わたしはかもめ2011年鴎の便り(7月)

便

7月12日

千葉ロッテ2−1埼玉西武(QVCマリン)

ロッテの唐川が6回1失点で8勝目を挙げた。4回に中村に一発を浴びたが要所を締めた。7回以降は継投で逃げ切った。打線は0−1の4回に今江の中前打で同点とし、5回に井口の左犠飛で勝ち越した。西武の連勝は3で止まった。

123456789R
埼玉西武0001000001
千葉ロッテ00011000x2

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唐川8勝も「ヒーローに相応しくない」[ニッカン]

自己ベストを更新し続ける8勝目にも、ロッテ唐川侑己投手(22)に笑顔はなかった。6回1失点。数字だけ見ればさすがの内容だが、ソロ被弾の1失点で終わったのが不思議なほどだった。「投球内容自体はヒーローに相応しい内容ではない」。お立ち台にも、まるで敗戦投手のような表情で上がった。

5日の日本ハム戦(QVC)で今季ワーストの6失点を喫し、今季最短の4回1/3で降板した。「上半身と下半身のバランスが悪かった」と分析。修正に努めてきたが、完全に修正できなかった。「キャッチボールやブルペンは大丈夫だったんですが…」。

立ち上がりから調子の悪さを自覚しながらの投球。最後は「野手の人達が我慢して守ってくれていた」と気持ちで乗り越えた。5回2死満塁でフェルナンデスから空振り三振を奪うと、クールな男には珍しいガッツポーズ。「自然に出た。でも、考えてみれば自分で招いたピンチだった」と後から苦笑いしたほどだ。

悪いながらも試合をつくったのが成長の証明。それでも、口を突いて出るのは反省ばかりだ。「9連戦の連戦の初戦を勝てたのは大きいけど、リリーフ陣に回またぎもさせてしまった」。全ては成瀬と並ぶローテの軸としての責任感。唐川は一戦ごとにたくましさを増している。

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ロッテ・唐川、成長8勝!22歳初白星[サンスポ]

ロッテの“右のエース”、唐川侑己投手(22)が12日、西武7回戦(QVCマリン)で6回を6安打1失点の粘投。失点は中村剛也内野手(28)に浴びた25号ソロ本塁打のみで、8勝目(2敗)をあげた。球宴に監督推薦で初出場を決めて以降では、嬉しい初の白星となった。

9連戦の初戦勝利。それでも、唐川はお立ち台で困ったような顔を浮かべた。「投球内容に関してはヒーローに相応しい内容ではなかったですね。次は頑張ります」。まるで敗戦投手のセリフ。「ふがいない」とも漏らした。

6回を6安打1失点、3四球。3回を除いて走者を常に背負い、球数は124球に達した。前回5日の日本ハム戦(QVCマリン)では6失点で今季最短の4回1/3で降板。黒星はつかなかったが、22度目のバースデーを飾れなった。

リベンジのマウンドでは気迫を前面に出した。日ごろはクールな男が、1−1の5回2死満塁で、フェルナンデスを空振り三振に仕留めた直後に右腕をグッと突き上げた。完投勝利を挙げても帽子のひさしに手を当てて捕手にお礼の“サイン”を送る程度の男が、この日は違った。

「ガッツポーズは自然に出ました」。ただその直後にテレ笑いを浮かべたのが唐川らしい。「よく考えたら自分が招いたピンチでしたから」。

成田高時代は甲子園へ2、3年生の春に出場したが、夏場も苦にしないタイプ。「元々水分をとる量は多くないし、食欲が落ちることもないです」と胸を張る。

球宴に監督推薦で出場が決まってからは、初の白星。「こういう調子の悪い時期に勝たせてもらったのは嬉しい」。このときだけは素直に喜びを表していた。

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ロッテ・今江、チーム25イニングぶり得点[サンスポ]

今江が流れを引き戻した。4回、1死一、三塁から中前同点打。西武・中村の先制ソロが出た直後の一打で、チーム25イニングぶりの得点を刻んだ。「打ったのはスライダー。最近は得点圏に走者を置いてヒットを打てていなかったので、本当にホッとしています」。日本シリーズMVPに2度輝いた実績はダテではない!?

