わたしはかもめ2011年鴎の便り(6月)

便

6月15日

巨人2−3千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテが逆転勝ちで4連勝。1−2の9回2死二塁、伊志嶺が左越えに2ランを放った。成瀬は8回2失点で5勝目。中堅の岡田が再三の好守で失点を防いだ。巨人はラミレスの2本塁打で先行したが、アルバラデホがつかまった。

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千葉ロッテ0001000023
巨人0101000002

◇今江10戦ぶり打点

千葉ロッテの今江が、1日のヤクルト戦で本塁打を放って以来となる10試合ぶりの打点を挙げた。0−1の4回2死一、三塁で、東野の113キロを左中間深くに運ぶ同点二塁打とした。

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ロッテ伊志嶺9回2死から逆転2ラン[ニッカン]

ロッテのルーキー伊志嶺翔大外野手(23)が、逆転2ランで巨人を下した。1点を追う9回表2死二塁、巨人アルバラデホから左越えに勝負を決める2号2ラン。パの新人が巨人戦で本塁打を放ったのは初めて。伊志嶺は12日の広島戦(QVCマリン)で決勝3ランを放ったばかりで、勝負強さを発揮している。チームは4連勝。巨人は逆転負けで借金は6まで増えた。

伊志嶺は必死で笑いをこらえた。1点を追う9回2死二塁。アルバラデホの真ん中に入ったカーブを東京ドーム左翼席へ高々と打ち込んだ。プロ2号が値千金の逆転2ラン。「嬉しかったけど、あんまり笑っちゃいけないと思った」と無表情でダイヤモンドを1周した。その前の2打席でチャンスに凡退したからだった。まだ自分の立ち位置を確立できず、派手なガッツポーズを自粛したルーキーだが、この1発で存在感をアピールした。

「2アウトだったけど、次が井口さんなのでつないでいけば何とかなると思った」と振り返った。ルーキーが交流戦の巨人戦で本塁打を放ったのは史上初。プロ1号となった12日の広島戦での決勝3ランに続き、ここ1番での勝負強さが光った。

悔しい思いがあった。4日の横浜戦で、右太ももの張りでスタメン落ちした。東海大では主将としてフル出場していたが、144試合を戦うプロの世界で先発出場し続けることの難しさを痛感。相手に勝つだけでなくチーム内の競争にも勝たなければ認められない。1試合にかける思いはより強くなった。

師匠である金森打撃コーチも技術面の成長を評価した。「元々体の柔らかさがある選手。イチローのように柔らかい選手は強い打球を打てる」と言う。最後の打席でカーブを引きつけてしっかり捉えたように見えるが、直球をジャストミートした時に比べると打者は泳いだ感覚になるという。それでも本塁打になったのは、体の柔らかさが「しなり」となり、飛距離が出たからと分析した。

頼もしさを増したルーキーの活躍でチームは今季初の4連勝。西村監督は「伊志嶺はドラフト1位で即戦力として入っているから十分に期待していた。若手が頑張ってくれるとチームが勢いに乗るね」と、浮上の予感を口にした。

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ロッテ・伊志嶺、1号もV弾!2号もV弾![サンスポ]

佑ちゃん世代に“持っている”男がもう1人いた。ロッテのD1位・伊志嶺(東海大)だ。敗戦目前の9回2死。二塁に走者を置きアルバラデホの5球目のカーブをすくい上げると、打球は左翼席へ。逆転&決勝の2号2ランだ。

「何とか食らいついて、次の打者の井口さんに回そうと思っていました。うまく反応できて、感触は良かったです」。またしても起死回生の一発。12日の広島戦(QVCマリン)でのプロ初アーチも、決勝3ラン。まさに“決勝弾男”だ。

しかも東京ドームは、前日14日までに行われた14試合で総本塁打数が15本。統一球の影響か、今季はアーチが出にくい球場となっているだけに、価値はさらに増す。

交流戦がスタートしてからバットを34インチから33.5インチへ短くし、重さも910グラムから900グラムに減らした。「重すぎるとコントロールがきかなくなってしまうので」と伊志嶺。全てはコンパクトなスイングをするための改良だ。

「ドラフト1位の即戦力。いいものを持っていると指名したときから思っていたが、ここにきて大きな仕事をしてくれている」と西村監督。今や不動の2番の伊志嶺が、今季初の4連勝をもたらした。

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ロッテ・岡田、超美技「守備は負けない」[サンスポ]

