1月28日1月28日ロッテ唐川侑己投手（22）が28日、初の開幕投手に名乗りを上げた。3月30日の楽天との開幕戦は2年連続開幕投手の成瀬が筆頭候補。だが西村監督は、昨季チーム最多の12勝をマークした唐川の抜擢について「それはもちろんある。昨季はケガがなければ15勝。今年は最低でも15勝して欲しい」と認めた。その発言を伝え聞いた唐川も「開幕投手をやりたい思いはある。まだ決まっていないなら、誰にでもチャンスはある」と堂々と言った。
キャンプ前から開幕投手が内定しているチームもある。西村監督は就任以降、開幕約10日前に本人に通達する形式を取ってきた。直前の故障など緊急変更に備え、先発陣の緊張感を保っておきたい。だが実際は「自分の中で決めていたのは早かった」と振り返った。今季は本命だった成瀬に対抗馬の唐川が加わり、即決できない。キャンプ、オープン戦を通して開幕投手レースが繰り広げられる。
唐川はこの日は地元の成田山新勝寺でチームの必勝祈願に出席。同寺の職員でもある父義明さんが見守る前で今季の活躍を誓った。「去年は2ケタ勝ったけど、そういう意味でも今年は大事な年になる」。開幕投手争奪戦は、エースへの通過点になる。
ロッテは28日、中村社長、西村監督ら首脳陣、大松選手会長らで成田山新勝寺で必勝祈願を行った。新年最初の縁日「初不動」と重なったこともあり、大勢の参拝客が集まる中で、本堂で2年ぶりの日本一奪回を誓った。日本代表に初選出された岡田幸文外野手（27）は「あらためて気が引き締まった。リーグ優勝を前提に日本一を取るという気持ちが強くなった」と思いを新たにした。
ロッテ・西村徳文監督（52）と選手らが28日、千葉・成田市の成田山新勝寺に参拝し、必勝を祈願した。
西村監督は、昨季チームトップの12勝を挙げた唐川を開幕投手候補にあげた。3年連続で開幕投手を狙うエース成瀬を引き合いに「意識して、刺激し合ってやってもらいたい。自身とチームにも大きな力になる」と大きな期待を寄せた。指揮官から最低15勝のノルマを課せられた唐川は「開幕投手もやりたいし、昨年は2ケタ勝ったので今年は大事になる」と気持ちを引き締めた。
ロッテ・西村徳文監督（52）と選手らが28日、千葉・成田市の成田山新勝寺に参拝し、必勝を祈願した。指揮官はドラフト1位・藤岡貴裕投手（22）＝東洋大＝について、早ければ2月11日にも実戦デビューさせることを示唆した。
必勝祈願で「力を頂いた」という西村監督が、藤岡の実戦デビューとなる紅白戦登板についてイメージを膨らませた。「当然投げてもらいます。若手には早めに投げてもらうことになるでしょう」。
早ければ第3クール初日の2月11日に、組み込まれる可能性のある紅白戦登板。指揮官は「開幕の先発枠に入る力がある」という黄金ルーキーを早めに仕上げさせたい考えだ。最下位からのV字回復に向けて、例年にないペースで第2クール（5日から）からシート打撃を導入。「藤岡の体調がよく、本人が登板意向であれば」とシート打撃での登板で、デビュー戦に備えさせる。
藤岡はこの日、都内で行われた東洋大の恩師、高橋監督の就任40周年パーティーに出席。紅白戦登板について「もしそうなったらアピールできるように頑張る。そこに向けて仕上げていく」と気合を入れた。大物左腕が南国の地でベールを脱ぐ。
ロッテの西村監督が、日本一奪回のキーマンに5年目・唐川を指名した。15勝以上をノルマとし、成瀬との開幕投手争いも厳命した。
この日、中村家国球団社長をはじめ、首脳陣、選手会役員と成田山新勝寺で恒例の必勝祈願。決意も新たにした指揮官は「最低でも15勝はやってもらわないとね。開幕投手の可能性もある」と唐川の奮起を促した。一昨年は3位から日本一を達成したが、昨年は故障者続出で最下位。巻き返しには、昨季初めて2桁12勝をマークした22歳のさらなる躍進が不可欠だ。
唐川も自覚している。地元・成田出身で父・義明さんが同寺に勤務する縁もあり、指揮官に同行した必勝祈願ではファンから1番の声援を受けた。「昨年は（右肩の張りなどで）戦線離脱もあったが2桁勝てた。まだ開幕投手が決まってないならばチャンスはある。狙っていきたい」。若き右腕が、絶対エース・成瀬に挑む。
ロッテ・西村監督は唐川と同学年の即戦力ルーキー・藤岡にも注文を出した。能力は認めた上で、「ドラフト1位でも特別待遇はない。先発の1枠を空けておくこともない」と先発ローテーション入りの白紙を強調。キャンプ中の実戦で査定していく方針も打ち出した。この日、東洋大・高橋昭雄監督の祝賀会に出席した藤岡は「アピールしていきたい」と指揮官の注文に呼応した。
ロッテの西村監督に今江、成瀬らが28日、千葉県成田市の成田山新勝寺に参拝し、必勝を祈願した。過去2年で日本一と最下位を経験した就任3年目の指揮官は「力を頂いた。日本一にならなくてはという気持ちが強くなった」と話した。沖縄・宮古島で自主トレをしていた選手会長の大松は「沖縄帰りなので寒いが、寒さで身が引き締まる思いだ」と語った。