楽天の田中が今季5度目の完封で、リーグ単独トップの18勝目を挙げた。1四球と制球が良く、後半に入って得点圏に走者を背負ったが後続を断った。打線は15安打で8点。ロッテは成瀬が3回途中7失点で、自己ワーストの12敗目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東北楽天 | 3 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | x | 8 |
ロッテは、苦手田中の前に6安打に終わり、今季17度目の完封負けを喫した。終盤の8回にはこれまでチームをけん引してきた伊志嶺、岡田の1、2番コンビに代打を起用。何とか打開策を見いだそうとした西村徳文監督(51)だったが「(2人は)このところ状態が良くなかったし、控え選手にチャンスも与えないといけない。チームの人数は9人だけじゃない。次につながる戦いをしていかないと…」と表情は険しかった。
ロッテのエース・成瀬が今季最短の2回2/3を10安打7失点で自己ワーストの12敗目。
単調なリズムで早いカウントから直球を狙い打たれた左腕は「多くのファンが来てくれているのに申し訳ない」とうなだれた。打線も田中には今季52イニングでわずか2得点。試合後、青山総合コーチ、成本投手コーチらを監督室に呼んで、成瀬についての反省と対策を報告させた西村監督は「(成瀬は)もう1回登板がある。エースだからしっかり締めて欲しい」と奮起を促した。
21日付で就任するロッテの中村家国新球団社長と林信平新球団運営本部長が、前日に続いて楽天戦が行われたKスタ宮城を訪問。楽天球団幹部らに挨拶も行った。
10日には宮崎でフェニックス・リーグが開幕するが、林新運営本部長は「2軍のコーチングスタッフは今のままやってもらう」と明言。一方で来季の組閣に関しては「検討中。白紙です」とこれまで通りの姿勢を崩さなかった。
ロッテの林信平球団運営本部長は、10日開幕のフェニックス・リーグは高橋2軍監督率いる現体制で臨む方針を示した。2日に瀬戸山社長から中村新社長への球団トップの交代が発表されたことで、大幅な刷新が予定されていたコーチ人事は“白紙”となっていた。同本部長は「(フェニックス・リーグは)今のままです。来季のコーチングスタッフについては検討中」。
ロッテの成瀬が立ち上がりから打ち込まれた。今季は5回を持たずに降板したことがない左腕が、10安打7失点。3回途中で降板した。8月30日を最後に勝ち星がなく、自己ワーストの12敗目となった。
切れ、制球とも甘かった。試合後は首脳陣が急遽ミーティングを行い、乱調の原因を話し合った。試合後の成瀬は無言で、広報を通じて「試合をつくれず、申し訳ない」とコメント。西村監督は「もう1回、エースとしてしっかりしてもらいたい」と奮起を促した。
ロッテが投打に精彩を欠き、楽天に惨敗した。先発の成瀬善久投手(25)が今季最短の2回2/3で7失点KO。打線も田中を攻略できず、今季17度目の完封負けとなった。「序盤の3回までに7点では、ちょっと苦しい。成瀬は今までの中で1番悪かった」と西村徳文監督(51)。試合後はコーチ陣を集めての緊急ミーティングも行われた。青山道雄総合コーチ(51)は「成瀬の立ち上がりの不調はどういう原因があったのか?もう1回(登板が)あるし、反省も含めて話し合った」と説明した。
ロッテ先発の成瀬善久投手(25)が今季最短の2回2/3でKOされた。立ち上がりから甘く入ったボールを楽天打線に狙われた。最後まで復調の兆しのないまま3回途中7失点(自責点は5)で交代。打者20人に対し、10安打1四球という大乱調に「多くのファンがきているのに、試合をつくれずに申し訳ない」とコメントした。