楽天が3連勝。塩見が9安打を浴びながらも7回1失点と粘り、8勝目を挙げた。打線は2回に相手の失策や松井稼の2点適時打などで4点を先制。3、6回にも加点した。ロッテは細かなミスが相次ぎ、3連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東北楽天 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 6 |
ロッテは守備のミスを連発して3連敗。2回は捕手・田中の野選に遊撃・根元の送球ミスなどで、一挙4点を失った。
すでに今季の最下位が決まり、来季を見据えて若手を多く起用している西村監督は「今、出場している若手は来年の開幕に1軍にいられる保証はない。しっかりしたものを出して欲しい」と奮起を促した。8月までは3割前後の打率で新人王の有力候補だったが、現在は打率.270の伊志嶺は「1試合でも多く勝たなければいけない。30盗塁(現在28盗塁)は最低ラインだと思う」と、残り7試合に向けて気合を入れ直した。
ロッテ先発のヘイデン・ペン投手(26)が6回6失点(自責点4)で2敗目を喫した。2回、自らの三塁悪送球をきっかけに守備陣にミスが続出。この回だけで4点を失った。その後もリズムを取り戻せず「調子自体は悪くなかったが、チームにとっても自分にとってもタフな試合になってしまった」と振り返った。
前日に最下位が確定したロッテは守備陣がミスを連発し、3連敗となった。記録に残る失策は2回のペンの悪送球1つだけだが、送球や打球処理の細かいミスが重なり、終わってみれば6点を失った。西村徳文監督(51)は「エラーのつかないミスが多かった。そういう細かいところをしっかりやっていかないと、チームは浮上しない」と注文をつけた。
ロッテはミスが相次いだ。西村監督は「今は若い選手が出ているが、来年も出られる保証はない。今、しっかりとしたものを出さないと」と奮起を促した。
2回、ペンの三塁送球がそれたのを細谷が止められず(記録はペンの失策)、先制点を献上。根元は併殺を焦って二塁への送球がそれた。他にも記録に残らないミスが目についた。攻撃では、新人王を狙う伊志嶺がここ5試合で20打数3安打と失速。伊志嶺は「勝利に貢献できるプレーをしたい」と気持ちを入れ直した。