わたしはかもめ2011年鴎の便り(6月)

便

6月19日

東京ヤクルト1−7千葉ロッテ(神宮)

ロッテが逆転勝ちした。0−1の6回に大松、今江が連続適時打を放ち、さらに福浦の2点打で計4点を挙げた。9回は井口の2ランなどで3点を加えた。唐川は8回1失点で自己最多に並ぶ6勝目。ヤクルトは交流戦を負け越した。

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千葉ロッテ0000040037
東京ヤクルト1000000001

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打てそうで打てない…唐川6勝[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)に封じられたチームは「何で打てないのか分からない」と口をそろえる。130キロ台の直球に、スライダー。2つの球種だけでこの日も108球。全119球の9割以上を占めた。一見、的も絞りやすそうだし、いつでも打てそうに感じるのだろう。

だが、打席に立って見ると違う。直球は浮き上がるように見え、スライダーは曲がりが遅く、とらえたと思った時にはファウルになってしまう。この日、ヤクルト打線には「おっつけるのがうまい宮本以外は、ポイントをいつもより前にし、引っ張るつもりでいくように」とスコアラーから指示が出ていた。それでも、スライダーをうまく打てたのは5回の畠山の左前打ぐらい。球種の比率はデータどおりだったが、打席に立たないと分からない球質への対応は難しい。

空振りの取れる130キロの直球の秘密は「体を絶対に開かないこと」だと唐川は言う。セットポジションで左肩方向(本塁)に投げる時、右ひじが顔の前を通過してから、胸が本塁方向に向く。そういう感覚が、球の出どころを見にくくし、直球とスライダーに前述の効果を生んでいる。

体を開かない感覚は、崩れた時の修正ポイントとしても生かされている。自己最多タイの6勝目を挙げたこの日も6回から修正してみせた。今年はそのチェックポイントが少なくなり、修正が楽になったという。それが、唐川を攻略しにくい投手とさせ、防御率1点台を守る安定した投球を生んでいる。

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ロッテ・唐川、8回1失点!自己最多タイ6勝[サンスポ]

ロッテ・唐川は序盤こそ制球に苦しんだが、6回以降立ち直って8回を6安打1失点。プロ3年目の昨季に挙げた自己最多の6勝に並んだが「(感想は)特にないです。求められていることはもっと高いところにあるので、その期待に応えていきたい」と冷静だ。目標は1年を通してローテを守り続け、2ケタ勝利をあげること。6勝目は通過点に過ぎない。

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ロッテ、マリンガン復活…井口トドメ2ラン[サンスポ]

ロッテは19日、ヤクルト最終戦(神宮)で打線が爆発して7−1で快勝。史上3チーム目となる交流戦通算100勝を達成した。セ球団相手に8勝14敗2分けと大きく負け越したが、最終戦を飾って24日から再開するリーグ戦へ弾みがついた。さあ、逆襲だ。

お祭り野球の本領発揮だ。5回まで1安打に封じられていた石川を攻略した。6回、岡田と井口の安打でつかんだ一死一、三塁の好機に、大松が右前適時打を放ち、同点にした。

「口火を切れた。(唐川)侑己ががんばっていたから、なんとかしたかった」。11日の広島戦(QVCマリン)から4番を任されている29歳は満足げな表情だ。

さらに一死一、三塁から今江が「みんながつないでできたチャンスだから…」と右前勝ち越し打。里崎は四球を選び満塁とすると、福浦が右前2点適時打とたたみかけて石川をKOした。単打5本で4得点。9回には井口の左越え5号2ランなどで3点を加え、7−1と快勝だ。

これでソフトバンク、日本ハムに次いで交流戦通算100勝(84敗8分け)に到達。今季はセ球団に8勝14敗2分けだったが、最近6試合は5勝1敗で4位タイに浮上した。

「最後に本来のいい攻撃ができた。24日からのリーグ戦にいい形でつないでいける」と西村監督も手応え十分。昨季の日本一軍団が、24日に再開するリーグ戦で一気に逆襲に転じる。

