わたしはかもめ2011年鴎の便り(8月)

便

8月30日

千葉ロッテ5−3北海道日本ハム(QVCマリン)

ロッテの成瀬が3失点で完投し、3年連続の2桁勝利となる10勝目。ストライク先行で7回まで無失点だった。打線は4回にカスティーヨの二塁打などで3点。7回にも2点を加えた。日本ハムは終盤に粘りを見せたが及ばなかった。

123456789R
北海道日本ハム0000000123
千葉ロッテ00030020x5

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成瀬3年連続10勝、ロッテ左腕28年ぶり[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が3年連続となる2ケタ勝利を飾った。キレのいい速球を武器に、日本ハム打線を封じた。9回2死から中田に2ランを打たれ「あれは無駄だった」と顔をしかめたが、堂々たる内容。2回の内野安打は失策の判定でもおかしくなく、7回無死まで安打性の当たりは1本もなかった。これで球団通算3999勝目となったが「4000勝じゃないのが僕らしい。持ってないですね」と苦笑いした。

ロッテ成瀬が07年(16勝)09年(11勝)10年(13勝)に次いで3年連続4度目の2ケタ勝利。ロッテ投手の3年連続10勝以上は05〜07年の小林宏之(現阪神)以来。左投手では80〜83年に水谷則博が4年連続でマークして以来、球団28年ぶりとなった。

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伊志嶺「1番」復帰でダメ押し三塁打…ロッテ[報知]

人工芝を蹴って伊志嶺は迷わずスタートを切った。スピードを緩めず低い体勢のままホームへ滑り込む。「いいスタートが切れた。ヒットじゃなくても点が取れるのは大きいと思う」。7回、岡田の二ゴロでホームを陥れた。前進守備でも果敢な走塁で、ダメ押しの5点目をもぎ取った。急性へんとう炎で離脱していたリードオフマンが、自慢の足で完全復活を印象づけた。

バットでも結果を残した。7回の出塁は、1死三塁からの右中間適時三塁打。打率3割をきっちりキープすると、「ホッとしました。3打席目まで合っていなかった。追い込まれて、開き直って食らいつきました」。40度の熱が2日続き4日間の入院。点滴を受けながら、テレビで試合を観戦していた悔しさをはらした。

待ちに待った復帰。西村監督も「いいヒットを打ってくれた」とうなずいた。欠場中の10試合は2勝7敗1分け。不在がチームの不調に直結するほど、その存在感は大きい。「これからが大事な時期。もう絶対に離脱はしない。貢献して、いい形で終わりたい」。ルーキーが、激しいCS争いの中でチームの先頭に立った。

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ロッテ・伊志嶺、復帰即三塁打![サンスポ]

急性へんとう炎で戦列を離れていたロッテのドラフト1位・伊志嶺翔大外野手(23)=東海大=が、30日の日本ハム16回戦(QVCマリン)で11日ぶりに復帰。7回に適時三塁打を放ち、5−3の勝利に貢献した。1958年の巨人・長嶋茂雄以来となる「新人3割・30盗塁」へ向け、再び走り出した。

復活をアピールする激走がQVCマリンのロッテファンを狂喜させた。7回1死三塁。伊志嶺が武田勝のチェンジアップを右中間へ運ぶ。50メートル5秒7の快足を飛ばし、今季6本目となる三塁打でチームに4点目をもたらした。約1カ月ぶりに挙げた打点だった。

「それまで変化球に全然タイミングが合ってなかったので必死で食らいつきました。いいところで打ててよかった。やはりマリンの試合は最高ですね」。急性へんとう炎で今月19日に出場選手登録を外れ、2日間は40度を越す高熱にうなされた。病気での入院は人生初だった。この日再登録され、「1番・左翼」で今月16日以来のスタメン出場。球団通算3999勝目に貢献した。打率.300、22盗塁。新人としてミスター以来53年ぶりの「3割・30盗塁」達成が目標となっている。

「打率は落ちるものなので…。30盗塁は狙います」。謙虚なロッテの若大将だが、「これから大事な時期。チームに貢献して、いい形で終わりたい」と意欲を見せた。新人豊作と言われる今季、パ・リーグ新人王の大本命が再び疾走する。

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成瀬、3年連続10勝も「やはり僕は持ってない」[スポニチ]

成瀬の最速は139キロだった。135球中、半分以上の74球が直球。球速は出なくても抜群の制球力で日本ハム打線を翻弄。今季4度目の無四球完投で、ロッテの左腕では4人目の3年連続2桁勝利を達成した。