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レオキラーだ!唐川、今季西武戦3戦3勝で8勝目[スポニチ]

ロッテの唐川侑己投手(22)は12日、西武相手に制球に苦しみながらも6回を1失点に抑えて自身4連勝の8勝目をマークした。西武・中村剛也内野手(27)に特大の25号ソロを許したものの、失点はそれだけ。対西武今季3戦3勝で昨季から4連勝と「レオキラー」ぶりを発揮してチームの連敗も2で止めた。

6回で124球を要して6安打1失点に「調子が良くなく、バランスが悪かった。合格点は与えられない」と自己採点は厳しかった。制球が安定せず、直球も走らなかった。宝刀のスライダーでも空振りが奪えない。それでも、勝負どころを抑えるのが今季の唐川だ。

5回2死一、二塁で中村。前の打席で本塁打を打たれており「無理に勝負することはない。ボール球でコーナーを突いた」と冷静に四球で歩かせて、続くフェルナンデスをきっちり三振に仕留めた。低めに制球できなかったため「途中からは高めでもしっかり投げきろうと」と気持ちを切り替えた。6回は走者がいない場面でもセットポジションで投球。上半身と下半身のバランスを整えようとマウンドで試行錯誤しながら、最低限の役割だけは果たした。

今季から登板予定がない先発投手は移動による疲労を考慮し、遠征に同行しないことが徹底されている。残留して調整に専念できる一方で、言い訳もできない。その中で開幕からローテーションを守り、11戦連続クオリティースタート(6回以上投げて自責3以内)と抜群の安定感を見せる。

22歳でロッテ選手会幹部として会計役も任される右腕は「連戦なので、本当は最後まで投げて(救援)投手を休ませたかった。その分がふがいない。次回は頑張ります」と責任感をのぞかせた。4連勝で8勝目。唐川の安定感こそが、チーム浮上のカギを握る。

 
西武戦は今季3戦3勝
唐川(ロ)が6回を中村のソロのみの1失点で8勝目。西武戦は今季3戦3勝、防御率1.23と好成績を維持している。同カード通算は6勝4敗と勝率は高くないものの、09年4月24日から8試合連続で6回以上を投げ自責点3以下に抑えるクオリティースタートを継続。安定感のある投球を見せている。

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雄叫び上げた、唐川「でも、よく考えたら恥ずかしいなと」[スポニチ]

ロッテの唐川侑己投手(22)は12日、西武相手に制球に苦しみながらも6回を1失点に抑えて自身4連勝の8勝目をマークした。

クールな右腕が珍しく感情を解放した。同点の5回2死満塁で、フルカウントからフェルナンデスを136キロ直球で空振り三振。熱気のこもるマウンド上で右拳を握り、雄叫びを上げた。「ガッツポーズは自然に出ました。でも、よく考えたら(2四球で)自分で招いたピンチだったので恥ずかしいなと」。

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西村監督、「マリーンズ算数ドリル」贈呈セレモニー出席[スポニチ]

ロッテの西村監督は試合前に千葉市立海浜打瀬小を訪問。球団が千葉市教育委員会の後援を受けて製作した「マリーンズ算数ドリル」の贈呈セレモニーに出席した。

ドリルにはロッテナインが登場し、野球にちなんだ問題を通して楽しく勉強できるというもので、千葉市内の全小学校の児童、約5万2000人に無償配布される。夏休みの教材となる予定で、指揮官は「しっかり勉強して算数にも、マリーンズにも興味を持ってほしい。算数だけでなく、何事にも最後まで諦めない強い気持ちで頑張ってもらいたい」と児童たちに挨拶した。

