ロッテ・西村監督が24日に行われる12球団合同トライアウト(ほっと神戸)を視察する。林信平球団運営本部長は「やはり生で見た方がいいということ。うちは補強ポイントが多いので」と説明した。
当日は千葉・鴨川の秋季キャンプ中。12月5日には本拠地・QVCマリンで2度目のトライアウトも開催されるが、自ら神戸へ足を運んで直接新戦力候補をチェックする。来季の最下位脱出へ、指揮官自身の目で掘り出し物を見つける。
岡山県倉敷市の秋季キャンプを視察した楽天・三木谷浩史会長が、DeNA社の球界参入にあらためて反対の姿勢を示した。
同社がモバイルゲームを主な収益としていることに「プロ野球は少年野球に夢を与える大きな役割を持っている。現状を見るに難しいし、不適切。プロ野球の名前を使って、モバイルゲームをプロモーションしていいのか」と注文をつけた。
さらに、各球団のオーナーに対しても「今まで事なかれ主義でやってきてプロ野球は衰退した。このままではどんな業種でもよくなってしまって、プロ野球のブランドが下がる。ごたごたを避けるようでは後悔する」と約15分間にわたって持論を展開した。
横浜球団買収に合意した交流サイト運営大手ディー・エヌ・エー(DeNA)の春田真会長(42)が都内で取材に応じ、楽天・三木谷会長の買収反対姿勢に困惑の色を隠さなかった。
「業界も一緒だし…。我々は全球団に歓迎されて入りたい」と全会一致での参入承認を強く希望。その上で「不健全ということだけど、僕らは直接言われていない。メディアを通じてしか」と指摘。10日には各球団代表者とのヒアリングが行われており「どこをどうおっしゃっているのかが分からない。前回、井上さん(楽天オーナー代行)がおっしゃったことにはお答えできていると思う」と反論した。