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唐川6勝目!4年目の「余裕」に更なる飛躍誓う[スポニチ]

ロッテ・唐川に笑みが浮かんだ。8回6安打1失点。早くも昨年の自己最多に並ぶ、6勝目を挙げた。「変化球でストライクを取れて、立ち直ることができた。中盤から余裕を持って投げることができた」と汗をぬぐった。

プロ4年目の成長が光った。初回2死一、二塁で迎えたバレンティン。2ボール1ストライクから、外角低めのボールゾーンにスライダーを2球投じた。満塁から宮本に先制打を浴びたが、「点を取られたけど、あの四球は選択肢の1つ」と序盤の大量失点につながる一発のある相手との勝負を避ける勇気を持った。4回2死満塁では田中にボール球の外角直球をひっかけさせて遊ゴロ。初球をファウルにされて打ち気を察知し、外角球で狙い通りに仕留めた。

唐川は言う。「今は自分に余裕があるので。ゲームの中でプランが立てられる」。以前は四球を怖がって痛打を浴びたが、今季は自信を持ってボール球を投じている。この日は4つ四球を与えたが、全て理由付けができるもの。味方が逆転に成功した6回からは、一転して1人の走者も許さなかった。「点を取ってもらった後に四球で流れを悪くしたくなかった。ソロならOKと思って大胆にいった」とストライク先行で攻めた。

チームはソフトバンク、日本ハムに次いで3球団目の交流戦通算100勝に到達し、4位タイに浮上。立役者は試合後、6勝目の感想を問われると戸惑ったような表情を浮かべた。「特にそれに関しては何も…。求められているところはもっと高いので期待に応えたい」。淡々と言った横顔が頼もしかった。

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一挙4点逆転!マリンガン“つなぎ”の援護[スポニチ]

ロッテ打線が力投の唐川を援護した。5回まで1安打に抑えられていたが、0−1の6回に5安打で4点を奪って逆転。9回には井口の左越え5号2ランなどでダメ押しの3点を刻んだ。

主砲の金泰均が腰痛のため出場選手登録抹消。得点力不足の心配を吹き飛ばす猛攻に、井口は「いい打撃ができて良かった。ウチらしいつなぎの野球ができたね」と手応えを話した。

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唐川、自己最多タイ6勝…ロッテ[報知]

ピンチを背負っても、唐川はクールな表情を崩さなかった。8回を6安打4四球で1失点と粘り、自己最多タイのシーズン6勝目。「それ(勝ち数)に関しては特に(思いは)ない。求められていることが高いので、期待に応えられるよう頑張りたい」。拍子抜けするほどの冷静な言葉が、ローテの軸を担う貫禄を漂わせた。

4年目の進化をみせた。「今年はボールでいいとか、自分で考えながら投げられるようになって、余裕が持てている」。初回2死一、二塁で一発の怖いバレンティンに四球を与えたが、低めを徹底して突いた結果だった。続く宮本に右前適時打を許しても最少失点で踏ん張り、試合を組み立てる力に磨きがかかった。

4回は2死満塁のピンチで田中を外角へのボール球で遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。成本投手コーチも「今年はうまくボール球が使えている」と成長を認めた。

チーム節目の交流戦通算100勝目で、西武に並び4位タイに浮上だ。西村監督は「よく1点でしのいでくれた。防御率1点台のピッチャーですからね」と笑った。唐川の“6勝目”は通過点に過ぎず、これからもっと白星を積み重ねていく。

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唐川、好投で6勝目!ロッテ交流戦通算100勝[サンスポ]

ロッテ先発の唐川はヤクルト打線を相手に8回1失点の投球。見事6勝目を飾った。

ロッテ先発の唐川は初回にもたついた。田中、ホワイトセルに連続安打を浴びると、四球をはさんで2死満塁。6番・宮本に右前に弾き返され、ヤクルトにあっさり先制を許した。

