わたしはかもめ2011年鴎の便り(9月)

便

9月27日

オリックス6−4千葉ロッテ(ほっと神戸)

オリックスが4連勝。1回にT−岡田、バルディリスの連続適時打で3点を先制。2回に後藤の右前打などで2点を挙げ、7回にも1点を加えた。中山は6回2/3を4失点で7勝目。ロッテは7回に1点差としたが、反撃が続かなかった。

123456789R
千葉ロッテ0000004004
オリックス32000010x6
阿部
「少しでも甘く入ってしまうと、見逃さずに打たれてしまう。チームに申し訳ない気持ちでいっぱい。」(2回途中、5失点で降板)

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悪い流れ断ち切れず…ロッテ“ミスミス”10連敗[スポニチ]

ロッテは終盤の反撃も及ばず、バレンタイン監督時代の04年4月以来となる10連敗。借金は93年以来の22まで膨らんだ。

プロ2度目の登板だった阿部は1回1/3を5失点でKO。22歳右腕は「前回より緊張なく試合に入ることができたけど…。ボール先行の投球で自分を苦しくしてしまった。チームに申し訳ない」とうなだれた。0−5の7回に細谷の左越え3ランで追い上げ、なお無死一塁で中前打の田中が二塁を狙って憤死。反撃の流れを止めると、直後の守備では遊撃・細谷の一塁悪送球で致命的な1点を奪われた。ズルズルと悪い流れを断ち切れず、西村監督は「走塁や守備にミスが出ると痛い」と厳しい表情。9月は3勝16敗1分けと、昨季日本一チームの失速は止まらない。

細谷
「力まずにリラックスして打った。少し詰まったけどよく伸びてくれた。」(7回に左越え2号3ラン)

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7シーズンぶり10連敗で70敗…ロッテ[報知]

最下位のロッテは2004年4月以来、7シーズンぶりの10連敗となった。これで70敗だ。プロ2度目の登板となった先発の阿部は2回途中に5失点で降板。西村監督は「あそこの5点が響いた」と嘆いた。

一時は1点差としたが、ミスもあった。7回は3点を返した後、無死一塁で安打を放った田中が二塁を狙ってアウト。直後の守りでは、遊撃手の細谷が併殺を焦って失策を犯した。指揮官は「そういうところで(きっちり)やっていかないと。もっとチームとしてやっていかないと」と奮起を促した。

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ミスの連鎖7年ぶり10連敗[ニッカン]

ロッテが04年以来7年ぶりの10連敗となった。立ち上がりの1、2回にいきなり5点を失う厳しい試合展開。終盤に4点を挙げて追い上げたが、走塁や守備のミスもあり、反撃も及ばなかった。「1、2回の5点が響いた。7回に4点を取っても…。守備や走塁のミスもあったし、そういうところをチームとしてしっかりやっていかないといけない」。重なるミスに、試合後も西村徳文監督(51)の表情はこわばったままだった。

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阿部KO見逃してくれない[ニッカン]

ロッテ阿部和成投手(22)が2回途中5失点でKOされた。プロ入り2度目の先発マウンド。前回17日の対戦ではオリックス打線を5回まで無失点に抑えていたが、この日は立ち上がりから制球が定まらず「前回対戦している相手で、少しでも甘く入ると、見逃してくれずに打たれてしまう」とコメントした。

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細谷捨てて上げて力抜き3ラン[ニッカン]

ロッテ細谷圭内野手(23)が5点を追う7回、反撃の2号3ランを放った。無死一、二塁。甘く入った中山のスライダーを左翼ポール際にたたき込んだ。「前の2打席で三振していたので、ごちゃごちゃ考えず打席に入った。三振していたチェンジアップは捨て、ゾーンを上げて、練習の時のように力を抜いてリラックスして打った」と振り返った。

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WBC大会統括MLBトップ、NPB主張に断固「NO」[スポニチ]

◇WBC参加問題

大リーグ機構の国際部門トップ、ポール・アーチー副会長が26日(日本時間27日)、スポニチ本紙の電話インタビューに応じ、13年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加をめぐる日本の主張に反論した。過去2大会は主催者にあった日本代表のスポンサー料などの権利をNPB(日本野球機構)に譲渡するよう求める日本に対し、多額の大会運営コストがかかる点を強調。30日(日本時間10月1日)の出場可否の回答期限も延期しない方針を示した。

