FAで復帰したロッテ・サブローが、QVCマリンで「巨人イズム」によるチーム改革を明言した。
昨年6月にトレードで巨人移籍し「巨人の選手は妥協しない」と貴重な経験を得た。「複数のポジションができればチームのためになる」と本職の外野にこだわらず、一塁守備も視野に入れる。活性化のため、各ポジションで競い合ってチーム力の底上げを狙う。「最下位からもう一度日本一という気持ちでやっていく」。2度の日本一を知るベテランが力強く宣言した。
ロッテのサブロー外野手が6日、QVCマリンフィールドでキャッチボールやノックなど約2時間の自主トレーニングを公開し「去年の最下位から今年は日本一という気持ちでやっている」と意気込んだ。
ドラフト1位で1995年に入団して以来ロッテ一筋だったが、昨年6月にトレードで巨人に移籍。オフにフリーエージェント(FA)宣言して古巣に復帰した。「同じチームで慣れが出て自分に甘かった。巨人に行って初心に帰れた」と言う。
外野は2年目の伊志嶺やゴールデングラブ賞の岡田らとの競争になる。一塁の守備も練習しているそうで「複数のポジションができればチームのためになる。外野でも負けない」と自信を示した。
巨人からFA移籍でロッテに復帰したサブロー外野手(35)が「下克上アゲイン」を誓った。6日、QVCマリンでの自主トレを公開。田中、唐川らとノックを受けるなど、約2時間、汗を流した。今オフは筋肉神経の反応力を高めるトレーニングや、3Dを使った機器で動体視力を養うなど精力的に取り組んでいる。
「去年、最下位に終わったけど、僕自身、そんなチームじゃないと思っている。普通にやれば、いい位置にいける。日本一から最下位、最下位から日本一もいいんじゃないかな、という気持ちでやっている」と笑みを浮かべた。
昨年の楽天・岩隈に続き西武・中島もポスティング移籍が不調に終わったことについて、選手会の松原徹事務局長は「現状では選手の意思が反映しづらい面がある。昨年からポスティング・システムの見直しを要求していますが、今後も継続してやっていきたい」と話した。
選手会では最高入札額の球団だけでなく、入札額が2番目、3番目のチームとも交渉できる制度などを日本野球機構(NPB)に提案している。