ソフトバンクが3連戦3連勝で貯金を今季最多の33とした。5回に松田の2試合連発となる20号ソロで先制。この1点を4投手の継投で守った。7回途中無失点の大場は先発で5連勝。ロッテは2試合連続の零敗で4位転落。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 1 |
ソフトバンクの5安打を上回る9安打を放ちながら11残塁。2試合連続の零封負けに、「チャンスをつぶすと相手に流れがいく」と西村監督は嘆いた。8回無死一塁からは、不調の3番・井口に就任2年目で初のバント指令を出した。2球目がファウルとなった直後に強攻策へ切り替えたが、空振り三振。必死の采配も実らず、3連敗を喫し、4位に転落した。
ロッテ・西村監督の執念の采配も実らず、3連敗で4位に転落した。0−1の8回無死一塁。主砲の井口に対し、指揮官は就任2年目で初めて送りバントのサインを出した。
井口は1ボールからの2球目をファウル。3球目から強攻に切り替えたが、空振り三振に倒れた。井口は「しょうがないね」と厳しい表情。2試合連続の零敗に、指揮官は「好機をつぶすと相手の流れになる」と語気を強めていた。
左ふくらはぎ打撲のため15日に出場選手登録を外れたロッテ・唐川の復帰が遅れることになった。
26日のオリックス戦(ほっと神戸)を目指して調整していたが、西村監督は「投げる方は大丈夫だけど、走る方がもうちょっと」と説明。復帰時期を再考することになった。唐川は「走る方はまだ7、8割。無理してでもいきたいと思っていたんですが」と話した。
過去2試合は5回を持たずに降板していたロッテの上野が7回1失点。先発ローテーション落ちの危機にあった右腕は好投に「これをやっていけばいい、というのは見えた」と話した。
前回の登板後から直球の精度を上げることに力を注ぎ、この日は「思った通りに投げられた」。変化球とのコンビネーションも生きた。ただ、5回に松田に浴びた一発を「いい形で追い込んでいたので防げたと思う。勝ちたかった」と悔やんだ。
ロッテ上野大樹投手(24)が7回1失点と好投したが、打線の援護なく2敗目を喫した。キレのあるフォークを決め球に4回まで1安打無失点。失点は松田のソロ1本だけだった。「あのホームランは防げた」と悔しがった。
西村徳文監督(51)は「上野が頑張っていただけに、序盤3回までのチャンスに何とか1点取らないといけない」と、2試合連続完封負けに怒り心頭。チームは3連敗で4位に転落した。
左ふくらはぎの打撲で出場選手登録を外れているロッテの唐川侑己投手(22)の復帰登板が、来週にずれ込むことが25日、決まった。唐川は15日に登録を外れ、26日のオリックス戦での先発に向けて調整を続けていた。
投球練習は行っているが、まだ全力で走れない状態。唐川は「無理をしてでも(26日に)いこうと思っていたが、監督が動きを見て判断してくださった」と話した。