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ロッテ・唐川、力投で8勝目も「ふがいない」[サンスポ]

ロッテの唐川にとっては雪辱のマウンドだった。5日の日本ハム戦は5回途中でKOされた。味方が逆転してくれて黒星こそ免れたが「前回は試合を壊してしまった。何とか試合をつくろう」。6回を6安打1失点で切り抜け、今季8勝目をつかんだ。

ボール球が先行した。4回には中村に先制アーチを浴びた。途中からセットポジションに切り替えるなど苦しんだからこそ、珍しく感情があらわになった。同点の5回2死満塁でフェルナンデスを空振り三振。全身でガッツポーズを決めた。

四球絡みのピンチだっただけに「勝手に招いたピンチ。どうしても抑えたかった」と言う。自身4連勝となったが、試合後は涼しい顔で「(救援)投手を休ませたいと思っていたのでふがいない」ときっぱり。周囲の期待を自覚している右腕は反省の弁を並べた。

西村監督
「本当によく粘ってくれた。(中村に一発を浴びたが)逆に本塁打で良かったのかも。」(唐川に)

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ロッテ・唐川、力投で8勝目も「ふがいない」[サンスポ]

ロッテは今江のバットが25イニングぶりの得点を刻んだ。4回1死一、三塁で中前に適時打。ここ2試合はいずれも零敗を喫していただけに、1点を先制された直後の一打で重苦しい雰囲気を振り払った。5回には井口の犠飛で勝ち越し、連敗もストップ。今江は「最近得点圏で安打が出ていなかったので、本当にほっとしています」と胸をなで下ろした。

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工藤が代打三振も「次に」[ニッカン]

巨人からトレードで新加入した工藤隆人外野手(30)が1軍に昇格し、6回2死走者なしの場面で代打出場した。空振り三振に終わったが、初球から思い切ってバットを振り、積極性をアピール。「初球から振ったことで気持ちが楽になった。三振は悔しいが、次につなげていきたい」とコメントした。

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本拠地で流れを変える勝利[ニッカン]

負ければ最下位転落の一戦で、ロッテが接戦を制した。先発唐川が1失点ながらも6回で降板。その後は必死の継投策で1点のリードを守りきった。8回途中から守護神・薮田を投入する気迫を見せた西村徳文監督(51)は「2連敗の後だったが、本拠地で勝つことで流れを変えることができた。明日が大事」と振り返った。

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唐川、8勝目にも笑顔なし[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(22)が笑顔なき8勝目を挙げた。毎回のように走者を背負いながらも6回をソロ被弾の1失点に切り抜けたが「合格点は与えられない」と振り返った。ロッテはこの日から9連戦。カード頭を任されたにもかかわらず、6回で降板したことに悔いが残った。「連戦の頭だから投げ切りたかったけど、後ろの投手に回またぎもさせてしまった。次回、頑張ります」と反省した。

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今江打で25イニングぶり得点[ニッカン]

ロッテ打線が長い「0行進」を止めた。1点を追う4回1死一、三塁で、今江敏晃内野手(27)が中前適時打を放った。「最近得点圏でヒットが打てていなかったので本当にホッとしている」。ここ2試合、チームは0封負け。9日ソフトバンク6回戦の6回以来、実に25イニングぶりの得点で同点に追いついた。

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ロッテ・西村監督「算数で野球に興味を」[サンスポ]

ロッテの西村監督が12日、千葉市内の小学校を訪問し、選手やキャラクターの写真が載った「マリーンズ算数ドリル」を配布した。地域貢献の一環として、市内の小学校、全118校に無償で配布する。

小1用から小6用まで、夏休みの教材として6種類を用意した。西村監督は自身の夏休みの宿題については「毎日やっておけば苦労することはなかった」と苦笑い。算数を通じてロッテに愛着を持ってもらう狙いもあり「打率の求め方とか小さい頃から分かっていれば、野球に興味を持ってもらえる」と話した。

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