楽天が最下位を脱出した。1回にルイーズの2点適時打で先制。2−1の5回1死一、二塁から松井稼の右前打と聖澤の左中間二塁打で3点を挙げた。2回途中から登板した川岸が今季初勝利。ロッテは渡辺俊の5失点が痛かった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東北楽天 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
ロッテの渡辺俊が1回、先頭の鉄平へ2球目を投げた際に右手を地面にぶつけ、投球が高めに大きく外れる場面があった。降雨ノーゲームとなった5月29日の巨人戦(QVCマリン)に続き2度目。「フォームは修正できた。影響はなかった」と話したが、直後の1死二、三塁からルイーズに先制の中前2点適時打を許すなど4回1/3、5失点KO。4敗目(3勝)を喫した。
ロッテの渡辺俊が初回のアクシデントから崩れた。先頭・鉄平への2球目に右手を地面に擦って大暴投。下手投げからリリースポイントは地上5センチで「低めを意識し過ぎて上体のバランスが悪かった。あそこまで思い切りぶつけると…」。
ここから腕が振れなくなり、1死二、三塁としてルイーズに先制2点打を浴びた。5回途中までに5失点を喫し「初回のルイーズのボールが全て。悔やまれる1球」と唇をかんだ。
ロッテの渡辺俊は前回登板のオリックス戦(6月26日)で見せた好投を続けたいところだったが、5回途中までに5失点。好調と不調を交互に繰り返す流れを変えられず、チームメートの信用を手にすることができなかった。
悔やんだのは1回の失点。ルイーズへの初球が甘く入り、2点適時打された。渡辺俊は「内角の厳しいところを突きにいったが、中に入った。悔やまれる1球」と唇をかんだ。
伊志嶺翔大外野手(23)が連日のマルチ安打を記録した。4回と9回に左前安打をマーク。4回には、この日チーム唯一の得点も記録した。ここ7試合でマルチ安打6度と絶好調。「自分のイメージ通りに振れている」と振り返った。
ロッテ西村徳文監督(51)が、2点を追う4回の拙攻をなげいた。無死一、三塁で4番大松を迎えながら、併殺で1点に止まり。同点の絶好機を逃した。「いい形でチャンスをつくったのに…。情けないね、あのゲッツーが」。最後まで試合の流れを引き戻せず、表情も厳しかった。
ロッテ渡辺俊介投手(34)が5回途中5失点でKOされた。立ち上がりの1回、1死二、三塁で相手の4番ランディ・ルイーズ内野手(33)に先制の2点適時打を許した。「初回のルイーズのボールが全てです。厳しいところを突きにいったが、甘く入ってしまった。あれでチームの流れを止めてしまった」と反省した。