わたしはかもめ2011年鴎の便り(8月)

便

8月21日

千葉ロッテ4x−3埼玉西武(QVCマリン)

ロッテが今季初のサヨナラ勝ちで4試合ぶりの白星。2−3の9回1死一、三塁、里崎の遊ゴロで同点。さらに死球で満塁とし、代打根元の右前打で試合を決めた。ロサが2勝目。西武は牧田がリードを守れず、連勝が2で止まった。

123456789R
埼玉西武1000002003
千葉ロッテ002000002x4x

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ロッテ逆転サヨナラ、代打根元がV打[ニッカン]

頭の中は真っ白だった。ロッテ根元俊一内野手(28)は一塁を回ったところで、自信なさそうに右拳を握りしめた。「頭の整理ができてなくて、サヨナラで良かったんだよなって思いながら、ベンチを見て確認しちゃいました」。岡田と工藤が真っ先に抱きついてきたが、そんなことも分からなかった。水をかけられた感触だけが、喜びとともに残った。

ロッテにとって今季初のサヨナラ勝ち。その立役者に、相応しい気持ちの強さを持った男だ。5月中旬、荻野貴が右膝の負傷でチームを離脱した時、根元は右脇腹痛からのリハビリ中でファームにいた。しかし、遊撃のポジションが空くと見るや、痛みを押してリハビリのピッチを上げた。「このままじゃ去年や一昨年と一緒」。そう思いながらはい上がった。

9回は四球に野選に死球と、思わぬ形で打線がつながりチャンスが回ってきた。「裏でタイミングを合わせて待ってました。牧田とは何回か対戦もあったんで、軌道のイメージはできてました。監督が使ってくれたので、消極的な打撃だけはしないようにと思いました」。チームを勢いづかせる一打となった。

西岡のポスティング移籍が決まった直後から狙っていた遊撃の定位置取りも諦めてはいない。だが「レギュラーを狙ってるのはもちろんなんですけど、なかなかないから、こっちの方が気持ちいいかな」。この日ばかりは、代打サヨナラ打の余韻に浸った。

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根元が決めた!ロッテ97戦目で初サヨナラ[サンスポ]

ロッテは21日、西武15回戦(QVCマリン)に4−3で今季初のサヨナラ勝ち。1点を追う9回に同点とし、なお1死満塁から代打の根元俊一内野手(28)が右前適時打を放った。チームは3位ながら借金4。劇的勝利が上昇気流に乗るきっかけとなるか?!

俳優、要潤に似た端正な顔立ちの根元が、一、二塁間でチームメートから手荒い祝福を受けた。9回に1点差を追いつき、なお一死満塁から代打で登場。守護神・牧田のチェンジアップを右前へ運び、今季初のサヨナラ勝ちをもたらした。

「正直『サヨナラだったかなあ』と思ってベンチを確認したら、みんなが出てきて。それぐらい頭の中が真っ白でした」。サヨナラ打は2008年4月13日の日本ハム戦(千葉マリン)以来、2度目。「久しぶりに足が震えた」という。

2006年に東北福祉大から大学生・社会人ドラフト3位で入団した。二塁、遊撃、三塁をこなし、08年は110試合に出場し打率.296をマークしたが、定位置は奪えないまま。6年目を迎えた今春のキャンプでは連日、早出&居残りと練習漬けだった。

「レギュラーを狙っていますが、なかなかサヨナラ打は打てない。こっち(代打で殊勲打)の方が気持ちいいかな」。嬉しさのあまり、軽口も出た。

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ロッテ・小野、5勝目逃すも「持ち味出せた」[サンスポ]

ロッテの先発・小野の5勝目がスルリと逃げた。2−1の7回1死二塁で降板後、2番手・伊藤が逆転を許した。だが、「チームが勝ったから、明日につながります」とサヨナラ勝ちを喜んだ。6回1/3を4安打2失点。2回2死二塁と、3回2死満塁のピンチは、狙い通り変化球で投ゴロと二ゴロに打ち取り「持ち味は出せた」と語っていた。