≫日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の話し合いで、選手会は要求が認められなければ参加できないとしている。
アーチー副会長
「まだNPBの方から報告を受けていない。今週中にNPBから連絡があるのではと思う。」
≫大会運営会社のWBCI(注1)は参加回答期限を9月30日としている。デッドラインを先送りすることは。
アーチー副会長
「それはない。あるとしたら、もう少しで(NPBと選手会が)合意できるという段階に入っているケースのみだ。今のように隔たりがある中で延期はない。」
≫その理由は。
アーチー副会長
「第3回WBCは参加チームが増え、予選も12年の秋に始まる。あと1年もない。出場チームが決まらないと、開催地決定や、放映権、スポンサーなど、ビジネスの交渉が全く進められない。遅れれば遅れるほど不利な状態になっていく。09年のWBCのときも、日本が出場すると正式にサインしたのは大会直前の09年1月だった。同じようなことにはしたくない。」
≫アジア1次ラウンドを日本ではなく台湾で行う可能性もあるのか。
アーチー副会長
「ある。候補地の1つだ。台湾の人達も興味を持っている。昨季はドジャースがオープン戦を戦っているし、11月には大リーグの選抜チームが台湾でプレーする。球場も、天候もアジアラウンドをやる上で問題ない。」
≫台湾開催で、日本がただの出場国という立場なら、回答期限を延ばせる可能性は。
アーチー副会長
「それもない。出場チームが明確にならないとビジネスの話が進められない。すでにとても遅れている。」
≫個々の選手に入る報酬について。各国による違いはあるのか。
アーチー副会長
「(NPB所属の日本選手は他国の選手よりも)出場報酬は45%多い。そして結果的に優勝した日本選手は、その報酬と賞金を合わせ、2番目にもらったチームの2倍以上を受け取っている。」
≫分配比率でいえば、大リーグ機構と大リーグ選手会が多く分配されているが。
アーチー副会長
「WBCは野球の普及を目指し、世界のベストプレーヤーが母国のためにプレーできるよう考えられた大会。これまで五輪でも、IBAF(国際野球連盟)でもできなかった。それには保険、飛行機代、宿泊費、練習施設、用具など、巨額のコストがかかる。そこでWBCから招待する形にした。第1回大会は大リーグ30球団が経費4300万ドル(当時約50億7400万円)を捻出した。」
≫大リーグのスター選手が母国でプレーする時の保険の費用も払っているということか。
アーチー副会長
「日本のように経済的に豊かな国なら、自分達でスポンサーを募り、費用を工面して出場できる。だが多くの国は難しい。日本の提案する形なら、WBCに出場できるチームは4ヶ国くらいになってしまうだろう。コストで1番大きいのが保険だ。09年大会はMLBから9ヶ国、228人がプレーした。アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)はドミニカ共和国のためにプレーした。MLB所属球団ではない他チームでプレーするためには保険が必要。それを負担している。」
≫日本の参加は大会に必要か。
アーチー副会長
「私は日本チームにはぜひ今回も出場してほしいと思っている。日本が出た方がいいトーナメントになるし、不参加となれば失望するだろう。米国はじめ他チームも、ぜひ前回のチャンピオンを破って王座に就きたいと意気込んでいるから。だが、仮に日本が出ないとなったら、その場合は先に進まなければならない。すでに説明したように、遅れれば遅れるほど他の出場チームに迷惑をかけてしまう。」
≫WBCの発展について考えることは。
アーチー副会長
「これまでの成功に喜んでいる。野球の露出を世界レベルで増やし、草の根でこの球技を広めていく。09年大会の収益から、欧州やオーストラリアなど世界の野球に1500万ドル(約11億5500万円)を還元できた。いい方向に進んでいると思う。」

(注1)WBCIとは「WORLD BASEBALL CLASSIC INC」の略でWBC大会の企画、運営などを一手に担う。大リーグ機構国際部門内の組織で、本部はニューヨークにある。責任者はジェームス・ピアース氏。

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独特の収支構造のワケは…歴史浅く、運営にリスク[スポニチ]

◇WBC参加問題

WBCは通常の国際イベントとは異なる収支構造を取っている。売り上げの全てをWBCIに一括して集め、そこから経費などを差し引いた総収益を分配率に応じて参加国に分配する仕組みだ。

売り上げの柱となるのはチケット収入と放映権料、そしてスポンサー料とグッズ収入。ちなみに09年大会を例に見てみると、放映権料は合計3110万ドル(約27億7000万円)で、うち日本代表の放映権料は全体の38%に当たる1180万ドル(約10億5000万円)だった。WBCIは独特の収支構造について大会の歴史が浅く、大会運営に大きなリスクを負っていることが理由だと説明している。

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選手会・松原事務局長「最低限の要求しかしてない」[スポニチ]

◇WBC参加問題

選手会の松原徹事務局長は、ポール・アーチー副会長の主張に対して「われわれはWBCの権利を侵すつもりはない。収支計算をしてもチケット収入、放映権料で収益は上がるはず。参稼報酬を上げろと言ってるのではなく、本来は日本にあるべき権利を求めているだけです」と強調。

回答期限についても「それは向こうが一方的に指定したもの。交渉では最低限の要求しかしてない」。また、選手会長の阪神・新井は日本の選手がMLB選手より45%多い出場報酬を受けていたとする点に「WBCIの収支報告書にそんな記載はなかった。理解できない」と語気を強めた。

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