「いつも通り球は遅い。でもコントロールが良かった。自分はコントロールで勝負しないと。その中で3年連続2桁勝てたのはいいこと」。2回無死一塁で二岡を135キロ直球で空振り三振。4回2死、中田を空振り三振に仕留めた直球も135キロだった。スピンが利いているから手元で伸びがあり、球の出どころが見えにくいフォームもあって打者は反応が遅れる。「振り遅れていたから球がいっていると確認できた」。今季初バッテリーの田中と直球中心の配球で押し切った。球団通算3999勝に「4000勝じゃないので、やはり僕は持ってない」と苦笑いだが、通算12度目の無四球完投は現役2位。誰にも負けない武器を持ったエースが、チームの逆襲に弾みをつけた。

◇2年連続4度以上は40年ぶり

成瀬(ロ)が無四死球完投で10勝目。敗戦も含めた無四死球試合は、今季4度目で通算12度目。現役では三浦(横=14度)に次ぎ、岩隈(楽=11度)を抜く単独2位に浮上した。また、成瀬は昨季も4度記録。2年連続4度以上は88、89年キーオ(神)以来。ロッテでは70、71年木樽以来40年ぶりとなった。

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不動の3番井口を5番に…新打線「つながった」[スポニチ]

ロッテ・西村監督が昨季から唯一固定してきた3番・井口を5番に下げた打線が機能した。4回、2年ぶりの3番に座った今江が二塁打するなど4安打を集中し3点。7回は急性へんとう炎から復帰した伊志嶺が適時三塁打を放ち、続く岡田の二ゴロの間に好走塁で生還した。「いいところで打てて良かった。ホッとした」と伊志嶺。西村監督も「打線がうまくつないで点を取った」と満足そうだった。

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伊志嶺「ほっとした」復帰戦で適時打…ロッテ[報知]

体調不良で戦列を離れていたロッテの伊志嶺が、復帰戦で適時打を放った。「ほっとしました」と笑顔だった。

急性へんとう炎による発熱で19日に出場選手登録を外れ、この日再登録された。久々の1軍に試合前は「変な緊張感もあった」。3打席目までは凡退していたが、7回1死三塁で外角の変化球を右中間に運んだ。快足を飛ばして三塁打とし「変化球にタイミングが合っていなかった。詰まってもいいから、何とか食らい付いていく気持ちだった」と必死の一振りを強調した。

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ロッテ・成瀬、6安打3失点完投で10勝目[サンスポ]

ロッテ・成瀬が9回、中田に13号2ランを浴びたが、6安打3失点完投で10勝目(9敗)をあげた。「バランスに気をつけて投げた割に球がいっていました。9回の2点はムダでしたね」。これで8月は日本ハムに3勝目で、3年連続の2けた勝利も達成。「僕はスピードがないのでコントロールで勝負する投手」と持ち味をアピールしていた。

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成瀬3年連続10勝も被弾猛省[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が、完投で3年連続となる10勝目を飾った。力みのないフォームで直球を投げ込むと、日本ハム打線が振り遅れた。「あんまりスピードがなかったけど、キレがあるのかなと思った」と、テンポよく打ち取っていった。しかし、9回2死から中田に2ランを被弾。「あれは無駄だったし、明日につながることを考えれば、打たれちゃいけなかった」と、勝ったにもかかわらず、猛省していた。

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復帰伊志嶺が好走で勝利貢献[ニッカン]

ロッテ伊志嶺翔大外野手(23)が、へんとう炎から復帰し、勝利に貢献した。3点リードの7回、適時三塁打を放つと、続く岡田の二ゴロで本塁に突入。相手の野選を誘った。この日は第3打席まで、全くタイミングが合っていなかった。7回の第4打席も追い込まれたが「そこで開き直れた。詰まって右方向でもいいと思った」と引きつけて振り抜くと、打球は中堅手を越えた。「これからは全部出続けます」と、新人王争いのトップを走る若武者は、声を大にした。

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ロッテ・伊志嶺が復帰「後は結果出すだけ」[サンスポ]

体調不良で出場選手登録を外れていたロッテの伊志嶺が再登録され、「1番・左翼」で復帰した。「(感覚は)大体戻ってきているので、後は実戦で結果を出すだけ」と意気込んだが、第3打席までは左飛、空振り三振、二飛と快音は響かなかった。

急性へんとう炎による発熱で19日に登録を外れた。戦列を離れていた間は悔しさを常に持っていたと言い「残りの試合は、何が何でも離脱しないようにしたい」と力を込めた。

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成瀬、判定で完全試合がフイ[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(25)が、完全試合をフイにした。2回、先頭の中田への3球目。一塁フェンス際への邪飛をカスティーヨが捕れずにファウルとすると、続く4球目を一、二塁間に転がされた。これをカスティーヨがダイビングキャッチし、一塁ベースカバーの成瀬に下から投げたが、ボールは成瀬の頭上を越えていった。しかし、判定は失策ではなく安打。ノーヒットノーランもなくなった。試合を見ていた小宮山悟氏も「この判定はかわいそうすぎる」と、顔をしかめた。

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