岡田が超美技3連発を披露した。「1日3回は珍しいですよね」と、2回には阿部の右中間への大飛球にジャンプ一番。フェンスに激突しながら捕球した。5回は坂本の左中間への飛球、8回には小笠原の右中間への飛球を好捕だ。中堅の位置から捕手の構えを見て打球の方向を予測しているという。「打者が打ってからでは遅い。打つ前の半歩が大きいんです。守備では誰にも負けたくない」と胸を張った。

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伊志嶺9回2死から逆転2ラン!昨年6月以来の4連勝[スポニチ]

土壇場で飛び出したプロ2号がチームを救った。ロッテの伊志嶺が1点を追う9回2死二塁で逆転2ラン。

2ボール2ストライクから、122キロカーブを左翼席へ運んだ。ルーキーは笑顔を見せずにダイヤモンドを一周したが「前の打席でチャンスをつぶしていたので。無心で振った。嬉しかったけど抑えました」。東海大の大先輩、巨人・原監督の目の前で放った鮮烈な一発だった。

12日の広島戦(QVCマリン)でプロ1号を打ったばかり。この日は、直球を待ちながら低めの変化球を仕留め「反応で、うまく打てた。1号より自信になった」と胸を張った。西村監督は「思い切りの良さというか、1位の即戦力だから。大きな仕事をやってくれている」とうなずいた。チームは昨年6月以来の4連勝。成長を続ける23歳が原動力になっている。

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岡田、美技連発は“打つ前のスタート”と成瀬との信頼関係[スポニチ]

打球が上がる前に1歩目のスタートを切っていた。ロッテ・岡田幸文外野手(26)が瞬時の状況判断で美技を連発した。巨人戦の2回1死一塁、阿部の中堅右への大飛球をフェンスに激突しながら好捕。5、8回も走者がいる場面で超ファインプレーを披露し、チームを救った。スーパープレーの背景にあったのは50メートル走5秒6の俊足に加え、投手の配球や打者の特徴を踏まえた心の準備だった。

誰もが抜けると思った打球を、岡田は捕れると確信していた。2回1死一塁、阿部の中堅右への大飛球。半身になりながら背走し、最後はフェンスに激突しながら右手を懸命に伸ばしてスーパーキャッチした。

「打つ前に半歩、スタートを切っています。それと、いつも振り返ってフェンスまでの距離を測っています。何歩でいけて追いつけるか、それともクッションボールを捕りにいくのか。2回はフェンスにぶつかるのを覚悟でいきました」。投球のコースや捕手、打者の動きが1番よく見えるのが中堅。外角中心の配球のため定位置よりやや左中間寄りに守っていたが、阿部が引っ張るのを察知して打つ直前に右中間方向へ1歩踏み出した。滞空時間4秒の打球。約25メートルを一直線に走り18歩目で追いついた。

山森外野守備走塁コーチの教えは「打者の特徴、動きを観察した上で中堅手は打者が打つ前にスタートを切れ」。特に成瀬は制球が良く、構えたコースに投球するから打球方向が予測しやすい。5回2死一塁では坂本の左中間への大飛球をランニングキャッチ。8回2死一塁でも小笠原の右中間への飛球をダイビングキャッチした。

岡田は「今年は明らかに打球の伸びが違う。追いつける打球が増えた」と今季から導入された統一球もポイントに挙げる。俊足と心の準備、状況判断に統一球。様々な要素が重なって生まれた3つの美技だった。

成瀬
「チームが勝って良かった。直球が良かったのでソロの2点に抑えることができた。岡田さんの守備に救われました。」(ラミレスにソロ2被弾も8回5安打2失点で5勝目)

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伊志嶺の逆転V弾呼んだ!岡田が超美技3連発…ロッテ[報知]

絶体絶命のピンチを救う逆転弾だった。ルーキーの伊志嶺が、1点を追う9回2死二塁から左翼席へ逆転2号2ラン。アルバラデホの沈むカーブをバットに乗せて、「変化球をうまく打てて、プロ1号の時より自信になる1本。つなぐ気持ちで食らいついていった」と球場の空気を一変させた。

飛びにくいと言われる統一球も関係なく、鋭いスイングの弾丸ライナーだった。強力な巨人打線の“お株”を奪ったヒーローは、「あそこでああいうプレーが出て、成瀬さんもしっかり投げていた。チャンスをものにできてよかった」。“スーパー美技”を連発した岡田を持ち上げた。

2回1死一塁。岡田は阿部の右中間への当たりをフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。5回には坂本の左中間へのライナーに俊足で追い付き、8回には小笠原の右中間への一撃を、頭から突っ込んでつかみとった。いずれも走者を置いた場面で、“3点分”を防いだ。「1日に3回も珍しいですね。統一球になって、今年は確実に伸びが違う。去年は無理だった打球が、追い付きますもん」。低反発球を“味方”に勝利に貢献した。

