わたしはかもめ2011年鴎の便り(10月)

便

10月2日

千葉ロッテ6−5北海道日本ハム(QVCマリン)

ロッテが引き分けを挟み、後半戦初の3連勝。0−1の3回に福浦の2点右前打などで5点。5−4の6回は井口が6月以来の6号ソロ。ペンが4月以来の2勝目で、薮田が30セーブ目。日本ハムは約4ヶ月ぶりに貯金が2桁を割った。

123456789R
北海道日本ハム0010031005
千葉ロッテ00500100x6

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ロッテ重光氏爆弾発言「選手呼び戻したい」[ニッカン]

巨人へトレード移籍したサブローこと、大村三郎外野手(35)を呼び戻したい?ロッテ重光昭夫オーナー代行(56)が2日、最下位に沈むチーム立て直しへの方針を明かした。最近の編成方針への不満をぶちまけた上で、進行中の来季組閣の差し戻しや、流出した生え抜き選手の再獲得の意向を示した。球団はこの日、瀬戸山隆三球団社長(58)と石川晃運営本部長(50)の退任に伴う新人事を発表。21日付でロッテ本社の中村家国顧問(66)が新社長、球団事業本部の林信平総務部長(50)が運営本部長に就任する。

重光オーナー代行から、思わぬ爆弾発言が飛び出した。新フロント人事の発表会見のはずが、チーム状況や来季に向けての独演会へと変わった。「去年の優勝した選手達がほとんどいない。これは異常な事態だと思う。今年出ていった選手でも、呼び戻せる選手がいれば呼び戻したい」。具体的な選手名は「タンパリングになりますから。ノーコメント」と無言を決め込んだ。

ただ、今季の戦いについて「チームの成績は、特にサブロー選手が出たあたりから悪くなった」と分析。さらにサブローのトレードに「編成の強い希望があった。2、3回は(話を)戻したが、今思うと自分の間違いだった」などと、放出に対する後悔の念を繰り返した。「呼び戻したい」という発言が、シーズン中に巨人へトレードされたサブローを念頭に置いているのは明確だった。

進行中のチーム人事についても「白紙」を強調した。金森打撃コーチの今季限りでの退団など、退任する瀬戸山球団社長や石川球団運営本部長が進めていた来季の人事構想もオーナー裁定で差し戻した。「(退団と)新聞に名前の載っていた方に対しては(白紙の考えを)伝えました」。

重光オーナー代行はこれまで、表だって具体的な編成方針への発言はしてこなかった。中村新社長、林新本部長は瀬戸山社長、石川本部長とは違い、球団経営のプロフェッショナルではない。新体制発足と同時に代行が補強や組閣などに言及したのは、今後は球団主導ではなく、代行を中心とした本社主導で改革を進めていく意思表示でもある。

過去にはバレンタイン監督解任問題があり、今季もフロント首脳がシーズン終了を待たずに今季限りでの辞任を発表。本社が菓子メーカーというイメージ重視の企業でありながら、球団には「ゴタゴタ」のイメージがつきまとってきた。これ以上の悪化を防ぐためにも、代行の直接出馬によって「改革の意志」を示す必要に迫られていた。サブローのトレード問題も旧フロントに一方的に責任を押しつけるのではなく「間違いだった」と自らのミスを認めることで、批判も軽減できる。感情的に思える重光オーナー代行の発言は、今後への様々な布石が隠されている。

重光昭夫(しげみつ・あきお)
1955年(昭30)2月14日、東京都生まれ。青学大出身。野村証券を経て88年にロッテ入社。本社取締役と兼務しながら91年1月、球団社長代行に就任。その年、川崎から千葉への本拠地移転に尽力した。ロッテ創業者の父武雄氏(88)が球団買収時の71年からオーナー職にあるが、昭夫氏が91年オフにオーナー代行に昇格してからは、実質的な球団運営を任されている。今年2月に韓国ロッテグループ会長に就任。

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異常事態、問題ある/重光氏一問一答[ニッカン]

巨人へトレード移籍したサブローこと、大村三郎外野手(35)を呼び戻したい?ロッテ重光昭夫オーナー代行(56)が2日、最下位に沈むチーム立て直しへの方針を明かした。最近の編成方針への不満をぶちまけた上で、進行中の来季組閣の差し戻しや、流出した生え抜き選手の再獲得の意向を示した。