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ロッテ・唐川、投球再開「ストレス発散です」[サンスポ]

左ふくらはぎ打撲で出場選手登録を抹消中のロッテ・唐川が21日、投球練習を再開。全球種を試しながら約60球投げた。「普通に投げることができるかどうか(確認した)だけ。ストレス発散です。(投げられず)イライラしていたので」。12日の楽天戦(Kスタ宮城)で打球を受けていた個所も、腫れは引いたという。

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ロッテ今季初サヨナラ!「幕張の要潤」根元が決めた![スポニチ]

ロッテが今季97試合目で初のサヨナラ勝ち。ヒーローの根元はあっという間に歓喜の輪にのみ込まれた。カスティーヨからはペットボトルの水で祝福のシャワー。08年4月13日の日本ハム戦(千葉マリン)以来、自身2度目のサヨナラ打の余韻に浸ってお立ち台に上がった。

「正直、よく覚えていないです。みんながつないだチャンスだったので、思い切っていくことだけを考えていました」。これが今季3打点目。ファンの間では「幕張の要潤」と呼ばれる、イケメン俳優似の甘いマスクに白い歯がこぼれた。

1点を追う9回にドラマが待っていた。1死から西武の守護神・牧田を攻める。今江の四球を足がかりに一、三塁として、里崎の遊ゴロが野選を誘って同点。角中が死球でつないで1死満塁とし、根元が代打で登場した。緊張感で足が震えたというが「頭の中は整理できていた」。1ストライクからの2球目、低めのチェンジアップを捉えて右前にはじき返した。6月には2軍暮らしを味わった6年目の28歳は「テンションが上がる方じゃないんですけど。さすがに上がりました」と興奮は収まらなかった。

昨季6度あったサヨナラ勝ちが、今季はここまで12球団で唯一なかった。延長戦も6試合で1勝5分けと、勢いがつく勝ち方ができていなかった。クライマックス・シリーズ出場が懸かる3位争いは大混戦だけに、3位を死守した西村監督は「よく粘ってくれた。今季初だから乗っていかないといけない」とうなずいた。若い選手達が乗った時の強さは、シーズン3位から日本一になった昨季に証明している。

根元俊一(ねもと・しゅんいち)
1983年(昭58)7月8日、東京都生まれの28歳。花咲徳栄で01年夏の甲子園に出場。東北福祉大では3年時に全日本大学選手権優勝。05年大学生・社会人ドラフト3巡目でロッテ入り。1メートル77、75キロ。右投げ左打ち。
要潤(かなめ・じゅん)
1981年(昭56)2月21日、香川県生まれの30歳。01年「仮面ライダーアギト」(テレビ朝日系)の氷川誠/G3−X役でデビュー。代表作品に「キミ犯人じゃないよね?」(テレビ朝日)、「流星の絆」(TBSテレビ)など。1メートル85。
カルロス・ロサ
「いつも8、9回に投げる役目を監督に与えられている。野手に助けてもらって、チームの勝利につながって良かった。」(8回からの2イニングを無失点で2勝目。リーグトップの47試合目の登板)

◇今季12球団最遅のサヨナラ勝利

ロッテが今季97試合目で初のサヨナラ勝ち。今季12球団では最も遅いサヨナラ勝利となった。ロッテがシーズン最初のサヨナラ勝ちに97試合もかかったのは、82年の120試合(9月30日の日本ハム戦)以来29年ぶりの難産。根元は3年ぶり2度目のサヨナラ打。ロッテ打者の代打サヨナラ打は、08年6月15日阪神戦のズレータ以来3年ぶり。

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唐川、腫れ取れた!ブルペン投球再開[スポニチ]

左ふくらはぎ打撲で出場選手登録を外れているロッテの唐川が、QVCマリンでブルペン投球を再開した。

12日の楽天戦(Kスタ宮城)で左足に打球が直撃。故障後初のブルペンではスライダー、カーブを交えて60球を投げた。9日ぶりの投球に「もう腫れは取れているし、普通に投げられたので良かった」と笑顔。順調な回復ぶりをアピールし、早期復帰に意欲を見せた。

