6月23日6月23日「1発病」もソロならOK。ロッテ成瀬善久投手（25）が大砲を怖がらず、自身のオリックス戦連勝記録を11に伸ばす。昨季はリーグワーストの29被弾。今季も同タイの7被弾だが「T−岡田ら1発のある打者が調子を上げている。もちろん本塁打は警戒するが、ソロなら仕方ない」と割り切って考える。
15日の巨人戦（東京ドーム）。ラミレスにソロ2発を浴びたが「走者をためて大量失点は良くない。最少失点でいけば、打線が打ってくれる」と、守りの投球にならなかったことが逆転を呼んだ。1発を恐れていては投球の幅も狭くなり、逆にピンチを招く。「攻めるところは大胆に」と、スタイルは変えない。勝てば5月26日以来のAクラス浮上にリーチをかける重要な一戦。「再開1試合目はすごく大事」。成瀬は白星だけを欲している。
ロッテのエース成瀬が、24日のオリックス戦に先発。同カードは10連勝中だが「相性とかは実際にやってみないと分かりません」と慎重。今季も本拠地で4月26日に対戦し、12奪三振の6安打完封と好投している。リーグ戦の再開初戦に向け「うまくチームに勝ちをつけて、流れにのっていけるようにしたい」と必勝を誓っていた。
オリックス戦10連勝中のロッテ・成瀬が「ソロOK」の発想で連勝を伸ばす。初戦に先発する左腕は、昨季両リーグ最多29本塁打を浴び、今季もここまでリーグ最多タイの7被弾。それでも「最近オリックスは流れがいい。一発がある打者もいるけどソロだったらいい。走者をためての一発よりも軽傷だと思う」と割り切って大量失点を防ぐ。
15日の巨人戦（東京ドーム）でもラミレスにソロ2本を浴びながら8回2失点で5勝目を挙げている。オリックス戦10連勝中の防御率は1.59で、3完封と抜群の内容。「最少失点に抑えていれば、味方打線も波に乗ってきて勝てると思う」と話す左腕が、エースの役割に徹する。
ロッテは本拠地のQVCマリンで練習。24日に先発する成瀬は、オリックス相手に2009年以来負けなしの10連勝中。好相性を誇るが左腕は「最近はオリックスは流れがいい。勝ちがついてくれれば」と気合いを入れ直した。
打線は交流戦終盤につながりを見せ始めた。西村監督は「（交流戦で）いい終わり方をして、次につながる。（打線は）つなぐ気持ちを持っていければ」と話し、借金4でリーグ4位からの巻き返しを図る。
ロッテが23日、QVCマリンで全体練習を行った。交流戦終盤を5勝1敗で乗り切り、チームは上り調子でリーグ戦再開を迎える。主力の打撃練習を見守った西村徳文監督（51）は打線の復調気配を感じた表情で「チャンスで1本が出るかどうか。そのためにもつなぐ意識を強く持っていかないといけない」と話した。
ロッテのエース成瀬善久投手（25）が、満を持して24日のリーグ戦再開のマウンドに上がる。前日の23日はQVCマリンで調整。いつも通りに短距離ダッシュで汗を流した。「交流戦から4日間空いているし、1試合目が大事。チームに勝ちをつけて、流れを持ってきたい」。対オリックスは09年から10連勝中と抜群の相性。表情にも自信が漂っていた。