≫今季の成績について。
重光オーナー代行
「忙しくてあまり試合を見ることができていなかったが、チームの成績は、特にサブロー選手が出たあたりから悪くなった。」
≫来季も西村体制か。
重光オーナー代行
「一応、そのつもりで考えている。本社としてもサポートしていくが、フロントがある程度、しっかり見ていかないといけない。」
≫組閣は。
重光オーナー代行
「いくつかの新聞で2、3人の方がやめると載っていたが、非常に有能でなくてはならない方もいる。基本的にはそういうことがないような形でいきたい。」
≫生え抜き選手の流出が続いている。
重光オーナー代行
「重光氏 コストカットの目的で出しているのではない。ただ、去年優勝した選手がほとんどいない。それは異常な事態。私は代行だが、ファンの1人でもある。ちょっと問題があるなと思う。」
≫来季の補強は。
重光オーナー代行
「赤字削減ではなく、売り上げを伸ばす。そのためにはチームが勝つこと。今年出ていった人でも、呼び戻せる選手がいれば呼び戻したい。(名前は)タンパリングになりますから。」
≫サブローのトレードについては。
重光オーナー代行
「話を聞いて『それはまずい』と思った。生え抜きの選手会長ですから、それはおかしいと。でも、編成の強い希望があった。2、3回は差し戻したが、今思うと(決断は)自分の間違いだった。最近のトレードを見ると、うちを出た選手が活躍することが多い。もらってきた選手が将来的に中心になってくれれば文句はないが、どうもそういう感じにはなっていない。」

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ロッテ、後半戦初3連勝!薮田「今まで通り」[サンスポ]

ロッテは薮田が1点差を守り、後半戦初の3連勝とした。30セーブ目の守護神は「みんながつないでくれた結果」と喜びをかみしめた。9月24日に打球が左脚付け根を直撃した。まだ本調子ではないが稲葉、中田、ホフパワーと一発のある打者を丁寧に抑えた。リーグトップは武田久の34セーブ。逆転も可能だが「今まで通り、1人1人抑えて、その結果」と自然体だった。

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ロッテ・重光代行、V戦士放出「間違えた」[サンスポ]

パ・リーグ最下位のロッテは2日、瀬戸山隆三球団社長(58)と石川晃運営本部長(50)が20日付で退任し、後任の球団社長にロッテ本社で専務取締役などを務めた中村家国氏(66)が、運営本部長には球団事業本部総務部長の林信平氏(50)が就く21日付の人事を発表した。その就任会見で、同席した重光昭夫オーナー代行(56)の口からチーム編成の失敗を認める衝撃発言が飛び出した。「去年の優勝メンバーが(あまり)残っていない。異常かなと思う。サブローを出したあたりから悪くなった」。

近年のロッテは球団の赤字削減のため、高年俸の主力選手の引き留めに消極的だった。その結果、久保(阪神)、清水(横浜)といった生え抜きの主戦投手もトレードに出された。5年ぶりの日本一に輝いた昨季も、オフに首位打者の西岡がポスティングで米大リーグのツインズに、抑えの小林宏がフリーエージェント(FA)で阪神へ移籍。今年6月には選手会長のサブロー(現大村)を交換トレードで巨人に出した。

重光オーナー代行は「編成からの強い要望があった。今になってみると、間違えたと思う」と仰天発言。そして、個人名こそ挙げなかったが、今までにチームを去った生え抜き選手について「呼び戻せる人は呼び戻して、来季に向けて態勢を立て直したい」とも話した。ファンからすると、何を今さら…の感もある。それでも、球団フロントのトップ2人を入れ替えた今回の人事は、オフには大胆な選手の入れ替えを行うという予告ともいえそうだ。

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後半戦初の3連勝、新体制発表でベテラン勢奮起[スポニチ]

