ロッテ・伊志嶺の新人王獲得を球団を挙げてサポートする。伊志嶺は、急性へんとう炎のため19日に出場選手登録を外れたが、千葉県習志野市内の病院を22日に退院。
石川晃球団運営本部長は「素晴らしい活躍。できることなら獲らせたい」と話しており、最短10日で再登録可能な30日の日本ハム戦(QVCマリン)の復帰に向けて、特別メニューを組む。伊志嶺は今季85試合に出場し打率.301、2本塁打、17打点、22盗塁。リーグでは86年の西武・清原以来の新人3割が視野に入る。日本ハム・斎藤、楽天・塩見らがライバルだが「新人王を獲るということはチームに貢献できている証拠。やるからには狙う」。アクシデントで小休止したが、激戦の「新人王ダービー」を抜け出していく。
23日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に先発するロッテの成瀬が、川崎を封じて3年連続2桁勝利となる10勝目をつかむ。
自身3連勝中と波に乗る左腕は「塁に出すとやっかいなので抑えたい。特に無死では絶対出したくない。要注意ですね」と幸せいっぱいのリードオフマンを警戒した。ヤフードームでは昨季のCSファイナル・ステージから自身4連勝中。相性の良さも味方に首位チームを叩く。
23日のロッテ戦(ヤフードーム)に先発するホールトンは22日、キャッチボールなどで調整。前回の対戦(9日)では、3回まで好投しながら4回に3点を失うなど7回途中5失点。「下位打線にやられた。足が速い選手が多いので気をつけたい」とリベンジに意欲。13勝目に向けて、準備は万端だ。
急性へんとう炎にかかっていた伊志嶺が、千葉・習志野市内の病院を退院した。熱が下がらないため19日から入院していたが、順調に回復しているという。23日からは2軍に合流する予定で、最短で30日の日本ハム戦(QVC)からの復帰を目指す。西村監督は「入院が3、4日であれば、問題はないと思う。下(2軍)で実戦に出させるかは、本人とも話し合って決める」と話していた。
日本、韓国、台湾、オーストラリアが参加して11月に台湾で初開催される「アジアシリーズ2011」の試合日程が22日までに決まった。総当たりの予選リーグを行い、上位2チームが決勝戦へ進出する。3位決定戦はなし。オーストラリアは10〜11年シーズン優勝のパース・ヒート、他の3ヶ国・地域は今季のリーグ優勝チームが出場する。賞金総額3000万台湾ドル(約7900万円)、優勝賞金は1500万台湾ドル(約3960万円)。
4ヶ国・地域のプロ野球リーグ優勝チームが参加して台湾で初開催されるアジアシリーズの詳細日程が決まり、日本チームは1次リーグで11月25日に台湾、26日に韓国、27日にオーストラリアの各チームと対戦する。台湾で開かれた大会の運営委員会から22日に帰国した日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長が明らかにした。
1次リーグの上位2チームによる決勝は29日に行われ、優勝賞金は1500万台湾元(約4000万円)。初参加のオーストラリアは2010〜11年シーズン覇者のパースが出場する。