラン。3ボール0ストライクからの一発だったが、ルーキーが3−0から本塁打するのは珍しく、町田(広)が92年7月29日ヤクルト戦でマークして以来19年ぶり。ただし町田の本塁打はプロ4号。プロ1号が3−0からの本塁打は香川(南海)が80年7月8日近鉄戦(プロ初打席)で記録して以来31年ぶりだ。今季の伊志嶺は長打が8本あるが、この日の本塁打を含めQVCで放ったのが7本。長打率は他球場での.267がQVCでは.421にはね上がる。

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伊志嶺の両親が観戦、母・史子さんは嬉し涙[スポニチ]

スタンドから観戦したロッテ・伊志嶺の母・史子さん(54)は「最近調子が良くないようだった。私達の顔を見れば良くなるかなと思って来ました。良かったです」と嬉し涙を流した。

11日の広島戦(QVCマリン)に合わせて沖縄から上京。前夜は千葉市内で食事をともにした。父・秀行さん(53)は「この子が“持ってる”なら打つなと見ていたら打ちました」。地元・宮古島では応援団が発足したといい「沖縄に戻ってみんなにいい報告ができる」と笑顔だった。

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唐川5勝目にホッ、制球修正が奏功[スポニチ]

ロッテ・先発の唐川が7回7安打2失点で5勝目を挙げた。序盤は制球が定まらずに苦しみ、4回までに90球を要した。そこから5〜7回の3イニングを3者凡退と立て直し、救援陣にマウンドを譲った。チームを連勝に導いた右腕は「(5回からは)気持ちをリセットして、リラックスして投げられた。修正できたと思う」とホッと胸をなで下ろしていた。

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ロッテ、あらためて藤岡を高評価「さすが」[スポニチ]

◇全日本大学野球選手権:東洋大3−1慶大(神宮)

すでに今秋ドラフトでの藤岡の1位指名を正式表明しているロッテは、2年連続MVPを受賞した大学No.1左腕をあらためて高く評価した。石川晃球団運営本部長は「足の状態が心配だが、延長を投げ切っての優勝は凄い。さすがだね」と絶賛。今後も密着マークを続けていく意向で「早く一緒に戦える日が来ることを望んでいます」と話した。

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ロッテ・唐川、5勝目も苦笑「次はしっかり」[サンスポ]

ロッテの唐川は制球が定まらずに苦しんだが、中盤から復調。7回2失点で約1ヶ月ぶりの白星を挙げた。

「力みすぎた。自分らしくなく、頑張りすぎた」と4回までに90球を要し、7安打されて2点を失った。ただ、5回からは「気持ちをリセットした。リラックスして投げた。修正できたかな」。5〜7回を完璧に抑え、チームを2連勝に導いた。5勝目にも「次はしっかりやっていきたい」と苦笑していた。

西村監督
「甘い球を打て、という指示を出した。思い切りのいいスイングだった。」(3ボールからの伊志嶺の一発に)
大松
「最低限の仕事をしようと思って、気負いすぎずにいった。」(1回に先制の犠飛)
的場
「勝つことで明るくなる。チームが暗かったので、勝てて良かった。」(2安打1打点。先発マスクで2連勝)

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唐川5勝目「野手のおかげ」[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)が5勝目を挙げた。7安打を浴びながら7回を2失点で踏ん張り「(序盤は)力んでしまったが、5回以降はリラックスして投げられました。(約1ヶ月ぶりの白星は)点を取ってくれた野手のおかげです」と、話した。

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伊志嶺「嬉しい」初本塁打[ニッカン]

ロッテ伊志嶺翔大外野手(23)が嬉しいプロ初本塁打を放った。同点の7回、1死一、三塁の好機。甘い直球を思い切り振り抜き、勝ち越しの3ランを左翼席へ運んだ。「甘めのストレートを完璧に打つことができました。プロ初ホームランは嬉しいですが、ここまでチャンスで打てていなかったので、いいところで打てたのが本当に嬉しいです」とコメントした。

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伊志嶺プロ初本塁打で福井にリベンジ成功、次なる標的は?[夕刊フジ]

好投手がそろう今季の大卒ルーキーの中で、野手唯一のドラフト1位がロッテ・伊志嶺翔大外野手(23)だ。東海大時代は日本ハム・斎藤佑樹投手(23)ら「早大3羽ガラス」においしいところを持っていかれたが、プロの舞台で下克上を目指す。

伊志嶺は12日の広島戦(QVCマリン)に、「2番・右翼」で先発出場。相手先発は「3羽ガラス」の一角で、こちらもドラフト1位ルーキーの福井優也投手(23)だった。

両者の対戦は、昨年11月の明治神宮大会決勝以来。伊志嶺は主将として大学最後の決戦に臨んだが、先発の福井に対し「1本(安打を)打ったが、その後は三振もして完璧に抑えられた」上に1−2で惜敗。この日も3打席目までは無安打だったが、同点の7回にプロ1号の決勝3ランを放って、リベンジを果たした。

「チャンスで不甲斐ない結果続きだったので、いいところで打ちたいと思っていた。無心でダイヤモンドを回り、ベンチに迎えられたときはほっとしました」と伊志嶺。

次なる標的は同世代の顔、斎藤だ。伊志嶺は大学日本代表でも主将を務め、エース斎藤とともに日の丸を背負った。昨年8月の世界選手権では、負け投手の斎藤が周囲の配慮で試合後の会見を欠席し、代わりに主将の伊志嶺が「申し訳ない気持ちでいっぱい」と頭を下げる一幕も。さらに昨年秋のドラフトで、斎藤の当たりクジを逃したロッテに外れ1位で指名され、入団した因縁もある。

学生時代には“持ってる”斎藤の引き立て役に回ったが、伊志嶺も十分に“持ってる”男だ。

おりしもこの日は、故郷・沖縄のオリオンビールが提供する「OKINAWA スペシャルデー」。沖縄からも大勢のファンが観戦に訪れ、その中には両親と叔母の姿も。孝行息子がお立ち台で「いいところが見せられてよかった。ホームランボールは両親にあげたい」と胸を張る頃、両親は観客席でロッテファンの握手攻めにあっていた。

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