ロッテはベテランが存在感を示し、後半戦初の3連勝だ。

3回に福浦が2点右前適時打を放てば、1点差に迫られた6回には井口が左越え6号ソロ。6月19日のヤクルト戦(神宮)以来82試合ぶりの一発に「甘い球を見逃さずにしっかり捉えることができた」と胸を張った。1点リードの9回は薮田が3者凡退に退け、自身初の30セーブの大台に乗せた。試合前にはフロントの新体制が発表され、西村監督は「チームとして次につながる試合にしていかないといけない」と引き締めた。

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ロッテ、重光オーナー代行“現場介入”、サブロー呼び戻す[スポニチ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行(56)が2日、千葉市内の球団事務所で現フロント陣に対する痛烈批判を行った。

今月21日付で就任する中村家国球団社長(66)、林信平執行役員運営本部長兼チーム統括部長(50)の発表会見に出席。今季低迷の原因を6月に巨人へトレードされた大村三郎外野手(35=ロッテでの登録名はサブロー)ら昨年の日本一メンバーの流出と指摘。生え抜きを呼び戻す意向を明かした。

ロッテ球団事務所で行われた会見で、重光オーナー代行は堰を切ったように、辞任を表明している瀬戸山隆三社長(58)ら現フロント陣を批判した。「昨年勝ったメンバーがほとんどいないのは異常な状態。私もオーナー(代行)であると同時にファンでもある。ちょっと問題かなと」。

昨季はリーグ3位から日本一に駆け上がったが、今季は最下位に転落。オーナー代行は「サブロー選手が出ていった後から悪くなった」と人材の流出を成績不振の理由に挙げ、「今年出て行った人で呼び戻せる人は呼び戻したい。あまり言うとタンパリングになるので…」と個人名こそ伏せたが、06年にFA権の取得条件を満たしているサブローが権利を行使した場合、再獲得に動くことを示唆した。

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重光オーナー代行「常勝軍団つくる、呼び戻せる人は呼び戻したい」[スポニチ]

◇ロッテの重光オーナー代行に聞く

≫新社長の人選は。
重光オーナー代行
「ロッテ内部でうちの生え抜きの方。私が信頼できる人です。」
≫西村監督の続投は。
重光オーナー代行
「そのつもりで考えています。本社としてもできる限りバックアップしていきます。(コーチ陣も)基本的にそういう(解任)ことがない形でいきたい。有能な、うちにいなくてはいけない方もおられる。」
≫オフの補強は。
重光オーナー代行
「通常、企業というのは経費削減より売り上げを伸ばすことを考える。常勝軍団をつくる。今年出て行った人で呼び戻せる人は呼び戻したい気持ちはある。」
≫サブローのトレードはオーナー代行も承認した。
重光オーナー代行
「最終的に上がってきて“それはまずいんじゃないの”と。生え抜きの選手会長だし、それはおかしいと。編成の強い要望があって、私もそこまで野球を知ってるかと言われるとそうではないので。2、3度戻して(決まった)。今になって思うと非常に良くなかった。」

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“サブロー”大村、重光代行発言に「何も話せません」[スポニチ]

巨人・大村は突然の話題に驚いた表情を見せた。現在2軍調整中で1日、イースタン・リーグの全日程が終了。

2日は、ジャイアンツ球場での練習を行い、練習後にロッテ・重光オーナー代行の発言を報道陣から伝え聞いた。「そうなんですか?」と第一声。そして「何も話せません。今はジャイアンツの一員なので」と慎重に言葉を選んでいた。

巨人・清武英利球団代表兼GM
「大村君はウチの大事な選手。(発言に関しては)知りません。聞いていません。大事な戦力であることは変わりない。 」

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ロッテ新社長に本社顧問の中村氏「監督とじっくり話す」[スポニチ]

球団新社長に就任する中村家国氏(現ロッテ本社顧問)と球団運営本部長に就任する林信平氏(球団総務部長)が重光オーナー代行と会見に臨んだ。

中村氏は「ドラマチックな野球をやりたい。ファンの方々に愛される球団にする」と抱負を述べ、試合も観戦。1点差の勝利を見届け、「ヒヤヒヤしたが勝って良かった。なるべく早く西村監督とじっくり話す機会をつくりたい」と意欲を明かした。

中村家国(なかむら・いえくに)
1945年(昭20)9月7日生まれの66歳。早大理工学部卒。69年ロッテ入社。製造、人事、総務部門などを経て02年同社取締役就任。06年同社常務取締役、09年同社専務取締役、11年同社顧問就任。

