ヤクルトの館山が8回1/3を無失点で6勝目を挙げた。9回途中から登板の林昌勇が14セーブ目。打線は2回2死満塁で田中が3点二塁打を放った。ロッテは連勝が4でストップ。9回無死一、二塁と攻めたが、あと1本が出なかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東京ヤクルト | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 3 |
館山−林昌勇の継投に今季4度目の零封負けを喫し、連勝は4でストップした。「甘い球は何球かあった。打ち損じをしないようにしないと」と西村監督。3チーム目となる交流戦通算100勝目は、19日の最終戦にお預けとなり「絶対勝ちたい試合。意地を見せないといけない」と必勝を誓っていた。
どんなに厳しいコースに投げても、球種を絞られれば簡単に餌食となる。2回2死満塁で打席にヤクルトの田中。ロッテの渡辺俊は2ボール2ストライクから決め球に宝刀シンカーを選択した。コースは内角いっぱい。だが結果は走者一掃の左中間二塁打だった。
「カーブの制球が良くなくて(球種にヤマを)張られるような投球になってしまった」。結果的にこの1球の失点だけで敗戦。問題は過程にあった。館山との投げ合い。多くの援護は望めない。そのため「コースを狙いすぎた」と慎重になりすぎ、立ち上がりからカーブとスライダーの制球が定まらなかった。2回も青木に四球を与えるまでカーブ、スライダーは7球中5球がボール。田中へもカーブが2球ともボールになった。
女房役の的場は「フルカウントにはしたくなかった。コースは悪くないけど、あの球しか選択肢がなかった」。他の変化球が使えず、残ったシンカーと直球の球速は120キロ前後とほぼ同じ。緩急をつける投球が生命線のサブマリンが、勝負どころで直球系に頼らざるを得なくなった。まさに落とし穴だった。
ロッテ・金泰均内野手(29)が腰痛を訴え、18日のヤクルト3回戦(神宮)を欠場した。
石川晃球団運営本部長は「腰を痛めたみたい。昨日(17日)言ってきた」と説明。球団から症状や病院での検査などの説明はなく、試合中もベンチに姿がなかったことから状態は思わしくない可能性が高い。19日に出場選手登録を抹消されるとみられる。
ロッテ・石川晃球団運営本部長は18日、新外国人として昨年横浜でプレーしたホセ・カスティーヨ内野手(30)と大筋で合意したことを明らかにした。
スポニチ本紙などの報道を受け「その選手しかいない」と認め、現在は出来高など細かい条件の詰めの交渉を行っている段階だと説明。19日に渡米する同本部長は「メディカルチェックも終わっている。来週半ばぐらいには発表できるのではないか」との見通しを示した。
ロッテが獲得を目指していた前横浜のホセ・カスティーヨ内野手(30)=メキシカン・リーグ、メキシコ=と基本合意に達したことが18日、明らかになった。ヤクルト戦(神宮)の試合前、石川本部長が「(契約最終段階の)メディカルチェックも終わっている。あとは(シーズン途中の短い契約のため)インセンティブ(出来高)の部分だけで、基本的なところは決まっている」と話した。来週中にも正式発表となる。
また石川本部長は19日から今オフ、獲得を目指す選手らを視察するために渡米する。右肘痛で5月に戦列を離れ、当地で患部のクリーニング手術、来月初旬にも再来日するヘイデン・ペン投手の現状もチェックするという。
ロッテは無得点に終わり、連勝が4で止まった。4回は1死から、9回は無死からいずれも伊志嶺と井口の連打で一、二塁の好機をつくったが、後続が凡退。大松らの中軸がブレーキとなった。西村監督は「チャンスでしっかり得点できないと、なかなか厳しい」と悔やんだ。
交流戦では負けが込んだ。19日の最終戦に向け、西村監督は「明日は何とか勝ちたい。意地を見せないと」と気合を入れた。
ロッテ先発の渡辺俊介投手(34)は4回3失点で降板した。2回に2死満塁からヤクルト田中に走者一掃の適時二塁打を浴びた。「今日はカーブが安定していなかったので、的を絞られやすくなってしまった。2回は2死からの長打でもったいなかった。先発として長いイニングを投げられず申し訳ないです」とコメントした。
無得点のロッテ打線の中で、ルーキー伊志嶺翔大外野手(23)が気を吐いた。好投のヤクルト館山から3安打を放ち「しっかり軸で回転してコンパクトに振れている。相手に合わせるのではなく自分のタイミングで打てている」と、話した。
ロッテの石川晃球団運営本部長は18日、昨季横浜に在籍したホセ・カスティーヨ内野手(30)との契約に大筋で合意したことを明らかにした。詳細を詰め、近日中に獲得を正式発表する予定。石川本部長は「細かい詰めに入っているところ。メディカルチェックも終わっている」と話した。
ベネズエラ出身のカスティーヨは大リーグで通算592試合に出場した実績を持ち、横浜での昨季は131試合で打率2割7分3厘、19本塁打をマークしたが、自由契約となっていた。