わたしはかもめ2011年鴎の便り(6月)

便

6月26日

千葉ロッテ3−2オリックス(QVCマリン)

ロッテが3連敗を免れた。7回に代打金沢の犠飛で先制し、8回には福浦の2点二塁打で加点した。先発の渡辺俊は8回途中まで無失点の好投で3勝目。オリックスは9回にT−岡田の9号ソロなどで2点を返したが及ばなかった。

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オリックス0000000022
千葉ロッテ00000012x3

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防御率最下位、渡辺俊が投げ勝った[ニッカン]

勝利のハイタッチをファンと交わしたロッテ渡辺俊介投手(34)は、思わず痛みに手を引っ込めた。熱狂的なファンの爪が、左手甲に刺さり、血がにじんでいた。「おばちゃんに刺されました。すごい力でした」と思わず苦笑い。本拠地での3連敗を阻止したサブマリンの好投は、それほどファンを熱狂させた。

1回、いきなり招いた無死一、二塁のピンチを0点に抑えると、2回以降は立ち直った。捕手の的場と話し合い、制球の定まらなかったカーブをほぼ真ん中にめがけて投げた。コースを突くのではなく、緩急をつけてタイミングをずらすことに主眼を置いた。「楽なカウントでカーブのサインを出してくれて、そのうちに良くなってきた」。途中から制球も修正され、8回1死まで0点で切り抜けられた。

防御率はこの日の好投を加えても4.24と、規定投球回数に達してる投手の中では異様に悪く最下位。パ・リーグは1点台の投手が多く、余計に目立ってしまう。「僕だけ載せないようにはできないんですかね。新聞に全部載ってしまうから目に入ってしまう。上位10人だけとか、20位までとかいう訳にはいかないんですか」と、冗談交じりに提案したが、防御率2.14のフィガロに投げ勝った内容を見れば、数字以上に頼れる存在なのは、間違いない。

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ロッテ“桃レンジャー”福浦、貴重2打点[サンスポ]

ロッテは26日、オリックス8回戦(QVCマリン)に3−2で快勝。リーグ戦再開後の初勝利を飾り、最下位から脱出した。この日は1992年から3年間使用された初代マリーンズのピンクのユニホームを着用。当時入団したプロ18年目のベテラン・福浦和也内野手(35)が、1−0の8回に貴重な2点二塁打を放つとスタンドのオールドファンは酔いしれた。

胸のチームロゴや背番号など、大胆にピンクをあしらった通称“ピンクユニ”。ベンチ入り選手の中で唯一、かつて袖を通した経験のある福浦が、快打を放った。

1−0の8回2死一、二塁で吉野から左中間へ2点二塁打。左対左の対決をものともしなかった。「僕が打ってなかったら1−0で勝っていたかもしれないですけど」。終わってみれば3−2と1点差に迫られた展開に、福浦は冗談を口にしながらも「とりあえず点が入ってよかった」と表情をゆるめた。

本拠地で開催される「オールドユニホームシリーズ」は2008年と09年に続いて3度目で、今年は千葉への移転20周年を記念し、1992年から3年間使用されたユニホームを着用。全5試合中、この日が2試合目だが、1試合目の4月30日のソフトバンク戦も1−0で白星を挙げており2連勝だ。

福浦が習志野高(千葉)からドラフト7位で入団したのは94年。「試合前、ピンクは懐かしいなと思っていたんです。当時は投手。背番号70を付けていました」。チームの公式月刊誌『マリーンズ・マガジン』最新号には、打者転向前の“投手・福浦”の初々しいピンクの写真が掲載されている。

西村監督は福浦について「何か(ピンクユニと縁が)あるんでしょう。あの2点は大きかった。さすが」と称賛。18年目の生え抜きが活躍すべき日に活躍した試合だった。

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犠飛なら金沢…打率.077の代打起用で最下位脱出[スポニチ]

仮にアウトになってもOK。打者には最低限の仕事がある。0−0で迎えた7回1死満塁。犠飛でも貴重な1点を奪える場面で、ロッテの西村監督は根元に代えて打率.077の代打・金沢を送った。

結果は中犠飛。「最低、外野フライをと思っていた」という一撃で待望の先制点を奪った。

マウンドには150キロ超の直球が武器のフィガロ。サブローら主力が負傷離脱中で代打陣が手薄な中、指揮官は「このところ金沢の打撃の状態が良かったから」と起用の理由を語ったが、もちろんそれだけではない。実績のある根元をパワーで上回るのが金沢だ。打撃改造中の今季は13打数1安打で8三振だが、外野への飛球アウトもここまで3つあった。前日の同カードでも速球派の平野から7回に左飛を放っている。安打は難しくても犠飛なら…。バットを一握り短く持った金沢は151キロ直球に力負けせず、ベンチの思惑通り外野まではじき返した。

「外野フライはきのうも打っていたから。監督も迷いなく指名していた」と青山総合コーチ。選手の特性を見抜いた、打率.077の代打策。貴重な1点をもぎ取り、連敗を止めて最下位を脱出した。

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渡辺俊、大胆投球で3勝目「やるべきことを絞って集中」[スポニチ]