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ロッテ、トレード承認したオーナー代行の考えを覆した背景[スポニチ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行(56)が2日、千葉市内の球団事務所で現フロント陣に対する痛烈批判を行った。

サブローは勝負強い打撃で、2度の日本一に貢献。選手会長としてもリーダーシップを発揮していたが、フロントは若手の台頭を理由に生え抜きのベテランを6月29日に巨人・工藤との交換トレードで放出した。

「最終的に(トレードの話が)上がってきて“それはまずいんじゃないの”と。生え抜きの選手会長だし、それはおかしいと。編成の強い要望があって、私もそこまで野球を知ってるかと言われるとそうではないので。2、3度戻して(決まった)」とオーナー代行は当時の状況を説明した。

形はどうあれ、トレードを承認したオーナー代行がシーズン終盤に来て「自分の間違いだったと思っています」と考えを覆した背景には球団内部の深刻な対立がある。

昨オフの西岡のポスティング・システム(入札制度)によるツインズ移籍、小林宏の阪神へのFA移籍、そしてサブローの放出が決定打となり選手からは不満が噴出。それらの意見をまとめてオーナー代行に報告したのが、瀬戸山社長と対立して要職を外された前幹部だった。これがきっかけとなり、瀬戸山社長と石川晃球団運営本部長の退任に発展した。

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繰り返される、球団内部の権力争い、ロッテ、コーチ解任も白紙に[スポニチ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行(56)が2日、内定していたコーチ人事を白紙に戻すことを示唆した。

生え抜き選手の流出など、選手間の不満の意見をまとめてオーナー代行に報告したのが、瀬戸山社長と対立して要職を外された前幹部だったが、前患部は現フロント下で内定していた金森栄治打撃コーチ、高橋慶彦2軍監督、西本聖2軍投手コーチの解任、日本ハム・福良淳一ヘッドコーチの招聘にも介入。オーナー代行に「基本的にそういうことがない形でいきたい」とコーチ人事を白紙に戻させてしまった。

近年ではバレンタイン前監督の退団騒動の際も球団内部の権力争いがクローズアップされたが、今回も繰り返された内部抗争。ロッテのお家騒動は、しばらく予断を許さない状況が続きそうだ。

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重光オーナー代行、サブロー放出「間違いだった」…ロッテ[報知]

ロッテの重光昭夫オーナー代行(56)は2日、新フロント陣の就任会見で爆弾発言を連発した。今年6月にトレードで大村三郎外野手(35)を放出した編成方針を「間違いだったと思う」と批判。さらに「呼び戻せる人は呼び戻したい」と、サブローの再獲得を熱望するような発言も飛び出した。21日付でロッテ本社顧問だった中村家国氏(66)が球団社長、球団の事業本部総務部長の林信平氏(50)が内部昇格して球団運営本部長に就任することを発表した。

表情こそ穏やかだが、重光オーナー代行は厳しい言葉を並べた。最下位に沈むチームについて「成績が悪くて心配していたが、特にサブロー選手が出ていったあたりから悪くなった」とフロントに怒りの矛先を向けた。この日の正午に球団事務所で行われた中村新社長の就任会見で、矢継ぎ早にあふれる不満をぶちまけた。

実質、球団トップといえるオーナー代行の怒りを買ったのは、今年6月末に選手会長だったサブローをトレードで巨人に放出した一件だ。「何回も(トレード話が)上がってきて、それはまずいんじゃないかと言った。生え抜きの選手で選手会長。でも編成の方からの強い希望があった」と説明した上で「今になって考えると、(トレードは)間違いだったと思う」と“断罪”。特定の個人名こそ口にしなかったが、「今年出て行った人も含めて、呼び戻せる人は呼び戻したい気持ちがある」。サブローの再獲得へ“ラブコール”とも取れる発言だった。

昨年はシーズン3位からの“下克上”で日本一に輝いたが、今季は故障者に泣き後半戦で大失速。西岡(ツインズ)、小林宏(阪神)ら主力の移籍による戦力ダウンに加え、若返り策が思うようにいかなかった。ここ数年の編成方針に「去年の優勝メンバーがほとんど残っていない。異常かなと思う」と苦言を呈したが、今季限りで退任する瀬戸山球団社長、石川球団運営本部長への批判が込められていた。