ドラフト1位と育成枠からたたき上げの3年目が大活躍で、チームは今季初めて4連勝を飾った。西村監督は「(岡田は)すごく大きなプレーだった。伊志嶺もしっかり打ってくれた」と興奮冷めやらぬ表情だった。

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9回2死から伊志嶺逆転V弾![ニッカン]

ロッテ伊志嶺翔大外野手(23)が9回2死から逆転2ランを放った。アルバラデホの真ん中に入ったカーブを東京ドーム左翼席へ高々と打ち込んだ。「2アウトだったけど、次が井口さんなのでつないでいけば何とかなると思った」と振り返った。プロ1号となった12日広島戦での決勝3ランに続き、ここ一番での勝負強さが光った。

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伊志嶺、値千金の逆転2ランで4連勝…ロッテ[報知]

ロッテが逆転勝ちで4連勝。1−2の9回2死二塁、伊志嶺が左越えに2ランを放った。成瀬は8回2失点で5勝目。中堅の岡田が再三の好守で失点を防いだ。巨人はラミレスの2本塁打で先行したが、アルバラデホがつかまった。

ロッテは1−2の9回無死一、三塁も三塁走者の走塁ミスが出て2死一塁。好機を逃したかに見えたが打席の伊志嶺は「緊張感は全くない。何とか食らい付いていこうと思っていた」と冷静だった。

一塁走者の岡田が盗塁を決め、2死二塁。5球目の低めのカーブに体勢を崩されながらも、芯でとらえた。「感触は良かった。外野の頭は越えたと思った」打球は左翼席に消えた。表情を崩さずダイヤモンドを一周したが「結構、嬉しかった」と試合後は笑顔だった。直球を待ちながら体が変化球に対応し「反応で打てた。うまく打てた」と殊勲打を振り返った。日々成長する新人が、今季初の4連勝をもたらした。

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ロッテ・岡田、3度の好守備に照れ笑い[サンスポ]

ロッテの岡田が中堅の守備で、3度のビッグプレーを見せた。フェンスにぶつかり、ダイビングもあった試合に「1日3回は珍しいですよね」と本人も照れ笑いだった。

2回は阿部の右中間への大飛球、5回は坂本の左中間への大きな当たりを好捕。8回には小笠原の右中間への飛球を、飛び込みながらつかんだ。3つとも、全く無駄がないプレーだった。「打つ前に(打球を予測して)半歩、スタートを切らないと追い付けない。フェンスまでの距離も常に頭に入れています」と胸を張った。

西村監督
「すごく大きい。投手陣を助けてくれるし、それ以上にチームとして盛り上がる。」(岡田の好守備に)
成瀬
「2本(ソロを)打たれたことは反省しないと。勝てたことで流れに乗れる。次はもっといい投球をしたい。」(8回2失点で5勝目)

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ロッテ・今江、10試合ぶりに打点挙げる[サンスポ]

ロッテの今江が1日以来、10試合ぶりとなる打点を挙げた。0−1の4回2死一、三塁で左中間フェンス直撃の二塁打を放った。2死から2四球と暴投で得た好機だった。6球目の甘く入った変化球を逃さず、仕留めた。今江は「前の打者が四球を選んでつくってくれたチャンスだったので、何とかしたかった。追い込まれていたので、自分も必死に食らい付いた」と喜んでいた。

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今江「2死から得点は大きい」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(27)が4回に同点適時打を放った。この回2死から連続四球など作った一、三塁のチャンスに、巨人東野のスライダーを左中間へ運んだ。「必死にボールに食らい付いた結果がタイムリーになってくれた。2死から得点を挙げられたのは大きい。みんなが次につなぐ形がああいう形になりましたね」と笑顔で話した。

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来季交流戦開幕前に「特別試合」開催へ[サンスポ]

日本野球機構(NPB)が、来季の交流戦開幕直前に「特別試合」を1試合開催することが15日、わかった。セ、パ両リーグの理事長と12球団の担当者らがNPBの収益強化のための新規事業について協議し、試合開催の方針を確認した。

NPBは選手年金の負担金などの支出に備え、今季もオールスター戦を3試合に増やすなど、収益増が緊急課題となっている。

試合形式は「両リーグのタイトルホルダー」「日本代表と若手選抜」の対戦など、現行のオールスター戦とは違う形式で12球団の選手が参加する試合を検討していく。オールスターと時期を隔てる必要があるため、交流戦開幕前の平日にドーム球場で開催するという。

今後は、12球団の実行委員会メンバーと営業担当者で案を具体化し、7月の実行委員会やオーナー会議での承認を目指す。

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