日本ハムの糸数がプロ初完封で2勝目を挙げた。変化球を低めに集めて打たせて取り、単打だけの4安打に抑えた。打線は2回に今浪の適時打で先制し、6回は陽岱鋼の3点三塁打など打者10人で6点。ロッテは投打に精彩を欠いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 2 | 0 | 0 | 9 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ伊志嶺翔大外野手(23)が発熱のため、日本ハム14回戦を欠場した。この日の起床後に体調不良を訴え、39度を超える熱があった。習志野市内の病院での検査の結果「急性へんとう炎」と診断。この日は球場に姿を見せずに、静養した。西村監督は「大事を取って静養させた。今日1日だけになるか明日もかは分からないが、今日はゆっくり休ませる」と話した。18日の出場については当日に判断される。
先発に転向して11試合目のロッテ・大谷が、1−0の6回1死満塁から連打を浴びるなど6回途中9安打6失点で6敗目(3勝)。相手打線の3巡目を抑える課題を克服できず「申し訳ない」とうなだれた。「(自身が)多少疲れてきたときに、相手も慣れてくる。細かいコントロールを身につけないと…」とひたすら反省していた。
ロッテが散発4安打で零敗を喫した。打率3割をマークし、1番に座っていた新人の伊志嶺が急性へんとう炎で欠場。岡田を8試合ぶりに1番に復帰させ、巨人から移籍の工藤を2番に初起用するオーダーを組んだが不発に終わった。
0−1の3回1死一、二塁で工藤は遊飛。最大のチャンスで凡退し「高めに浮いた球を狙ったけど芯を外された。明日はやり返したい」と悔しがった。
ロッテの伊志嶺が急性へんとう炎で日本ハム戦(QVCマリン)を欠場した。千葉県習志野市内の病院で検査を受けると千葉市内のホテルで静養した。新人ながら打率.301、2本塁打17打点22盗塁のリードオフマンの離脱に、西村監督は「大事を取って休養させます。無理させる訳にはいかない」と厳しい表情。18日以降の出場は状態を見て決める。
ロッテの大谷が0−1の6回に連打を許した。中盤以降につかまる試合が目立つ右腕は「毎回、あの辺り(で打たれる)。球速がないので、甘くなったら打たれる。工夫しないと」と反省の言葉を並べた。
1死満塁で今浪に対し、内角を狙った球が甘く入り中前に運ばれた。「しっかり投げていれば、打ち取れていたと思う。力不足」。続く鶴岡にも左前打を許し、6回途中6失点で降板した。「全ての球でいいところに投げないと」と唇をかんだ。
ロッテ工藤隆人外野手(30)が、悔しい「2番デビュー」となった。伊志嶺翔大外野手(23)の体調不良により、ロッテ移籍後では初の2番スタメン出場。8回には中前安打も放ったが、3回1死一、二塁での遊飛凡退を「チャンスで小フライに倒れて悔しかった。低めを捨てて高めを狙ったけど、動く球を打たされてしまった」と反省した。
ロッテの連勝は2で止まった。打線は散発4安打で無得点に封じられ、投手陣は15安打を浴びて今季ワーストタイの9失点を喫した。投打で圧倒された西村徳文監督(51)は「15本と4本では勝負にならない」と、肩を落とした。
ロッテ先発の大谷智久投手(26)は6回途中6失点で降板した。5回までは2安打1失点と好投したが、6回に集中打を浴びてKO。「申し訳ないの一言だけですね。先制点を与えてしまい、6回の満塁で粘ることができなかった。試合を壊してしまい、チームに本当に申し訳ないです」とコメントした。
ロッテの伊志嶺が発熱などの体調不良のためにベンチ入りしなかった。西村監督は「大事を取って、静養させます」と話し、18日以降は状態を見て決める。午前中に千葉県習志野市内の病院で「急性へんとう炎」と診断され、練習にも姿を現さなかった。新人の伊志嶺は、6月上旬から先発を守り続けていた。