ロッテ本社で主に総務畑を歩んできた中村新社長を迎える矢先に、再び起こった“お家騒動”。低迷するチームは、オフの“台風の目”になりそうだ。

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逆転で3ヶ月半ぶりの3連勝![ニッカン]

ロッテが逆転で7月14日以来の3連勝(引き分け挟む)を決めた。1点を追う3回、5本の安打と四球を絡め、5点を奪い、日本ハムの追撃を1点差でしのぎ切った。「(3連勝は)久しぶりでしょう。残りは少ないが、こういう試合を続けていければいい。地元のファンの前で勝てて良かった」。この日は本拠地QVCマリンでの今季最後の週末開催。2万4379人に勝利を届け、西村徳文監督(51)も上機嫌だった。

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ロッテ後半戦初の3連勝!薮田が30セーブ[サンスポ]

ロッテは薮田が1点差を守り、後半戦初の3連勝とした。30セーブ目の守護神は「みんながつないでくれた結果」と喜びをかみしめた。

9月24日に打球が左脚付け根を直撃した。まだ本調子ではないが「低めを意識して、1球1球投げた」。稲葉、中田、ホフパワーと一発のある打者を丁寧に抑えた。リーグトップは武田久の34セーブ。逆転も可能だが「今まで通り、1人1人抑えて、その結果」と自然体だった。

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5安打集中「つなぎ」で逆転![ニッカン]

ロッテが1点を追う3回に5安打を集中させ、一気の逆転に成功した。1死二塁から田中雅彦捕手(29)の適時二塁打で同点とすると、1死満塁とチャンスを広げ、福浦和也内野手(35)が勝ち越しの2点適時打を放った。「初球がボールになったので、絶対にストライクを取りにくると思っていた。次の球を狙っていました」と田中。福浦は「みんながつないだチャンスだったから、打てて良かった」と振り返った。この回、さらに2点を追加して、5−1とリードを広げた。

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中村球団新社長「愛される球団に」[ニッカン]

ロッテは2日、瀬戸山隆三球団社長(58)と石川晃運営本部長(50)の今季限りでの退任に伴う新人事を発表した。10月21日付でロッテ本社の中村家國顧問(66)が新社長、球団事業本部の林信平総務部長(50)が運営本部長に就任する。QVCマリンで会見した中村新社長は「ドラマチックな野球でファンの方に愛される球団にしたい」と抱負を話した。

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ロッテ、編成方針に「間違えたと思う」[サンスポ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行は2日、ここ数年の編成方針に「去年の優勝メンバーが(あまり)残っていない。異常かなと思う」と苦言を呈した。21日付で就任する中村家国球団社長と林信平運営本部長の就任会見に同席し、私見を述べた。

近年は主力選手の移籍が続き、今年6月にも選手会長だったサブロー(現大村)を巨人にトレードで放出した。重光オーナー代行は「編成からの強い要望があった。今になってみると、間違えたと思う」と口にした。

同オーナー代行は個人名を挙げなかったが、今までにチームを去った生え抜き選手について「呼び戻せる人は呼び戻したい」とも話した。ロッテは今季限りで、球団フロントのトップとナンバー2だった瀬戸山隆三球団社長と石川晃運営本部長が辞任する。

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ロッテに“お家騒動”火だね!サブロー復帰で井口ビミョ〜な立場[夕刊フジ]

幕張に「サブロー」が帰ってくる!?昨季の日本一から今季は最下位に沈み、球団フロントのトップ2人が退任するロッテ。巻き返しを図る新体制発表の場で、オーナー代行は今季途中に巨人へトレードで出した大村三郎外野手(35)の呼び戻しを示唆した。生え抜き路線に回帰するチームで、将来の監督候補だった“外様”の井口資仁内野手(36)は今オフ、岐路に立たされる。

2日の日本ハム戦(マリン)の開始前、今季限りでの退任を発表していた瀬戸山隆三球団社長(58)と石川晃球団運営本部長(50)が、20日付で「辞任」することと、その後任人事が唐突に発表された。