ロッテの渡辺俊が7回1/3を5安打無失点に抑えて3勝目を挙げた。立ち上がりに苦しんだ変化球の制球を徐々に修正。「コースを狙いすぎるのをやめて大胆にいったのが良かった。緩急と高低をうまく使えました」。これまで走者を背負うと、走者も打者も完璧に封じようとして崩れていたが「そんな器用じゃないし、やるべきことを絞って集中した」という結果が好投に結びついた。

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ピンクが似合う!?福浦、復刻版ユニホームで決勝打[スポニチ]

ロッテの福浦が8回2死一、二塁で左中間二塁打。貴重な追加点を叩きだした。9回に2点を返されて1点差に迫られただけに、際立つ一打となったが「僕が打たなきゃ1−0で勝っていたかも」と笑った。この日は92〜94年に使用したピンク色のラインが入った復刻版ユニホームを着用。現役でただ1人当時を知る18年目のベテランは「懐かしいなと思いました」。チームも同ユニホームでは今季2戦2勝として笑顔だった。

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俊介7回1/3を0封!…ロッテ、復刻ユニで2戦2勝[報知]

試合後、渡辺俊に手荒い祝福が待っていた。「ハイタッチしてたら、ものすごく力がある女性がいて、長い爪で手を刺されました」。少し赤く腫れた左手薬指。恒例のファンとの交流の中でのアクシデントだが、7回1/3を5安打無失点の好投は、熱狂的で知られるファンをさらにヒートアップさせた。

今季11試合目で「初めて修正できた」のが、走者を出してからの投球。「これまでは走者も打者もと全部に集中しようとしていた。でも僕はそんなに器用じゃない」。的を絞り、気持ちに「メリハリ」を付けたことが、スコアボードの「0」行進につながった。

ピンク色が目立つ復刻ユニホームで臨んだ試合は、これでチーム2戦2勝。1日で最下位を脱出した。まだ洗濯縮みのない新品で「ダボダボ」パンツ姿の俊介だったが、かっこよく映った。

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打率0割台の金沢が均衡破った[ニッカン]

ロッテのプロ9年目、金沢岳捕手(27)が両チーム無得点の7回1死満塁で代打で登場。「結果が出ていないのに、使ってもらった」と意気に感じ、均衡を破る犠飛を中堅に放った。

金森栄治打撃コーチ(54)の軸回転で打つ理論を学び、シーズン中にもかかわらず打撃フォームを大きく変えたばかり。打率は1割に満たないが、連日の早出特打をこなしていく中で「形になってきた。とにかく、コンパクトに振ることを意識している」と話す。この日は、アルフレッド・フィガロ投手(26)の151キロの高め直球に振り負けなかった。

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少年の声援に奮起!俊介3勝目[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(34)が8回1死まで無失点に抑える好投で3勝目を飾った。「今季はフラフラな投球ばっかりしてるんで、とにかく必死で投げました」と喜んだ。イニングの合間にキャッチボールをしていた時、スタンドの少年の声援がすごかったらしく、お立ち台で「あそこに座ってる少年達が呼んでくれてたのに、試合中は応えられなくてごめんね」と、謝っていた。

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渡辺俊が連敗止めた!「最近はフラフラ、今日は必死」[スポニチ]

ロッテのサブマリン渡辺俊が7回1/3を5安打無失点に抑える好投で今季3勝目。チームの連敗ストップと最下位脱出に貢献した。

1回、先頭の坂口にヒットを許し、赤田に四球を与えてピンチに見舞われたが、後続を断ち切って無得点に抑えると、8回途中まで粘りの投球でオリックス打線を0点に抑えた。「最近はフラフラしたピッチングだったので、今日は必死で投げた」と連敗ストップに安堵の表情を見せた。

8回途中で内にマウンドを譲ったが「強力なリリーフ陣なので安心して任せた」とお立ち台で笑顔を見せ「雨の中応援ありがとうございました」とQVCマリンのファンに感謝した。

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ロッテ・福浦、復刻ユニに「ピンク懐かしい」[サンスポ]

ロッテの福浦が8回2死一、二塁で、左腕の吉野から左中間へ2点適時二塁打。貴重な追加点をもたらした。今季は左投手に打率.349の好成績。「来たボールに逆らわず打てている結果」と極意を語る。この日は入団1年目に袖を通したピンクが基調の復刻ユニホームでプレー。「1年目は投手で、背番号も70(現在9)だったけど、やはりピンクは懐かしい」と目を細めた。

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ロッテ・金沢、打撃フォーム変更に手応え[サンスポ]

ロッテのプロ9年目、金沢が両チーム無得点の7回1死満塁で代打で登場。「結果が出ていないのに、使ってもらった」と意気に感じ、均衡を破る犠飛を中堅に放った。

金森打撃コーチの軸回転で打つ理論を学び、シーズン中にもかかわらず打撃フォームを大きく変えたばかり。打率は1割に満たないが、連日の早出特打をこなしていく中で「形になってきた。とにかく、コンパクトに振ることを意識している」と話す。この日は、フィガロの151キロの高め直球に振り負けなかった。

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