5回までヤクルト・石川に1安打に抑えられていたロッテ打線だったが、6回1死一、三塁で大松の右前適時打で同点。続く今江も右前に適時打を放ち勝ち越しに成功した。その後1死満塁から福浦が2点適時打。4−1とし、ヤクルトを一気に突き放した。

ロッテの唐川は徐々に調子を上げ、6回以降は相手打線に安打を許さず、リードしたまま8回で降板。内が最終回を3人で仕留めて、唐川は自身2連勝で6勝目を挙げた。ロッテは最終戦でヤクルトを逆転で下して、3チーム目となる交流戦通算100勝目を手にした。

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ロッテ・唐川、自己最多も「特にない」[サンスポ]

ロッテの唐川は8回1失点で自己最多に並ぶ6勝目を挙げた。ただ、2桁勝利を最低目標とする右腕は「それに関しては特にない。求められているところはもっと高い」と淡々と言った。

制球が定まらず、5回までは毎回走者を背負う苦しい投球。ただ、味方が逆転に成功した6回以降は1人の走者も許さなかった。プロ4年目の今季は、修正能力も磨かれてきた。「変化球でストライクが取れて立ち直った。余裕を持てた」と表情を緩めた。

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ロッテ、集中打で石川から4点奪い逆転[サンスポ]

1点を追う6回だった。ロッテ打線が5回まで1安打に抑えられていた石川に襲いかかる。単打ばかり5本を連ね、4点。久しぶりにつながりを見せての逆転劇で、最下位を脱出した。

1死一、三塁の場面で相手は前進守備を敷かず、右方向へのゴロなら1点を取れた。大松は狙い通りのゴロを打ち、打球はバウンドして一塁手の頭上を越えた。同点打の4番打者は「また一、三塁をつくれば、ゴリ(今江)も打ちやすい」。続く今江は押せ押せの雰囲気に「打てそうな感じがしていた」と、余裕があった。右前に運び、逆転に成功。四球を挟んで満塁とし、続く福浦の右前打で2点を加えた。

不振時の萎縮する雰囲気はない。自分が決めようと、力むこともない。打順は固定されてきた。西村監督は「(交流戦の)最後に本来の攻めができた」。弾みをつけて、リーグ戦へと戻る。

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ロッテ・金泰均、腰痛で登録外れる[サンスポ]

ロッテの金泰均が19日、腰痛のため出場選手登録を外れた。以前から痛みを訴えており、西村監督は「治療に専念させる。(復帰のめどは)分からない」と話した。金泰均は右手首痛で5月19日に登録を外れたが、今月3日に1軍に戻ってきていた。

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唐川チームトップ6勝も淡々[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)が8回1失点で今季6勝目を挙げた。立ち上がりの1回に失点。序盤は制球に苦しんだが「里崎さんにフォームのバランスについてアドバイスを受けた。5回ぐらいから良くなってきた」と試合中に修正。要所を締め、2回以降は得点を許さなかった。これでチームトップの6勝目。昨季に並ぶ自己最多タイの勝ち星となったが、若き右腕エースは「特にはない。求められるところは高いと思うので」とさらに上を見据えていた。

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井口ダメ押しの5号2ラン[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(36)が9回2死二塁、ダメ押しの5号2ランを放った。「打ったのはストレート。自分としても久しぶりにいいバッティングができたと思う」。真ん中に入ってきた甘い直球を見逃さず、ロッテファンの待つ左翼席へと運んだ。

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6回ようやく4点挙げ石川KO[ニッカン]

ロッテ打線が1点を追う6回、ヤクルト石川雅規投手(31)をようやく攻略した。1死一、三塁から大松尚逸外野手(29)の右前適時打で同点とすると、今江敏晃内野手(27)の右前適時打で勝ち越し、さらに福浦和也内野手(35)の右前適時打で2点を追加した。この回、一気に4点を奪って逆転に成功。今江は「打ったのはシュート。みんながつないでつくったチャンスで打ててよかった」と喜んだ。

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