オリックスが勝率5割に復帰した。1−0の5回に後藤の2ランと李承Yの2点打で4点。5−4の8回には李承Yのソロで加点した。寺原が7勝目、岸田は13セーブ目。ロッテの成瀬はオリックス戦の連勝が10で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 |
ロッテの大松が左太もも裏の張りで4回の守備から退いた。以前から張りを訴えており、25日以降の出場は状態を見て決める。
ロッテ・エース成瀬のオリックス戦不敗神話が崩れた。5回10安打5失点で今季最短KO。2009年8月20日以来10連勝中で、本拠地では06年8月16日の初対戦から9連勝中だったが、ついに敗れた。「スライダーが決まらなかった。(連勝は)いつかは止まるものと割り切って、次の登板ではチームの勝利に貢献したい」。今季5敗目(5勝)に厳しい表情だった。
ロッテの成瀬が今季最短の5回5失点で降板。09年から続いていた対オリックス戦の自身の連勝は「10」でストップした。
風速10メートル以上の強風が吹き荒れ、今季初の暴投も記録。特にスライダーの制球に苦しみ「風を意識しすぎた。集中力を欠いてしまった」。苦し紛れに投じた直球を狙い打たれ、10安打で5点を失い5敗目。西村監督は「(成瀬は)制球が悪すぎた。6回に4点取っただけに、もうちょっと踏ん張って欲しかった」。エースでリーグ戦再開初戦を落とし、険しい表情だった。
珍事、再び。6回1死満塁でマウンドにオリックスの福間チーフ投手コーチと内野陣が集まった。その直後、岡田監督が球審の笠原審判に投手交代を告げていないのに左翼線横のブルペンから、吉野がリリーフカーに乗って登場してしまった。これには先発・寺原もびっくり。
4月27日の同じQVCマリンの同カードでもオリックス側が告げた投手とは違う投手が登場する珍事があったばかり。岡田監督も「この球場は、よう分からん…」と苦笑いだった。
ロッテ西村徳文監督(51)が相次ぐ主力の故障に頭を抱えた。4番でスタメン出場した大松尚逸外野手(29)が左太ももの張りを訴え、4回の守備からベンチに下がるアクシデント。試合後は「普通じゃないということ。それ以上は僕の口からは言いたくない」と多くを語らなかった。リーグ戦が再開しても戦力がそろわない現状に表情もさえなかった。
ロッテの成瀬は今季最短の5回で降板した。2009年以来、10連勝中だったオリックス打線に打ち込まれた。
風速10メートル以上の強風に「風を意識しすぎた。集中力を欠いてしまった」と、生命線のスライダーが全く決まらない。直球を狙い打たれ、10安打で5点を失った。リーグ戦の再開初戦をエースで飾れず、西村監督は「コントロールが悪すぎた。もうちょっと踏ん張ってもらいたかった」と成瀬の乱調に険しい表情だった。
エース成瀬善久投手(25)が今季最短の5回でマウンドを降りた。「立ち上がりからスライダーが決まらず、苦しい投球になってしまった」。風速10〜13メートルという強風の影響もあったのか、序盤から変化球の制球に苦しんだ。
5回には後藤にリーグワーストの8被弾目となる2ランを浴びるなど、最後までピリッとしないまま。5失点降板に「シーズン再開の大事なマウンドで自分の投球ができずに悔しい」とコメントした。
ロッテが5点を追う6回、得意の集中打で反撃を開始した。2点を奪ってなお1死満塁のチャンスで、代打の南竜介外野手(29)と渡辺正人内野手(32)が連続適時打。この回、4点を奪って、1点差に詰め寄った。南竜は「必死のパッチです。気持ちがボールに伝わり、いいところに落ちてくれた」、渡辺正は「球種も分からないぐらいの無の気持ちだった」と振り返った。