球場に隣接する球団事務所内で正午から、次期社長の中村家国氏(66)、次期運営本部長の林信平氏(50)が会見。同席した重光昭夫球団オーナー代行(56)から、衝撃的な発言が飛び出した。

「昨年勝ったメンバーがほとんどいないのは異常な状態。今年出て行った人は、呼び戻せるなら呼び戻したい」。

具体的な名前は「タンパリングになるので、ノーコメント」と明言を避けたが、思い人は1人しかいない。工藤隆人外野手(30)プラス金銭との交換トレードで今年6月、巨人に移籍したサブローだ。

重光オーナー代行は会見の冒頭、「チームの調子が悪くて心配していた。特にサブローが出て行った後、悪くなったんじゃないか」と言及。編成側からサブロー放出を打診された当初は「それはまずいんじゃないかと思った。生え抜きだし、選手会長だしおかしい」と難色を示した。それでも「編成からの強い希望だったし、私もそこまで野球を知ってるかといわれれば、そこまで見ていないし…」と渋々認めたという。だが「今になってみると、自分でも間違いだったと思っている」ときっぱり話した。

サブローは昨季終盤に4番打者として日本一に貢献したが、3年契約3年目の今季は序盤に故障で抹消され、完治後も1軍に呼ばれることなく巨人へ。だが登録名を「大村三郎」に改めた新天地でも先発は21試合にとどまり、年俸1億3000万円の“代打屋”扱い。2軍暮らしだが、FA(フリーエージェント)権を持っており、今オフに宣言すれば古巣に復帰できる道筋が見えた。

サブローがマリンに帰還すれば、ファンは大喜びだが、その陰で微妙な立場となるのが井口だ。

かつてダイエー(現ソフトバンク)で上司だった瀬戸山社長の招きで、石川本部長がロッテのフロントに入った2008年オフ。手土産としてメジャーから復帰させたのが、ダイエーでスカウトを担当した井口だった。

両首脳は人件費削減のため、井口をチームの中心に据えた上で、高年俸のベテランの放出を推し進めてきた。特に生え抜きのリーダー格として、チーム運営にも忌憚なく意見してきたサブローが去った時点で、将来的な「井口監督体制」は盤石かに見えたが…。後ろ盾を失った上に、オーナー代行が寵愛するサブローが戻れば、井口を取り巻く状況は一変する。

井口もサブロー同様にFA権を持ち、今季が3年契約の最終年。覚悟の残留か、それとも新天地を求めるか。先んじて球団を去る瀬戸山社長と石川本部長は、手腕を買われて「来年は関西の方の球団に行くのではないか」(球界関係者)との観測も。一蓮托生で同じ球団に移る選択肢もあるか。

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ロッテ、生え抜きサブロー放出を後悔…異例発言「今思うと間違いだった」[デイリー]

ロッテ・重光昭夫オーナー代行(56)が2日、今季6月に巨人にトレードされたサブロー(現・大村三郎)外野手(35)を、今オフにもロッテに復帰させたい考えを示唆した。新フロントの就任会見に同席した同代行は、今オフの補強について「今年出した選手でも、呼び戻せるなら呼び戻したい」と爆弾発言。個人名こそ避けたが、サブローを指していると見られる。

最下位に沈む今季を振り返った総帥は「去年のメンバーがあまり残っていない異常な状況。特に、サブロー選手が出て行った後くらいから悪くなっていった」と低迷の要因をサブロー放出と位置づけた。さらにトレード成立の経緯も「まずいんじゃないかと思ったが、編成からの強い要望があった。今思うと間違いだった」と激白した。

同代行が特定の編成方針に苦言を呈するのは極めて異例。だが、生え抜きで選手会長も務めたサブローの放出は球団内の一部で強い反発を買い、瀬戸山社長、石川運営本部長の電撃退団の一因になった。今回の重光代行の発言からは旧フロントとの浅からぬ溝があらためて浮き彫りとなった。

続投が決まっている西村監督についてはあらためて「そのつもりです」とし、コーチ人事は「色々推測で(退団)報道が出ているが、その中に有能な人もいる」と新フロント主導で組閣することを強調した。体制を刷新したロッテだが、またにわかにグラウンド外が騒がしくなってきた。

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