9月2日9月2日楽天は0−2の4回にガルシアの5号3ランで逆転。5回に松井稼の犠飛で加点し、4−3の9回にも2点を挙げた。8回途中3失点と粘った塩見が3連勝で7勝目。青山が今季初セーブ。ロッテは3連敗で借金が10に膨らんだ。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
3年目右腕のロッテ・上野が、5回4失点で3敗目を喫した。4回にはガルシアに3ランを浴び「ファウルや空振りを取れると思ってツーシームを投げたら、抜けて高めに入った。悔いが残る1球です」。7月28日の西武戦（西武ドーム）で2勝目をあげて以降、白星なし。3連敗でチームの借金も今季最多の10となった。
伊志嶺の顔は悔しさでこわばっていた。2三振を含む4打数無安打で、新人王を争う塩見に完敗だ。「相手ピッチャーがどうこうじゃなくて、自分が崩れている。勝ってるピッチャーなので、ボール自体はいいと思う」と声を落とした。
急性へんとう炎にかかってから、調子を取り戻せない。復帰後の4試合は16打数1安打で、3割あった打率も2割8分7厘まで落ちた。「打てなかったのは、自分（の実戦感覚）が本調子じゃないというのもある」ともどかしさを口にした。
同い年のルーキー左腕にライバル心を抱いている。伊志嶺が8月19日に入院してから、復帰するまで約2週間かかった。その間に塩見は2勝をマーク。新聞やテレビで活躍を知るたびに「刺激になりますね」と静かに闘志を燃やしていた。
チームは3連敗を喫して、今季最多の借金10。「（自分の）やることをやらないと、タイトルだって取れない」。リードオフマンの1日も早い復調が待たれる。
ロッテは3連敗で借金が今季ワーストの10まで膨らみ、最下位の西武にも1.5ゲーム差まで迫られた。
先発・上野が4回、先頭・内村への四球からピンチを招き、ガルシアに逆転3ランを被弾。「先頭への四球は失点につながるし、ああいう結果になる。悔いが残る」。西村監督も「4、5回の失点が痛かった。先頭への四球は気をつけないと」と苦言を呈した。
ロッテは1日の日本ハム戦（QVCマリン）で左すねを負傷した伊藤が、出場選手登録を抹消された。
7回に折れたバットが左すねを直撃。習志野市内の病院で精密検査を受けた結果「左下腿三頭筋の打撲と挫創」と診断された。2、3日は自宅で静養し、今後の予定を決める。今季ここまで48試合に登板していた中継ぎエースの離脱に、石川球団運営本部長は「しばらくは結論が出ないが、シーズン中はいないと思ってやるしかない」と話した。
ロッテは投打がかみ合わず、3連敗で借金10。最下位西武とは1.5ゲーム差となった。2−0の4回に上野が逆転を許し、打線にひっくり返す力はなかった。 上野は先頭への四球をきっかけに2死一、二塁とされ、ガルシアに抜けた球を左翼席に運ばれた。「悔いが残る」と何度も繰り返した。打線も7安打3得点。体調不良から復帰後の4試合で16打数1安打の伊志嶺に、西村監督は「1番打者だから（不調だと）得点能力が落ちる。早く調子を取り戻して欲しい」と願った。
ロッテはこの日の楽天戦で9021人を集め、今季の主催試合の観客動員数が100万人を突破した。54試合目での到達。東日本大震災で4月の平日の9試合をデーゲームで実施した影響が残り、昨季より7試合遅い。
ロッテ上野大樹投手（24）が5回4失点で3敗目を喫した。2点リードの4回、四球と死球の走者を置いて、ガルシアに3ランを打たれた。投げたのは内角のツーシーム。ファウルか空振りでカウントを稼ごうとしたが、抜けて甘く入った。「自分の1番の球じゃなかったから悔いが残る。自信のあるボールで打たれたのならまだしも、そうじゃなかったんで」と、唇をかんだ。
ロッテ上野大樹投手（24）は、球団通算4000勝目を手にできなかった。2回に東洋大の先輩、清田が2ランを打ってくれて先制したが、4回、四球と死球の走者を置いて、ガルシアに3ランを打たれた。「無駄な四球を出してしまうと、ああいう展開になる。野手の人が取ってくれた点を簡単に返されてしまった。もう少し要所で自分の投球ができるようにしたい」と反省した。
ロッテ清田育宏外野手（25）が2回、先制2ランを放った。打った直後に右こぶしを2度握りしめ、本塁打を確信するほど完璧な当たりだった。東洋大の後輩で、この日の先発の上野を援護し「大学の後輩が投げているので、先輩らしいところを見せられて良かった」と胸を張った。
1日の試合で左すねを負傷したロッテの伊藤義弘投手（29）が2日、出場選手登録を外れた。登板中に折れたバットが左すねを直撃した。2、3日は自宅で静養し、今後の予定を決める。石川球団運営本部長は「しばらくは結論が出ないが、シーズン中はいないと思ってやるしかない」と話した。伊藤は救援の主力として48試合に登板していた。