8月23日8月23日打線がつながったソフトバンクが3連敗を免れた。2回に相手の失策で先制し、4〜6回はカブレラや本多の適時打などで1点ずつを加点。8回は5安打で4点を奪った。ホールトンは6回1失点で13勝目。ロッテは攻撃が単調だった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 福岡ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 4 | x | 8 |
ロッテの成瀬が、昨季のクライマックスシリーズから4連勝と相性の良かったヤフードームで6回4失点で9敗目を喫した。
2回1死一、二塁で多村を一ゴロに仕留め併殺を狙ったが、カスティーヨと同時に一塁ベースカバーに入って二塁からの送球を「お見合い」で後逸。二塁走者の生還を許した。4、5、6回と1点ずつ失い「流れが悪かった。いい形で追い込んでも最後が甘くなった」と肩を落とした。西村監督は「つまらないミスが多すぎる。攻撃陣も、チャンスを確実に生かしていかないと」とぶ然としていた。
ロッテ・エース成瀬が、6回8安打4失点でKOされた。昨季のクライマックスシリーズで2勝、今季も2勝と相性は良かったはずが「簡単にストライクを取りにいった球を打たれたりして、全て流れが悪かった」。8月に入ってからの連勝も3で止まり、9敗目（9勝）を喫した。
成瀬はドームを揺らす相手ファンの大歓声に顔をゆがめた。4回から3イニング連続で失点して、6回を8安打4失点（自責3）で降板。「調子が悪い中で（しっかりした）ピッチングをしないといけない。うまくゲームを運べなかった」と声を落とした。9敗目で自身の連勝は3で止まり、3年連続の2ケタ勝利はお預けとなった。
勝負どころで決めきれなかった。立ち上がりから慎重に攻めすぎて、「いい形で（カウントを）追い込んでおいて、勝負球が甘くなったりした」と反省の言葉を並べた。立ち上がりからテンポが悪く、カブレラに3安打を許すなど甘く浮いたボールを痛打された。
今季はドーム球場で6度登板して5勝1敗。ヤフーDは、昨年のクライマックスシリーズ第2ステージから4連勝するなど相性の良い舞台だった。「風の影響を受けない分、（変化球の）曲がりに波が無く、安定して投げられているのかも」と分析していたが、微妙なコントロールを付けきれなかった。
昨季のクライマックスシリーズから4連勝と相性の良かったヤフードームで、ロッテの成瀬が今季9敗目を喫した。6回4失点に「流れが悪かった」と悔しさをにじませた。
勝負球が甘かった。2回に先制を許し、4〜6回と1点ずつを失った。ピンチで粘るいつもの左腕の姿はなく「いい形で追い込んでも、最後が甘くなった。粘られて、四球も出してしまった（次は）直さないと」と巻き返しを誓った。
ロッテ西村徳文監督(51)は試合後、ミスが重なった敗戦におかんむりだった。2回1死一、二塁の守備で、多村仁志外野手（34）を一塁ゴロに打ち取り3−6−3の併殺を狙ったが、二塁封殺後の根元俊一内野手（28）からの送球をホセ・カスティーヨ内野手（30）が捕球できず、その間に二塁走者が先制のホームを踏んだ。「つまらないミスが多すぎる」と一喝。攻撃陣も3回1死三塁のチャンスであと1本が出ず、「成瀬が踏ん張っているうちに何とかしない」と指摘した。
ロッテのエース成瀬善久投手（25）の、昨年CSから続く福岡ヤフードームでの連勝が4で止まった。2回に味方エラーで先制点を許すと、4、5、6回には要所でボールが甘く入り1点ずつを献上した。6回を8安打4失点で、相性の良いマウンドを降りた。「調子が悪いなりにゲームを作らなくてはいけないのに、あと1歩のところで粘り切ることが出来なかった」と肩を落とした。8月の連勝も3でストップし、3年連続2ケタ10勝目もお預けとなった。
ロッテ里崎智也捕手（35）が5回に適時打を放った。2点を追うこの回、1死三塁からスライダーを左前へ引っ張った。「内野が前進守備だったので楽な気持ちで打席に入った。自分ではよく分からないが、今年はホールトンにタイミングが合っているね」と笑顔で振り返った。
D・J・ホールトン投手（32）とは今季2度目の対戦で、この日の2打席目まで全5打数5安打3打点と相性の良さを見せた。