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代打・根元、足震えた!チーム今季初サヨナラ打!…ロッテ[報知]

一塁を回って振り返ると、ベンチを飛び出す仲間達の姿があった。ようやく状況を理解した根元は、両腕を突き上げ手荒い祝福に笑顔で応えた。「サヨナラかどうか分からなくなった。それぐらい頭が真っ白でした」。同点に追いついた直後の9回1死満塁。代打での一振りで、チームに今季初の劇勝をもたらした。

強い気持ちでチャンスを生かした。「あそこで監督が使ってくれた。消極的だと意味がない」。サブマリン牧田を意識しての左の代打。初球を空振りしてもひるまず、2球目のチェンジアップをとらえた。「久々に足が震えた。もちろんレギュラーを目指してやっているけど、サヨナラの方が気持ちいいかも」。08年4月以来、自身2度目のサヨナラの美酒に酔った。

チームは3連敗を逃れ、今季97戦目で初のサヨナラ勝ち。西村監督も「右だと対応しづらいと思って代打を出したけど、期待に応えてくれた。今季初ですよね。これで乗っていかないと」と興奮気味に話した。これで、4位オリックスとのゲーム差は後半戦最大の2。この1勝をきっかけに、まずは3位の座を着々と固めていく。

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伏兵が決勝点!ロッテにサヨナラ勝ちもたらす[サンスポ]

伏兵がロッテに今季初のサヨナラ勝ちをもたらした。同点の9回1死満塁。「消極的な打撃をしたら意味がない」と、代打の根元が2球目を右前に運んだ。しぶとくたたき出した決勝点は、今季3打点目だった。

1点を追っての9回は四球、安打で1死一、三塁とし、里崎の遊ゴロで同点。さらに死球で塁が埋まった。緊張感で足が震えたという根元だが「頭の中は整理できていた」。低めの変化球にタイミングを崩されながらも、うまく拾った。打球が右前に落ちると、駆け寄った仲間から手荒い祝福を受けた。「テンションが上がる方じゃないけど、今日は上がった」と笑顔が絶えなかった。

2軍にいた6月。故障者が多く出て、1軍が手薄になった。「チャンスを逃したくない」と痛めていた右脇腹の痛みをこらえ、バットを振る根元がいた。巡ってきた好機を、6年目の28歳がようやくつかんだ。

西村監督
「根元がよく打ってくれた。今季初(のサヨナラ)ですから、これで乗っていかないといけない。」(サヨナラ勝ちに)

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ロッテ・小野、5勝目ならずもチームの勝利喜ぶ[サンスポ]

ロッテの小野は7回途中まで2失点と粘った。降板後に伊藤が打たれ、5勝目はならなかったが「いい勝ち方ができた」と今季初のサヨナラ勝ちを喜んだ。

捕手は今季初出場の田中。スライダー、シュートでの左右の揺さぶりに加え、フォークボールを効果的に配した。西武を4安打に抑え「幅広く、色々な球種を使えた。これからにつながる投球ができた」と手応えを口にした。

カルロス・ロサ
「登板する時は疲れは気にしない。自分の仕事が勝利につながって、言うことない。」(2回無失点で2勝目)

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「頭が真っ白!」根元が劇弾[ニッカン]

ロッテ根元俊一内野手(28)が9回1死満塁から、代打サヨナラ打を右前に放った。チーム今季初のサヨナラ打に「チャンスだったので、思い切っていこうと思った」と喜んだ。08年以来、2度目のサヨナラ打。前回は冷静だったが「今日は代打だったからか頭の整理ができていなかった。真っ白になりました」と喜びの瞬間を説明した。

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工藤が同点適時打「久しぶり」[ニッカン]

ロッテ工藤隆人外野手(30)が3回、同点適時打を放った。2死二塁で、直球を振り抜き、中前にポトリと落とした。「チャンスだったので振りまけないように打ちました。いいところに落ちてくれました。久しぶりのタイムリーなのでうれしいです」と、8月2日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来となる適時打を喜んだ。

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